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林間学校野外活動-『野外活動プログラム集』齋藤哲瑯・船橋明男 黎明書房 1991 『野外活動の計画と展開』全国少年自然の家連絡協議会 第一法規1980  『野外活動』日本野外教育研究会 杏林書院 2001 などから ⑤(最終) /「日本の風俗起源を知る楽しみ」樋口清之 大和書房 ② 2002年【再掲載 2012.12】 [読書記録 教育]

今回は、8月28日に続いて、
「林間学校 野外活動」の紹介5回目 8月の終わりに最終となりました。

この秋、野外活動を計画している学校も多いのではないかと思いますが、
安全のため緊急事態宣言により延期、中止を検討しいるのではないでしょうか。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「各班の出し物」
- 「簡単に!」と言っても、こってしまうところがあるものです。


・「長ズボン,帽子着用」
- 藪のようなところを歩くこともあるので、長袖、長ズボンで行きたいですね。


・「打ち合わせ,コース下見」
- よりよい活動を組むために、2回、3回と下見に行くこともよくあります。
 

・「児童の参加者数と各個人の健康状態の把握」
- 安全第一、健康第一ですね。




2泊3日の充実した活動を終え、帰校して解散してすぐに体調を崩してしまったことが、2年連続でありました。引率することは非常に気が張ることですね。





もう一つ、再掲載となりますが、樋口清之さんの
「日本の風俗起源を知る楽しみ」②を載せます。
梅干し先生、樋口清之さん、テレビ・ラジオで活躍されていました。
歴史、民俗を楽しく教えてくれました。おかげで歴史好きな子どもになりました。
『梅干と日本刀』『逆・日本史』、大変おもしろく読みました。
亡くなられて20年以上経っているのですね。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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☆林間学校野外活動-『野外活動プログラム集』齋藤哲瑯・船橋明男 黎明書房 1991 『野外活動の計画と展開』全国少年自然の家連絡協議会 第一法規1980  『野外活動』日本野外教育研究会 杏林書院 2001 などから ⑤(最終)

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7 キャンドルセレモニー

<係と役割>

 ① 火の神(1人) … 責任者,はじめの言葉,終わりの言葉


 ② 火の司(1人~数人) … 全体の進行,歌やゲームのリード,雰囲気作り


 ③ 火の棒持者(1人) … ともしびの入場


 ④ 聖火隊(4人) … 聖火の点火と誓いの言葉 



<準備>

(1)用具 

 ① 中央燭台(1台) 

 ② 大トーチ用燭台(5台)

 ③ 小個人用燭台(人数分) … アルミ箔等の利用

 ④ 蝋燭(大・小) 

 ⑤ テレコ,腰掛け等


(2)各班の出し物


(3)係のリハーサル



<プログラム> P198~200参照





8 ハイキング

<用具・材料>

 ① 地図 


 ② 鉛筆等筆記用具 


 ③ 物差し(およその距離)



<服装・持ち物>

 ① 長ズボン,帽子着用 

 ② 手拭い,ちり紙,水筒,手袋,雨具,メモ帳

 ③ リーダーは薬品等



<活動のねらい>

 ① ハイキングの楽しさを味わう

    ・歩きながら見える景色のすばらしさを味わう

    ・道の脇に咲いている可憐な花の美しさを味わう


 ② 簡単な地図の見方の初歩的技能の習得

    ・等高線の読み方と縮尺がつかめる


 ③ 協力して集団行動する態度の育成

    ・班編制と役割分担

    ・係(班長,地図係,保健係等)の仕事観の協力



<事前の活動>

 ① 打ち合わせ,コース下見


 ② コースの下見のあと児童の実態との照らし合わせ


 ③ 児童にあらかじめコースの概要について知らせておく


 ④ 班編制,役割分担,係を決めておく


 ⑤ 地図の見方について指導する


 ⑥ 服装,持ち物指導(荷物は背) 

