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「この街で君と出会い」喜多條忠 立風書房 1975年 / 「今,義務教育が危ない」ぎょうせい 2007年 ①(前半) [読書記録 一般]

今回は、喜多條忠さんの
「この街で君と出会い」を紹介します。


「神田川」で知られる喜多條さんのエッセイ。

当時の雰囲気を知ることができました。
 



もう一つ、再掲載になりますが、ぎょうせいの
「今、義務教育が危ない」①を載せます。


<浜松のオリーブ園>

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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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☆「この街で君と出会い」喜多條忠 立風書房 1975年

◇喜多條忠
  昭和22年 大坂生
  早大中退 
  放送台本作家 「神田川」


◇この街で君と出会い 放浪の青春ノート
  出会ってしまった悲しみに
    池間みち子(仮名) 
      高2~ 4年間
後半2年間自分は東京
       → 電話、手紙、つかの間のデート
   
  石神井
    4畳半 本ばかり 400通の手紙 東京のみち子
     → 大阪のみち子に別れの手紙
    |
  別れてよかった   
  恋の成就によって深く愛し合えることはあっても、敗れ続けたもの
    だけが手に入れることができる優しさはきっと持ち得なかっただろう
 ◎ 一番貧しいのは
        「幸せそうに見える不幸せ」
 
  神田川
  東京のみち子 
     - 大阪のみち子のことを知っていた
    大阪のみち子がやってきた
 → その日から東京のみち子の下宿で生活
  戸塚二丁目神田川沿い 3畳一間
    近くに「安兵衛」という銭湯
 生活は貧しかったけれど楽しかった
          (ぼくの月々の仕送りのほとんどが家賃と本で消えた)

  学生運動の時代
神田川の頃 
      ~ 随分長く哀しい時間
   
 ※ 二人のみち子と出会いそして別れてからぼくの本当の放流が始まった



◇新宿の天使たち
  似顔絵描きの中島さんとの出会い 
モダンジャズの店「ビレッジ・ゲイト」
中島さんの似顔絵描きの客引きをするようになった
ぼくのあだ名「モディ」 
       モディリアーニの青年
    「ビレッジゲイト」新宿駅前
    「ミカド」「ルフラン」「シロー」「スカラ座」
永山則夫も知っている
      「ビレッジバンガード」のボーイ
    
  浅川マキとの出会い 
マキの歌に支えられた「アートシアター○○○」
マキの家で長谷川きよしたちと朝まで話し明かした
    忘れられない女性 ピラニアに会った
  
  さよならピラニア 
「マキシーのために」デビュー作
もとの詞は「ピラニアのために」
        ディレクターが「マキシー」にした
    ピラニアというあだ名が付いた女の子    
早大 全共闘 戸塚二丁目 木造モルタルに
    胸を悪くしていた 
      体力を無くしたのにデモ


◇冬木立の見える窓から
  ラジオ局でアルバイト
   → 放送作家
  Y子とで会う   
Y子と結婚 
    会費制の式から放送局の人、浅川マキ、長谷川きよし無料で






☆「今,義務教育が危ない」ぎょうせい 2007年 ①(前半)

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◇義務教育は将来への投資である 佐和隆光(立命館大学院教授,京大特任教授教授)
小泉首相は日本のサッチャーか?
  サッチャリズムの負 
      ① 所得格差の拡大
     ② 公的医療・教育の荒廃
「排除」される者のいない社会
   トニー・ブレア 
       1997.5 「一にも二にも三にも教育だ」
  30人学級,社会的排除対策設立,社会的取り組み推進 1998.7
  教育予算の約3割増 2003
  平等な社会とは排除される者のいない社会

  教育の機会平等が経済成長の源泉
 労働力 = 量(人数) × 質(労働者能力)  
    失業率 6%→2%

  調和社会日本を模範とする中国 
    小泉構造改革内閣の反調和性

  教育の地域間格差は人材の浪費
  90年代「失われた10年」
      ~ 「人的資本の劣化」

  教育は「国家百年の計」 
    財政的措置を!

  本来の意味で学力向上を
  バブルによって  
    → 勤勉,努力,真面目,誠実など日本古来の徳目が失われてしまった

       大学受験の自己目的化

  ※ 地方の公教育の荒廃は,裕福な家庭の子弟を中高一環の受験校に進学
   させるという近時の傾向を加速させる。
   12歳の春から同質な人間としか付き合わず,親子の愛情を授け合うこ
   ともなく,大学受験のためのテクニックの習得に多感な6年間を捧げる。
   こうした教育の在り方が,芸術,文学,科学などの分野での「偉業」を
   育む素地を干からびかせることは確実である。



◇教育の機会均等が奪われる 齋藤貴男(ジャーナリスト)
あるシンポジウムでの光景 
    高校全県一学区化について
  「偏差値は関係ない?」
  教育改革が教育の機会均等を破壊する
    普通の子どもたちの教育機会を奪い,ヒト,モノ,カネの限られた
    資源をエリート養成に集中させていく当初のシナリオ通り
  日経連のリストラ・マニュアル
   三浦朱門(教育課程審議会長)の秘められた意図
    ◎子どもたちにまで自己責任原則を徹底しようとする教育改革
    ジャーナリズムの中枢は勝ち組のエリートばかり 
財界の櫻井修発言(住友信託銀行相談役)
    - 「雇用柔軟型従業員」=優生学
  誰のための「選択の自由」なのか

  ※ 教育に関する議論は,すなわち己自身の人間観,人生観を問い直す試
   みにも似て果てしない
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「はじめての特別支援教育」柘植雅義・渡部匡隆・二宮信一ほか 有斐閣アルマ 2010年 ② /「懐かしのNHKこども番組コレクション1953~1996」 泉麻人 アスキー 2005年【再掲載 2013.12 [読書記録 教育]

今回は、9月14日に続いて、柘植雅義さん、渡部匡隆さん、二宮信一さんらによる
「はじめての特別支援教育」の紹介 2回目です。



出版社の紹介には


「特別支援教育の最前線はチャレンジの連続ですが、しっかりとした障害理解
 を身につけ、目指す理念と支える制度の仕組みを知ることが、確かな問題解
 決を可能にします。すべての教師が備えるべき基本的な知識と心構えがコン
 パクトに集約した入門テキスト。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「黎明期 1878年京都盲唖院 1897年滝乃川学園 1921年柏学園」


・「特別支援教育への転換期、2001年1月に『特殊教育』から『特別支援教育』」


・「就学には保護者との合意形成が重要となる」


・「特別支援学級では『交流及び共同学習』の積極的概念が法的に規定されている」





もう一つ、再掲載になりますが、泉麻人さんの
「懐かしのNHKこども番組コレクション1953~1996」を載せます。
「先生、チョーさん(長島雄一さん)に似てるね」
と3年生の村瀬さんに言われたのは30年くらい前。
うれしかったことを思い出します。



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  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
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☆「はじめての特別支援教育」柘植雅義・渡部匡隆・二宮信一ほか 有斐閣アルマ 2010年 ②

◇教育の歴史と現行制度
1 障害のある子どもの教育の歴史

 □黎明期
   1878年 京都盲唖院設立
   1897年 滝乃川学園(東京・石井亮一)
   1921年 柏学園(東京・肢体不自由児)    

 □戦後  
   1948年 盲学校・聾学校が義務化
1950年代~ 肢体不自由児養護学校 精神薄弱養護学校
         仙台の小学校に言語障害学級 
1978年 就学免除・就学猶予が廃止
1979年 養護学校が義務化
1993年 「通級による指導」制度始まる
   
 □21世紀になり
特別支援教育への転換期
2001.1 特殊教育 → 特別支援教育
2003   6.3%の割合の子が困難 
2006  LDとADHDが通級の対象に


2 特別支援教育の現行制度 

 □就学の仕組み
   保護者との合意形成が重要

 □通級指導教室 
   1993年~制度化
情緒 言語 弱視 難聴
週1~3「自立活動」+8時間まで「教科の補充指導」可能
「個別の指導計画」
長期目標(1年) 短期目標(学期) 指導手続き 評価
   
 □特別支援学級
「交流及び共同学習」積極的概念が法的に規定されている(2004.6~)
法的位置づけ
障害毎に設置
       ①知的 
       ②肢体 
       ③身体衰弱
       ④弱視
       ⑤難聴
       ⑥その他
   特別支援学級の学級経営上の配慮事項
学級経営案 
     実態・ニーズ・学級目標・教育家庭編成
個別の指導計画の作成の方法 「交流及び共同学習」
特別支援学級の弾力的運用
   
 □特別支援学校 
 2007.4~ 特別支援学校
   「センター的機能」
①小中への支援機関 
      ②相談・情報提供
      ③指導・支援
      ④福祉、医療、運動など機関との連絡調整
      ⑤小中教員に対する研修協力
      ⑥施設提供 


