「信ずる宗教,感ずる宗教」山折哲雄 中央公論社 2008年 ④(最終) /「教育の論点」文藝春愁編 文藝春秋 2001年 ④ 【再掲載 2013.2】 [読書記録 宗教]
今回は、2月17日に続いて、山折哲雄さんの
「信ずる宗教、感ずる宗教」4回目の紹介 最終です。
出版社の案内には、
「現代日本人にとっての信仰とは? 宗教とは? 明治以降日本が受け入れてきたキリス
ト教的な価値判断でははかれないわれわれ日本人の信仰心を、歴史をさかのぼって探る
宗教エッセイ」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「福沢流 … 脱宗教生活のススメ → 富国強兵 殖産興業への道
内村流 … 宗教原理主義 → 精神
柳田方式 … 世俗信仰への傾斜 → 民衆の知恵に学ばずして何の」
・「『殺すな』は黄金律 → 『生命を大切に』ではなく『殺すな』と!」
・「斎藤宗次郎と『雨ニモマケズ』 デクノボーは木偶の坊人形」
・「日本人の意識の底にあるものは『天然の無常』」
・「一神教の『信ずる宗教』と多神教の『感ずる宗教』」
もう一つ、再掲載となりますが、文藝春秋の
「教育の論点」④を載せます。
20年前の本ですが、大きな論点から細かな論点までいろいろです。
自分に合った考えと合わない考えといろいろです。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「信ずる宗教,感ずる宗教」山折哲雄 中央公論社 2008年 ④(最終)
◇日本人の信仰心
□宗教生活のすすめ
福澤諭吉「学問のすすめ」 → 「脱宗教生活のすすめ」
↑
◎ 批判したのが内村鑑三
「文明開化は西欧文明の根幹を成すキリスト教を置き去りにしたままの軽佻
浮薄な政策である」
柳田国男 「生活第一、信仰第二」
◎ 福沢流 … 脱宗教生活のススメ
◎ 内村流 … 宗教原理主義
◎ 柳田方式… 世俗信仰への傾斜
□「沈思黙考」を身に付けよ
姿勢を正し、呼吸を整え、沈思黙考する
□「殺すな」は黄金律
×「生命を大切に」
→ ○「殺すな」
□人生80年、90年時代の人生モデル
□長寿の手本はブッダ、西行、芭蕉、良寛に学べ
□西行、芭蕉、良寛の桜に込めた光景
大阪南河内 弘川寺に西行の墓
□古典に学ぶ日本人の信仰心
「万葉集」「源氏物語」「平家物語」
◎ 宗教教育の源に古典教育を!
もののけ
□日本から「大物」が消えた
- 伊勢神宮のこころと阿久悠さん
知の巨人たちは大物ではない
中村元、白河静、梅棹忠夫、梅原猛
大物は本物とは違う
生まれ変わることで本物が誕生する
遷宮
阿久悠はムカシの栄光を殺し続けた
□デクノボーへの道
「雨ニモマケズ」最後の言葉
人間はいかに無力であるか
デクノボー = 木偶の坊人形
農耕社会が突きつけたジレンマ
食うか食われるか
□斎藤宗次郎今何処
内村鑑三と宮澤賢治
斎藤宗次郎 - 雨ニモマケズ
斎藤宗次郎
明治10(1877)元花巻市生
小学校訓導 - 内村との出会い → 退職
明治38(1905)年 求康堂 賢治とも勾留
「花巻非戦論事件」
賢治との精神的交流
宗次郎-新聞取次業
賢治の父政次郎と宗次郎との仲
□頻発する自然大災害に仏教僧侶は何が説けるか
戦争の世紀から災害の世紀へ
地震信は宗教的自然災害である
宗教家の出番たり得る地震問題
被災者の穏やかな表情に思う
寺田寅彦の「自然観」に学ぶ
日本人の意識の底
「天然の無常」
□知的な宗教的論争を離れ共存の現実直視を
□「心の伝統」に学べ
グローバルスタンダードの脅威
心の教育3つの位相
① 心の領域
② 教育論
③ 心の伝統に学ぶ学校教育
◇宗教つれづれ
□神も悪魔も我にあり
正義の感覚とおそれの感覚のバランスとり
□鎌倉仏教は宗教改革か?
