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「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ① /「奇蹟は自分で起こす」鈴木秀子 海竜社 2007年 ⑥ 【再掲載 2013.11】 [読書記録 教育]

今回は、土井高徳さんの
「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」の紹介 1回目です。



出版社の紹介には


「子どもの言葉が荒くなった。暴力をふるわれた。口をきいてくれないので何
 を考えているのかわからない......。10歳からはじまる思春期。子どもの突然
 の態度の変化に戸惑う親は多い。
 37年間に100人。福岡県北九州市の「土井ホーム」にやってくるのは、ほ
 かの施設では手に負えないほど心に傷を抱えた子どもたち。ともに暮らしな
 がら心の傷を癒し、社会へと自立させてきた日本でただひとりの『治療的里
 親』が、だれにでもできて、どんな子にもすぐによく効く10~22歳、思春期
 の子育ての処方箋を伝授。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「思春期に入ると態度が豹変するのはなぜ?
体が急変すると同時に自我の目覚めも起こるから。親から自立しなけれ
  ばならないと思いつつ甘えていたい気持ちから。自立への不安もある」


・「思春期の子育て『べからず』集。①子どもと対等になって衝突しない 
②子どもを傷つける言葉を使わない ③ガミガミ言わない ④子どもを追
  いつめない ⑤子どもを突き放さない」


・「乳児は肌を話すな。幼児は肌を離して手を離すな。少年は手を離して…。
思春期には手は離しても目は離さずに見守る」
~ よい言葉ですね。


・「You(ユー)メッセージからI(アイ)メッセージに変換する。『今日はよ
  く頑張ったね』から『今日のあなたの頑張りを見て励まされたよ』に。」


子どもと接するときにどこか心の片隅においておきたいことばです。



もう一つ、再掲載になりますが、鈴木秀子さんの
「奇蹟は自分で起こす」⑥を載せます。
わたしは、鈴木秀子さんの本を読むと、穏やかな気分になります。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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☆「思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33」土井高徳 小学館新書 2014年 ①

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◇はじめに
  北九州市
    ファミリーホーム(里親ホーム) 
      37年間に100人超

「治療的里親」 
    虐待、非行、発達障がいの子供
 
  ◎ 本人自身が一番困っている
 
  問題行動の本質 
   = 周囲にヘルプを求めている行動 
<「安全感のある暮らし」の提供 +「自己をコントロールする力」養わせる前段階のステー
   ジ丁寧に >
  |
  ◎ 子育てはマラソン  
      決して急いではいけません


◇思春期の子供の胸の内 
 思春期は小学校4年生から
 乳幼児期  0~2歳半
 小児期   2歳半~小学校入学
 児童期   6歳~8歳半
 前思春期  8歳半~10歳
 思春期初期 10~13歳
 思春期中期 13歳~18歳
    思春期後期 18歳~22歳

 態度が豹変するのはなぜ?
体が急変すると同時に自我の目覚めも起こる
  親から自立しなければならないと思いつつ甘えていたい
       自立への不安も

 親として必要な3つの心構え
  1 父母連携
 2 子どもに親の悩みを相談しない
 3 母親は娘の父親は息子の身近なモデル

 思春期の子育て「べからず」集
   1 子どもと対等になって衝突しない
   2 子どもを傷つける言葉を使わない
   暴言
        ~「これくらい言ってもうけとめてもらえるだろう」という
          親に対する甘えの裏返しです
  ◎大事にされなかった人は、相手を大事にすることができない
   3 ガミガミ言わない 
   短く諭す
 4 子どもを追いつめない
 5 子どもを突き放さない

 年齢に応じた接し方を
  乳児は肌を話すな 
     幼児は肌を離して手を離すな 
     少年は手を離して…
     →  思春期 
         ~ 手は離しても目は離さずに見守る

 ◎キーワードは「安心」

◎大事なのは「待つこと」

 子どもの問題は親の問題
子どもを変えようとしないで親がちょっとした工夫や努力を!