3 学習指導要領
   2008.3   「個別の指導計画」「個別の支援計画」


4 教員免許制度
   2007.4.1~ 特別支援学校免許状に一本化
   6月  教職員免許法の改正






☆「懐かしのNHKこども番組コレクション1953~1996」 泉麻人 アスキー 2005年【再掲載 2013.12】

◇キャラクターがお友だち
「おかあさんといっしょ」

◇ヒット・メーカー 宇野誠一郎
「みんななかよし」 
小3-4
「ひょっこりひょうたん島」
1964-1969
「はたらくおじさん」
1961-1981 小2社会
「なんなんなあに」
1960-1989 小1理科
「はてなはてな」
1960-1989 小2理科
「四つの目」
1966-1972
「ものしり博士」
1960-1969
「たのしい教室」
1964-1993
 特別支援教育
     あどちゃん・水森亜土

◇1970年代以後
「おかあさんといっしょ」
1970-
「ワン・ツー・ドン」
1974-1995
「いちにのさんすう」
1975-1995 タップくん
「できるかな」
1970-1990 高見映

 □「みんななかよし」小3・4道徳
   <詞:柴川 幸比古>
     口笛ふいて 空き地へ行った 知らない子がやってきて
       遊ばないかと 笑って言った  ひとりぼっちはつまらない
       誰とでも仲間になって 仲良しになろう
   口笛ふいて 空き地へ行った 知らない子はもういない 
   みんな仲間だ 仲良しなんだ ひとりぼっちはつまらない
   誰とでも仲間になって 仲良しになろう      

 □「明るいなかま」小5・6道徳
   <詞:岩間芳樹 曲:広瀬量平>
    あいつを初めて知ったとき じろりとにらんだだけだった
     けんかもしたさ仲間だもんな 仲間 仲間 仲間  
    あいつがあの朝来なかった ぽつんと机が空いていた
     何だかやっぱり 気になるんだよ 昨日のうちにごめんなと  
    言えばよかった仲間だもんな 仲間 仲間 仲間


◇1980年代以後
  「おかあさんといっしょ」
     1980-
「にこにこぷん」
     1982-1992
「うたってゴー」
     1974-1995
「あんぜんパトロール」
     1980-1992
「おーい はに丸」
     1983-1988
「たんけん ぼくのまち」
     1984-1991 小3・社会
伝説になった男 チョーさん登場
行動化と発展学習 → 絵地図にまとめる
長島雄一さん 
       「いないいないばあ」
        ワンワンの役 声優
1957年埼玉生
        シンデレラストア主宰
  プロダクションバオバブ所属
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「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ⑥ /「世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集」寮美千子 ロクリン社 2016年【再掲載 2022.1】 [読書記録 教育]

今回は、9月13日に続いて、土井高徳さんの
「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」の紹介 6回目です。



出版社の紹介には


「子どもの言葉が荒くなった。暴力をふるわれた。口をきいてくれないので何
 を考えているのかわからない…。10歳からはじまる思春期。子どもの突然の
 態度の変化に戸惑う親は多い。
 37年間に100人。福岡県北九州市の「土井ホーム」にやってくるのは、ほ
 かの施設では手に負えないほど心に傷を抱えた子どもたち。ともに暮らしな
 がら心の傷を癒し、社会へと自立させてきた日本でただひとりの『治療的里
 親』が、だれにでもできて、どんな子にもすぐによく効く10~22歳、思春期
 の子育ての処方箋を伝授。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「一度に3つの課題を与えて処理能力を観察すると、子どもの作業記憶
  (ワーキングメモリー)の程度が分かる」


・「子どもとの間を詰めすぎて境界を越え、子どもの世界に踏み込んで親のパ
ワーを過剰にふるってしまうのが身体的性的な虐待に結びつきやすい。反
  対に、子どもとの間を取りすぎて、必要な愛情を注がない育児放棄(ネグレ
クト)に結びついてしまうことがある」


・「自尊感情を高める目標の立てるには、『高く遠く大きな』目標よりも『低く
近く小さな』目標にするのがよい」


・「非行少年は不遇少年であり不幸少年でもある。作家・寮美千子さんの『社
会性寛容プログラム』(奈良少年刑務所での)が参考になる」



もう一つ、再掲載になりますが、寮美千子さんの
「世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所」を載せます。
-「刑務所はいいところだ」
の詩を読むととてもつらくなりました。
子どもが育つ環境の大切さを思います。
奈良少年刑務所は旧奈良監獄で2016年度で閉庁されました。
建物は山下啓次郎氏設計により1908年に建てられた赤れんが建築。
お孫さんはジャズピアニストの山下洋輔さんで、
「奈良少年刑務所を宝に思う会」会長として保存運動に尽力されました。
重要文化財に指定され、観光資源として活用されることになりました。
星野リゾートが2026年春までの開業を目指し、
ホテル「星のやなら監獄」や監獄史料館を運営することになっています。





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☆「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ⑥

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◇思春期の子育てにすぐに効く処方箋 子どもとの接し方のテクニック(4)

19 指示は簡単に
   「ワンセンテンス・ワンミーニング」  
     -1回の言葉かけで1回の指示

 〈一口メモ〉
    子どもに問題 
     一度に3つの課題を与えて処理能力を観察
       → 子どもの作業記憶(ワーキングメモリー)の程度が分かる


20 手を掛けずに目を掛ける
前思春期と思春期 
     思春期後期との違い
      - 親子の間が変わる

   ◎ 子どもがSOSのシグナルを出さない限り「注目」はしていても
   「手出し」しない

〈一口メモ〉 
     間を詰めすぎて境界を越え子どもの世界に踏み込んで親のパワー
    を過剰にふるってしまうのが身体的性的な虐待
           ↑↓
     間を取りすぎて必要な愛情を注がない育児放棄(ネグレクト)


21 自尊感情を高める目標の立て方  
手を掛ける
     → 目を掛ける
   ◎ 楽な目標を2~3個に絞って

 〈一口メモ〉
    ×「高く遠く大きな」目標
    ◎「低く近く小さな」目標


22 言葉の力で子どもを変える
    一度言葉のシャワーを浴びた子は、思春期のはしかのような時代を通
   り過ぎたら言葉の豊饒な世界にまるでブーメランのように戻ってくる 

◎ 言葉によってのみ人は考えを整理し思索を深めることが可能
   ◎ 言葉の豊かさは内面世界の豊かさ   

非行少年は不遇少年であり不幸少年でもある                    ※ 作家・寮美千代「社会性寛容プログラム」奈良少年刑務所

 〈一口メモ〉
    臨界期
     - 感受性期  
言語0-9歳 運動能力0-4歳 絶対音感0-4歳 数字的能力1-4歳
臨界期に適切な課題を与えられ、脳が挑戦しておけばその後時
     間が経っても、ちょっと練習をするだけで、ごく自然に同じこと
     ができるようになる







☆「世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集」寮美千子 ロクリン社 2016年【再掲載 2022.1】

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◇はじめに
 2007年~
   夫の松永洋介さんと奈良少年刑務所で詩の授業
◎「人間は基本的にいい生き物だ」
「社会性涵養プログラム」詩の授業を9年間
 

□詩
  「地図」P14 
  「やさしい嘘」P24 
  「ごめんねおかあさん」P26 
  「怒らない父」P28
  「涙」P34 
  「父と母から教わったこと」P40 
  「お金」P42 
  「言葉」P46
  「自分」P57 
  「生きること」P59 
  「最近思うこと」P60
  「思いと行動」P66発達凸凹 
  「人並み」P70 
  「石ころ」P72 
  「刑務所はいいところだ」P78 
  「大阪新世界」P100
  「薬物」P102-104 
  「好きなもの」P105 
  「人生」P106 
  「SILLYR」P122
  「帰りたい」P128 
  「うれしかったこと」P138 
  「ことば」P140-141 
  「中二○の空模様」P146 
  「ばあちゃんを亡くして」P152 
  「光と闇」P159



◇「詩の教室」を開くための12のポイント
 1 安全・安心な「人・場所・時間」を確保する
× 救い合う場
         批判し合う

 2 くつろいだ雰囲気を大切にする
     リラックスする場に
     唯一の約束
       - 他者の発言を邪魔しない = 私語しない

 3 作品の出来映えを評価しない
     プラスも含めて

 4 否定しない
     後ろ向きの内容、過激な内容でも否定しない

 5 無理強いしない
     書くことも、感想の発言も

 6 信用して辛抱強く待つ

 7 指導しない
     指導者としてではなく、思いを分かち合う仲間の一人に徹する

 8 司会者も参加者になる
     一参加者として素直に感想を述べる

 9 心を受け取る
     互いについて今からあることを大切にする

 10 詩を通じて響き合う
     感動したら素直にその思いを伝える

 11 大人を休む
    = ともに遊ぶ
    「~せねばならない」という縛りを外す
      大人を休んで子どもに返る 
 人の輪から生まれる「場○」を存分に楽しむ

