SSブログ

「定年後に夫婦仲良く暮らすコツ」清水義範 ベストセラーズ 2018年 ①(前半) /「思春期という節目」八ツ塚実 朱鷺書房 1989年 ⑦(最終)【再掲載 2013.12】 [読書記録 一般]

今回は、清水義範さんの
「定年後に夫婦仲良く暮らすコツ」1回目(前半)の紹介です。


出版社の紹介には

「私の周りの友人たちの中に、『定年した夫が一日中家にいて、顔を突き合わ
せていなければならないのが、嫌で嫌でたまらない』ということを言う妻が
 多いのである。ある女性などは、夫が家にいるとなると娘の家に入りびたり、
 孫の相手をして時を過ごすのだという。夫とのふたりだけというのは、かな
 りのストレスだということだ。老夫婦から子供と仕事を取りあげて、ふたり
 だけで暮らさせてみると、時としてぎこちなくなり、場合によってはストレ
 スでまいってしまうこともあるのだ。ふたりだけの老後をどう暮らせばうま
 くいくかは、本気で考えるべき大きな問題なのである。妻とふたり暮らし歴
 37年のベテラン、清水義範流・笑えて役に立つ50のヒント。」

とあります。


定年後3年目の現在、
2人の子どもたちから夫婦仲がよいと言われます。
また、「お母さん、よく我慢しているね」とも。
妻には大変感謝しているのですが、時々失言してしまいます。
話しすぎるからかもしれませんが、少しずつ意識はしています。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「仕事をしなくなってみると男は急に自分に自信がなくな」

「仕事からリタイアしただけで、もえおれが一家の中心にいるわけではない
のか、と焦り、暴走してしまうことがある」


・「夫婦げんかで重要なのは仲直り」


・「よく話し合ってひと組の強いカップルになるのが得策」


・「決別にならなかったのはぺらぺらとよく話をしたからだろう」





もう一つ、再掲載になりますが、八ツ塚実さんの
「思春期という節目」⑦を載せます。
- 見くびらず、それでいて買いかぶらない学級担任のあり方
- 大人社会の人権意識に掛かっている
高い人権意識をもっていたのかと尋ねられると、
自信をもってはいといえない自分です。
経験を重ねるにつれ少しずつ高まってきたのではないかという思いです。
わたしは八ツ塚実さんの本から常に励まされ続けてきました。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「定年後に夫婦仲良く暮らすコツ」清水義範 ベストセラーズ 2018年 ①(前半)

1.jpg

◇はじめに
 おふたりさまの時代
~ ふたりだけ夫婦の時期
 
 
 「主人在宅ストレス症候群」 医博黒川順夫氏
    会話が少ない夫婦が多い  
    ちょっとしたピンチ
 

「夫源病」石蔵文信氏(医学者) 


 定年鬱でおかしくなる夫たち
仕事をしなくなってみると男は急に自分に自信がなくなる
・定年鬱 ・老人性鬱 ・怒りっぽくなる 
     ・大声で人に命令する
   ◎ 仕事からリタイアしただけで、もえおれが一家の中心にいるわけで
    はないのか、と焦り、暴走してしまうことがある 
   (筆者清水氏の父 - 3年位して元通りの民主的な人間に戻った)
       |
   ○ 仕事からリタイアした男というのは人生のピンチに立っているのでは?
    = 自負の持ち方に苦悩   



◇夫婦の歴史が老後を決める
 もちろん夫婦げんかもした
半日位の喧嘩をたまにした(筆者)  
     30分も歩いていれば収まるような喧嘩
     お互いに無関心で会話がゼロなんていうのよりはまし
   ◎ 夫婦げんかで重要なのは仲直り  


初めは妻が養う逆さま夫婦だった
10年間のサラリーマン生活 
     同僚だった 33と32(妻)で結婚
     わたしが会社を辞めた
ヒモのような生活  
     青少年向けSF文庫の仕事(年に2冊ぐらい)
3年間 
     古い親友に相談するとゴーストライターのアルバイト仕事を回して
    くれた
 

