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「この街で君と出会い」喜多條忠 立風書房 1975年 / 「今,義務教育が危ない」ぎょうせい 2007年 ①(前半) [読書記録 一般]

今回は、喜多條忠さんの
「この街で君と出会い」を紹介します。


「神田川」で知られる喜多條さんのエッセイ。

当時の雰囲気を知ることができました。
 



もう一つ、再掲載になりますが、ぎょうせいの
「今、義務教育が危ない」①を載せます。


<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆「この街で君と出会い」喜多條忠 立風書房 1975年

◇喜多條忠
  昭和22年 大坂生
  早大中退 
  放送台本作家 「神田川」


◇この街で君と出会い 放浪の青春ノート
  出会ってしまった悲しみに
    池間みち子(仮名) 
      高2~ 4年間
後半2年間自分は東京
       → 電話、手紙、つかの間のデート
   
  石神井
    4畳半 本ばかり 400通の手紙 東京のみち子
     → 大阪のみち子に別れの手紙
    |
  別れてよかった   
  恋の成就によって深く愛し合えることはあっても、敗れ続けたもの
    だけが手に入れることができる優しさはきっと持ち得なかっただろう
 ◎ 一番貧しいのは
        「幸せそうに見える不幸せ」
 
  神田川
  東京のみち子 
     - 大阪のみち子のことを知っていた
    大阪のみち子がやってきた
 → その日から東京のみち子の下宿で生活
  戸塚二丁目神田川沿い 3畳一間
    近くに「安兵衛」という銭湯
 生活は貧しかったけれど楽しかった
          (ぼくの月々の仕送りのほとんどが家賃と本で消えた)

  学生運動の時代
神田川の頃 
      ~ 随分長く哀しい時間
   
 ※ 二人のみち子と出会いそして別れてからぼくの本当の放流が始まった



◇新宿の天使たち
  似顔絵描きの中島さんとの出会い 
モダンジャズの店「ビレッジ・ゲイト」
中島さんの似顔絵描きの客引きをするようになった
ぼくのあだ名「モディ」 
       モディリアーニの青年
    「ビレッジゲイト」新宿駅前
    「ミカド」「ルフラン」「シロー」「スカラ座」
永山則夫も知っている
      「ビレッジバンガード」のボーイ
    
  浅川マキとの出会い 
マキの歌に支えられた「アートシアター○○○」
マキの家で長谷川きよしたちと朝まで話し明かした
    忘れられない女性 ピラニアに会った
  
  さよならピラニア 
「マキシーのために」デビュー作
もとの詞は「ピラニアのために」
        ディレクターが「マキシー」にした
    ピラニアというあだ名が付いた女の子    
早大 全共闘 戸塚二丁目 木造モルタルに
    胸を悪くしていた 
      体力を無くしたのにデモ


◇冬木立の見える窓から
  ラジオ局でアルバイト
   → 放送作家
  Y子とで会う   
Y子と結婚 
    会費制の式から放送局の人、浅川マキ、長谷川きよし無料で






☆「今,義務教育が危ない」ぎょうせい 2007年 ①(前半)

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◇義務教育は将来への投資である 佐和隆光(立命館大学院教授,京大特任教授教授)
小泉首相は日本のサッチャーか?
  サッチャリズムの負 
      ① 所得格差の拡大
     ② 公的医療・教育の荒廃
「排除」される者のいない社会
   トニー・ブレア 
       1997.5 「一にも二にも三にも教育だ」
  30人学級,社会的排除対策設立,社会的取り組み推進 1998.7
  教育予算の約3割増 2003
  平等な社会とは排除される者のいない社会

  教育の機会平等が経済成長の源泉
 労働力 = 量(人数) × 質(労働者能力)  
    失業率 6%→2%

  調和社会日本を模範とする中国 
    小泉構造改革内閣の反調和性

  教育の地域間格差は人材の浪費
  90年代「失われた10年」
      ~ 「人的資本の劣化」

  教育は「国家百年の計」 
    財政的措置を!

  本来の意味で学力向上を
  バブルによって  
    → 勤勉,努力,真面目,誠実など日本古来の徳目が失われてしまった

       大学受験の自己目的化

  ※ 地方の公教育の荒廃は,裕福な家庭の子弟を中高一環の受験校に進学
   させるという近時の傾向を加速させる。
   12歳の春から同質な人間としか付き合わず,親子の愛情を授け合うこ
   ともなく,大学受験のためのテクニックの習得に多感な6年間を捧げる。
   こうした教育の在り方が,芸術,文学,科学などの分野での「偉業」を
   育む素地を干からびかせることは確実である。



◇教育の機会均等が奪われる 齋藤貴男(ジャーナリスト)
あるシンポジウムでの光景 
    高校全県一学区化について
  「偏差値は関係ない?」
  教育改革が教育の機会均等を破壊する
    普通の子どもたちの教育機会を奪い,ヒト,モノ,カネの限られた
    資源をエリート養成に集中させていく当初のシナリオ通り
  日経連のリストラ・マニュアル
   三浦朱門(教育課程審議会長)の秘められた意図
    ◎子どもたちにまで自己責任原則を徹底しようとする教育改革
    ジャーナリズムの中枢は勝ち組のエリートばかり 
財界の櫻井修発言(住友信託銀行相談役)
    - 「雇用柔軟型従業員」=優生学
  誰のための「選択の自由」なのか

  ※ 教育に関する議論は,すなわち己自身の人間観,人生観を問い直す試
   みにも似て果てしない
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