照れずに褒める
   3つの褒める 
     ① 子どもにまなざしを注ぎ続ける(注視)
     ② 子どもの言葉にじっと耳を傾ける(傾聴)
         ほめるべき言葉(称賛)    

 小さなことからイイトコロサガシを

褒め上手になるために
◎ 些細なことでも褒める
◎ できて当たり前のことでも褒める

 「どうせぼくなんか」
 たくましい成長の背景には水やりという行為が欠かせない
    褒めることは愛情というより水やり 

 子どもの顔がパッと輝く時
   褒めるポイントを探す
   厳しく叱った跡「最後までよく話を聞けたね、偉いぞ」 

◎ 家庭は子どもにとって安心できる「居場所」であるべき

 ◎否定語を使わない
わが家のルールを決める!
→ 「ルールを破ったんだから叱られても仕方がない」

  「Youメッセージ」  → 「Iメッセージ」

「今日はよく頑張ったね」
  「今日のあなたの頑張りを見て励まされたよ」
   → 肯定語で諭す

 叱った後に褒める
叱った後にはその何倍も褒めてあげる








☆「奇蹟は自分で起こす」鈴木秀子 海竜社 2007年 ⑥ 【再掲載 2013.11】

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◇ミラクルステップ17 内なる仏性を輝かせる

 「その人の中にあるダイヤモンドにあなたの眼差しを注ぎ続けると,中から
  光が溢れてきます。あなたの眼差しが外側の岩石を通り越して通路をつく
  ります。すると,その人の内側から光が溢れてきます。」 


  仏教
   - 一人一人の中に仏性があると言われる

  ◎ 赤ちゃんは一人一人宝石の光を輝かせながら生まれてくる。しかし,
   成長するにつれ,自分を守るため,自分のまわりに岩石のような殻を付
   け始めます。自分を責めたり,もっと完璧にと叱咤激励しながら岩石の
   殻を強めていきます。岩石の中には光があります。しかし,なかなか出
   てこられません。
良さを慈しみの眼差しでじっと見ると,中から光が溢れてくる
 
  許してください 
    離婚を引き留めた(他人の)智ちゃん
  
    この子は家の宝 ダウン症の智ちゃん 
     最初一人一人は宝石 
      → 成長するにつれ自分を守るために自分の周りに岩石のような
       かけらを身にまとってしまう



◇ミラクルステップ18 本物の自分を窒息させないで
 「自分が頑固になったり,一生懸命に頑張りすぎたりすると,自分を窮屈に
して,本物の自分を生きることができなくなります。本物の自分を生きる
  ことは,リラックスすることから始まります。」 

  ママは何になりたいの?
    ◎「ママ大きくなったら何になりたいの」イメージ大切

  自分自身を生きると決める

  リラックスすることから始まる
人間の幸せ = 自分の中の本物を生きぬくこと



◇ミラクルステップ19 人生に於ける「最上のわざ」
「この世の最上のわざは何か。楽しい心で年を取り,働きたいけれども休み,
   しゃべりたいけれども黙り,失望しそうな時に希望し,従順に平静にお
   のれの十字架を担う」(ホイヴェルス神父)

  年を取ると言うこと   
    イエズス会のホイヴェルス神父 
      四谷上智大学の教師
◎ 何かを失った時にその尊さが見えてくる

 「最上のわざ」とは?
◎ 年を取っていくこととは,私たちにとって当たり前と思っていたこ
    とを日々返していくこと - それでも,まだ恵みがあると言うこと

  ジグソーパズル
完成するには小さなピースが必要
大きいのがあり,小さいのがあり,目立つのがあり,目立たないも
    のもある。しかし、立派さは全部平等
      ~ ただ形,色合い,大きさが違うだけ
= 私たち一人一人は役割を持った小さなピース
  自分が誠意を尽くすことによって,その絵にはめこまれていく。

今日一日の人数がつくり出す絵ができています。

  楽しい心で過ごす
頭と心と体の調和
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