「坂東先生の教育講座」坂東義教 テレビ朝日 1978年 ⑧ [読書記録 教育]
京都大学元学長・平沢興先生
「過保護に育てられた飼い猫の脳の発達は貧弱なのに、野良猫の脳の発達は立派である」
今回は、4月10日に続いて、坂東義教さんの
「坂東先生の教育講座」8回目の紹介です。
随分前に出版された本ですが、現在にも通じる大切なことがたくさん書かれています。
もちろん、どうかなと思うこともあるのですが。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「労働への参加を欠かすことなく行わせる」
・「友達同士での『な』が大切」
- 「共通の確信の相槌」を生む、文末に「な」を付けて言い合えるような関係づくり
を!と言うことです。
・「遊びの中で経験する葛藤はやがて大人になっての生きる力の土台となる」
・「子供たちは遊びを奪われている = 人間としての大切な心を失いつつある」
-「時間がない」と言う子どもが増えてきました。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「坂東先生の教育講座」坂東義教 テレビ朝日 1978年 ⑧
◇どう生きればよいのか - 過保護と自殺は背中合わせ -
□恵まれすぎた悲劇
一流会社入社が自殺の理由
- 自立心の欠如に気付いた、自主独立の成功経験欠乏
↓
過保護でなく自立の教育をすすめなければならない
□たった一人の新入生
ひとりぼっちの入学式
- 幼稚園教育のすばらしさ
子供を親から離し短期間とはいえ自立の経験をさせている
京都大学元学長・平沢興先生
「過保護に育てられた飼い猫の脳の発達は貧弱なのに、野良猫の脳の発達は立派である」
= 使わない機能は発達しない
□過保護時代の条件
親を過保護にする三条件
①核家族化 - 子供の数が少なくなり手が回りすぎる
②生活水準の向上 - 家庭便利化、親に暇ができる
それにより不安が増しつい手を掛けすぎてしまう
③知識の高まり
↓
生活鍛錬や自立の機会を奪ってしまう
□問題児の親の研究結果では
過保護型の親 31%
厳格型の親 23%
拒否型の親 22%
□自主的生活のすすめ
労働への参加を欠かすことなく行わせる
◇先生に叱られたら死んじゃう-ひとりぼっちの優等生は-
□泥棒学校へ行け
受け持ちの担任に叱られて自殺した小5男子
自殺の原因
友達がいなかった ~ ひとりぼっちの優等生
友達同士での「な」が大切
= 友達の多い子は先生に叱られても「な」の字の友人に支えられて自殺しない
|
自殺した子
- 内気・内向的で友達の少ない子
「な」の字のない子供たち
∥
共通の確信の相槌がない
□遊びこそ人生勉強
友達のない子
- 自信、安定感、確信、安心感、抵抗力の欠如
= 素直さの欠如
□同志のいない優等生は
遊びの欠如 → 友人の欠如 → 社会性発達の貧困 → 対人不適応行動
(自殺や放火)
遊びの働き
①よく遊ぶことができる子供は人間どうしよく適応しているということも
②みんなの中で認められている正しい考えをもとに常識で中正に判断する力ができる
③実力ある人を尊敬したりその命令を守ることができるようになる。弱い者をかばう
という思いやりの心も育つ。不正に腹を立てる正義感も学ぶ。
↓
遊びの中で経験する葛藤はやがて大人になっての生きる力の土台となる
よく遊ばない子は大人になり上司や同僚とうまくやっていけない人になる恐れ
|
この世の中で変わり者は冷たく遇されがち
どんな人間とでもつき合える適応力は子供時代のいろいろな友達との遊びの中で養われ
る
↓
生きる力を持つ子が望ましい
人間らしい感情・判断・勇気・愛情などを持った子供の方が、なまじ学力優秀なエゴの
子よりどれほど望ましいことでしょう。
□暖かい布団よりも仲間が大事
自分だけの幸せが耐えられなかった
~ 遊びの中にこそ友達との友情(それは人間の愛情の中で最高の純粋な愛情)が育っ
ていく
|
人は友達との人間関係を通じて人生の土台を学ぶ
□遊べない子が増えている
子供たちは遊びを奪われている = 人間としての大切な心を失いつつある
受験勉強、塾通い、テレビ視聴、遊び場なし、遊び方知らず、過保護による冒険的な遊
びの禁止、商品の高額化、画一化された遊具
