SSブログ

「子どもの学力がぐんぐん伸びる家庭楽習」杉渕鐵良 PHP研究所 2004年 ② /「図書館への私の提言」三田誠広 勁草(けいそう)書房 2003年 ①【再掲載 2014.12】 [読書記録 教育]

今回は、3月1日に続いて杉渕鐵良さんの
「子どもの学力がぐんぐん伸びる家庭楽習」の紹介 2回目です。



出版社の紹介には

「計算ミスが一向になくならない。一生懸命やっているのに、うまくいかない。
やればやるほど、こどもがやる気をなくす…そんな悩みを抱えるお母さんに
贈る“親子ともに楽しみながら力がつく”実践的家庭楽習本。」
 
とあります。


本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「作文力向上のためのスタートは『がんばる』という言葉をつかわないこと
から。次に連想ゲームでヒントを与えながら毎日10~15分間、間接表現
の指導をすること。」


・「体で覚える辞書引きの手順。①見つけたら『はい』と言って立つ ②立っ
たら音読。表現読み ③言葉を教える。熟語・諺」


・「見えないものが見えてくるようにする発問の大切さ」






もう一つ、再掲載になりますが、三田誠広さんの
「図書館への私の提言」①を載せます。
雑誌が次第に減っているのをさびしく感じます。








<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆「子どもの学力がぐんぐん伸びる家庭楽習」杉渕鐵良 PHP研究所 2004年 ②

1.jpg

◇国語「読み・書き・表現力」(2)

<作文> 表現力の天才になる作文練習法
□相手によくわかるように表現を考える
「ぼくは家庭学習を頑張りました」
  → 自分しかわからない
  他の人には伝わらない
     ◎ スタートは「がんばる」という言葉をつかわない

  「すごく軽い」を間接表現に直してみよう
◎ 毎日10~15分間、間接表現の指導をする

  「雨が降る」「風が吹く」を間接表現で
◎ 連想ゲームでヒントを与える
  

□間接表現が身に付くためのポイント 
① たくさん見つける  
     間接表現の授業
      - 5分間

 ② イメージさせる



<辞書>ゲーム感覚で言葉に親しむ辞書引き楽習法
□まず「習うより慣れろ」
  ページ限定 
    毎日1ページずつ3~5題  

引いた言葉はマーカーで


□体で覚える辞書引きの手順
範囲を限定する  あ → い

  リンク
    ① 見つけたら「はい」と言って立つ。 
② 立ったら音読。表現読み。
③ 言葉を教える。 熟語・諺
  

□意味を考えさせる  
  「青」を予想させる


□ゲーム
親子対抗 
  兄弟対抗



<読解力>読解力を伸ばし、考える力を育てる楽習法
□ふくらませる力を付ける方法 
[発問]
○「何でもいいから思いついたことを書いてごらん」 
題名 作者名 出てくるもの
↓100倍細かく
ありについて知っていることは?
  ありについて書む
○発問  見えないものが見えてくるようにする
◎イメージを膨らませて考えよう



<読書> 読書は学力の土台 - 子どもを本好きにする指導法
      
  読み聞かせ100冊










☆「図書館への私の提言」三田誠広 勁草(けいそう)書房 2003年 ①【再掲載 2014.12】

1.jpg

◇著作権は基本的人権
図書館と著作権 著作権人格権と著作権財産権

  複製権-専有権

  出版権 
    対価が著作権使用料(定価の10%)-印税
   
  著作権使用料を払わない人 
    立ち読み、古書店、マンガ喫茶、貸本屋
   
  公共図書館はただで本を貸す 
    ヨーロッパでは実際に補償金 
    ◎ 補償金システムを!  

  著作権は基本的人権 
    知的所有権 ~ 著作権 = 著作権の基本的人権
「公共事業」
     - しかし対価が必要なのではないか?
   
  複本の問題点 
    「レファレンス」より「貸本」重視 
    レファレンスより貸し出し重視 → 複本

  図書館の存在意義   
    ◎多様な本の提供 と ◎レファレンス業務の提供 

  本書の目的



◇ヨーロッパでは補償金制度が実現している
ヨーロッパ補償金制度  
    新しい「公共図書館法」  
    北欧 → 広まる   長い時間
   
  著作権の歴史 
    19世紀後半  仏のバルザックが運動の中心
新聞小説 ユゴー、デュマ、ゾラ
→ 出版の際に著作権
問題
      ① 増刷時の対価 
      ② 貸本屋 → 「貸与」権概念確立
   
  レンドとレント
  レンディング(無償貸与)とレンタル(賃貸) ~ 使用量
↑ ↑
著作権の対象外      バルザック重視
   
  図書館の歴史
    英語-ライブラリー 独語-ビブリオテック
江戸時代「文庫」
   図書館 近代から19世紀末
  イギリス「図書館法」啓蒙主義

  ◎ 図書館の大衆化


  公共貸与権
    レンタルではないがレンディングでもない

◎ パブリックレンディングライト  公共貸与権

  書籍の貸与権 
    未だに優遇措置のまま
レンタルビデオショップ 
    DVDで空いた棚にマンガを置くようになりつつある



◇日本でも公共貸与権はすでに実現している
著作権の制限

  映画の貸し出しは特別な扱い
  ビデオ等2~3倍価格=「ライブラリー」価格
| 教育的-2倍 娯楽-3倍
ビデオ作品にだけは補償金制度が実現
   
  書籍についての補償金制度は可能か
  「ライブラリー価格」は作家が自分の首を締める
上乗せ分は著作者にはいるのか?

  イギリス補償金システム
   「PLR」イギリス 貸し出し一回当たり5円程度
1人当たり百万円まで(ベストセラー作家には遠慮してもらう)

  北欧圏 
    蔵書数による補償金分配~各国が年間購入費の5%

  ◎ 複本についての対策を



◇良質の図書館が数多くあれば問題は解決する
図書館の利用者は誰か

  なぜ図書館を利用するのか 
    1 ただで本を読める
    2 多種多様な本がそろっている  

  レファレンス業務

  官庁・職員の見識こそ

  わたしの理想の図書館
     アメリカ
      - コピーライト権のみ

  作家の収入・出版社の実状  
    大衆小説-中間小説-純文学

  純文学の雑誌 
    大赤字 → 企業の社会的使命

  文芸もの出版社 
    文藝春秋、新潮社、講談社 → 文芸御三家

他にも多く ← ベストセラーで穴埋め

  図書館の使命 
    → 純文学の本を
   

 図書館がなければ本を買うだろうか? → 1割程度
初版3000部の本が売れなくなってしまうことへの対策を

nice!(123)  コメント(0) 
共通テーマ:学校