    ・履き慣れた靴 

    ・長ズボン



<当日の活動>

 ① 児童の参加者数と各個人の健康状態の把握


 ② 班員(集団)の構成状態をつかみ,児童の列順や速さについて班長に指導する


 ③ 歩く時のエチケットについて指導する


 ④ 全コースを歩き終わったら,班員の確認と健康状態を調べ,指導者に班長が報告
  する



<事後の指導>

 ① ハイキングの思い出を表記させる 作文

 ② 反省会を開く



<留意点>

 ① 安全対策  

    ・毒蛇,毒虫 

    ・簡単な手当の指導 
               
    ・トランシーバー等                 


 ② 能力差対策

    ・コースの長さ,歩くペースの加減

    ・配列の工夫 = 仲間はずれが出ない


 ③ 人数の増減があった場合の処理


 ④ 男女混合時

    ・歩くペースの指導



<応用と発展>

 ① 自然観察ハイキング 


 ② 見学ハイキング 


 ③ 関所ハイキング


 ④ 絵描きハイキング





◇覚え

「しおり」に各活動の反省コーナーを









☆「日本の風俗起源を知る楽しみ」樋口清之 大和書房 ② 2002年【再掲載 2012.12】

[出版社の案内]
知っていると安心。礼儀作法には理由がある。日本人の知恵再発見。
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<出会いの作法>

◇お辞儀  [頭を下げ合う理由]

□お辞儀 
  
「魏志倭人伝」埴輪の中にも 

 ~ 無抵抗の思想



□魏志倭人伝の中に「倭人は偉い人に会うと手を打つ」=柏手

 柏手 - 魂振り

相手の魂を振り動かして魂の再生産
  


□二つの古代礼法 
  
 お辞儀 一般生活
  
  
 柏手   神社 
 
      日常では手に物を持っていることが多く煩瑣なことを避けた





◇左側通行 [刀が触れ合うのを避けるため] 

□左側通行 
  
 ① ぶつかり合うことを避ける 

  
 ② 相手を警戒 

    刀を抜き攻撃しやすい



□大名行列 
  
  大名同士が参勤交代で行き違うと身分の低い方が進行方向の左側によって止まる



  止まる 
   「どうぞお先に」と譲り合う





◇右手の礼法 [攻撃心のないことを表示する]

□左手  

 心臓を押さえる=護身

□右手  

 攻撃
 
 右手を押さえる
  → 小笠原礼法

 最敬礼 45°   普通礼 30°   会釈 15°





◇握手  [心と心の結び合いを表現]

□右手使用  

 手を取り合って喜んだ = 握手



□男女の愛情表現 

 ~ 両手を取り合う 筒井筒





◇三つ指  [丁寧なあいさつの略]

□最も深いお辞儀  
  
 [拝]
   1 手を着いて頭を下げる

   2 人差し指と親指でひし形 - 鼻を入れる

   ↓

   3 手を着いたまま頭を上げてしゃべる
 
   ↓

   ※省略 三つ指





◇紹介  [目下の者が先]

□外国は上から下へ  
  
 日本人はしたから上へ = 取り次ぎ形式

   |

 ◎ 前座 ~ 真打ち
  


□祝詞 
  
 位の低い神から次第に位の高い神へとだんだん述べられていく 





◇床の間  [本来は仏を祀る場所]

□本来仏が座る場所 

 仏を祀る床の空間省略

 → 仏画

 → 仏名

 → 坊さんの筆蹟・お経断片・掛け軸


 ◎床の間に座る = 仏になる

  
 ◎人間の上座は床の間の前





◇敷居  [なぜ踏んではいけないのか]

□書院造りになって初めて引き戸  

 以前は開け戸



□敷居の間は危険  

 床下からの攻撃 - 刀を差し込まれてしまう



□ゴミや砂が入ると動かなくなる





◇上座  [左が上席]

□左が上席 ~ 心臓
  
 座っている人から見て左が上座,右が下座



□人にものを勧めるときもその人から見て右側から物を差し出す
  
 - 心臓が尊い





◇座布団  [昔は二つ折りにして出した]

