キーワード 読書について51-「今の自分を変える65冊の実学図書館」秋庭道博 講談社 1998年 (4) /「教育学が分かる事典」田中智志 日本実業出版社 2003年 ③ 【再掲載 2013.12】 [読書記録 一般]
今回は、10月1日に続いて、
「キーワード 読書について」51回目、
秋庭道博さんの「今の自分を変える65冊の実学図書館」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「誰も教えてくれなかった人生に迷ったとき役に立つ本。本は脳の食べ物だか
らできるだけ、本当にこれからの自分に『栄養になる』本を選びたい。ブッ
クガイドは数々あるが、『新しい!』『柔らかい!』『普遍的!』『行動をお
こす!』という視点で選べばこうなる!
本当に役立つ本とは何か?それは、恥ずかしくてきけないことにはっきり答
えてくれる本である。誰も教えてくれない実学実用の本の読み方を、人生の
達人が教授。『人』よりも『コト』を深く読み、一気に脳に新しい情報を叩
きこむことを要求されている時代には旧来の読書法が通用しない。しかし、
では『生き方』そのものに迷ったらどうであろうか。人は可能性があるから
こそ迷うのである。ハタと膝をうつ、清新な視点。頭の中が見事に整理され
る快著!!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「伝統的価値観と整合した制度を競争的制度で代替できるのか
~ 滅私奉公から活私転職に」
・「人間の地は結婚の後歳月と共に出てくる。互いの地をどう受け止めるか。
生活感覚や価値観が同じであること」
・「幸福は主観的なものだが,快楽は客観的なものだ」
・「ヤマアラシ・ジレンマ - 他人との距離感」
もう一つ、再掲載になりますが、田中智志さんの
「教育学が分かる事典」③を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆キーワード 読書について51-「今の自分を変える65冊の実学図書館」秋庭道博 講談社 1998年 (4)
◇家族を襲うグローバル化の波 - 制度は社会の価値観を表す
『終身雇用制と日本文化』荒井一博・中公新書
テーマ
「伝統的価値観と整合した制度を競争的制度で代替できるのか」
∥
アメリカ的なグローバル・スタンダード
規制緩和・リストラ・国際競争力
会社や家のためではない仕事と結婚
滅私奉公から活私転職に
◇行間はいかにして読めるようになるのか
- 夫婦は他人であるという実感
『こころの旅』神谷美恵子・みすず書房
人間の地は結婚の後,歳月と共に出てくる
互いの地をどう受け止めるか
生活感覚や価値観が同じであること
◇男は幸福・女は快楽 - 視点を変えれば
『快楽主義の哲学』澁澤龍彦・文春文庫
幸福は主観的なものだが,快楽は客観的なものだ
帰ってくる夫、出て行く妻
◇過去の自分と意味論的に再会する - はっとする瞬間
『昭和の女性一日一史』月守晋・岩波同時代ライブラリー
男と女の当事者能力
◇男三界に家なし - すれ違いの歯止めがない
『家庭のない家族の時代』小此木啓吾・ちくま文庫
目に見える関係がすべて
ヤマアラシ・ジレンマ ~ 他人との距離感
◇あちら立てればこちら立たず - 霊長類がやっと獲得した家族
『サルの目ヒトの目』河合雅雄・平凡社ライブラリー
女性の育児放棄と自己実現
個体維持と種族維持
◇「居がい」と「いきがい」 - 精神が受ける肉体の影響
『生きるとは何か』島崎敏樹・岩波新書
一緒にいたい
更年期女性・狂おしい状態
☆「教育学が分かる事典」田中智志 日本実業出版社 2003年 ③ 【再掲載 2013.12】
<学校という世界>Ⅲ
◇学校建築
□怪談が語られる空間
旧来の学校はアニメティ(快適性)を欠いている
お茶・ジュースを飲める場所がない
→ まずい水道水
洋式トイレがない
→ あまりない和式便所
自分のペースで食事する場所がない
→ ほこりっぽい教室
↓
◎学校建築は「建築」の名に値しない
人にポジティブに作用する空間芸術になっていない
□近代学校建築の誕生
アメリカ
バーナードによる「学校建築」1851が近代学校建築の出発点
1880年代西欧
多くの学校は「兵営型学校」
教育内容 - 方法の画一化とともに学校建築も画一化
学校建築のこれから
◎ オープンスクールの方向へと
◇全制施設
□監禁し調教する場所
フーコー
- 監禁と調教はワンセット
全制施設としての学校
ゴフマン
「全制施設」修道院・精神病院・刑務所
全制施設
… 収容者は次第に管理者のいいなりになっていく
|
◎ 学校も全制施設ではないのか?