 12 「ありがとう」「うれしい」を大切にする


 「北風と太陽」
    社会性涵養プログラム



◇「子どもを追いつめない」
  ◎ 親が立派すぎると子どもが苦しくなる

  ◎ 虐待は「高い理想」から生まれる

  ◎ 人に甘えることのできる子に育てる

  ◎「甘やかす」と「受けとめる」の違いを見る

  ◎ やさしさはリスク

  ◎ 心のうんち

  ◎ 「あなたのため」は「だれのため?」

  ◎ 世間の物差しで語らない

  ◎ 評価しない

  ◎ 泣けること・弱音を吐くことの大切さ

  ◎ 見方を変えてみる

  ◎「しあわせ」を一番上に置く

  ◎ 子どもらしさを解放する

  ◎ 教育からのメッセージ
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「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ⑨ /「父と息子の永い付き合い」松浦元男 鳥影社 1998年 ②(後半)【再掲載 2014.3】 [読書記録 一般]

今回は、9月2日に続いて山折哲雄さん、ひろさちやさんの
「死を見つめて生きる」の紹介 9回目です。



出版社の紹介には


「よりよい人生をおくるためにいま「生・老・病・死」を見直す。現代を生き
る人たちの死生観のあり方、残された時間を大切に過ごす生き方への提言。」

 
とあります。




本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「内村鑑三は『ヨーロッパ文明を受け容れながらヨーロッパ文明を支えたキ
リスト教という精神的基盤を全部抜き去って受け容れた』と批判した」


・「人間は放っておくと動物化、野生化する。そのためイニシエーションの施
設が必要だった。学校は、かつての若者宿のような文化的装置・調教の場
  であった。現在、野生化する子どもたちをコントロールするための最後の
  砦であったはずの学校でさえも、今、飼い慣らし装置という点では骨抜き
  になりかけている」


・「飼い慣らしの機能を放棄したゆるやかな学校制度の中で子どもたちの魂
が死んでいっている」


・「日本の教育の原点はお百姓 であった。しかし、『お家のために犠牲にな
れ』と教える武家社会を教育のモデルにしてしまった。武士は子どもに
  生活の知恵など教えない。国家のため、会社のためなら家を犠牲にして
  もいいという馬鹿な価値観が植え付けられてしまった」




もう一つ、再掲載になりますが、松浦元男さんの
「父と息子の永い付き合い」②を載せます。


<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
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☆「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ⑨

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◇いまや日本人には帰っていく場所がない(2)

<日本の家庭を崩壊させたもの>

□戦後教育の場から徹底して排除させた宗教 - 山折哲雄
内村鑑三の批判
「ヨーロッパ文明を受け容れながらヨーロッパ文明を支えたキリスト
     教という精神的基盤を全部抜き去って受け容れた」と批判した
戦後50年の教育
教育基本法時文相 法学者  田中耕太郎(1890-1974)
検討委座長    政治学者 南原繁(1889-1974)東大総長
「ルネッサンス精神」と「宗教改革」

いつの間にか宗教排除
◎ 50年を経て宗教、倫理の問題がどんどん陰に



□子どもは放っておくと野生化する - 山折哲雄
 アメリカ心理学者の実験
  何もないと殺し合いに
= 人間は放っておくと動物化、野生化する

◎ だからこそイニシエーションの施設が必要だった
      ◎ 学校は文化的装置・調教の場  
|
若者宿
※ 野生化する子どもたちをコントロールするための最後の砦であっ
     たはずの学校でさえも、今、飼い慣らし装置という点では骨抜きに
     なりかけている
|
◎学校は徹頭徹尾子どもたちを飼い慣らす装置であった
  
   戸塚ヨットスクール
  昔の若者宿はあれくらい平気でやった
|
放っておけば野生化する人間を何とかしなければという一種の共同
    体的使命感
↑↓
◎ 飼い慣らしの機能を放棄したゆるやかな学校制度の中で子どもたち
    の魂が死んでいっている



□武家社会を教育のモデルにしたのが失敗の原因-ひろさちや
遠藤周作、三浦朱門
◎「教育の原点はアメリカ西部劇のカウボーイ」にある
カウボーイの世界では父親が男の子にさまざまなこと、仲間と
      のつきあい方や人間関係についても伝えた
母親は娘に大人になったとき役立つ技術を伝えた
                       (ハウスキーピング)
男をたぶらかす知恵や技術も…
↑↓
◎ 日本の教育の原点はお百姓
 しかし、武家社会を教育のモデルにしてしまった
|
「お家のために犠牲になれ」
武士は子どもに生活の知恵など教えない

◎ 国家のため、会社のためなら家を犠牲にしてもいいという馬鹿
      な価値観が植え付けられてしまった









☆「父と息子の永い付き合い」松浦元男 鳥影社 1998年 ②(後半)【再掲載 2014.3】

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◇学歴依存症
  「安全の毛布」セイフティ・ブランケット
  学歴という安全な毛布と子どもに与え続けてきたのでは?
 ◎幼年期には「体験」と「感動」が大切


◇算数 数学
 - 自然現象の解明に対し、緻密で矛盾のない論理構築を行うためのもので
  あり、学校での数学がその基礎訓練となる

      ◎ 頭の体操


◇成績表それと偏差値
  トンビの子はトンビ 
   トンビにはタカにはない素晴らしい能力がある

      ◎ 十人十色
   人間は量産される工業製品とは違い、個性のあることが特徴である。生
  物としての個体間にある大きな違いの集積が人間の文化である。 

  ◎ 平等を口にするわりには、その範囲が狭く、自分中心で利己的な平等
   思想が多い。
    少なくとも外国の事情などは、その対象になっていない。つまり、こ
   の安っぽい平等にはかけらほどの人類も存在しない。
    自分の子どもが不平等を被っているかいないかが平等を確認する出発
   点になっているようだ。
    
   ~外部からの情報は、それをどう使うかが大切で主体はいつも己にある。


◇松浦君大集合  
  一族が集まって


◇海底二万マイル  
  本物を理解できる人間に「本物の本」を


◇祖父熊次郎 
 「一日中病院にいると他まで悪くなってしまうような気がする」

  はっきりしない頭
    午前中散歩、午後自転車
一年半のトレーニング
  ◎ 歩くことが大切



◇あとがき
  「父から子へ祖父から孫へ教えなくてはならないこと、伝えなくてはなら
ないこと」


◇松浦元男  
  1935年 名古屋市生まれ その後松江市に移住
  少年時代は松江市で過ごす
1960年 愛知大学経済学科卒業
1965年 ㈱樹研工業を設立し、
      ㈱マシンワークス ㈲樹研ファインツール 各社代表
愛知県豊橋市在住
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「はじめての特別支援教育」柘植雅義・渡部匡隆・二宮信一ほか 有斐閣アルマ 2010年 ① /「哀しみを語りつぐ日本人」齋藤孝・山折哲雄 PHP 2003年 ⑤(最終) 【再掲載 2013.7】 [読書記録 教育]

今回は、柘植雅義さん、渡部匡隆さん、二宮信一さんらによる
「はじめての特別支援教育」の紹介 1回目です。



出版社の紹介には


「特別支援教育の最前線はチャレンジの連続ですが、しっかりとした障害理解
 を身につけ、目指す理念と支える制度の仕組みを知ることが、確かな問題解
 決を可能にします。すべての教師が備えるべき基本的な知識と心構えがコン
 パクトに集約した入門テキスト。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「ICFとは人間の生活機能と障害の分類法」


・「合理的配慮とは、学校が必要かつ適当な『変更・調整』を行うこと。環境
整備、教材の確保・連続性のある多様な学びの活用が大切になる」


もう一つ、再掲載になりますが、齋藤孝さん、山折哲雄さんの
「哀しみを語りつぐ日本人」⑤を載せます。




<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「はじめての特別支援教育」柘植雅義・渡部匡隆・二宮信一ほか 有斐閣アルマ 2010年 ①

1.jpg

◇はじめに
  特別支援教育の動向 
    本書の内容 本書の特徴-執筆者 出版の意図



◇特別支援教育の理念とシステム
1 理念と基本的な考え 
    特別な教育的ニーズ
  知的障害のない発達障害も含む

    障害とは何か?
   ① 機能障害  
          身体的なもの+知的障害
  ② 能力障害  
          機能障害によりいろいろあてはまる
  ③ 社会的不利
          能力障害がある人が社会生活を送ろうとする際生じる困難


2 特別支援教育の理念と基本的な考え
 対応が遅れたLD・ADHD・高機能自閉症
 仕組みが異なる
 「個々の教師による個人対応」 
         → システム
       PDCAサイクル
         目標-内容-方法-結果
  「多様な関係者によるチームアプローチ」を大切に!
         ネットワーク     
  「有効性の範囲が異なる」
  
 
3 特別支援教育の有効性:教育全体への波及効果
  ①「確かな学力向上」への貢献
    ②「豊かな心の育成-いじめ撲滅」への貢献
    ③「自尊感情の育成」への貢献
    ④「不登校への対応」への貢献          


4 国際的な動向
  WHOのICF  
      ICF:2001.5 WHO総会 人間の生活機能と障害の分類法
      ICF 「心身機能・身体構造」「活動」「参加」
 ICFの目的