 逆さまでも食事は一緒にとった
   夕食運んで 
     夫の個食も問題だよね
   ◎ 夫婦って食べるものが同じなので体調まで似てくる


 何でも話し合う夫婦だった  
◎ よく話し合ってひと組の強いカップルになるのが得策


 貧しいけれども旅行をした


 仕事を辞めて妻がおかしくなった
   4年ぐらいして仕事が順調になった 
     妻も「やり尽くした」と  
     辞めてマネージャー業に
   妻の不満の時代から5年くらい続いた
  ◎ 決別にならなかったのはぺらぺらとよく話をしたからだろう


 パートナーになってくれという提案
   「だから応援団をやってくれないか」
     - 「分かったわ。わたしは応援団をやる」
   ◎ 妻がマネージャーであることを公言し打ち上げ会にも同席した。
      → 妻の心も安定
     そのころ吉川英治文学新人賞
 

 旅行もできない忙しさの中、よく会話することで乗り越えた
   一日のノルマが原稿用紙30枚分が毎日
   旅行のキャンセルが10回ぐらい
   <一日一作短編 + 長編書き下ろし>が10年以上
      何日も家にこもって働いている間に桜に花が咲き散って葉になっ
     ていた
      → 反省  [息抜きは料理の手伝い + 寝酒とおしゃべり]  

    
 仕事場をもって、そこに通って働くことに
   徒歩10分位の所にマンション一室を借りて仕事場にした 
朝10時に妻と二人で出社  
     遅くとも夜10時には帰ってくる
     妻の机  
5年間ぐらい 
      - 義母が亡くなりその借地に新築 → 広めの書斎 妻机も
 

 マイペースで働き大いに手助けしてもらっている今
   一週間に短編1回ぐらいのペース
   妻が旅行記 青色申告も
   妻との二人三脚作家でいる
    = 二人で一人の作家   






☆「思春期という節目」八ツ塚実 朱鷺書房 1989年 ⑦(最終)【再掲載 2013.12】

1.JPG


◇自信を育てる(2)
□勇気づける営み
 コウジタイプの子には
 ・ 君にはずば抜けた力があるんだと気付かせてやり自信を持たせるこ
    と
   ・ 年齢に応じた生き方があることをじっくりと教えてやり気付かせて
    やること
   ・ 絶対に恥をかかせたり劣等感の虜にしたりしないこと

◎ もともと教育と名付けた営みはコウジのような子の中にある宝物を掘
   り出して光を当ててやることではないか

◎ 見くびらず、それでいて買いかぶらない学級担任のあり方

 
□人間の才能に対する差別
スライド卒業式 
   「荒れさせてたまるか」という想い
        と 
「荒れるわけがない」という誇り


□握手の記憶
卒業式後一週間以内に手紙をくれるように頼む
◎ 自分の学校の生徒であれば誰彼となく声を掛け手を握る
とりわけ一年生が入学してくるとその学年の担任であろうと全員の手
   を握り一声掛ける。にっこり笑って。三日以内に。

  ◎ 一年生は初めての学校で不安がいっぱい。教員に対する求心力も大き
   い。こんなチャンスを逃がす手はない。
   |
  ◎ 教員にはいつもこうした良薬がある。どんな苦しい年月でも一発で忘
   れさせてしまうような良薬が。


□心が荒れる家庭背景


◇あとがき
 伊藤友宣先生 神戸の研究会
子育ての中の人権を踏まえて
「学級記録」-「学級通信」 
     通信よりも一層教材性を重んじている
◎副題 なぜ学ぶ科教科書、どう生きるか教科書
生きることをテーマとした教材「中学生のための人間学」
生きることは砥石で人権を磨くこと
訓育   
    制度を作り号令を掛け叱責し取り締まる

その前に必要なのが人権教育
人間関係
 ~ 「人権を尊重し合う人間関係」

  ◎ 大人社会の人権意識に掛かっている
nice!(126)  コメント(2) 
共通テーマ:学校