「孤独のすすめ」ひろさちや SB新書 2016年 ② /「続坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ②【再掲載 2018.5】 [読書記録 宗教]
今回は、12月18日に続いてひろさちやさんの
「孤独のすすめ」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「そもそも孤独を癒そうとするのが大間違い!現代日本がつくり出した、本当は誰しも感
じている『孤独』な状況-。昔の共同体のような『閉じた社会』での密な関係はなくな
り、今はネットで不特定多数とも広く繋がれる希薄な人間関係の中に生きています。い
つでも人と繋がれる時代に生きていながらも、昔に増して孤立感・疎外感を抱いている
人は多いようです。そして厳しい世間の荒波にもまれ、人間関係をこじらせ、ときに一
個人としての孤立や無力さを感じたり、孤独に苛まれることがよくあります。そもそも
今の世の中は狂っているともいえます。人は世間の物差し(常識)を押しつけられて生
きており、かえって疎外感や生きづらさ、孤立感を感じることにつながっているのです。
そう、そんな狂った世の中で、現代人が寂しくなく「孤独を生きる」には、実はほんの
ちょっとコツが入るのです。本書は、『孤独』というものの本質に立ち返り、般若をは
じめ古今東西の偉人賢人の考えも参照しつつ、ついつい癒(解消)しがちな『孤独』を
恥や悩みとせず、むしろおかしな世の中で自分の状況をしっかりと肯定し、孤独と上手
に向き合うことで、楽しく生きていく術を書き下ろすものです。」
とあります。
「西日本文化 と 東日本文化」、昔から言われていることですが、
わたしはおもしろく感じました。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「昔の大阪人のように、相手の思惑を気にせず、自分の都合を優先させて生きることで
す。あるいは昔の東京人のように、相手にベタベタすることなく、むしろ積極的に孤
独に生きること。」
- それぞれのよさがあります。東京、大阪に限らず。
・「乗客は <乗ってやっている> のと同時に <載せていただいている>」
- お客様だけでなく、提供する側も神さまということでしょうか。
・「資本の論理、平たくいえば資本の都合によって労働者は仲間の労働者と競争させられ
る
→ 労働者同士が対立
→ 仲間意識が喪失 」
・「日本人の血の内部は二つの文化が流れているのではないでしょうか
縄文文化(仲間意識)と弥生文化(ライバル意識)とが。」
もう一つ、再掲載となりますが、坂東義教さんの
「続坂東先生の教育講座」②を載せます。
四十年以上前。
高校生の頃でしょうか、風邪で学校を休んでテレビを見ていました。
今でも(番組内容は違いますが)NET系列の溝口泰男のモーニングショー。
朴訥とした北海道なまり?東北のなまり?の坂東先生の「子育て講座」。
とてもおもしろいものでした。
当時のVTRがあるなら、もう一度見せてもらいたいなあ‥。
当時他の職業を志望していたわたしが教職に就いたことに関連があるのかもしれません。
あまりにも若く亡くなられた坂東先生。
要約を読み直して、人気が高かったわけがわかります。
お母さん、教育関係者におすすめの本です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「孤独のすすめ」ひろさちや SB新書 2016年 ②
◇世間の孤独(1)
7 江戸っ子と浪速っ子
□秋深き隣は何をする人ぞ - 隣人と一献を傾けたい心境
しかし、ひとり酒を飲む(相手の都合を考える)
明日の迷惑を避けるために今日の寂しさを我慢する = 昔の東京人
↑↓
大阪人は訪ねる
相手の感情を考えず自分の都合
隣の三尺
東京人は翌日掃除
大阪人は「おおきにおおきに」
◎ 昔の大阪人のように、相手の思惑を気にせず、自分の都合を優先させて生きること
です。あるいは昔の東京人のように、相手にベタベタすることなく、むしろ積極的に
孤独に生きること。
8 お互い様意識
大阪 - 葬儀は地域共同体の仕事(隣近所がすべて)
時代
~ 昔と今の違い
仲間意識の衰退
お互い様意識も
◎ 乗客は <乗ってやっている> のと同時に <載せていただいている>
9 縄文文化と弥生文化
なぜ仲間意識を喪失したのでしょうか?
