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「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ⑩ /「体育ぎらいの子」中森孜郎 岩波書店 1983年 ③【再掲載 2013.7】 [読書記録 一般]

今回は、9月15日に続いて山折哲雄さん、ひろさちやさんの
「死を見つめて生きる」の紹介 10回目です。



出版社の紹介には


「よりよい人生をおくるためにいま「生・老・病・死」を見直す。現代を生き
る人たちの死生観のあり方、残された時間を大切に過ごす生き方への提言。」

 
とあります。




本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「明治の学校教育は兵士の素養を身に付けるための教育だった。女性は銃後
の教育。標準語教育は徴兵したとき命令系統の確立のため」


・「日本人の衣食住のスタイルが根本的に変わったのが応仁の乱以後だ」



もう一つ、再掲載になりますが、中森孜郎さんの
「体育ぎらいの子」③を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ⑩

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◇いまや日本人には帰っていく場所がない(3)

□鎌倉武士の世界にはまだ教育の原点が残っていた - 山折哲雄
鎌倉時代 平常は土地を耕し、戦うべき時戦う武士
| 文武両道
職人の技術を伝承する世界 「一刀入魂」


□ノブレス・オブリージと日本の武士階級 - 山折哲雄
ヨーロッパ「ノブレス・オブリージ」noblesse oblige
高い身分に伴う義務・使命
イギリスのパブリックスクール
< 知的教育 + 騎士道的教育 = 文武両道>

明治維新 
    下級武士は「ノブレス・オブリージ」に匹敵
しかし、江戸時代の上級武士はそうでもない

 
□「兵士教育」は一刻も早く止めたい
日本の教育は兵士を作るためのもの - ひろさちや
フランス
     - 兵士教育が学校教育の始め
日本   
     - 明治  兵士の素養を身に付けるための教育だった
            女性は銃後の教育 

日本では標準語
徴兵したとき命令系統の確立のため - 「方言札」


□敗戦時に学校制度を壊しておくべきだった - ひろさちや
「遅刻する勇気をもて」 - 人助けのためなら
給食 - 好き嫌いのないように
= 兵士に好き嫌いがあると困るから


□今必要なのは革新的な教育改革 - 山折哲雄
大衆教育とエリート教育


□総平準化が倫理観の喪失につながった - ひろさちや
日本
   - 軍人教育が欠けている
軍人教育と兵士教育とは違う
ミャンマー ~ 軍人政権 清潔とされる
自衛隊
   - 国民を守ることより国体を守ることが大事 


□日本を救えるのは家族の絆だけ
男女の犠牲のバランスが崩れ始めている - 山折哲雄
男はどんな犠牲を払うか


□日本は「第二の応仁の乱」期を迎えている - 山折哲雄
第三の開国期変動期
①明治維新 
    ②敗戦 
    ③現在経済

「第二の応仁の乱」の時期

  内藤湖南(1866-1934)
「日本の歴史は古代、中世、近世、近代など細かく分ける必要はない。
     応仁の乱の前と後、これだけでいい」

  柳田国男(1875-1962)
「日本人の衣食住のスタイルが根本的に変わったのが応仁の乱以後だ」


□日本はこのまま滅びていく-ひろさちや
国、国体が滅びる
お金
     ~ 誰もが十分すぎるほどもっている
誰でももっていると言うことは結局貧しいということ

資本主義は残っているに過ぎない





☆「体育ぎらいの子」中森孜郎 岩波書店 1983年 ③【再掲載 2013.7】

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◇「角力」を見直す
□子供の心を引きつけるもの
 すもう
   (1)押す、つる、運ぶ、突く、踏ん張るなどの多用な運動の栄養素を
      持っている。
(2)人間同士が直に体をぶつけ合い,組み合い、触れあうことができ
      る
   (3)集中力やとっさの判断力が養われる


□子供と共に授業を創る
 「腰」の重要性
     木にぶつかる
腰  人間の要は<月+要=腰> - 御神輿


□子供の内面から学ぶ


□子供の事実に即して



◇「腕立て後方回転」に挑む
□「バク転」ができた
  バク転のポイント 
    ① 膝が踵の上に来ること
 踏み切る瞬間腰掛けに座っているような格好になる
  ② 腕と頭
        両手の親指を平行に振り込む頭
両手の親指の間を見るように頭を振り込む

自分の体なんだけれど自分の考え通りに動かない
→ 自分でコントロールできるようにする


□「できない子供」から学ぶ
できない子供の中にヒントがある
できない授業から出発する
     - 発見と検証

  自分自身の「側転」を
できない子から技のポイントを学ぶ 
    手足に赤いチョークを付ける


□遅れがちな子供を授業の中心に
遠山啓
   「共通一次を頂点とした教育の植民地化」



◇競争をどう乗り越えるか
□耐え難い徒競走


□競争を問い直す 
  本来の競争
    「自分そして他者との戦いの中で自分を高めていく」


□競争を乗り越えるとは
劣等感に負けないだけの力を育てていかなければならない


□共に育ち合う競争
  厳しく否定し合うことによってこそ、良きライバルが敵対しながら互い
  を成長させていくように、子供たちは新しい自分へと成長していくことが
  できる
   ◎「自分の力がある限り」走る


□クラスの一人一人を認め合う中で人間関係を育てる
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