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「ノンフィクションは死なない」 佐野眞一 イースト新書 2014年 / 森信三さんはこんなことを① 「人生二度なし」森信三 いなほ出版 1993年 ① 【再掲載 2013.4】 [読書記録 一般]

今回は、佐野眞一さんの
「ノンフィクションは死なない」を紹介します。


出版社の案内には、


「2012年10月19日、『週刊朝日』の連載が初回で打ち切りという異常な事態となった。
 絶大なる人気を誇り、権勢を振るっていた大阪市長・橋下徹の人物像を通して、当時の
 未曽有の政治的停滞状況と、言論の置かれた危機的状況を伝えたいという思いからスタ
 ートした連載だったが、その裏側では何が起こっていたのか。また、なぜ同じタイミン
 グで当時の東京都知事・猪瀬直樹は、『盗用問題』を暴露したのか。このジャーナリズ
 ムの現状にどう立ち向かうべきか。渦中のノンフィクション作家が重い口を開き、すべ
 ての疑問に答える。」


とあります。


『遠い山びこ』を読んで以来ファンとなったノンフィクション作家の佐野さん。
橋下さんとのトラブル以降、なかなか新作を読む機会がないのが残念です。



今回、要約を読み直し、孫正義さんの大きさを改めて感じます。
全部読んだつもりでいたのですが、途中までと今回判明。
続きを読むつもりです。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「ノンフィクションのもつ力強さ」


・「ルーツを探るのはノンフィクションの鉄則
人物を歴史の中に正確にポジショニングするため(差別とは違う)」


・「連載中止が残した大きな爪痕
= 長いものには巻かれろ式の大政翼賛的な風潮のはびこり」


・「宮本常一との出会いは中2の時の『忘れられた日本人』1960 未来社 岩波文庫」



もう一つ、再掲載となりますが、
「森信三さんはこんなことを」①を載せます。

-「真理は現実のただ中にある」

忘れない言葉です。


昨日は秋分の日、お彼岸の中日、妻とお墓参りに行きました。
天気がよくて何よりでした。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「ノンフィクションは死なない」 佐野眞一 イースト新書 2014年

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◇はじめに
 
「…バッシングは的外れな指摘も含めて時の政局の動きと密接に絡んでいる」



 ◎ 批判にもまれたのは安倍晋三に代わった直後 右傾化
  
          ↑↓

        ◎ ノンフィクションのもつ力強さ   




◇「週刊朝日」問題の真相
 
 たった1回での連載中止

   2012.10.19 初回で連載中止


 「橋下徹」を取り上げた理由
橋下批判のタブー → いいのか?

橋下徹
    = いつもマスコミ受けばかり狙って歴史や周囲に対するリスペクトの念がほと
     んど感じられない



   ◎ 橋下を無批判に持ち上げる大政翼賛的メディアに絶対に加担しない 


ルーツを探るのはノンフィクションの鉄則
人物を歴史の中に正確にポジショニングするため(差別とは違う)


聞いていなかった朝日新聞出版の「お詫び」公表
なぜか突然1年半後2014年3月に提訴



「情報ライブ ミヤネ屋」YTV
2012.10.18 おわび - 本人のけ者で


 不可解な連載中止決定


 孫正義と橋下徹の差異
ハシシタ(もともとハシシタとハシモト)      アンポン(安本)
唯我独尊 強者の論理       うさんくささ+ぬくもり+人間くささ

イソ弁上司
「あんな人物、やったって意味ないよ」


なぜ地名が掲載されたのか


連載中止が残した大きな爪痕
◎ 長いものには巻かれろ式の大政翼賛的な風潮のはびこり




◇ノンフィクションの流儀

 危機的状況を乗り越えるには

個人情報保護法 + 特定秘密保護法


 私のノンフィクションの原点
1947(S22)年 葛飾区生 団塊の世代 ビートたけしと同じ


宮本常一との出会い
中2の時 「忘れられた日本人」1960 未来社 岩波文庫
宮本常一 民俗学者・フィールドワーカー・ノンフィクションライター
2~3代前のライフ・ヒストリー
開高健「ずばり東京」「人とこの世界」


