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キーワード 読書について52-「今の自分を変える65冊の実学図書館」秋庭道博 講談社 1998年 (5) /「子ども集団を動かす魔法のワザ」杉渕鐵良 学陽書房 2010年 ⑦(最終) 【再掲載 2013.9】 [読書記録 一般]

今回は、10月11日に続いて、
「キーワード 読書について」52回目、
秋庭道博さんの「今の自分を変える65冊の実学図書館」5回目の紹介です。



出版社の案内には、

「誰も教えてくれなかった人生に迷ったとき役に立つ本。本は脳の食べ物だか
 らできるだけ、本当にこれからの自分に『栄養になる』本を選びたい。ブッ
 クガイドは数々あるが、『新しい!』『柔らかい!』『普遍的!』『行動をお
 こす!』という視点で選べばこうなる!
 本当に役立つ本とは何か?それは、恥ずかしくてきけないことにはっきり答
 えてくれる本である。誰も教えてくれない実学実用の本の読み方を、人生の
 達人が教授。『人』よりも『コト』を深く読み、一気に脳に新しい情報を叩
 きこむことを要求されている時代には旧来の読書法が通用しない。しかし、
 では『生き方』そのものに迷ったらどうであろうか。人は可能性があるから
 こそ迷うのである。ハタと膝をうつ、清新な視点。頭の中が見事に整理され
 る快著!!」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「結婚するのに必要なに二つの条件、1つ目はある人と結婚したいという
衝動、2つ目は結婚した後、景品としてついてきたものに耐える力」


・「年寄りは他人がいるときは弱々しく振る舞うものであり、わざとらしさ、
ウソで固められたようなウソが目立つ。表裏のある存在」


・「女性は『私的な会話が特殊』という感覚が喪失しがちである。また、相手
のせいにしたがる。妻は夫に感想や意見を聞こうとしているのではなく,
事後承諾を強制しようとしているに過ぎない」


・「日本人は無宗教ではない」




もう一つ、再掲載になりますが、杉渕鐵良さんの
「子ども集団を動かす魔法のワザ」⑦を載せます。
現役で担任をしていると見る機会もなくなかなか知ることができない
他の学級担任の1日の過ごし方、指導を知ることができます。






☆キーワード 読書について52-「今の自分を変える65冊の実学図書館」秋庭道博 講談社 1998年 (5)

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◇別れない夫婦の恐怖
   - 衝動と忍耐

  『夫婦 この不思議な関係』曾野綾子・PHP文庫
結婚に二つの条件
① ある人と結婚したいという衝動
② 結婚した後、景品としてついてきたものに耐えられるか
        別れない理由 損得勘定と懲罰

 
◇親が子どもの離婚の原因になる時代
  - 家を継がない時代は親が「他人」

  『ウソの心理学』相場均・講談社現代新書
年寄りのウソ
ローセンツワイク(米)「欲求不満になると攻撃的になりやすい」

年寄りは他人がいるときは弱々しく振る舞うもの
= わざとらしさ
ウソで固められたようなウソ 
          表裏のある存在

 
◇失敗に気が付いた子どもの子育て
  - 社会の危機の原因追及

  『父性の復権』林道義・中公新書
女性 
      ~ 「私的な会話が特殊」という感覚の喪失
・ 相手のせいにしたがる
・ 妻は夫に感想や意見を聞こうとしているのではなく,
           事後承諾を強制しようとしているに過ぎない

     ◎ 父権,父性の失墜

 
◇人生の道程・愛する者の死
  - どちらかが先になくなる

  『道程輝きて』土田倫里江・あすなろ社

  『天井から降る哀しい者』耕治人・講談社
病も道程
       人々は様々な死を越えて生きていく
それが人生の道程

 
◇核家族に墓はいらない
  - 「創唱宗教」と「自然宗教」

  『日本人はなぜ無宗教なのか』阿満利麿・ちくま新書
◎ 日本人は無宗教ではない
タマシイと墓 
       - 核家族に墓はいらない
       ~ 一代限り

 