「近代史観」崩壊の危機
□「信ずる」と「感づる」の違い
自然の○○ - 信ずる宗教
自然の恵み - 感ずる宗教
□静かに柔らかく耐える
災害孤児に思う二つの物語
□「恨めしは鎮められないか」
「ヒト」に姿を変えた「人間」
福沢 富国強兵 殖産興業への道
内村 精神
柳田 民衆の知恵に学ばずして何の
□日本覆う「無」の包容力
悪の研究は親鸞のみ ←→ 西田「善の研究」
□「母」「死」「神様」の凋落
□「象徴」の意味なおざりに
天皇制 - 血縁原理とカリスマ原理
□「しみじみ」信心で元気
□供養されぬ廃車の祟り
「超越神」と「契約」の欠落
□賀川豊彦
写真供養に見る能の心
□子守歌の悲哀何処
□脱テロ地獄
3つの思考
民主主義、政教一致、形而上学
□翁面
美しさの秘密
キリスト教こそ本質
異能の知識人
◇あとがき
一神教「信ずる宗教」 ←→ 多神教「感ずる宗教」
☆「教育の論点」文藝春愁編 文藝春秋 2001年 ④ 【再掲載 2013.2】
<出版社の案内>
2002年小学校と中学校の学習指導要領が大きく変わります。これは戦後教育が始
まって以来の大改革ともいうべき変更です。新学習指導要領で何が変わるかを精査
した日能研のレポートや、文部科学省の審議官自らが書き下ろした「ゆとり教育の
狙い」といった実際的な論文から、立花隆氏、中西輝政氏、石原慎太郎氏、曾野綾
子氏、西澤潤一氏、渡辺格氏、桐野夏生氏といったきら星のような賢人たちが論ず
る「学ぶことの本質」まで。何が自分の子供にとってよいのか、そのことを考える
ために必携の一冊です。
◇子供はなぜむかつくのか 桐野夏生1951金沢生
□「パクリ」と「一人テロル」
ムカツク
- 騒ぎのイベント化
◎ なめてかかるくせに権威は弱い
「ばれなければ何をしても良い」風潮 = 匿名の暴力性
↑↓
やられたらやり返す = ◎ オリジナリティの欠如とパクリ
□「輪郭は肌色で」
◎ 社会の二極分化 = 富める層と低所得層
ある企業の人間
「名前のない大学を出た人間は性格さえ良ければいい」 = 一兵卒
フリーターが3K
専業主婦も二極分化 = 富める層とパート労働者
<奉仕か自由化>
◇奉仕義務から 曾野綾子
国家とは
ローマ教皇
「神の僕の僕」弱い人に使えるのが本質
「与える」よりも「与えさせる」機会を
子供の教育は強制に始まる
辛い体験をするメリットは大
「おぼっちゃま」と「お嬢ちゃま」のなれの果て
◇奉仕の前に「個の確立」を 上坂冬子
未経験は足手まとい
◎ ボランティアは受け入れ側と参加する側に厳然たる信頼関係があって成り
立つもの
恩師の一言
「諸君の前途にどんな人生が待っているか分からないが、一人で幾日放り出さ
れても退屈せず、こころ等しく機嫌良く暮らしてゆける自分であってほしい」
◇子供は本屋に放り込め 重松清
子供の選んだ本
- 見えるものがいっぱいある
名探偵コナン?
◎ 「死体を前にしてすぐに推理を始めてしまうのはなぜだ?」
ポケモン?