□かつて二つ折り,折り目を手前にしてもっていき,側面から出して広げた



□お茶の礼儀作法から 

 今でも芝居舞台





◇正座  [あぐらはいけないのか]

□まる正座 

 - 300年前から 

 
 自然な座り方はあぐら  


 女性は片膝,あぐら
 


□お茶の影響で正座が始まる - 狭い場所 

 お茶の作法が食事作法に入ってくる
   飯碗 → 茶碗

    ↓

 お茶の作法,正座が食事作法  
   正しい座り方 = 正座



□正座 

 立ち上がりにくい座り方 = 相手への恭順



□今でも神主,宮中の人々はあぐらの伝統を守っている

 あぐらは攻撃的

 ~ 逆礼法となっていった





◇塩  [なぜ清めの役をするのか]

□海の水が禊ぎ  
   
 簡単に塩水を得られない → 塩


 塩は悪魔ばらいの信仰の演出




◇履き物  

□出舟の形にそろえる   

 - 武士階級から

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「子どもを変えた親の一言作文25選」明治図書出版 1998年 ④ /「なつかしい話」宮本常一 河出書房新社 2007年 ①【再掲載 2012.7】 [読書記録 教育]

今回は、8月20日に続いて、明治図書出版の
「子どもを変えた親の一言作文25選」の紹介 4回目です。


編集は野口芳宏さん、水野茂一さん、向山洋一さん。
サブタイトルに「教室で読み聞かせ:子どもの作文珠玉集」とあります。


子どもたちの素直な文章が心に響きます。
それを支えているのが家族だということが想像できます。


もう一つ、再掲載となりますが、宮本常一さんの
「なつかしい話」①を載せます。
民俗を中心にして、古来から主に戦前までの日本古来の姿を教えてくれます。



いよいよ今日から新学期が始まります。
学校での指導と家庭での生活のそれぞれの充実が、それぞれの質を高めるように感じます。気を引き締めて2学期のスタートです。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「子どもを変えた親の一言作文25選」明治図書出版 1998年 ④

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9.生い立ちしらベ                       TM(1年)

 学校のせいかつのじかんに、生まれてからこれまでのじぶんの生い立ちをしらベること
になりました。


 わたしは、ようちえんの年ちょうさんぐらいから、今までのことは、だいたいおぼえて
いるけれど、それよりまえのことはほとんどわすれてしまっているので、おとうさん、お
かあさんにどんなことがあったのか、きいてみることにしました。


 わくわくしながら、アルバムと手ちょうをひろげたおかあさんのとなりにすわりました。


 おどろいたことに、おとうさんもおかあさんも、わたしの小さかったときのことを、ほ
んとうによくおぼえてくれているのです。なんだかうれしくなりました。


 おとなしくて、手のかからない子どもだったそうですが、それでもいろいろなじけんが
あり、わたしが一ばんびっくりしたのは、「タバコじけん」です。


 八か月のころ、タバコを口に入れてしまい、おかあさんが大あわてで赤ちゃん110ばん
にでんわし、どうすればいいのかきいてくれて、水を口にふくませてゆびを入れ、はかせ
てくれたということでした。


 もし、そのままだったら、びょうきになっていたかもしれないとおもうと、(おかあさ
んありがとう。)とこころの中でいいました。


 それから名まえのゆらいをおとうさんにきくと、 

「みずみずしいきぼうにみちた、いつもいっしょうけんめい、ど力できる子にそだってほ
 しいな、とねがってつけたんだよ。」

といいました。


 名まえにそんなねがいがこめられているなんて、しりませんでした。


(いまのわたしはそんなねがいの子どもにそだっているかなあ。)とすこししんぱいだけ
ど、なんでもいっしょうけんめいというところは、あっているようにおもいます。


 こんなたいせつな名まえなのに、このごろらんぼうにかいてしまって、おとうさんおか
あさんに、わるいことをしてしまったような気もちになりました。


 だから、名まえにはずかしくないじぶんでいたいなあとおもいました。


 おかあさんは、

「これからの生い立ちになにがかけるかは、じぶんのど力できまるわよ。」

と、いいます。

「まい日まい日がたいせつだよ。」

と、お父さんもいいます。


 生い立ちをしらべて、おとうさん、おかあさんのきもちがよくわかった一日でした。


 あしたからも、一しょうけんめいのわたしでいようとおもいました。






10.お母さんの夢                         HY(1年)