子どもの従順化(無力化)であり、向学校的な自発化(主体化)
従順化と自発化
田中毎実 1993 「教育のホスポタリズム」
◇体育と軍隊
□軍事教練の名残
学校は規律化の装置
~ 象徴が「体操」 → 体育
身の安全性
◇制服のフェティシズム
□制服のフェティシズム
セーラー服の由来
1900年代
イギリス女子中等学校の体操着
1920年代
日本の高等女子校の体操着
1920~1930年代
高等女子学校の通学服になった
1950~1970年代
ブレザー化
1985年~
デザイナーズ・ブランド モデルチェンジにより復刻
制服の象徴的機能
- 共同体の持つ同質性
「キーワード 読書について」51回目、
秋庭道博さんの「今の自分を変える65冊の実学図書館」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「誰も教えてくれなかった人生に迷ったとき役に立つ本。本は脳の食べ物だか
らできるだけ、本当にこれからの自分に『栄養になる』本を選びたい。ブッ
クガイドは数々あるが、『新しい!』『柔らかい!』『普遍的!』『行動をお
こす!』という視点で選べばこうなる!
本当に役立つ本とは何か?それは、恥ずかしくてきけないことにはっきり答
えてくれる本である。誰も教えてくれない実学実用の本の読み方を、人生の
達人が教授。『人』よりも『コト』を深く読み、一気に脳に新しい情報を叩
きこむことを要求されている時代には旧来の読書法が通用しない。しかし、
では『生き方』そのものに迷ったらどうであろうか。人は可能性があるから
こそ迷うのである。ハタと膝をうつ、清新な視点。頭の中が見事に整理され
る快著!!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「伝統的価値観と整合した制度を競争的制度で代替できるのか
~ 滅私奉公から活私転職に」
・「人間の地は結婚の後歳月と共に出てくる。互いの地をどう受け止めるか。
生活感覚や価値観が同じであること」
・「幸福は主観的なものだが,快楽は客観的なものだ」
・「ヤマアラシ・ジレンマ - 他人との距離感」
もう一つ、再掲載になりますが、田中智志さんの
「教育学が分かる事典」③を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆キーワード 読書について51-「今の自分を変える65冊の実学図書館」秋庭道博 講談社 1998年 (4)
◇家族を襲うグローバル化の波 - 制度は社会の価値観を表す
『終身雇用制と日本文化』荒井一博・中公新書
テーマ
「伝統的価値観と整合した制度を競争的制度で代替できるのか」
∥
アメリカ的なグローバル・スタンダード
規制緩和・リストラ・国際競争力
会社や家のためではない仕事と結婚
滅私奉公から活私転職に
◇行間はいかにして読めるようになるのか
- 夫婦は他人であるという実感
『こころの旅』神谷美恵子・みすず書房
人間の地は結婚の後,歳月と共に出てくる
互いの地をどう受け止めるか
生活感覚や価値観が同じであること
◇男は幸福・女は快楽 - 視点を変えれば
『快楽主義の哲学』澁澤龍彦・文春文庫
幸福は主観的なものだが,快楽は客観的なものだ
帰ってくる夫、出て行く妻
◇過去の自分と意味論的に再会する - はっとする瞬間
『昭和の女性一日一史』月守晋・岩波同時代ライブラリー
男と女の当事者能力
◇男三界に家なし - すれ違いの歯止めがない
『家庭のない家族の時代』小此木啓吾・ちくま文庫
目に見える関係がすべて
ヤマアラシ・ジレンマ ~ 他人との距離感
◇あちら立てればこちら立たず - 霊長類がやっと獲得した家族
『サルの目ヒトの目』河合雅雄・平凡社ライブラリー
女性の育児放棄と自己実現
個体維持と種族維持
◇「居がい」と「いきがい」 - 精神が受ける肉体の影響
『生きるとは何か』島崎敏樹・岩波新書
一緒にいたい
更年期女性・狂おしい状態
☆「教育学が分かる事典」田中智志 日本実業出版社 2003年 ③ 【再掲載 2013.12】
<学校という世界>Ⅲ
◇学校建築
□怪談が語られる空間
旧来の学校はアニメティ(快適性)を欠いている
お茶・ジュースを飲める場所がない
→ まずい水道水
洋式トイレがない
→ あまりない和式便所
自分のペースで食事する場所がない
→ ほこりっぽい教室
↓
◎学校建築は「建築」の名に値しない
人にポジティブに作用する空間芸術になっていない
□近代学校建築の誕生
アメリカ
バーナードによる「学校建築」1851が近代学校建築の出発点
1880年代西欧
多くの学校は「兵営型学校」
教育内容 - 方法の画一化とともに学校建築も画一化
学校建築のこれから
◎ オープンスクールの方向へと
◇全制施設
□監禁し調教する場所
フーコー
- 監禁と調教はワンセット
全制施設としての学校
ゴフマン
「全制施設」修道院・精神病院・刑務所
全制施設
… 収容者は次第に管理者のいいなりになっていく
|
◎ 学校も全制施設ではないのか?
子どもの従順化(無力化)であり、向学校的な自発化(主体化)
従順化と自発化
田中毎実 1993 「教育のホスポタリズム」
◇体育と軍隊
□軍事教練の名残
学校は規律化の装置
~ 象徴が「体操」 → 体育
身の安全性
◇制服のフェティシズム
□制服のフェティシズム
セーラー服の由来
1900年代
イギリス女子中等学校の体操着
1920年代
日本の高等女子校の体操着
1920~1930年代
高等女子学校の通学服になった
1950~1970年代
ブレザー化
1985年~
デザイナーズ・ブランド モデルチェンジにより復刻
制服の象徴的機能
- 共同体の持つ同質性