◎「自分では殆ど戦わないで飼っているモンスター同士を戦わせるのはなぜ
だ?」
親は「悪書」を忘れてしまう
「バトルロワイヤル」など見せればよい、見せて話し合えばよい
◎ 悪書の面白さ
漫画本のビニル袋
◎おじさんと悪ガキの「頃合い」感覚が失われていく
「信ずる宗教、感ずる宗教」4回目の紹介 最終です。
出版社の案内には、
「現代日本人にとっての信仰とは? 宗教とは? 明治以降日本が受け入れてきたキリス
ト教的な価値判断でははかれないわれわれ日本人の信仰心を、歴史をさかのぼって探る
宗教エッセイ」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「福沢流 … 脱宗教生活のススメ → 富国強兵 殖産興業への道
内村流 … 宗教原理主義 → 精神
柳田方式 … 世俗信仰への傾斜 → 民衆の知恵に学ばずして何の」
・「『殺すな』は黄金律 → 『生命を大切に』ではなく『殺すな』と!」
・「斎藤宗次郎と『雨ニモマケズ』 デクノボーは木偶の坊人形」
・「日本人の意識の底にあるものは『天然の無常』」
・「一神教の『信ずる宗教』と多神教の『感ずる宗教』」
もう一つ、再掲載となりますが、文藝春秋の
「教育の論点」④を載せます。
20年前の本ですが、大きな論点から細かな論点までいろいろです。
自分に合った考えと合わない考えといろいろです。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「信ずる宗教,感ずる宗教」山折哲雄 中央公論社 2008年 ④(最終)
◇日本人の信仰心
□宗教生活のすすめ
福澤諭吉「学問のすすめ」 → 「脱宗教生活のすすめ」
↑
◎ 批判したのが内村鑑三
「文明開化は西欧文明の根幹を成すキリスト教を置き去りにしたままの軽佻
浮薄な政策である」
柳田国男 「生活第一、信仰第二」
◎ 福沢流 … 脱宗教生活のススメ
◎ 内村流 … 宗教原理主義
◎ 柳田方式… 世俗信仰への傾斜
□「沈思黙考」を身に付けよ
姿勢を正し、呼吸を整え、沈思黙考する
□「殺すな」は黄金律
×「生命を大切に」
→ ○「殺すな」
□人生80年、90年時代の人生モデル
□長寿の手本はブッダ、西行、芭蕉、良寛に学べ
□西行、芭蕉、良寛の桜に込めた光景
大阪南河内 弘川寺に西行の墓
□古典に学ぶ日本人の信仰心
「万葉集」「源氏物語」「平家物語」
◎ 宗教教育の源に古典教育を!
もののけ
□日本から「大物」が消えた
- 伊勢神宮のこころと阿久悠さん
知の巨人たちは大物ではない
中村元、白河静、梅棹忠夫、梅原猛
大物は本物とは違う
生まれ変わることで本物が誕生する
遷宮
阿久悠はムカシの栄光を殺し続けた
□デクノボーへの道
「雨ニモマケズ」最後の言葉
人間はいかに無力であるか
デクノボー = 木偶の坊人形
農耕社会が突きつけたジレンマ
食うか食われるか
□斎藤宗次郎今何処
内村鑑三と宮澤賢治
斎藤宗次郎 - 雨ニモマケズ
斎藤宗次郎
明治10(1877)元花巻市生
小学校訓導 - 内村との出会い → 退職
明治38(1905)年 求康堂 賢治とも勾留
「花巻非戦論事件」
賢治との精神的交流
宗次郎-新聞取次業
賢治の父政次郎と宗次郎との仲
□頻発する自然大災害に仏教僧侶は何が説けるか
戦争の世紀から災害の世紀へ
地震信は宗教的自然災害である
宗教家の出番たり得る地震問題
被災者の穏やかな表情に思う
寺田寅彦の「自然観」に学ぶ
日本人の意識の底
「天然の無常」
□知的な宗教的論争を離れ共存の現実直視を
□「心の伝統」に学べ
グローバルスタンダードの脅威
心の教育3つの位相
① 心の領域
② 教育論
③ 心の伝統に学ぶ学校教育
◇宗教つれづれ
□神も悪魔も我にあり
正義の感覚とおそれの感覚のバランスとり
□鎌倉仏教は宗教改革か?