    障害者の権利に関する条約
    2014.2.19「障害者の権利に関する条約」効力発生 
       → 「合理的配慮」


5 インクルーシブ教育システムの構築
「合理的配慮」
      学校が必要かつ適当な「変更・調整」を行うこと 2016.4施行
公立学校で合理的配慮をしなければ差別にあたる
          ↓
      環境整備 
        教材の確保・連続性のある多様な学びの活用

    合理的配慮の観点   
①教育内容・方法
(1教育内容)
1-1 学習上または生活上の困難を改善・克服するため
             の配慮12
1-2 学習内容の変更調整
(2教育方法)
2-1 情報・コミュニケーション及び教材の配慮
2-2 学習機会や体験の確保
2-3 心理面・健康面の配慮

②支援体制
1 専門性のある指導体制の整備
2 幼児児童生徒、教職員、保護者、地域の理解啓発を測る
          ための配慮
        3 災害時等の支援体制の整備 

      ③施設・設備 
1 校内環境のバリアフリー化
2 発達・障害の状況及び特性等に応じた指導ができる施設
          設備の配慮
3 災害時等への対応に必要な施設・設備の配慮








☆「哀しみを語りつぐ日本人」齋藤孝・山折哲雄 PHP 2003年 ⑤(最終) 【再掲載 2013.7】

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◇日本人が思い起こすべき「精神の形」とは何か

1 消えゆく「足腰」の文化
   大地を足の指でつかむ感覚  
      散歩は絶対下駄に限る 
      下駄履きでウサギ跳び
    日本人にははけない東南アジアの草履
「締める」力は弱る一方
「しゃがむ姿勢」が得意な民族
日本人の足腰は相当弱っている 
      うんこ座り
       → ジベタリアン
「中腰」の姿勢と礼の心
「他人に目を配る」
       身体感覚も希薄に
相撲を取らなくなった子どもたち
プロの力士も上下半身のバランスが取れていない
    上半身の力を抜いて相手の力を受け止める感覚と下半身の踏ん
      張りのバランス 
       ~ 身体文化の継承


2 日本人にとって「型」とは何か
    野球における勝負の型は相撲に似ている
駆け引きの妙を楽しむ快感
      野球の儀式性の強さ
      力なき者が力強き者を制する「日本的勝負」の理想              黒澤明「用心棒」
「引いて引いて引いて勝つ」極意
「型」は合理的な「向上のプログラム」
千葉周作の剣が弟子を三千人も集めているわけ
日本人は強い向上心を持っている
平等主義と向上主義が日本の「型」を発達させた
「食欲性欲」につぐ「教育欲」


3 日本人の心のふるさとを取り戻すために
    教育欲の源泉は名誉欲にある
暗唱という合理的な訓練になぜ目を背けるのか
暗唱は「理解力」を育てる基本でもある
言葉のリズムが子どもたちの身体性を育てる
かつては「言葉遊び」で地名や駅名を覚えた
五七調のリズムは「人情」の源
言葉の中の「遊び」が減って日本語が平板化した
教師は「身悶え」で生徒に語れ
   浪花節
        ~ 身もだえの語り  
      人情がテーマ 
        五七調 七五調
文学作品から感情が模倣されヴァリエーションが増える
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「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ⑤ /「いびきのことがよくわかる本」高山幹子 小学館 1998年 ②【再掲載 2013.12】 [読書記録 教育]

今回は、9月10日に続いて、土井高徳さんの
「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」の紹介 5回目です。



出版社の紹介には


「子どもの言葉が荒くなった。暴力をふるわれた。口をきいてくれないので何
 を考えているのかわからない......。10歳からはじまる思春期。子どもの突然
 の態度の変化に戸惑う親は多い。
 37年間に100人。福岡県北九州市の「土井ホーム」にやってくるのは、ほ
 かの施設では手に負えないほど心に傷を抱えた子どもたち。ともに暮らしな
 がら心の傷を癒し、社会へと自立させてきた日本でただひとりの『治療的里
 親』が、だれにでもできて、どんな子にもすぐによく効く10~22歳、思春期
 の子育ての処方箋を伝授。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「相槌は子どもの言葉をそのまま返す。子どもの言ったことをそのまま返せ
ばよい」


・「早起きができるかどうかは自己コントロールの力を測る物差しである」


・「約束を目に見える形で掲示したい」


・「子どもには丁寧な言葉で話し掛ける」





もう一つ、再掲載になりますが、高山幹子さんの
「いびきのことがよくわかる本」②を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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☆「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ⑤

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◇思春期の子育てにすぐに効く処方箋 子どもとの接し方のテクニック(3)

13 相槌は子どもの言葉をそのまま返す
子どもの言ったことをそのまま返せばよい
「大丈夫だよ 必ず守ってあげるからね」

  〈一口メモ〉
    身の安全がしっかり確保されていることが実感できるような環境を準
   備することが最優先


14「壊れたレコード」のように同じこと場を繰り返す 
「起きなさい」「起きなさい」「起きなさい」

〈一口メモ〉
    早起きができるかどうかは自己コントロールの力を測る物差し


15 言っても分からない子には「目で見て」理解させる
自閉症にも有効 
     スケジュールカード「冷蔵庫」にはる
     メモ

  〈一口メモ〉
    約束を目に見える形で掲示


16 片付けられない子には目で見て分かる工夫を  
片付け
     ○カゴをいくつか用意して種類別に整理させる
     ○たんすや机の引き出しにも色つきカードを
     ○毎日行う日課をカードに
        カード 「手洗い」「勉強」    
御褒美 「おやつ」「ゲーム」「テレビ」

〈一口メモ〉
    ユニバーサルデザイン 
    エリック・ショプラー 「構造化された○○」


17 言葉が乱暴な子にはTPOに応じて言葉を使い分ける
子どもの言葉遣いがまるで粘土の塊を壁に投げつけるように乱暴になっ
  ている
      ↓
   ◎ 丁寧な言葉

  〈一口メモ〉
    子どもに話し掛ける際には丁寧に


18 時間の使い方は頭の整理から    
時間の使い方を整理する 
    = 頭の使い方を整理する
       ↓
   どんな場面で何に集中するのかはっきりさせる

  〈一口メモ〉
    「がんばり表」 
        検索「がんばり表」







☆「いびきのことがよくわかる本」高山幹子 小学館 1998年 ②【再掲載 2013.12】

◇いびきのメカニズム(後半)
5 危ないいびきの兆候
太いいびき 
    聞きづらいいびき 
    子どもの大いびき 
    早くせわしいいびき
    往復いびき 
    音が時々止まるいびき


6 いびきを音で分類する
振動いびき(低温)と狭窄いびき(高温)



◇睡眠時無呼吸症候群
   睡眠時無呼吸症候群とは
= 7時間中10秒以上続く無呼吸が30回以上、あるいは1時間に5
 回以上の無呼吸」
  
   無呼吸が起こるたびに脳が覚醒し呼吸を再開させている

   3タイプ
     ① 閉塞型無呼吸 最多
   ② 中枢型無呼吸 障害
     ③ 混合型無呼吸

   ピックウィック症候群

   危険性 
    - 日本での有病率は1%以上
  様々な合併症
         ~ 高血圧・不整脈などの循環器系と心臓脳血管疾患
  
   治療
     ① 肥満
        → まず減量
   ② 内科
         CPAP療法(35万) スリープスプリント(マウスピース)
酸素療法 鼻腔拡張テープ
   ③ 薬物 
         呼吸刺激剤 向精神薬(抑鬱剤)
   ④ 家庭 
         横向きで寝る癖  枕を工夫し上体を起こし気味に
鼻呼吸を! 
          温度・湿度に気配りと「アンスノール」エスエス製薬
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「街道今昔 三河の街道をゆく」堀江登志実 風媒社 2022年 ②(後) / 東井義雄さんの言葉 ⑰- 「東井義雄著作集 4」授業の研究・授業の技術 1972年ほか 【再掲載 2013.9】 [読書記録 歴史]

今回は、9月9日に続いて、堀江登志実さんの
「街道今昔 三河の街道をゆく」の紹介 2回目です。



出版社の紹介には


「信仰や交易の道として信濃や尾張、遠江などと行き交う13の街道を紹介。
 旅人の気分になって、往時をしのばせる寺社仏閣や路傍の地蔵・道標などを
 訪ねてみませんか。地元学芸員が紹介する街道歩きの楽しみ。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「藤川の松並木から大平の旧東海道 1㎞に100本のクロマツ」


・「岡崎宿投町の茶屋の『あんかけ豆腐』が岡崎名物『あわ雪』に」


・「紆余曲折多い『東海道二十七曲り』」




もう一つ、再掲載になりますが、
東井義雄さんの言葉⑰を載せます。
「村を育てる学力」で知られた昭和の教育実践者である東井義雄さん。
50年前に出版された本ですが、今に生きることも多いと感じます。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
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☆「街道今昔 三河の街道をゆく」堀江登志実 風媒社 2022年 ②(後)