 ぼくは、お母さんに

「小さいころなにになりたかった。」

と、ききました。


 すると、お母さんは、

「いろいろなものになりたかったよ。おつかいでクリーニングやさんにいくとクリーニン
 グやさんになりたいとおもったし、遠足でステキなバスガイドさんを見れば、バス方イ
 ドさんになりたいと思ったし、かぞくでレストランへいけばウエイトレスさんになりた
 いと思ったよ。」

と言いました。


 だから、ぼくは、

「そうしたら、お母さんのゆめは、かなわなかったんだね。」

と言うとお母さんは、

「ううん、ぜんぶかなったよ。」

と言いました。だから、ぼくは、

「どうして?」

と、ききました。


 すると、お母さんは、

「だって、お父さんのYシャツにアイロンをあててるときは、クリーニングやさんにな
 った気になるしゆう君にべんきょうをおしえているときは学の先生になった気になるし
 お父さんの車にのれば、お母さんは、バスガイドよ。そして、みんなに、しよくじをだ
 すときは、ウエイトレスさんになった気分よ。」

と言いました。


 大人っていいなあ。





11.ど力のつぼ                         KI(1年)
 
「お母さん、ど力のつぼのはなし、またして。」


「ウンいいよ。こんどはなあに。」


「さかあがり」


「あらあらまだいっぱいになっていなかったのね。ずいぶん大きいねえ。」

と、いいながら、お母さんはいすをひいて、わたしのまえにすわりました。


 そして、もうなん回もしてくれた、ど力のつぼのはなしをまたゆっくりとはじめました。

 それはこんなはなしです。


 人がなにかはじめようとか、いままでできなかったことをやろうと思ったとき、かみさ
まからど力のつぼをもらいます。


 そのつぼは、いろんな大きさがあって、人によって、ときには大きいのやら小さいのや
らいろいろあります。


 そしてそのつぼは、その人の目には見えないのです。


 でも、その人がつぼの中にいっしょうけんめい「ど力」をいれていくと、それがすこし
ずつたまっていつか「ど力」があふれるとき、つぼの大きさがわかる、というのです。


 だから、やすまずにつぼの中にどりょくを入れていけば、いつか、かならずできるとき
がくるのです。


 わたしは、このはなしが大すきです。


 ようちえんのときはじめてお母さんからききました。


 そのときは、よこばしごのれんしゅうをしているときでした。


 それからも、一りん車や、てつぼうのまえまわり、とびばこ、竹うま。なんでもがんば
ってやっているとき、お母さんにたのんで、このおはなしをしてもらいます。


 くじけそうになったときでも、このはなしをきいていると、心の中に大きなつぼが見え
てくるような気がします。


 そして、わたしの「ど力」がもうすこしであふれそうに見えるのです。


 だから、またがんばる気もちになれます。
 

 お母さんのいうとおり、こんどのさかあがりのつぼは、ずい分大きいみたいです。


 さかがりをはじめてから、もう二回もこのはなしを、してもらいました。


 でも、こんどこそ、あとすこしで、あふれそうな気がします。


 だから、あしたからまたがんばろうとおもいます。


 お母さんは、

「つぼが大きいと、とてもたいへんだけど、中みがいっぱいあるから、あなたのためにな
 るのよ」

といってくれるけど、こんどかみさまにもらうときは、もうすこし小さいつぼがいいなあ
とおもいます。











☆「なつかしい話」宮本常一 河出書房新社 2007年 ①【再掲載 2012.7】

<出版社の案内>
生誕100年を迎えた民俗学者の対談集。古代の海人族の活躍、中世の語りの場「座」の意
義、柳田没後の民俗学の可能性、いろり端での昔話や民話の魅力など、失われた日本の豊
かさを語る。
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◇倭人たちの海  和歌森太郎 1915-1977