「近代史観」崩壊の危機
□「信ずる」と「感づる」の違い
自然の○○ - 信ずる宗教
自然の恵み - 感ずる宗教
□静かに柔らかく耐える
災害孤児に思う二つの物語
□「恨めしは鎮められないか」
「ヒト」に姿を変えた「人間」
福沢 富国強兵 殖産興業への道
内村 精神
柳田 民衆の知恵に学ばずして何の
□日本覆う「無」の包容力
悪の研究は親鸞のみ ←→ 西田「善の研究」
□「母」「死」「神様」の凋落
□「象徴」の意味なおざりに
天皇制 - 血縁原理とカリスマ原理
□「しみじみ」信心で元気
□供養されぬ廃車の祟り
「超越神」と「契約」の欠落
□賀川豊彦
写真供養に見る能の心
□子守歌の悲哀何処
□脱テロ地獄
3つの思考
民主主義、政教一致、形而上学
□翁面
美しさの秘密
キリスト教こそ本質
異能の知識人
◇あとがき
一神教「信ずる宗教」 ←→ 多神教「感ずる宗教」
☆「教育の論点」文藝春愁編 文藝春秋 2001年 ④ 【再掲載 2013.2】
<出版社の案内>
2002年小学校と中学校の学習指導要領が大きく変わります。これは戦後教育が始
まって以来の大改革ともいうべき変更です。新学習指導要領で何が変わるかを精査
した日能研のレポートや、文部科学省の審議官自らが書き下ろした「ゆとり教育の
狙い」といった実際的な論文から、立花隆氏、中西輝政氏、石原慎太郎氏、曾野綾
子氏、西澤潤一氏、渡辺格氏、桐野夏生氏といったきら星のような賢人たちが論ず
る「学ぶことの本質」まで。何が自分の子供にとってよいのか、そのことを考える
ために必携の一冊です。
◇子供はなぜむかつくのか 桐野夏生1951金沢生
□「パクリ」と「一人テロル」
ムカツク
- 騒ぎのイベント化
◎ なめてかかるくせに権威は弱い
「ばれなければ何をしても良い」風潮 = 匿名の暴力性
↑↓
やられたらやり返す = ◎ オリジナリティの欠如とパクリ
□「輪郭は肌色で」
◎ 社会の二極分化 = 富める層と低所得層
ある企業の人間
「名前のない大学を出た人間は性格さえ良ければいい」 = 一兵卒
フリーターが3K
専業主婦も二極分化 = 富める層とパート労働者
<奉仕か自由化>
◇奉仕義務から 曾野綾子
国家とは
ローマ教皇
「神の僕の僕」弱い人に使えるのが本質
「与える」よりも「与えさせる」機会を
子供の教育は強制に始まる
辛い体験をするメリットは大
「おぼっちゃま」と「お嬢ちゃま」のなれの果て
◇奉仕の前に「個の確立」を 上坂冬子
未経験は足手まとい
◎ ボランティアは受け入れ側と参加する側に厳然たる信頼関係があって成り
立つもの
恩師の一言
「諸君の前途にどんな人生が待っているか分からないが、一人で幾日放り出さ
れても退屈せず、こころ等しく機嫌良く暮らしてゆける自分であってほしい」
◇子供は本屋に放り込め 重松清
子供の選んだ本
- 見えるものがいっぱいある
名探偵コナン?
◎ 「死体を前にしてすぐに推理を始めてしまうのはなぜだ?」
ポケモン?
◎「自分では殆ど戦わないで飼っているモンスター同士を戦わせるのはなぜ
だ?」
親は「悪書」を忘れてしまう
「バトルロワイヤル」など見せればよい、見せて話し合えばよい
◎ 悪書の面白さ
漫画本のビニル袋
◎おじさんと悪ガキの「頃合い」感覚が失われていく
「自問活動のすすめ」竹内隆夫 第一法規 1991年 ① /「されど彼らが人生-新忘れられた日本人Ⅲ」佐野眞一 毎日新聞社 2011年 ①(前半)【再掲載 2012.2】 [読書記録 教育]
今回は、竹内隆夫さんの
「自問活動のすすめ」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「道徳教育を自発的なおこないの中で、行動力と生きがいをとりもどそうとして行った具
体例を紹介する。自らの生き方を問い、徳性の向上をはかろうとした『自問活動の教育』
の実践例。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「古来受け継いできた民族の美点も智恵も、軍国主義と一緒くたに捨ててしまって
