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「たとえ世界は終わっても その先の日本を生きる君たちへ」橋本治 集英社新書 2017年 ① [読書記録 一般]

今回は、橋本治さんの
「たとえ世界は終わってもその先の日本を生きる君たちへ」1回目を紹介します。




出版社の案内には、


「『イギリスのEU離脱決定』と『ドナルド・トランプのアメリカ大統領選当選』を見て、
 成長と拡大を求め続ける資本主義経済の終焉を確信したという橋本治。資本主義の終わ
 りとは何か?その後を我々はどう生きるべきなのか?『昭和の終わりと同時に日本経済は
 飽和した』『貿易なんて西洋人の陰謀に過ぎない』『国民はクビにできないので、企業
 経営感覚の政治家は容易に差別主義者になる』など、政治や経済といった枠を超えて次
 世代に語りかけるメッセージ。」


とあります。







今回紹介文より強く印象に残った言葉は…

・「未来を考えなくなったら、その人はもう若くない。」


・「軍事力が大国を成り立たせていた(昔)」


・「大きなものが利益より負担をもたらすかもしれない」
- 平成の大合併は…


・「貿易の自由とは貿易面での戦争の自由」









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☆「たとえ世界は終わっても その先の日本を生きる君たちへ」橋本治 集英社新書 2017年 ①

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◇まえがき

「喋った本」


「未来」を考えなくなったら、その人はもう若くない。


「'89」河出文庫  


「二十一世紀」ちくま文庫 
 インタビュア  
   フリーライター・カワキタ君51歳 
   集英社編集部・ホヅミ君32歳






◇序章 イギリスのEU離脱を見ながら考えた

□大きなものの終焉

 イギリスのEU離脱 - 大きいものはダメ


 ブラックマンデーから4、5年にソ連崩壊、EU成立、バブルの崩壊
 


□紀元前から続く拡大志向

 軍事力が大国を成り立たせていた(昔)
 


□ソ連崩壊の仕方

 ソ連のアフガン侵攻 
  → タリバン
   

 アメリカの支援  
  → アルカイダ、オサマ・ビン・ラディン


 責任はブレジネフ
  - ソ連崩壊が後押ししてEU成立
 


□貧乏人の互助会になったEU

 大きなものが利益より負担をもたらすかもしれない








◇バブルになるとどうなるか

□「あの時代の気持ち悪さ」地上げ
 


□消費税導入と同時に消えた「贅沢品」というカテゴリー 

 1985年 プラザ合意 
      → 日本の円高


 消費税導入 ←→ 物品税の廃止
 


□貿易の自由とは貿易面での「戦争の自由」

 輸出できるものを持っているか?
 
    ↑↓

大事 ペイする第一次産業

 貿易の自由 = 貿易面での戦争の自由



□「押し売り」にお茶を出して迎えた日本
 


□ヨーロッパは大きくなりたかった


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