□玄海の船人たち 
  海洋民族の移動 

  済州島 - 筏船 



□倭人の故郷 

  潜水漁労
   - 日本各地に

  「倭」なるものの実体 
   - 倭人の入れ墨



□二つの海人集団

 ① 宗像系 - 住吉神社  
    潜水海女 

    船梁をもつ船-中国


 ② 海神系  もりややす

    カヌー - 南方



□鐘ヶ岬系の海人たち  
   
 捕鯨
 -「刃刺」潜って突く  

 男は捕鯨,女は海女



□家船(えふね)の風習 
   
 日本の海上漂泊民 = 家船 

 本拠地:三原市の能地,竹原市



□海人と山人の交流



□山人の海人化 

 日本人の流れ 
   ① 中国沿岸 - 朝鮮 - 西日本

   ② 南方 - 西日本

   ③ 山人の海人化



□網を使う狩猟と漁撈 

 山の文化 海の文化



□海の利用と漁撈技術 

 「山あて」「山見」の技術



□漁法の変化 
  
 テグスによる一本釣り


 テグス
 … もともとシナから長崎に送られてくる菜種の包装の紐
透き通り弾力有り丈夫な点に目を付け釣りように

  
 阿波の堂が浦の漁師がテグス売り + 技術指導

  
 漁法の違い - 棲み分け





◇中世雑談(ぞうだん) 村井康彦 1930~ 守屋毅 1943-1991

□祥鳳雑談



□記録と伝承 
   
 一座連立
   座を組む - 会所の発生



□常民の一座連立 
   
 村堂をめぐって 
   村堂に上下なし 

   床の間の起源



□書院と草庵



□一味同心 

 共同飲食の儀礼,宴の興趣,日々のお茶,
  


□一期一会 

 世間の雑談,労働と時間の接点





◇民衆のエネルギーを追求する 神島二郎 1918-1998 

□古老はもういない

 - 口承伝承に頼るのはもう無理


 中世資料
   ① 庄園資料 

   ② 古書類苑



□飢饉で村が全滅

 - 残された者で原始共産体 ~ 親方





◇現代民俗学の課題 谷川健一 1921-

□体験の裏打ち 発見の学問 
        
 口承伝承で出てこなかったもの

  - 一人のかかわり



□分類の枠の外 

 社会的制度的な方法による解明



□「対象」をまとめるということ  

 飛び地の問題



□日本の神の祀られ方 
   
 - 床は稲作と結び付いて南から入ってきた



□原始と近代の重層 
   
 - 静岡西浦(現在は浜松市=ハマコウ註)の田楽 

   = 原始と近代の重なりだからこそ残ってきた



□「現実の話」として語る昔話  
    
 世界話と昔話
  「市がぽんと避けた」



□民話 … 普通名詞的なもの     伝説 … 固有名詞





◇文化伝承者としての老人 山崎朋子 1932-

□テープに吹き込む年頭所感 
   
 テープがあると「いい話が聞けない」「嘘が入る」 - 話を作る



□昔も村は老人だらけだった 
   
 よそ者の墓 - 無縁の者を守る情



□ヨコへの伝承 生き生きと一人暮らし 
   
 親のライフヒストリーを書け!聞く機会を!



□姑に聞く喜び 
   
 過去も今も同じこと = どのように受け継がせる機会を持つか



□伝承すべきものを持たない 
   
 ◎ 伝承すべき文化をもっている者は寂しいことはない



□利用できる保養施設を!
 
 ◎ 文化というのは,こちらから予定して差し出すものではなく,そういうみんなの共
  通の場の作られる素材が文化ではないのですか

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