シナリオ研究会で学んだノンフィクションの手法
1965(S40)早大文学部入学


高度経済成長
網野善彦 「佐野君、君は本当にいいテーマを持っているね」
高度経済成長をテーマ


 人生を変えた一冊のベストセラー
   新宿の小さな出版社 
タウン誌「新宿れぽーと」アウトローが出入り


「番屋会」に集う面々
   フリーライター 1970年代

    ↓ 立花隆 柳田邦男 沢木耕太郎 本多靖春  

業界新聞


P90まで 途中








☆森信三さんはこんなことを① 「人生二度なし」森信三 いなほ出版 1993年 ① 【再掲載 2013.4】

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◇人は何のために生きるか

第二の誕生 「自分はこの地から改めて第一歩を…」


社会的開眼 
   政治的開眼を!  
   
   政治的関心を含めた人生論



◇素質と天分の問題 

◎人は何のために生きるか

「各自の素質、天分を発揮し、それを実現することを通して余のため人のために尽くすこ
 と」

  
 義務教育
  … 心の底に潜んでいる豊かな素質・天分の芽生えるような指導こそ望ましい



◇「社会のために尽くす」ということ

◎人生の意義

「人は各自、自分の持って生まれた素質天分を、なるべく十分に発揮し実現することを通
 して、多少なりとも世の中のために尽くす外ないであろう」

~「個人」と「社会」(個と全)
 

◎職業を通して尽くす




◇人生と職業

職業の重視 天の命ずる道



◇批判と建設的態度

「批判のための批判」でよいか

 → 抑圧のリアクションが

 → 「建設のための批判」
 
 
 ◎外来文化の模写的理解は×



◇結果こそ現実である

冷厳な見通しを持つ 
   結果に対する洞察力

真理は現実のただ中にある



◇知識・知恵・英知

先の見通しが利くか = 知識と知恵との違い


生きた判断力の大切さ


材料としての知識が豊富であればそれだけその人の知恵の働く範囲も広くなる

基準 モノサシとなる知識 = 「社会科学的真理」理論


 英知による主体性

常に自ら判断し批判しつつ読む

「英知」社会科学的理論を自分の体の中に溶かし込んで働く知恵



◇知恵の様々

知恵の働き 「見通し」が利くかどうか


潮時を知る 例えば結婚


手の打ち方、加減を知る、物事の調和(つり合い)



◇考えること行うこと

 思考と実践


実践のいろいろ 考えることは易く行うことは難し


実行の秘訣 「直ちに実行」まず着手する



◇青春を楽しむと言うこと

人生の開花期 → 結実期への見通し


人生を大観する


実のなる果樹 楽しむのはいいが見通しを!
秋になって実のなるような果樹には、春美しい花の咲く樹はない

 ※ 春の一時期の華やかさで終わる花よりも、やはり秋の結実の確かな方を選ぶべき



◇読書について

心の養分 読書こそ心の食物


誤った読書の仕方 
  「本の虫」であればよいのではない ×ひけらかす


 自分を育てる読書

本の選択と読書の秘訣 = ただ一冊その場からすぐ読み出す


 円心的な読書
   ×スポーツ新聞、週刊誌

○自分の職業を中心とした専門雑誌、単行本



◇趣味の問題

人前の潤い


健全な趣味の条件 = 程度を越えすぎてはいけない
健全 ①賭博性を持たない ②日常生活を乱さない ③その人々の階層

程度 ①経済的バランス ②勤めに影響を影響を出さない


 人生の第一義  
   一は職業
 
趣味で多少の金を周囲に散ずる

   ※ 自分の小遣い銭の一部をさいて常に周りの人々を潤す

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