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□東海道(2) 藤川~知立 
 本宿から舞木へ
  法蔵寺 
      浄土宗西山深草派の三河三檀林の1つ
出生寺 洞窟
 三河一向一揆の際に、追われた家康公が境内の洞窟(鳩ヶ窟)
       に身を隠して難を逃れるなど、尊崇した場所


  藤川宿の市場(東)町
  東棒鼻(棒鼻とは、宿場の出はずれ、すなわち出入り口のこと)


  藤川宿の中町・西町


  藤川の松並木から大平へ
  1㎞に100本のクロマツ
 生田、小豆坂へ通じる道 
      - 今川軍と織田軍
 

  欠から岡崎宿内へ
  投町(現若宮町)
     - 「従是西岡崎領」
  投町(なぐりまち)の茶屋で「あんかけ豆腐」
         - あわ雪(名物) 岡崎名物あわ雪


  岡崎宿伝馬町
  秋葉山常夜灯 - 町ごとに
  「東京みち」「西京いせ道」「きらみち」


  二十七曲り
  紆余曲折多い「東海道二十七曲り」


  城西から矢作・宇頭へ
  「カクキュー」と「まるや」八帖
 

  尾崎から大浜茶屋
 

  来迎寺から牛田へ
 

  知立の馬市 4/25~5/5 4500足
 

  知立の町と祭り
 

  池鯉鮒(ちりふ)大明神


  終わりとの国境へ
  境川
 

  飯田街道
  平針 - 日進 - 豊田 - 足助 - 稲武 - 根羽村 - 飯田市
    四郷 中心は飯田街道と岩村街道(美濃街道)の交差する場所
 秋葉山常夜灯
   

  猿投神社


  枝下の渡し


  旧西中金駅
    岩倉神社-農村舞台


  足助以北
    松平家 - 真弓山円城寺 - 光明山宝珠院
   

  平勝寺 


  伊勢神峠
杣路峠と並ぶ難所のひとつ  標高800メートル
    現在東海道自然歩道
   

  水別峠 


  武節城(地伏城)
   

  稲橋
    瑞龍寺には天然記念物のしだれ桜 







☆東井義雄さんの言葉 ⑰- 「東井義雄著作集 4」授業の研究・授業の技術 1972年ほか 【再掲載 2013.9】

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◇「東井義雄著作集 4」授業の研究・授業の技術
□授業とは何か  
  授業
    = 子供のいのちを磨くこと
 古い「授業」
     一方的な働きかけ
「新教育」のおかした誤謬
教師が仕事の中にいない
本当の授業
  「教科の論理」と「生活の論理」

※ 授業は「教科の論理」を主体化している教師と「生活の論理」を武器
   とする子供との対決


□授業がなぜ回復されねばならないか
 貧しさも主体性の欠如から来ている
   - 「土性骨」を 
   → 本物の授業
主体回復の問題は貧しい地域だけの問題ではない

※ 目まぐるしく迫ってくる身の回りの事物から,自分にとって真に役立
   つもの、自分の本当の生まれがいを育ててくれるものを選び取って,自
   分のものに消化していく仕事は,貧しい地域での場合よりも,更に困難
   であり,しかも必要になるのではないだろうか
= 豊かさが人間をだめにする
汚濁の中を生きねばならぬ子供たち
  「煩悩具足」「地獄一定」
      ~ 茶碗の欠け
      - 道徳の時間
国の主人を育てるために


□授業を回復するものは誰か
陶行知「民族解放の教育」に学ぶもの
授業を回復するものは誰か
教師自身の「茶碗の欠け」の回復から
① 頭脳の解放 
     ② 両手の解放 
     ③ 口の解放 
     ④ 空間の解放
⑤ 時間の解放 
     ⑥ 眼の解放


□授業以前
授業は授業から始まっては授業にならない
  授業の前にも授業がある
町の面積 
     → 県の面積 
      → 国の面積
授業と子供づくり
心がそこにないとは聞こえない
心のスケッチ
子供づくり学級づくり
「ひとり」と「みんな」
授業を変える父母
変えることから教える材料
教師の立場
鶴見俊輔から批判される 
     「善意の哲学」「べったり経験主義」
↑↓
しかし,教育実践家 
       小西健二郎「子供から学ぶ」
戸田唯巳 「子供について行く」
子供に学ぶ,子供について行く
「赤い卵」いろとりどりの筋の通った考え方
「押しつけ」でなく「はいまわり」でない道
這い回り経験主義 
       ~ 無駄
       - 時間浪費・経験整理の不十分
子供と教材の対決

 
□授業の技術
授業の展開 第一義のもの「子供」から
「ケンカ」の番付 ~べりの子が目標?道徳
 教えからスタートは× 
    → 子供からスタート

あまりが残っていく授業
犬だってすぐには吠えられない
学習動機の誘発 原田常治「人生座談」
ある失敗と成功の反省
算数ノートに作文を
    遠山啓「41本のさくら」
  大日本図書・4年用国語教科書
「でも,いつでもこうなるかな」
岩波少年文庫「ヴィーチャと学校友だち」

算数  考え方をノートに書いてみよう
ひとり調べ - 分け合い・磨き合い - 一人学習
  ひとり調べ 
       - (国語)
           段落 見つけたこと 考えたこと
分かったことをノートに

    教師丸つけ
        → ノートを見てどの子がどの言葉をどんなふうにおさえて
         いるかをつかむ
   「今日の文化勲章はS君」
授業を支えるノート
      ひとり調べで気付いたことをノートに!
ある「磨き合い」の記録
  「手ぶくろ買いに」
         ・「お母さんげなところ」さがし
・「子ぎつねのかわいいところ」さがし
    授業メモ
      教科書に書き込む
授業しながら自分でとる
(P164に授業メモの写真)
  起承転結  
    高見順「起・承・転・転」
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キーワード 読書について47-「児童文学の世界」西本鶏介 偕成社 1988年 (8) /「学力づくりで子供が変わる」久保斎 子どもの未来社 2002年 ②【再掲載 2014.11】 [読書記録 教育]

今回は、9月5日に続いて、
「キーワード 読書について」47回目、
西本鶏介さんの「児童文学の世界」8回目の紹介です。



出版社の案内には、

「代表的な児童文学作品200点の案内を中心に、児童文学論、児童文学の歴
 史、選び方・与え方、基本用語の解説、そして創作入門まで、児童文学に関
 する基本的事項をわかりやすく編集した画期的な入門講座。学生、先生、図
 書館員などに必携、必読の本。読んで楽しく、すぐ役にたつ新しい感覚のガ
 イドブックです。」

とあります。


わたしが好きな時代の児童文学。
大好きな作品、作者の名前がたくさん載っています。




もう一つ、再掲載になりますが、久保齋さんの
「学力づくりで子供が変わる」②を載せます。
一斉授業の良さをもう一度見直すことが大切だとわたしは思います。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。


☆キーワード 読書について47-「児童文学の世界」西本鶏介 偕成社 1988年 (8)

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◇愉快指数100%
「三太物語」 青木茂 悪童物語

「青葉学園物語」 吉本直志郎

 
◇おかしなおかしな世界
「マルコヴァルトさんの四季」 安藤美紀夫

 
◇ナンセンス童話の魅力
「ぼくは王さま」  寺村輝夫

「はれときどきぶた」矢玉四郎

「かいぞくオネショ」山下明生

 
◇ミステリーサスペンス
「アンクルサムの遺産」 エレン・ラスキン

「さらばハイウェイ」 砂田弘
 
 
◇離婚をテーマにした本
「カレンの日記」 ジュディ・ブルーム

「ふたりのロッテ」ケストナー

「モモちゃんとアカネちゃん」松谷みよ子

 
◇エンタティメント決定版
「それいけズッコケ三人組」 那須正幹
     ストーリーの巧みさ ユーモア 時代センス

  「あばれはっちゃく」 山中恒 
エネルギッシュ 子供世界

  「大どろぼうホッツェンプロッツ」プロイスラー






☆「学力づくりで子供が変わる」久保斎 子どもの未来社 2002年 ②【再掲載 2014.11】

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◇<低学年>…学びの姿勢をつくり「できる」喜びを!
□1年生  
  正しく鉛筆を持ち,文字を覚え,文字を書くこと。そして,大きな声で音
 読ができること。

  繰り上がりのあるたし算や繰り下がりのあるひき算ができ,3学期の終わ
 りには百マス計算に取り組めるようになっていること。


□2年生   
  国語   逐語的読解の初歩,作文 

  算数   たし算・ひき算・かけ算九九のマスター

  

◇<中学年>…3年生は計算,4年生は漢字を中核に! 
□3年生  
  ① 簡単な内容の宿題を毎日(B4一枚程度)

