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参観会・懇談会資料 ⑩ / 「憎まれ役」野中広務・野村克也 文藝春秋 2007年 ①【再掲載2012.12】 [読書記録 教育]

「三つで『躾』
五つで『読み書き』
七つで『そろばん』」







今回は、わたしの教育ノートから、4月11日に続いて、
キーワード「参観会・懇談会資料」10回目の紹介です。




教育雑誌、教育書籍より、ノートに要約したたものです。



今回は、草柳大蔵さんが書かれたものからの要約です。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「美しいがキーワード 
『美しく挨拶しよう 美しく歩こう 美しく話そう』」


・「三つのC
①セルフ・コントロール 
  ②セルフ・コンフィデンス
 ③セルフ・コンセントレイション 」


・「『育児』は『育自』である」





もう一つ、再掲載となりますが、野中広務さん野村克也さんの対談本、
「憎まれ役」を載せます。
偉大なお二人の、含蓄のある言葉が心に染みます。

・「保身と現世利益に目が眩んで口に糊している男女の何と多いことか!」

・「眩しすぎる光は人を誤った道に引き抜く」 野中広務

・「パフォーマンス男はリーダーに向かない」 野村克也

・「政治家は歴史に判断されるものだ」


現在の総理は、与野党のリーダーは、20年後にどのようにひょうかされるのでしょうか。






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☆参観会・懇談会資料 ⑩ 

◇草柳大蔵
 
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Ⅱ これからの人づくりに向けて

1.子供と家庭

「美しく挨拶しよう 美しく歩こう 美しく話そう」


 美しいがキーワード


(1)美しく挨拶しよう



(2)美しく歩こう

  → テレビ漬けの生活から子供を引き離す



(3)美しく話そう 
 
  ◎21世紀に向けての提案

① 子供の「体の不調」の原因を突き止める

   ② 自然の力を利用して子供の自然治癒力回復と向上を図る

   ③ 地域で父親が参加し、「子供の出番」があるイベントをつくり出す





◇人付き合い三条件

□三つのC
 
 ① セルフ・コントロール     自己抑制


 ② セルフ・コンフィデンス    自信


 ③ セルフ・コンセントレイション 自己集中

 

□子供をほめるタイミング

「つ」がつくことに全部ものごとを教える

  「つ」がつく年齢に第一期の人格形成


 江戸時代 
   三つで「躾」
五つで「読み書き」
七つで「そろばん」


「育児」は「育自」である
育てる人に育ってもらうことが大切



ほめる 
   「○○しなさい」のあとほめても影響しない

 ※ 親が言わないのに子供が実行したことを見て「偉かったね、良く気が付いたね、良
  くできたじゃない」と言われると向上心に火がつく


 愛知県教育委員会
  「子供に語ろう。ふれあい、語り合い、認め合い」












☆「憎まれ役」野中広務・野村克也 文藝春秋 2007年 ①【再掲載2012.12】

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◇序論 憎まれ役世に憚る 野中広務
  
 野中広務・野村克也の共通点 
 
  = 京都生まれ + 這い上がった男 + B型 


    メディアに「憎まれ役」扱い

 
※「保身と現世利益に目が眩んで口に糊している男女の何と多いことか!」





◇グローバリズムに屈した野球と政治 危機論

野中 「巨人軍と自民党の凋落には同一の原因がある」


野村 「野球は勝つだけでいいのか」


1 野球は面白いだけでいいのか?勝つだけでいいのか? 野村克也

□野球への危機感 - 報道の本質から離れたおちゃらけが目立つ
  
     ↓

求められているのは真剣勝負だ!
  「野球は確率の高い戦術を選択するスポーツです」

そして,奇策が重要な要素となります



勝負の世界よりももっと大切なものがある
 =  「生きる」という自分の人生



□マスコミは光ばかり追いかけて影を報道しない

  メディアは大リーグやパフォーマンス選手の光ばかり追いかけて,人間が地道に努力
 している影を報道しない





2 巨人軍と自民党の凋落には同一の原因がある 野中広務

□故正力オーナー 
   
 巨人軍の理想
① 巨人軍は紳士たれ

② 日本人だけのチーム

   ③ 最終目標は日米決戦




□渡辺オーナーと長嶋によって,理想の姿は消えた

(小手先,目の先の人気におぼれる)

 

□国会には出ず,マスコミばかりに出る議員
    
 自民党も巨人軍に類似


 誰もがバットを振り回すような政治が…


  


3 大リーグって本当に強いのだろうか  野村克也

□大リーグ 
 
 1960年16チーム 

   → 1998年 30チーム



□パワーでは負けるが考え方や取り組みは優れている



□野球規約は人の道に外れている

貧しい青年を救う制度がなぜいけない  

 おかしな規制やルール






◇小泉と長嶋,人気支配の落とし穴  リーダー論
 
 「眩しすぎる光は人を誤った道に引き抜く」 野中広務


 「パフォーマンス男はリーダーに向かない」 野村克也


1「憎まれ役」だから見える「偶像」の「偽善」 

□人気だけでは勝てないのが政治と野球だ  
    
 抵抗勢力,守旧派,反動勢力

 



2 パフォーマンス監督・長嶋茂雄の罪と罰 野村克也 

□長嶋  システマチックな野球を軽視し,選手個人に頼るチームにしてしまった

      千里の馬はあれども一人の伯楽はなし
  
 



3 小泉さんは本当に改革派だったのか 野中広務 

□眩しすぎる光は人を誤った道に導く

 光があって影がある 
 その光が眩しすぎれば影さえ見えない

 



4 巨人軍首脳よ,今こそ「正力遺訓」をかみしめよ 野村克也

□座禅がつくった常勝球団 
   
 川上 ~ ドジャース戦法

 

□窮して変じ,変じて通ず

 川上氏の淡口評
  「この選手は親孝行だから大成しますよ」

 



5 自民党でない,日本の自然までぶっ壊した小泉改革 野中広務

  政治家は歴史に判断されるものだ

 


6 本当の野球は人生を考えることから始まる 野村克也

□大リーグの神髄は「基本の重視」だ



□昭和42年 ドン・ブレイザーが南海に入団

 ネバー・ギブアップ,シンキングベースボール



□結果論で叱らない,好き嫌いで使わない

 昭和45(1970)年南海監督

 → ブレイザーをコーチに

◎管理する者は絶対に結果論で論じてはならない


◎選手を好き嫌いで使ってはいけない


◎監督の最大の使命は選手の教育である







お読みくださり、ありがとうございました。


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