から、日本の今日の混迷は始まった。それを救うには『教育』しかない」
・「『徳やせ金ぶとり』
… 日本中が他人を責めるに急で反対に己の否を認めようとはしない」
・「教育基本法は『真理を愛し』が大切 = 教科の勉強が好きになるように!」
・「『できる人間はすぐする。できぬ人間は教えたがる。』バーナード・ショー」
もう一つ、再掲載となりますが、佐野眞一さんの
「「されど彼らが人生-新忘れられた日本人Ⅲ」」①を載せます。
『自問活動のすすめ』のマーヴィン・トケイヤーの言葉に
-「‥古来受け継いできた民族の美点も智恵も、軍国主義と一緒くたに捨ててし
まって‥」
とありましたが、佐野さんは捨てられてしまった美点や知恵を、このシリーズの
本であぶり出しているように、わたしは感じます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「自問活動のすすめ」竹内隆夫 第一法規 1991年 ①
◇まえがき
マーヴィン・トケイヤー
『日本人は死んだ』 日新報道 2000年
- 古来受け継いできた民族の美点も智恵も、軍国主義と一緒くたに捨ててし
まってから、日本の今日の混迷は始まった。それを救うには「教育」しかな
いとして、教育の在り方を提言し、多くの示唆を与える。75年刊の新版。
道徳教育
- 徳性の向上
◇なぜ今自問か
自由と放縦とをはき違え自省力を欠いた大人社会の反映
諸外国から笑われる
「徳やせ金ぶとり」
… 日本中が他人を責めるに急で反対に己の否を認めようとはしない
① こちらの弱点が見えること
今の教育は多分に強者に向けて行われていないか
② 真理を愛する若者に
③ 考えるゆとり
④ 「ノー」が言えない
スリーマン
現代病 - 他人指向型の人間が蔓延
それぞれ強固な羅針盤をもたせる教育
⑤ 個性を生かす
コクトー
「君が友達からいやらしいと思われる点を伸ばしたまえ、それが君な
のだから」
⑥ 頭だけの異星人
頭と口先だけ達者、身体が伴っていない
「工作科」
⑦ 何の為の教科か
教育基本法
-「真理を愛し」のみ
= 教科の勉強が好きになるように
せめて教科の存在理由を把握して欲しい
教師は教科性の哲学をこそ
⑧ 何の為の行事か
⑨ 何の為の研修か
人間臭を払拭して吟味すべき
⑩ 教師の三悪・三すくみ
京都大学・井島勉
「教師の三悪」 = 尊大、卑屈、怠惰
◎ 教師は若さを保ち、努めて身体を泣かせ、行体験による研修を積む
必要がある
|
次の世代に希望をつなぐならば、何としても国の将来に責任の持て
る思想とその教育を自立させなければならない。
※「できる人間はすぐする。できぬ人間は教えたがる。」 バーナード・ショー
☆「されど彼らが人生-新忘れられた日本人Ⅲ」佐野眞一 毎日新聞社 2011年 ①(前半)【再掲載 2012.2】
[出版社の案内]
首相候補ナンバーワンだった男の悲劇、ホームレスハウスをつくった元ヤクザ…有
名無名を問わず50の人生に鮮烈なスポットライトを照らすノンフィクション版
「人生劇場」。
◇鳩山一族
□鳩山一族のマザコンぶりの祖 鳩山春子
鳩山和夫 - 鳩山春子 インテリ教育ママ ~ 並はずれた過保護
|
鳩山一郎
□戦後最大の政治投資家 石橋正二郎
鳩山安子 - 息子由紀夫に毎月1500万円の子ども手当
|
父親は石橋正二郎(ブリヂストン創業)
明治22年久留米生
大正12(1923)年 地下足袋が大評判
□鳩山一族とブリヂストン
石橋正二郎
昭和6(1931)に自動車タイヤ
昭和10(1935)にゴルフボール
秩父宮との交流
麻布永坂町 = 高級住宅街
|
◎ 鳩山兄弟に財力的基盤を与えた石橋正二郎の足跡
※ 小渕恵三の原点 群馬県の中之条で製糸工場 - 生糸
※ 小泉純一郎の原点 横須賀港と労働者の手配
◇鈴木東民
□読売新聞争議の人物群像
読売新聞争議(昭和20(1945)10月~)
中心は志賀重義と長文連 → 正力の焦土作戦を批判
五項目の要求 配転人事
朝日新聞
- 8月23日 経営及び編集○○の更迭
読売新聞
- あえて拒む
□反骨のジャーナリスト鈴木東民と正力