  ② 具体的・体験的な学習を取り入れ,調べたり話し合ったりさせ,必ず
   最後にそれを文章化する取り組みをする

  ③ 計算力

  ④ 音読重視 → 逐語的読解の指導 → 自分学び

  ⑤ 一二年の漢字マスター,辞書用意

  ⑥ なわとび,リコーダーに取り組ませる
= 努力が結果に結び付くもの


□4年生  (略)



◇<高学年>…網羅的な学習を学び直して力を付ける
□子ども扱いのポイント
 もし,問題行動を起こしたとしても,その問題点だけを指摘し,その子の
 人格についてあれやこれやコメントしないこと,その子の内面の自由を十分
 保障すること
    

□高学年の課題
  「高学年のやる気にいかに火を付けるか」   


□5年生 
  テスト勉強を
  3日前からテストのためのノート作り

初めは担任がテスト勉強の方法を伝授し,みんなが同じ方法で取り組み,
  テスト結果を見ながら,どうすればよい結果が得られるのか検討していく

子ども 「テストとは努力した結果を自分で確かめるもの」と自覚
→ 学び直しの大切さの実感
    

□6年生 
  6年間の総復習 

  1006字漢字完全マスター

  6年生の課題 
   ① 授業の中で学び直しをさせること
   ②「学力の社会性」に気付かせること  


□常に教育的意義を考えて実践する 
  努力しないで子どもを賢くする

  教師は子どもに体育をやらせるのが仕事
    
  座席の決め方 
   - 単純なくじ引き 
     1か月に1回(同じ班の子が3人になったらやり直し)
      = シンプル・イズ・ベスト
    
  習うと言うことを徹底する
    教具を決めるのは教師の権能
     → 限定された道具の使い方を丁寧に鍛える

  茶髪,ルーズソックス … それがどうした
    自分を鍛えることに真摯な態度を示す子はみんないい子
    服装は … 隣同士のチェックのみ  

  集団の中でこそ子どもは育つ
  隣の席のこと学び合い教え合う
     「授業中の相談は絶対に隣の人と」
       = 頼りになるのはお隣さん

  (例)テスト
     1回目 うそテスト  お隣さん同士で採点教え合い
2回目 本テスト 教師が採点
      ※ 間違いを指摘してもらった方が本テストに俄然有利

  学びの社会性を体験させる
  学力の社会性
     = 自分に力が付くことは自分をゆたかにし,まわりもゆたかにする

   一斉授業の中で,子どもの学習能力を高め,学習規律を高め,子ども
   の能力を最大限に発揮させ,密度深く交流させる。
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「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ④ /読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」⑭-「愛する勇気が湧いてくる本」 三笠書房 1998年 1【再掲載 2014.8】 [読書記録 教育]

今回は、9月7日に続いて、土井高徳さんの
「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」の紹介 4回目です。



出版社の紹介には


「子どもの言葉が荒くなった。暴力をふるわれた。口をきいてくれないので何
 を考えているのかわからない......。10歳からはじまる思春期。子どもの突然
 の態度の変化に戸惑う親は多い。
 37年間に100人。福岡県北九州市の「土井ホーム」にやってくるのは、ほ
 かの施設では手に負えないほど心に傷を抱えた子どもたち。ともに暮らしな
 がら心の傷を癒し、社会へと自立させてきた日本でただひとりの『治療的里
 親』が、だれにでもできて、どんな子にもすぐによく効く10~22歳、思春期
 の子育ての処方箋を伝授。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「大人が子どもに、予め行ってほしい行動を話して練習させてできたら褒め
  る」


・「望ましい言動があったとき、タイミングを外さず言ったり褒めたりする」


・「してほしくない行動は無視をする。大事なのは話をする場所を決めること」


・「『CCQの原則』穏やかに(colm)、子どもに近付いて(close)、小声で(quiet)」



もう一つ、再掲載になりますが、
読書ノート⑭「遠藤周作さんはこんなことを」を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ④

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◇思春期の子育てにすぐに効く処方箋 子どもとの接し方のテクニック(2)


8「許し難い行為」と「望ましい行為」への対応 
「お姉ちゃん よくたたき返さなかったわね 感心したわ」

「手を出さずに話し合いができたわね。お母さんはうれしいわ」

  〈一口メモ〉
     大人が子どもに、予め行ってほしい行動を話して練習させてできた
    ら褒める


9「望ましい行動」を素直に短く褒める 
「望ましい行動」 
    - 素直に率直に短く褒める
     |
   I(アイ)メッセージ

  〈一口メモ〉
     タイミングを外さず言ったり褒めたり 
      「場面面接法」 


10 中止させる時には「予告」をする
やめさせる 
     → 5分前、10分前、15分前に予告をする

〈一口メモ〉
     予告 = 見通し


11 してほしくない行動は無視をする
基本は3つの行動パターン
①「してほしい」行動の際にはすかさず褒める
②「してほしくない」行動の際には無視をする
③ 自分や他人を傷つける「許し難い」行動は制止する

〈一口メモ〉
     大事 ~ 話をする場所を決める
              (例)応接間 


12 注意は近付いて穏やかに小声で…
「CCQの原則」 
      穏やかに(colm)
子どもに近付いて(close)
小声で(quiet)

〈一口メモ〉
     エビデンス









☆読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」⑭-「愛する勇気が湧いてくる本」 三笠書房 1998年 1【再掲載 2014.8】

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◇「愛する勇気が湧いてくる本」 三笠書房 1998年 1

□嫉妬で苦しんでいる人へ
  嫉妬に歪んだ顔ほど醜いものはありません


  恋をすれば「結晶作用」からまぬがれぬ
  欠点は覆われ,美点だけがクローズアップされてくる

 情熱が冷めたとき,美しく見えていたものの結晶がすべて落ちて 枯
   れ枝は元の枯れ枝になる。
  

  恋愛の50%はたいていの場合実らないか失敗するか途中で挫折するもの
  である


  失恋の苦しみ
   - 「時間をかけて少しずつ傷口をふさぐ」


  男に飽きられた女性には,彼女が彼にすべてを与えすぎたためだと気がつ
  かぬ人が多い。


  失恋に苦しむ人に
   - 「ぽるとがるぶみ」
 


□妻が「女房」に変わるとき
  妻と女房は違う


  「ああ うん ほう」夫婦


  夫婦喧嘩のルール 
    ① 夫もしくは妻の両親兄弟の悪口を言わぬこと
② 夫の劣等感を鋭く刺すことは絶対に避けること
③ 女房の肉体的コンプレックスを刺すこともやめる


  大半の亭主は、「おれは悪い男だ」という気持ちを心のどこかに持って
  いる
 


□夫を妻を信じられなくなったとき
  相手に関心があるから憎む


  離婚反対論者  
    人生や結婚生活は必ずしもいつも魅力的ではない
離婚とは情熱と愛とを取り違えた行為


  結婚生活を含めてどんな生活でも生活である限りうらぶれて地味で色彩
   に乏しい


 江戸川柳
   「女房に持てばみんな夢」
     - 縁を大事にしたい
 


□女という港男という船
  女のピョンピョン論理にはかなわない


  夫と亭主とは違う
 


□「いけない行為」に惹かれる理由
  フロム 
    人間分類
      ① ネクロフィラス人間 - 闇や悪に関心
② バイオフィリア人間 - 光や善を好む
  

  人間には誰にも加虐の心理がある。しかし,その加虐の心理を好意として
  表さぬようにするのが大人になる精神的な成長なのである。


  ボンドレール 
   「悪魔の最も巧みな策略は,彼が存在しないと我々に信じさせることだ」


  正しいと見えるものが絶対に正しいとは限らない。逆に悪いと思えるもの
  が必ずしも絶対的に悪いとは言えない。
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「街道今昔 三河の街道をゆく」堀江登志実 風媒社 2022年 ①(前) /「社会科研修Ⅱ-子どもの意欲や表現力・思考力を高めるための授業づくり」田中力(國學院大學栃木短期大学初等教育学科教授) 平成22年11月2日 浜松市教育センター ②【再掲載 2014.6】 [読書記録 一般]

今回は、堀江登志実さんの
「街道今昔 三河の街道をゆく」の紹介 1回目です。



出版社の紹介には


「信仰や交易の道として信濃や尾張、遠江などと行き交う13の街道を紹介。
 旅人の気分になって、往時をしのばせる寺社仏閣や路傍の地蔵・道標などを
 訪ねてみませんか。地元学芸員が紹介する街道歩きの楽しみ。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「立場は休憩所」


・「吉田大橋の修理、掛け替えは33回。工事中は臨時渡船、借橋」


・「『御油に赤坂吉田がなくば何のよしみで江戸通い』
  - 御油宿は吉田宿・赤坂宿と共に飯盛女の多い宿場」


・「赤坂宿は戦災にあわず、昔ながらのせまい間口。大橋屋(旧鯉屋・豊橋市指
定文化財)」



もう一つ、再掲載になりますが、田中力さんの
「子どもの意欲や表現力・思考力を高めるための授業づくり」②を載せます。



<浜松のオリーブ園>

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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「街道今昔 三河の街道をゆく」堀江登志実 風媒社 2022年 ①(前)