大人数の子供で遊べない傾向、年齢的上下で遊べない傾向
「過保護に育てられた飼い猫の脳の発達は貧弱なのに、野良猫の脳の発達は立派である」
今回は、4月10日に続いて、坂東義教さんの
「坂東先生の教育講座」8回目の紹介です。
随分前に出版された本ですが、現在にも通じる大切なことがたくさん書かれています。
もちろん、どうかなと思うこともあるのですが。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「労働への参加を欠かすことなく行わせる」
・「友達同士での『な』が大切」
- 「共通の確信の相槌」を生む、文末に「な」を付けて言い合えるような関係づくり
を!と言うことです。
・「遊びの中で経験する葛藤はやがて大人になっての生きる力の土台となる」
・「子供たちは遊びを奪われている = 人間としての大切な心を失いつつある」
-「時間がない」と言う子どもが増えてきました。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「坂東先生の教育講座」坂東義教 テレビ朝日 1978年 ⑧
◇どう生きればよいのか - 過保護と自殺は背中合わせ -
□恵まれすぎた悲劇
一流会社入社が自殺の理由
- 自立心の欠如に気付いた、自主独立の成功経験欠乏
↓
過保護でなく自立の教育をすすめなければならない
□たった一人の新入生
ひとりぼっちの入学式
- 幼稚園教育のすばらしさ
子供を親から離し短期間とはいえ自立の経験をさせている
京都大学元学長・平沢興先生
「過保護に育てられた飼い猫の脳の発達は貧弱なのに、野良猫の脳の発達は立派である」
= 使わない機能は発達しない
□過保護時代の条件
親を過保護にする三条件
①核家族化 - 子供の数が少なくなり手が回りすぎる
②生活水準の向上 - 家庭便利化、親に暇ができる
それにより不安が増しつい手を掛けすぎてしまう
③知識の高まり
↓
生活鍛錬や自立の機会を奪ってしまう
□問題児の親の研究結果では
過保護型の親 31%
厳格型の親 23%
拒否型の親 22%
□自主的生活のすすめ
労働への参加を欠かすことなく行わせる
◇先生に叱られたら死んじゃう-ひとりぼっちの優等生は-
□泥棒学校へ行け
受け持ちの担任に叱られて自殺した小5男子
自殺の原因
友達がいなかった ~ ひとりぼっちの優等生
友達同士での「な」が大切
= 友達の多い子は先生に叱られても「な」の字の友人に支えられて自殺しない
|
自殺した子
- 内気・内向的で友達の少ない子
「な」の字のない子供たち
∥
共通の確信の相槌がない
□遊びこそ人生勉強
友達のない子
- 自信、安定感、確信、安心感、抵抗力の欠如
= 素直さの欠如
□同志のいない優等生は
遊びの欠如 → 友人の欠如 → 社会性発達の貧困 → 対人不適応行動
(自殺や放火)
遊びの働き
①よく遊ぶことができる子供は人間どうしよく適応しているということも
②みんなの中で認められている正しい考えをもとに常識で中正に判断する力ができる
③実力ある人を尊敬したりその命令を守ることができるようになる。弱い者をかばう
という思いやりの心も育つ。不正に腹を立てる正義感も学ぶ。
↓
遊びの中で経験する葛藤はやがて大人になっての生きる力の土台となる
よく遊ばない子は大人になり上司や同僚とうまくやっていけない人になる恐れ
|
この世の中で変わり者は冷たく遇されがち
どんな人間とでもつき合える適応力は子供時代のいろいろな友達との遊びの中で養われ
る
↓
生きる力を持つ子が望ましい
人間らしい感情・判断・勇気・愛情などを持った子供の方が、なまじ学力優秀なエゴの
子よりどれほど望ましいことでしょう。
□暖かい布団よりも仲間が大事
自分だけの幸せが耐えられなかった
~ 遊びの中にこそ友達との友情(それは人間の愛情の中で最高の純粋な愛情)が育っ
ていく
|
人は友達との人間関係を通じて人生の土台を学ぶ
□遊べない子が増えている
子供たちは遊びを奪われている = 人間としての大切な心を失いつつある
受験勉強、塾通い、テレビ視聴、遊び場なし、遊び方知らず、過保護による冒険的な遊
びの禁止、商品の高額化、画一化された遊具
大人数の子供で遊べない傾向、年齢的上下で遊べない傾向