↑
日本的な資本主義の論理の横行
◎ 資本の論理、平たくいえば資本の都合によって労働者は仲間の労働者と競争させ
られる
→ 労働者同士が対立
→ 仲間意識が喪失
日本人は農耕民族
仲間意識が希薄となり、競争意識、ライバル意識が
= 水資源 我田引水
隣そねみ 隣の貧乏はかもの味
◎ 農耕民族は「ヤマアラシのジレンマ」に悩む
永六輔
映画『寅さん』に対して「あんなの江戸っ子の生き方じゃない」
◎ 江戸っ子は隣近所に対して、あんなにベタベタした関係は結ばない。互いに干渉
しないで生きるのが江戸っ子だ。
ひろさちや
映画『寅さん』 - 古き良き時代の浪速っ子の生き方
∥
◎ 日本人の血の内部は二つの文化が流れているのではないでしょうか
縄文文化(仲間意識)と弥生文化(ライバル意識)
☆「続坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ②【再掲載 2018.5】
◇ダメを言わないおかめの五得教育
□冷たい夫婦の悲しい物語
冷たいお母さん
→ 子供は小さいときに逆戻り
□理解とはただ相手のことを分かるだけじゃない
◎ まず夫婦仲
□お乳いじられたって減りゃしない
いいお母さんは心において子供でなきゃならん
□皮肉な言い方-いやだいやだ
特に×なのは…「できないことを拒否すること」
× できないこと、過失を叱ってはダメ
× 脅かしてはダメ
× 辱めるのもダメ
× 皮肉もダメ
□すぐ人と比べて悪口
子供が大きくなったら「親が違う」
□奥さん、おかめの顔が理想だ!
◎おかめ
・どこまでも見捨てぬ優しい目
・子供のため息一つだって聞き漏らさない耳
・高ぶらない謙虚な鼻
・励ます口
・豊かな頬
= 「五徳の心と顔」
◇僕に注目して!非行少年は叫ぶ
□母さん僕を叱って
母さんどうか病気になって
とげとげしい暗い顔なんてやめろ
□「注射だぞ」って脅かす教育
- それが積み重なると問題
□少年は非行に走るほかなかった
教護院の少年
◎「注目させるために人をアッと言わせる悪いこと」
|
※ 疎外されるから余計不満で次々と問題を起こす
□叱られても叱られてもお母さんが好き
情緒不安定 - 気分本意で根気もない
反逆して、愛って言うのは深まっていくもの
◎ 具体的な愛情 = 容認
□「容認」することは相手の感情を受け入れてやること
◎容れるのは話を聞いてやること「今日はどうだったのお?」
(※「の」じゃなく「のお」と坂東さんの言=ハマコウ註)
「孤独のすすめ」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「そもそも孤独を癒そうとするのが大間違い!現代日本がつくり出した、本当は誰しも感
じている『孤独』な状況-。昔の共同体のような『閉じた社会』での密な関係はなくな
り、今はネットで不特定多数とも広く繋がれる希薄な人間関係の中に生きています。い
つでも人と繋がれる時代に生きていながらも、昔に増して孤立感・疎外感を抱いている
人は多いようです。そして厳しい世間の荒波にもまれ、人間関係をこじらせ、ときに一
個人としての孤立や無力さを感じたり、孤独に苛まれることがよくあります。そもそも
今の世の中は狂っているともいえます。人は世間の物差し(常識)を押しつけられて生
きており、かえって疎外感や生きづらさ、孤立感を感じることにつながっているのです。
そう、そんな狂った世の中で、現代人が寂しくなく「孤独を生きる」には、実はほんの
ちょっとコツが入るのです。本書は、『孤独』というものの本質に立ち返り、般若をは
じめ古今東西の偉人賢人の考えも参照しつつ、ついつい癒(解消)しがちな『孤独』を
恥や悩みとせず、むしろおかしな世の中で自分の状況をしっかりと肯定し、孤独と上手
に向き合うことで、楽しく生きていく術を書き下ろすものです。」
とあります。
「西日本文化 と 東日本文化」、昔から言われていることですが、
わたしはおもしろく感じました。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「昔の大阪人のように、相手の思惑を気にせず、自分の都合を優先させて生きることで
す。あるいは昔の東京人のように、相手にベタベタすることなく、むしろ積極的に孤
独に生きること。」
- それぞれのよさがあります。東京、大阪に限らず。
・「乗客は <乗ってやっている> のと同時に <載せていただいている>」
- お客様だけでなく、提供する側も神さまということでしょうか。