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1 街道をゆく
□東海道(1) 二川~赤坂
  境川~二川宿
  三河国との境
      - 境川
 二川宿の近く
  - 立岩(巨岩)麓に社
 

  二川宿   
  日本橋より33番目
 加宿大岩町・二川宿で一続きの町並み
 本陣と旅籠屋「清明屋」(公開)
  本陣 紅林家-馬場家
 立場 = 休憩所
 

  二川宿~吉田宿
  1里20町
  岩谷観音(1765年江戸下谷講中による)
  太平洋戦争で供出
         - 現在のものは1950年再建
 
  吉田宿
  豊川船運、伊勢との湊町
  明治2(1869)年「豊橋」に
    吉田城
    今橋城が起源 
        1505年牧野古白による
 1590年池田輝政 
        完成は江戸時代初期
 吉田大橋
  修理、掛け替えは幕府直轄
  33回  工事中は臨時渡船、借橋
 1688年の絵図 95間×4間
 

  吉田宿~御油宿
    伊奈村に立場
     - 咳の薬  良香酸が名物
    国府村街道東側は秋葉山常夜灯


  御油宿
    当初からの宿場  
      中町に本陣  規模に比べ旅籠屋が多かった
    俗謡 
 「御油に赤坂吉田がなくば何のよしみで江戸通い」
        御油宿は吉田宿・赤坂宿と共に飯盛女の多い宿場   
  東林寺に
  御油の松並木
      現在600m間に約300本の三河黒松
        - 国の天然記念物
      宝暦2(1752)年 498本 文久3(1863)年276本
        ~ 今日まで補植 
  松並木資料館
 

  赤坂宿
  戦災にあわず昔ながらのせまい間口
    大橋屋(旧鯉屋・豊橋市指定文化財)
    赤坂代官所








☆「社会科研修Ⅱ-子どもの意欲や表現力・思考力を高めるための授業づくり」田中力(國學院大學栃木短期大学初等教育学科教授) 平成22年11月2日 浜松市教育センター ②【再掲載 2014.6】


2 学ぶ意欲を高める
(1)教材や学習課題によって誘発される学習意欲
□課題への価値意識
  → 子どもが学ぶ価値を見出せる課題を与える

□対立・矛盾・葛藤があったり、驚きや不思議さを感じたり、挑戦意欲が刺激
 されるような課題
① 既有の知識や経験と矛盾する事象
  例:「海で働く漁師が山に木を植えているのはなぜですか」
 ② 子どもの中に対立を引き起こす問題
   ・ 賛成か反対か   「ごみの有料化に賛成か反対か」
・ プラスかマイナスか
       「ジャストインタイム方式は組み立て工場にとってプラスかマイ
        ナスか」
・ 必要か必要でないか
        「シルバーシートは必要か」 
・ どちらが優れているか
       「洗濯板と洗濯機、どちらのほうが優れているか」
     ・ どちらが効果的か 
       「天気予報を調べるのに、新聞とテレビのどちらの方が効果
的か」
 ③ 驚きや不思議さ、挑戦意欲
・ 驚き 
        「なぜあのように大きな大仏を作ったのだろう」
 ・ 不思議 
       「ガザミの甲羅に『とるな』と書いてあるのはどうしてだろう」         ・ 挑戦意欲
       「出島の内部はどうなっているのだろう。出島の秘密を探ろう」


(2)学習活動によって誘発される学習意欲
□学習活動 
  → フィードバック情報
  → 自己強化 
  → 学習活動の持続
→ 多様で魅力的な学習活動

□活動開発を進める
・ 話し合い・討論活動
  ・ 資料活用を中心とした活動
      … 文章的資料(図書、パンフレット、文献等)
 現実的資料(現物、標本、模型等)
 視聴覚的資料(フィルムVTR DVD 写真等)
  統計的資料(統計表 統計図表 地図 年表等)
  ・ 表現活動
・ 体験活動
・ 新しい学習活動の工夫
     … ディベート ポスターセッション ロールプレイ
       シミュレーション


(3)自己を内面的に支え、向上させたいとする欲求に基づく学習意欲
① 有能感を求める欲求  
    外の世界に対して何らかの影響力をもちたいという自己効力に基づく
   欲求 
 → 適度な困難さを与えて自分の有能感への自信を深めさせる
② 交流感への欲求 
   他の人々と生き生きとしたかかわりをもち、仲良く安全でありたいと
   する欲求
    → 安心して、思い切って活動できる状況をつくる
③ 自己決定への欲求  
   自分の考えで決定したいとする自律性に基づく欲求
    → 自分で決定しなければならない機会を与える

※ 学ぶ意欲を高めることは、学力を育てるスタートであると共にゴールでも
 ある。

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「昭和の肖像<町>」小沢昭一 筑摩書房 2013年 /東井義雄さんの言葉 21-「母のいのち子のいのち」探究社 1984年 ④ 【再掲載 2014.1】 [読書記録 一般]

今回は、小沢昭一さんの
「昭和の肖像<町>」を紹介します。



出版社の紹介には


「写真館の息子・小沢昭一が撮った、70年代、日本が大きく変貌する頃の路
 地裏、浅草界隈、旅先の風景、特殊浴場、看板ポスター等。町と人の表情。
 にじむ昭和の心。」

 
とあります。


なつかしい写真が載っています。
といっても、わたしは東京のことはほとんど知りません。
知らないのに懐かしく感じるのはなぜでしょう。




もう一つ、再掲載になりますが、東井義雄さんの言葉21、
「母のいのち子のいのち」④を載せます。
40年近く前の本です。



<浜松のオリーブ園>

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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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☆「昭和の肖像<町>」小沢昭一 筑摩書房 2013年

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◇道の商いの売り声
 <朝>  
  牛乳屋 
  納豆
  豆腐屋 
  蜆売り
  研ぎ屋 
  傘修理屋
  屑屋
  花屋 
  下駄歯入屋

  <午後>
  紙芝居屋


◇都電えれじい
  人類は便利文明を発達させる力をためておいた方がいいんじゃないか
   「人の心の上乗せをできる余白が残っているのが都電のいいところだ」


◇色街慕情
  吉原  
    千東4丁目  
    吉原神社 
    「赤線」「特飲街」
 
  戦後都内赤線
    吉原 新宿 品川 千住 板橋 洲崎 亀有 亀戸 小岩
新小岩 玉の井 鳩の町 武蔵新田
 
  洲崎
   川島雄三「洲崎パラダイス赤信号」昭和31年
 
  鳩の町

◇トクダシ小屋のトクちゃん
  トビタOSヌード劇場(大阪飛田)
  徳ちゃん 大正8年
  東天声の弟子
     → 浪花節門付(門付芸人-チョンガレ)

  九州酒井雲助一座(村田英雄)


◇解説 矢崎泰久
  1976~「わた史発掘」
 「トルコ行進曲」
  トルコ大使館へ 外交ルートで 「百芸の王は死なない」






☆東井義雄さんの言葉 21-「母のいのち子のいのち」探究社 1984年 ④ 【再掲載 2014.1】

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◇ここに幸あり
「何が間違っても絶対に間違いなくやってくることは,そのかわいいものた
ちとお別れしなければならない日がやってくるということだ。それなのに,
  こうして今,親と子が共に戯れることの幸せを幸せと受け取らずに,いっ
  たいこれ以上のどんな幸せがあるのか」


◇本当の子供を見失わないように
本当はいい生徒になりたいのにすることが逆になってしまう…

◎ 悔しさを逆のしぐさで表現


◇「態度で示そうよ」という歌のように
月給制のお小遣いはやめよう
父 
   「お金はみんなのものだ。欲しい物があったら,みんなで相談して…」

◎ 態度で導く


◇草木が自分で伸び太っていくように
お父さん・お母さんを見て呼吸


◇お父さんの目
西宮市・戸田唯巳先生 
   「職場のお父さん」の作文


◇日本一のビリッ子
ビリッ子も「日本一」ならたいしたもの
ランドセルのマラソン 
    卒業式で展覧会
銀杏の実のお年玉
夕焼けの小便
大いなるものへの目覚め 
    大いなる不思議
守君から学んだこと
仲良くなるきっかけ 
    信じてくれることがスタートに
  愛と知恵 
    愛情は知恵と一つになって本当の愛情に育つ
  川になって岸をつくる
◎キカンジュウのお母さん
 川の流れを無視し,勝手に岸をつくって流れをそれに従わせよう
     とされているのですが無駄骨に。
      = 子供は物ではない
  「小さい勇気」をこそ
 教育 
     =人間を「欲望の僕」にではなく「欲望の主人公」に育てること

ところが今,日本の子供たちはどんどん「欲望の僕」にされて
      しまいつつあるように思われてなりません

自律の力
    ① ブレーキをかけることができる
② ハンドル操作が間違いなくできる
◎ 欲望の下僕ではなく欲望の主人公に!
  詩 「小さい勇気をこそ」


◇雨の日には雨の日の生き方がある
  運動会の前日に…
米田先生「もしも明日雨が降っても,天に向かってブツブツ言うな。      
        雨の日には雨の日の生き方がある。」

◎ 一人の先生のすばらしい生き方が,縁のある大人や子供をどんどん
    変えていき,生きる喜びや勇気・自信を育ててくれることになった


◇耳は二つ口は一つ
考え直しが少なくなった‥
「しかし」「けれども」が多くなった‥

「私たちの口は一つですが耳は二ついただいております。これはこちらか
   らあちらからもよくよく聞きなさいということではないでしょうか… 」


◇「生きる」ということ
子供の背負っている「荷」を軽くしてやろうと考えるだけでなく,
  「荷」を背負う背負いのあり方を指導してやってほしい…


◇汚れたパンツ
すばらしい耳の持ち主が一年生の担任に!