鈴木東民
1895年岩手県生
東大→大阪朝日→電通(ベルリンでナチス批判)→昭和10年読売新聞
読売に入ってからも反ナチ論文
読売新聞
アカには現場でバリバリ働いてもらう
↑↓ <経営方針>
◎上は警視庁出身者で固める
↓
◎正力松太郎 五項目の要求を断る
→ 労働組合結成方針へとエスカレート
□読売争議 鈴木東民委員長就任
昭和20(1945)10月22日 労組結成社員大会
↓ 正力 - 戦争を勢力拡大と金儲けの絶好の機会ととらえた 親ナチ
「正力退陣緊急動議と組合結成等の4項目要求」
24時間の回答期限付きで正力へ
→ 24時間後 正力は鈴木東民、坂野善郎に回答 = 馘首(かくしゅ)
退社処分
↓
鈴木東民 自主製作を! 日本初生産管理闘争
最高闘争委員会と従業員組合
武藤三徳経済部次長も
□読売の天一坊・武藤三徳の暗躍-もし鈴木東民が読売株を取得していれば…
鈴木東民
自由主義者 > 共産主義者
味方の中に裏切り者 = 武藤三徳
昭和20(1945)12月12日 正力松太郎 A級戦犯で巣鴨プリズンに収監
12月11日 AM8:00 労使双方の覚書 解雇撤回
|
新社長 馬場恒吾
(もし東民が読売株を持っていたら後の正力支配はなかった)
= 徳田球一の革命ロマンチシズムのせい
□GHQに翻弄された鈴木東民
GHQにより敗軍の将に
昭和21(1946)6月12日 → 10月16日退社
昭和30(1955)年5月
釜石市長 → 昭和42(1967)年まで三期
「自問活動のすすめ」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「道徳教育を自発的なおこないの中で、行動力と生きがいをとりもどそうとして行った具
体例を紹介する。自らの生き方を問い、徳性の向上をはかろうとした『自問活動の教育』
の実践例。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「古来受け継いできた民族の美点も智恵も、軍国主義と一緒くたに捨ててしまって
から、日本の今日の混迷は始まった。それを救うには『教育』しかない」
・「『徳やせ金ぶとり』
… 日本中が他人を責めるに急で反対に己の否を認めようとはしない」
・「教育基本法は『真理を愛し』が大切 = 教科の勉強が好きになるように!」
・「『できる人間はすぐする。できぬ人間は教えたがる。』バーナード・ショー」
もう一つ、再掲載となりますが、佐野眞一さんの
「「されど彼らが人生-新忘れられた日本人Ⅲ」」①を載せます。
『自問活動のすすめ』のマーヴィン・トケイヤーの言葉に
-「‥古来受け継いできた民族の美点も智恵も、軍国主義と一緒くたに捨ててし
まって‥」
とありましたが、佐野さんは捨てられてしまった美点や知恵を、このシリーズの
本であぶり出しているように、わたしは感じます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「自問活動のすすめ」竹内隆夫 第一法規 1991年 ①
◇まえがき
マーヴィン・トケイヤー
『日本人は死んだ』 日新報道 2000年
- 古来受け継いできた民族の美点も智恵も、軍国主義と一緒くたに捨ててし
まってから、日本の今日の混迷は始まった。それを救うには「教育」しかな
いとして、教育の在り方を提言し、多くの示唆を与える。75年刊の新版。
道徳教育
- 徳性の向上
◇なぜ今自問か
自由と放縦とをはき違え自省力を欠いた大人社会の反映
諸外国から笑われる
「徳やせ金ぶとり」
… 日本中が他人を責めるに急で反対に己の否を認めようとはしない
① こちらの弱点が見えること
今の教育は多分に強者に向けて行われていないか
② 真理を愛する若者に
③ 考えるゆとり
④ 「ノー」が言えない
スリーマン
現代病 - 他人指向型の人間が蔓延
それぞれ強固な羅針盤をもたせる教育
⑤ 個性を生かす
コクトー
「君が友達からいやらしいと思われる点を伸ばしたまえ、それが君な
のだから」
⑥ 頭だけの異星人
頭と口先だけ達者、身体が伴っていない
