SSブログ

小浜逸郎さんはこんなことを⑮-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (9) /「生物学個人授業」岡田節人・南伸坊 新潮社 1996年 ①【再掲載 2014.7】 [読書記録 教育]

今回は、12月25日に続いて、
「小浜逸郎さんはこんなことを」12回目、
「14歳 日本の子どもの謎」9回目の紹介です。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「家庭内暴力は反抗ではなく、『甘え』や『すね』の中に心理的に退行している現象」


・「親もそうなるように対応しないから反抗不可能な状態になる。反抗でないという理由 は真綿のように優しく濃密な雰囲気に包まれて育つからそこまでいかない」


・「子供の思春期は親にとっては試練の時である。体を張って子供と対決せよ。」


・「子供から大人への過渡期にある厄介な存在に,それぞれの能力や適正に合った『大人
化』への道筋を,具体的に提供することが要請される。自立の衝動の芽生えをいち早
く読みとり,自立の困難をできるだけ取り除いてやることが必要だ。」






もう一つ、再掲載となりますが、岡田節人さん、南伸坊さんの
「生物学個人授業」①を載せます。
わかりやすく、読んだときに、目からうろこが落ちるように、うんうんと頷いていた本。
それなのに今、要約を読み直すと、頭の中に内容を再現できません。
それは、要約のまずさのため。
「この一冊で免許皆伝」となったはずなのに、免許取り消し!
自分が死んでも子孫が残れば生命が絶えないということでしょうか。
素人生徒の南伸坊さんがその道の権威の学者を先生に迎えてわかりやすく解説してもらう
「個人授業シリーズ」は楽しいシリーズです。
だいぶ以前の出版ですが、おすすめの本です。文庫版も出ています。


昨日、今日と学校は閉庁。わたしは年休をとっています。
きのう、ようやく年賀状を作り終え、投函しました。
以前より少なくなったのに、遅くなりました。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆小浜逸郎さんはこんなことを⑮-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (9)

1.jpg

◇「ふつうの家族」の落とし穴②

□反抗心の欠如こそが「家庭内暴力」を生む
     
 家庭内暴力は反抗ではない

 =「甘え」や「すね」の中に心理的に退行している現象



 反抗ではない理由
囲われた家族の中でわがまま放題に暴力を振るう

= 外の社会に向かって積極的に関わっていくことができないからこそ、その鬱憤
    を内に向ける

    |

 ◎ 反抗なら親の世話にならない
反抗は自分の意志や欲望の輪郭がはっきりしているかはっきりしつつあることを前
  提とする



 ◎ 親もそうなるように対応しない = 反抗不可能な状態に

   反抗でないという理由 
    = 真綿のように優しく濃密な雰囲気に包まれて育つから


 息子の奴隷になった父親の悲劇


 子供の思春期は親にとっては試練の時

  → 体を張って子供と対決せよ



□まとめ

 ◎ 正しい「大人化」への道をいかに提供するか

 ○ 生きる手応えがないまま何となく抽象的な「自分」を形成し,だらだらと長いトン
  ネルの中を通過していく。
各人が「秘密の地下通路」をもつ。

         ↓

 ○ 子供から大人への過渡期にある厄介な存在に,それぞれの能力や適正に合った「大
  人化」への道筋を,具体的に提供することが要請される。
 自立の衝動の芽生えをいち早く読みとり,自立の困難をできるだけ取り除いてやる
  ことが必要だ。



 ◎ 社会システムをもっと時代にあったものに編成し直すこと









☆「生物学個人授業」岡田節人・南伸坊 新潮社 1996年 ①【再掲載 2014.7】

<出版社の案内>
DNAって何?「ジュラシック・パーク」のように恐竜が生き返ることってあるの?遺伝子
治療ってコワそうだけど大丈夫?アオムシがチョウチョになるしくみは?生物って何万種
類あるの?分類の方法、数え方は?地球上の生物を乗せた「ノアの方舟」ってどのくらい
の大きさ?コドモもオトナも、オトコもオンナも、興味シンシンの生物学。シンボーさん
と一緒に勉強しよう。

知りたいことは何でも聞くゾ。好奇心全開の生徒と科学を日常の言葉で語る先生との迫真
のライブ。生きものの科学はこんなに面白い!基礎から最先端まで、この一冊で免許皆伝。
1.jpg

◇自然回帰   中村桂子・岡田節人

□自然回帰の理由
 
 ① 自然環境への関心の高まり

② 人間の本能 - 珍奇なものを愛し評価する性向


□1994年 「シンラ」(1990「マザーネーチャーズ」改め)

1994.1~1995.1の連載



◇生命は絶えたことがない

(1)細胞 (宇田川榕庵)

(2)DNA  ・物質(分子)-遺伝情報   
       ・暗号のコード

(3)細胞核 DNAは細胞の中にある
多くは中央の細胞の中にある

  |

 ◎ DNAが核に閉じこめられることにより多くの生物ができた



  ① 細胞(生物は細胞から成り立っている)

② DNA(その要素成分の組み合わせで遺伝情報を担う物質)

③ 細胞核(DNAはこの中で働いて遺伝する)



  ○ 生命は絶えたことがない
= 自分の子供を産めるから

  
□原核生物(バクテリア ファージ)DNA核外

 植えるだけ - 分裂することで生命を連続

  
□真核生物

  
□多細胞生物  
 ◎生殖細胞だけが連続

  体細胞は一代で終わりだが、生殖細胞は絶えることがない


□遺伝子治療 

  体細胞だけ換え生殖細胞には無関係!



□生物学 

 = 「ジェラシック・パーク」
前半の1/3は科学的


<言葉>

 ① 細胞 

 ② DNA

 ③ 細胞核 


<先生の一言>
   
 ◎生殖細胞と体細胞の違いをしっかり!

「私たちヒトの男で言うと、キンタマの中に入っている精子の細胞だけが生殖細胞、それ
 以外は体細胞、カラダの他のどこにも生殖細胞はない」

nice!(153)  コメント(5) 
共通テーマ:学校