◎ 女の人の耳は男とは違う


◇本物は続く,続けると本物になる
◎「ほんものはつづく,つづけるとほんものになる」


◇本物の学力と偽物の学力
「詰め込んだ知識でもペーパーテストの点は取れます。でも,それは本物
   ではありませんから,これからの厳しい世の中を生き抜く力にはなりま
   せん。」


◇勉強の喜び
平野婦美子先生「女教師の記録」
ひとつながりにつながりあっている私たち


◇ワーズワース(イギリス)
◎詩の中に「子供こそは大人の父ぞ」
= 「太陽に一番近い国」の住人たち
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「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ③ /「<特集>喜怒哀楽の人間学」の言葉 『致知』2004年11月号 【再掲載 2013.12】 [読書記録 教育]

今回は、9月4日に続いて、土井高徳さんの
「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」の紹介 3回目です。



出版社の紹介には


「子どもの言葉が荒くなった。暴力をふるわれた。口をきいてくれないので何
 を考えているのかわからない......。10歳からはじまる思春期。子どもの突然
 の態度の変化に戸惑う親は多い。
 37年間に100人。福岡県北九州市の「土井ホーム」にやってくるのは、ほ
 かの施設では手に負えないほど心に傷を抱えた子どもたち。ともに暮らしな
 がら心の傷を癒し、社会へと自立させてきた日本でただひとりの『治療的里
 親』が、だれにでもできて、どんな子にもすぐによく効く10~22歳、思春期
 の子育ての処方箋を伝授。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「大声を上げれば上げるほど逆効果。接する側が変わることが大切」


・「『しつけ』とは親が自らの行動をコントロールしながら子どものモデルに
なって望ましい行動を学ばせること」


・「言葉のシャワーをかけてやる。子どもの問いかけに丁寧に応答する」


・「暴力や暴言は他害行為。『権利の一時停止』(タイムアウト)を宣言する」





もう一つ、再掲載となりますが、月刊誌『致知』2004年11月号より
「<特集>喜怒哀楽の人間学」の言葉を載せます。
いろいろなかたちの優しさがあることに気付きます。





<浜松のオリーブ園>

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ふじのくに魅力ある個店
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機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ③

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◇思春期の子育てにすぐに効く処方箋 子どもとの接し方のテクニック(1)

1 子どもをダメにする10の叱り方
 ① 口汚く罵る   
    ② バカにする   
    ③ 脅す   
    ④ 一方的に命令する
 ⑤ 説教が長い   
    ⑥ 過剰に警告する   
    ⑦ 親が被害者の振りをする
 ⑧ 他の子と比較する   
    ⑨ 皮肉を言う   
    ⑩ ネガティブな予言をする

〈一口メモ〉
    心理的虐待
      ~ 虐待の世代連鎖


2 して見せて、言って聞かせて、させてみて
 大声を上げれば上げるほど逆効果
     → 親が変わることが大切

  〈一口メモ〉
    「しつけ」とは親が自らの行動をコントロールしながら子どものモデ
    ルになって望ましい行動を学ばせること


3「きちんと」「しっかり」では伝わりません 
 × 「ちゃんと」
      → 具体的な指示 1m以内で目を見ながら
 デジタルで具体的な指示
     1~5の大きさの声

  〈一口メモ〉
    親は将来 ←→ 子どもは現在 
具体的な指示 
      ユニバーサルデザイン


4 子どもの話をじっくり聞く 「傾聴タイム」をつくる
 初級
     ① からだと顔を子供に向け子どもの顔を見る
② 相づちを打ちながら子どもの言葉に耳を傾ける
③ 相手が言い終わるのを待つ

 中級 
     ① 子どもが言ったことを言葉で返す 
        「そうか○○は~したんだ」
② 傾聴タイムの時には子どもに指示やアドバイスをしない

 上級
     ① 子どもの気持ちに名前を付けてやる
「それはがっかりしたね」
「恥ずかしかっただろうね」

  〈一口メモ〉
    言葉のシャワーをかけてやる
    子どもの問いかけに丁寧に応答する


5 大事なことを伝える時にはしっかりと目を合わせる   
 「目は外に出ている脳」
     = 視覚の判断が80%

〈一口メモ〉
     言葉以外のコミュニケーションの重要性を紹介


6 子どもとの会話は「肯定的応答」
 親の肯定的応答は子どもの社交性、知的探索、学習を促進していく

〈一口メモ〉
     母親の情緒的な肯定的応答
      ~ 「安全基地」効果


7 制止する、無視する、称賛する
 子どもの争い
      → 制止する 無視する 称賛する
    まずはクールダウン
      暴力や暴言は他害行為
        → 「権利の一時停止」(タイムアウト)宣言   
      気が散らない場所に向き合う場所
1歳につき1分間 - すわる

「タイムアウトはおしまいいよ」
          そのあと機嫌を取らず普通に! 
親が通常モードに!
          親からの「応答」が何よりの喜び、最高の報酬

   〈一口メモ〉
     「無視する」「タイムアウト宣言」








☆「<特集>喜怒哀楽の人間学」の言葉 『致知』2004年11月号 【再掲載 2013.12】

 少年は両親の愛情をいっぱいに受けて育てられた。珠に母親の溺愛は近所の
物笑いの種になるほどだった。


 その母親が姿を消した。


 庭に造られた粗末な離れ。そこに寵もったのである。


 結核を病んだのだった。


 近寄るなと周りは注意したが、母恋しさに少年は離れに近寄らずにはいられ
なかった。


 しかし、母親は一変していた。


 少年を見ると、ありつたけの罵声を浴びせた。

 コップ、お盆、手鏡と手当たり次第に投げつける。

 青ざめた顔。

 長く乱れた髪。

 荒れ狂う姿は鬼だった。


 少年は次第に母を憎悪するようになった。

 哀しみに彩られた憎悪だった。



 少年6歳の誕生日に母は逝った。


「お母さんにお花を」と勧める家政婦のオバサンに、少年は全身で逆らい、決
して柩の中を見ようとはしなかった。


 父は再婚した。

 少年は新しい母に愛されようとした。

 だが、だめだった。


 父と義母の間に子どもが生まれ、少年はのけ者になる。


 少年が9歳になって程なく、父が亡くなった。やはり結核だった。


 その頃から少年の家出が始まる。


 公園やお寺が寝場所だった。


 公衆電話のボックスでうを二つ折りにして寝たこともある。


 そのたびに警察に保護された。



 何度目かの家出の時、義母は父が残したものを処分し、家をたたんで蒸発し
た。


 それからの少年は施設を転々とするようになる。



 13歳の時だった。

 少年は知多半島の少年院にいた。

 もういっぱしの「札付き」だった。


 ある日、少年に奇蹟の面会者が現れた。


 泣いて少年に柩の中の母を見せようとしたあの家政婦のオバサンだった。


 オバサンはなぜ母が鬼になったのかを話した。


 死の床で母はオバサンに言ったのだ。


「私は間もなく死にます。あの子は母親を失うのです。幼い子が母と別れて悲
 しむのは、優しく愛された記憶があるからです。憎らしい母なら死んでも悲
 しまないでしょう。あの子が新しいお母さんに可愛がってもらうためには、
 死んだ母親なんか憎ませておいたほうがいいのです。そのほうがあの子は幸
 せになれるのです」


 少年は話を聞いて呆然とした。

 自分はこんなに愛されていたのか。

 涙がとめどもなくこぼれ落ちた。


 札付きが立ち直ったのはそれからである。



 作家・西村滋さんの少年期の話である。
                                        

 喜怒哀楽に満ちているのが人生である。


 喜怒哀楽に彩られたことが次々に起こるのが人生である。


 だが、その表面だけを掬い取り、手放しで受け止めてはなるまい。


 喜怒哀楽の向こうにあるものに思いを馳せつつ、人生を歩みたいものである。

 その時、人生は一層の深みを増すだろう。われわれが人間学を学ぶ所以もそ
こにある。


 中江藤樹の言葉がある。 


「順境に居ても安んじ、逆境に居ても安んじ、常に担蕩々として苦しめる処な
 し。これを真楽というなり。萬の苦を離れてこの真楽を得るを学問のめあて
 とす」
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