「里海の自然と生活」印南敏秀編 みずのわ出版 2011年 /「一人称の教育社会学 学校にできること」志水宏吉 角川選書 2010年 ③ 【再掲載 2013.11】 [読書記録 一般]
今回は、印南敏秀さん編の
「里海の自然と生活」を紹介します。
出版社の紹介には
「新たな『里海』づくりのために―
学際的総合的視点から、自然と生活を読みとく」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「里海とは『人の手を加えることにより生物生産性と生物多様性が高く
なった沿岸海域』」
・「湖・内湾の物質循環とモク(水草・海草・海藻)」
・「畑作を支えたモク堆肥」
もう一つ再掲載になりますが、志水宏吉さんの
「一人称の教育社会学 学校にできること」③を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「里海の自然と生活」印南敏秀編 みずのわ出版 2011年
◇里海の過去・現在・未来
1 里海とは何か 柳哲雄(九州大)
里海
「人の手を加えることにより生物生産性と生物多様性が高くなった沿岸
海域」
「沿岸海域を里海にする運動をしましょう」 1998
海ごみ 海底ごみ
2 沿岸漁業の歴史と文化 山口徹
3 里海資源の商品化と環境適応型農業 鷲尾圭司
イカナゴ漁業とくぎ煮の普及
4 受け継がせたい干潟 岡田和樹
広島県竹原市賀茂川 ハチの干潟 22ha
◇湖・海の藻の過去・現在・未来
1 湖・内湾の物質循環とモク(水草・海草・海藻) 市野和夫
三河湾のアマモ
2 中海・宍道湖のモク狩りと里海システム 平塚純一
3 農民日記からみた相模湾の海辺の暮らし 辻井善彌
「浜浅日記」 について
4 浜名湖のモクの歴史と文化 大村和男
畑作を支えたモク堆肥
5 琵琶湖の水草利用と生活世界 中藤容子
6 藻の文化資源としての可能性 印南敏秀
対馬の藻をめぐる文化
宮本常一撮影の写真多数
◇あとがき
2003~2008 愛知大学綜合郷土研究科(郷土研)
「三河湾の海里山の綜合研究」
市野和夫が自然分野 印南敏秀が人文分野
◇印南敏秀
1952年生
武蔵美大 - 近畿日本ツーリスト - 日本観光文化研究所
-愛知大学教授・生活文化学
大村和男 1948年静岡県生
大学-登呂博物館-静岡市文化財課
-現在静岡集落史調査会 民俗学・民具学・日本文化史
☆「一人称の教育社会学 学校にできること」志水宏吉 角川選書 2010年 ③ 【再掲載 2013.11】
2 どのように学校にアプローチするか? -学校社会学の方法-
(1)はじめに - 方法への問い
研究とは何か
社会学
○「弱者の視点から現実を問い直すこと」
○「マイノリティ」という「対象」
○「現場を歩く」という「方法」
研究には問い・対象・方法が必要
三大学合宿
天野(京都大学)・潮木(名古屋大学)・麻生(大阪大学)
門下 池田寛先生
解釈的アプローチへの傾倒
教授
池田寛(阪大) 柴野昌山(京大) 田中一生(九大)
山村賢明(筑波)
院生
稲垣恭子(京大)山本雄二(関大)森繁(京都女子)
白石義郎(久留米大) 田中統治(筑波)蓮尾直実(三重大)
(2)「新しい教育社会学」と「解釈的アプローチ」
きっかけはイギリスへの関心
水と油ほど違うアプローチの方法
「解釈的アプローチ」-「規範的アプローチ」
ウィリスの「ハマータウンの野郎ども」1985
問い
= なぜ労働者階級の子が自ら進んで肉体労働の世界に入っ
ていくのか
(3)エスノグラフィー
日本の教育を解くカギは中学校にある
天野郁夫(東大)園田英弘(日本文化研究センター)濱名篤
↓
大阪大学人間学部 友田泰正研究室助手ポストに
Wカミングス「ニッポンの学校」小学校 平等性
T ローレン 高校「日本の高校」 階層性
↓
現場の先生と共作『よみがえれ公立中学 尼崎市立南中学校』
フィールドワークトエスノグラフィー
1992 佐藤郁哉「フィールドワーク」
1998 志水宏吉「教育のエスノグラフィー」
参与観察・インタビュー・文書収集
重要なのはイメージ
「学校文化を書く」という仕事
エスノグラフィー
見学段階
・テーマを設定する
・フィールドに入る
・人と関わりノートをとり話を聞く
「友情の方法論」-キーマン
書く段階
・キーワードを見付ける
・教材を整理する
・テキストを書く
「筆が鈍る問題」
キーマンに見てもらってフィードバック
(4)学校現場の研究 -臨床社会学の構想-
学校臨床学との出会い
1986 大阪大助手
→ 1988大阪教育大
→ 1996東京大助教授「学校臨床学」
「臨床の知」という考え方 哲学者・中村雄二郎
これまで「近代科学の知」-普通性、客観性、論理性
|
「臨床の知」フィールドワークの知
コスモロジー シンボリズム パフォーマンス
対象との個別的・具体的・身体的なかかわりの中で立ち上がる知
(5)研究の価値
あちら側とこちら側 有意性