☆「子ども集団を動かす魔法のワザ」杉渕鐵良 学陽書房 2010年 ⑦(最終) 【再掲載 2013.9】

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◇コラム④ 仲間をつくる セミナーに行く
仲間をつくる  
    サークル
研修会に参加する  
    ◎「時間とお金を掛けて学ぶ」
  刺激を受けることが大切 


◇杉渕学級の1日
  7:20~ 7:30 出勤
  7:30~   教材研究  
        今日の授業の組み立て 漢字プリントの印刷など
  7:55~   校門に出て子どもたちにあいさつ  
        全力で「おはようございます」
  8:25~ 校門を閉めて教室へ
  8:30~8:45 全員であいさつリレー(1分間かからない)
  朝の学習 「班学始めます」 「はい」
「あいさつをします」「はい」
「おはようございます」「おはようございます」
「返事をします」「○○くん」「はい」
「○○さん」「はい」 班のメンバー同士で
朝学習
         ~ 班ごとに内容を自分たちで決めて行う
・圧倒声音読 
・漢字リピート
・漢字のプリント百問テスト(教室の後ろに常備)
・10マス計算(教室の後ろに常備)
・表現読み
・歌の練習
・リコーダー練習
・教科書音読(速く いろいろな教科も)
・クイズ(1945年!○○!のような年号当てクイズ)
・百人一首をやる班も
・表、グラフなどから考えたことを発表し合う
前日にやることを決める
  8:45~8:50 全員で歌  漢字リピート
    <授業時間>
    ◯授業の最初の15分間、必ず復習させる
8:50~9:35 1時間目 算数の場合の授業例
「算数を始めます」「お願いします」
教科書を読む 一斉に音読 何度も読む
「問題を読みます」「はい」 問題を音読
「キーワードに注意して読みます」「はい」音読
「指さしながら読みます」「はい」 音読
「問題を解きます」「はい」
「一問を5分で解きます」「はい」
「この問題で分かることをいいます」 一人ずつ発言
「ノートは130円です」
        「ひろしさんがノートを買う話です」
「全部でいくらの買い物です」
「じゃあ式を書きます。班ごとでやりましょう」
「答えが出たら、先生の所に持って行きます」

「よろしくお願いします」「見てください」
字が汚いとやり直し  先生が○付け
九九二桁 
十マス計算
中学入試問題
解き方の説明をさせる
  9:40~10:25 2時間目 国語の授業例
今までやった復習
パッと開いて読む 漢字を書くなど(5、6分間)
教科書の音読から入って、発言させ、まとめを書かせる
漢字の練習等の活動も入れる(答え合わせ入れ7、8分間)
 10:25~10:45 中休み
10:45~11:30 3時間目 社会の授業例
教科書の音読(復習) 7、8分間
クイズ(復習) 「教科書をト閉じて」「クイズをやります」
新しいこと
教科書も音読
先生が解説
全体、班での話し合い
まとめを書く
 11:35~12:20 4時間目 理科の授業例
  教科書を読む(復習)
クイズ(復習)
新しいこと
実験、説明、写真
実験
まとめ
 給食  配ぜん5分間 
         平等に分ける
食事時間 
       20分間(班で食べる)

 掃除の時間
点呼で役割説明
 帰りの会  2~3分間で
15:15 終了
 15:30~16:00 職員会議
 16:00~   教室に戻り掃除 10~15分間 机ふき 
 16:15 翌日の準備  今日のまとめ
 16:45~17:00 夕会

 ※ 特に1日に組み込んで毎日行っているメニュー 
   ・声を出してあいさつしたり返事をしたりする
・音読で表現読み
  ・意見を言わせる
  ・何かを見て気づいたことを書かせる
  ・一文を読んで気づいたことを指名なし発言で発表
  ・丁寧に書く
  ・視写(教科書を写させる)
  ・聴写(教科書)
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