・「資本の論理、平たくいえば資本の都合によって労働者は仲間の労働者と競争させられ
る
→ 労働者同士が対立
→ 仲間意識が喪失 」
・「日本人の血の内部は二つの文化が流れているのではないでしょうか
縄文文化(仲間意識)と弥生文化(ライバル意識)とが。」
もう一つ、再掲載となりますが、坂東義教さんの
「続坂東先生の教育講座」②を載せます。
四十年以上前。
高校生の頃でしょうか、風邪で学校を休んでテレビを見ていました。
今でも(番組内容は違いますが)NET系列の溝口泰男のモーニングショー。
朴訥とした北海道なまり?東北のなまり?の坂東先生の「子育て講座」。
とてもおもしろいものでした。
当時のVTRがあるなら、もう一度見せてもらいたいなあ‥。
当時他の職業を志望していたわたしが教職に就いたことに関連があるのかもしれません。
あまりにも若く亡くなられた坂東先生。
要約を読み直して、人気が高かったわけがわかります。
お母さん、教育関係者におすすめの本です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「孤独のすすめ」ひろさちや SB新書 2016年 ②
◇世間の孤独(1)
7 江戸っ子と浪速っ子
□秋深き隣は何をする人ぞ - 隣人と一献を傾けたい心境
しかし、ひとり酒を飲む(相手の都合を考える)
明日の迷惑を避けるために今日の寂しさを我慢する = 昔の東京人
↑↓
大阪人は訪ねる
相手の感情を考えず自分の都合
隣の三尺
東京人は翌日掃除
大阪人は「おおきにおおきに」
◎ 昔の大阪人のように、相手の思惑を気にせず、自分の都合を優先させて生きること
です。あるいは昔の東京人のように、相手にベタベタすることなく、むしろ積極的に
孤独に生きること。
8 お互い様意識
大阪 - 葬儀は地域共同体の仕事(隣近所がすべて)
時代
~ 昔と今の違い
仲間意識の衰退
お互い様意識も
◎ 乗客は <乗ってやっている> のと同時に <載せていただいている>
9 縄文文化と弥生文化
なぜ仲間意識を喪失したのでしょうか?
↑
日本的な資本主義の論理の横行
◎ 資本の論理、平たくいえば資本の都合によって労働者は仲間の労働者と競争させ
られる
→ 労働者同士が対立
→ 仲間意識が喪失
日本人は農耕民族
仲間意識が希薄となり、競争意識、ライバル意識が
= 水資源 我田引水
隣そねみ 隣の貧乏はかもの味
◎ 農耕民族は「ヤマアラシのジレンマ」に悩む
永六輔
映画『寅さん』に対して「あんなの江戸っ子の生き方じゃない」
◎ 江戸っ子は隣近所に対して、あんなにベタベタした関係は結ばない。互いに干渉
しないで生きるのが江戸っ子だ。
ひろさちや
映画『寅さん』 - 古き良き時代の浪速っ子の生き方
∥
◎ 日本人の血の内部は二つの文化が流れているのではないでしょうか
縄文文化(仲間意識)と弥生文化(ライバル意識)
☆「続坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ②【再掲載 2018.5】
◇ダメを言わないおかめの五得教育
□冷たい夫婦の悲しい物語
冷たいお母さん
→ 子供は小さいときに逆戻り
□理解とはただ相手のことを分かるだけじゃない
◎ まず夫婦仲
□お乳いじられたって減りゃしない
いいお母さんは心において子供でなきゃならん
□皮肉な言い方-いやだいやだ
特に×なのは…「できないことを拒否すること」
× できないこと、過失を叱ってはダメ
× 脅かしてはダメ
× 辱めるのもダメ
× 皮肉もダメ
□すぐ人と比べて悪口
子供が大きくなったら「親が違う」
□奥さん、おかめの顔が理想だ!
◎おかめ
・どこまでも見捨てぬ優しい目
・子供のため息一つだって聞き漏らさない耳
・高ぶらない謙虚な鼻
・励ます口
・豊かな頬
= 「五徳の心と顔」
◇僕に注目して!非行少年は叫ぶ
□母さん僕を叱って
母さんどうか病気になって
とげとげしい暗い顔なんてやめろ
□「注射だぞ」って脅かす教育
- それが積み重なると問題
□少年は非行に走るほかなかった
教護院の少年
◎「注目させるために人をアッと言わせる悪いこと」
|
※ 疎外されるから余計不満で次々と問題を起こす
□叱られても叱られてもお母さんが好き
情緒不安定 - 気分本意で根気もない
反逆して、愛って言うのは深まっていくもの
◎ 具体的な愛情 = 容認
□「容認」することは相手の感情を受け入れてやること
◎容れるのは話を聞いてやること「今日はどうだったのお?」
(※「の」じゃなく「のお」と坂東さんの言=ハマコウ註)