妥当性・適切性という研究の価値
研究と実践の関係性
学校社会学
「読む」(見る+書く) +「動く」(かかわる)
「里海の自然と生活」を紹介します。
出版社の紹介には
「新たな『里海』づくりのために―
学際的総合的視点から、自然と生活を読みとく」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「里海とは『人の手を加えることにより生物生産性と生物多様性が高く
なった沿岸海域』」
・「湖・内湾の物質循環とモク(水草・海草・海藻)」
・「畑作を支えたモク堆肥」
もう一つ再掲載になりますが、志水宏吉さんの
「一人称の教育社会学 学校にできること」③を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「里海の自然と生活」印南敏秀編 みずのわ出版 2011年
◇里海の過去・現在・未来
1 里海とは何か 柳哲雄(九州大)
里海
「人の手を加えることにより生物生産性と生物多様性が高くなった沿岸
海域」
「沿岸海域を里海にする運動をしましょう」 1998
海ごみ 海底ごみ
2 沿岸漁業の歴史と文化 山口徹
3 里海資源の商品化と環境適応型農業 鷲尾圭司
イカナゴ漁業とくぎ煮の普及
4 受け継がせたい干潟 岡田和樹
広島県竹原市賀茂川 ハチの干潟 22ha
◇湖・海の藻の過去・現在・未来
1 湖・内湾の物質循環とモク(水草・海草・海藻) 市野和夫
三河湾のアマモ
2 中海・宍道湖のモク狩りと里海システム 平塚純一
3 農民日記からみた相模湾の海辺の暮らし 辻井善彌
「浜浅日記」 について
4 浜名湖のモクの歴史と文化 大村和男
畑作を支えたモク堆肥
5 琵琶湖の水草利用と生活世界 中藤容子
6 藻の文化資源としての可能性 印南敏秀
対馬の藻をめぐる文化
宮本常一撮影の写真多数
◇あとがき
2003~2008 愛知大学綜合郷土研究科(郷土研)
「三河湾の海里山の綜合研究」
市野和夫が自然分野 印南敏秀が人文分野
◇印南敏秀
1952年生
武蔵美大 - 近畿日本ツーリスト - 日本観光文化研究所
-愛知大学教授・生活文化学
大村和男 1948年静岡県生
大学-登呂博物館-静岡市文化財課
-現在静岡集落史調査会 民俗学・民具学・日本文化史
☆「一人称の教育社会学 学校にできること」志水宏吉 角川選書 2010年 ③ 【再掲載 2013.11】
2 どのように学校にアプローチするか? -学校社会学の方法-
(1)はじめに - 方法への問い
研究とは何か
社会学
○「弱者の視点から現実を問い直すこと」
○「マイノリティ」という「対象」
○「現場を歩く」という「方法」
研究には問い・対象・方法が必要
三大学合宿
天野(京都大学)・潮木(名古屋大学)・麻生(大阪大学)
門下 池田寛先生
解釈的アプローチへの傾倒
教授
池田寛(阪大) 柴野昌山(京大) 田中一生(九大)
山村賢明(筑波)
院生
稲垣恭子(京大)山本雄二(関大)森繁(京都女子)
白石義郎(久留米大) 田中統治(筑波)蓮尾直実(三重大)
(2)「新しい教育社会学」と「解釈的アプローチ」
きっかけはイギリスへの関心
水と油ほど違うアプローチの方法
「解釈的アプローチ」-「規範的アプローチ」
ウィリスの「ハマータウンの野郎ども」1985
問い
= なぜ労働者階級の子が自ら進んで肉体労働の世界に入っ
ていくのか
(3)エスノグラフィー
日本の教育を解くカギは中学校にある
天野郁夫(東大)園田英弘(日本文化研究センター)濱名篤
↓
大阪大学人間学部 友田泰正研究室助手ポストに
Wカミングス「ニッポンの学校」小学校 平等性
T ローレン 高校「日本の高校」 階層性
↓
現場の先生と共作『よみがえれ公立中学 尼崎市立南中学校』
フィールドワークトエスノグラフィー
1992 佐藤郁哉「フィールドワーク」
1998 志水宏吉「教育のエスノグラフィー」
参与観察・インタビュー・文書収集
重要なのはイメージ
「学校文化を書く」という仕事
エスノグラフィー
見学段階
・テーマを設定する
・フィールドに入る
・人と関わりノートをとり話を聞く
「友情の方法論」-キーマン
書く段階
・キーワードを見付ける
・教材を整理する
・テキストを書く
「筆が鈍る問題」
キーマンに見てもらってフィードバック
(4)学校現場の研究 -臨床社会学の構想-
学校臨床学との出会い
1986 大阪大助手
→ 1988大阪教育大
→ 1996東京大助教授「学校臨床学」
「臨床の知」という考え方 哲学者・中村雄二郎
これまで「近代科学の知」-普通性、客観性、論理性
|
「臨床の知」フィールドワークの知
コスモロジー シンボリズム パフォーマンス
対象との個別的・具体的・身体的なかかわりの中で立ち上がる知
(5)研究の価値
あちら側とこちら側 有意性
妥当性・適切性という研究の価値
研究と実践の関係性
学校社会学
「読む」(見る+書く) +「動く」(かかわる)