「工作科」
⑦ 何の為の教科か
教育基本法
-「真理を愛し」のみ
= 教科の勉強が好きになるように
せめて教科の存在理由を把握して欲しい
教師は教科性の哲学をこそ
⑧ 何の為の行事か
⑨ 何の為の研修か
人間臭を払拭して吟味すべき
⑩ 教師の三悪・三すくみ
京都大学・井島勉
「教師の三悪」 = 尊大、卑屈、怠惰
◎ 教師は若さを保ち、努めて身体を泣かせ、行体験による研修を積む
必要がある
|
次の世代に希望をつなぐならば、何としても国の将来に責任の持て
る思想とその教育を自立させなければならない。
※「できる人間はすぐする。できぬ人間は教えたがる。」 バーナード・ショー
☆「されど彼らが人生-新忘れられた日本人Ⅲ」佐野眞一 毎日新聞社 2011年 ①(前半)【再掲載 2012.2】
[出版社の案内]
首相候補ナンバーワンだった男の悲劇、ホームレスハウスをつくった元ヤクザ…有
名無名を問わず50の人生に鮮烈なスポットライトを照らすノンフィクション版
「人生劇場」。
◇鳩山一族
□鳩山一族のマザコンぶりの祖 鳩山春子
鳩山和夫 - 鳩山春子 インテリ教育ママ ~ 並はずれた過保護
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鳩山一郎
□戦後最大の政治投資家 石橋正二郎
鳩山安子 - 息子由紀夫に毎月1500万円の子ども手当
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父親は石橋正二郎(ブリヂストン創業)
明治22年久留米生
大正12(1923)年 地下足袋が大評判
□鳩山一族とブリヂストン
石橋正二郎
昭和6(1931)に自動車タイヤ
昭和10(1935)にゴルフボール
秩父宮との交流
麻布永坂町 = 高級住宅街
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◎ 鳩山兄弟に財力的基盤を与えた石橋正二郎の足跡
※ 小渕恵三の原点 群馬県の中之条で製糸工場 - 生糸
※ 小泉純一郎の原点 横須賀港と労働者の手配
◇鈴木東民
□読売新聞争議の人物群像
読売新聞争議(昭和20(1945)10月~)
中心は志賀重義と長文連 → 正力の焦土作戦を批判
五項目の要求 配転人事
朝日新聞
- 8月23日 経営及び編集○○の更迭
読売新聞
- あえて拒む
□反骨のジャーナリスト鈴木東民と正力
鈴木東民
1895年岩手県生
東大→大阪朝日→電通(ベルリンでナチス批判)→昭和10年読売新聞
読売に入ってからも反ナチ論文
読売新聞
アカには現場でバリバリ働いてもらう
↑↓ <経営方針>
◎上は警視庁出身者で固める
↓
◎正力松太郎 五項目の要求を断る
→ 労働組合結成方針へとエスカレート
□読売争議 鈴木東民委員長就任
昭和20(1945)10月22日 労組結成社員大会
↓ 正力 - 戦争を勢力拡大と金儲けの絶好の機会ととらえた 親ナチ
「正力退陣緊急動議と組合結成等の4項目要求」
24時間の回答期限付きで正力へ
→ 24時間後 正力は鈴木東民、坂野善郎に回答 = 馘首(かくしゅ)
退社処分
↓
鈴木東民 自主製作を! 日本初生産管理闘争
最高闘争委員会と従業員組合
武藤三徳経済部次長も
□読売の天一坊・武藤三徳の暗躍-もし鈴木東民が読売株を取得していれば…
鈴木東民
自由主義者 > 共産主義者
味方の中に裏切り者 = 武藤三徳
昭和20(1945)12月12日 正力松太郎 A級戦犯で巣鴨プリズンに収監
12月11日 AM8:00 労使双方の覚書 解雇撤回
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新社長 馬場恒吾
(もし東民が読売株を持っていたら後の正力支配はなかった)
= 徳田球一の革命ロマンチシズムのせい
□GHQに翻弄された鈴木東民
GHQにより敗軍の将に
昭和21(1946)6月12日 → 10月16日退社
昭和30(1955)年5月
釜石市長 → 昭和42(1967)年まで三期