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「毎日小学生新聞にみる子どもの世相史」NTTメディアスコープ 1996年 ①  /「エリート×アウトロー世直し対談」堀田力・玄秀盛 集英社新書 2012年 ③ 【再掲載 2014.6】 [読書記録 教育]

今回は、
「毎日小学生新聞にみる子どもの世相史」の紹介 1回目です。



出版社の紹介には


「日本の子どもたちが、60年前に何を考え、どう生きてきたのか?そして、
 あなたが21世紀で実現する夢は?60年の時を超えて、歴史から21世紀へ
 のメッセージ!!毎日小学生新聞の60年の歩みから、無垢な子どもの心をう
 つしだす。」

「創刊60年を迎えた『毎日小学生新聞』に見える、時代と子どもたちの移り
 変わりを、紙面の復刻により紹介する。手塚治虫などのマンガや、教育制
 度の変遷による影響などの項目に分け、巻末には年表を付した。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『大毎小学生新聞』の編集方針は、『子どもたちの友達であり先生でもある
子どものための新聞』」


・「分かりやすいと(小学生新聞に)切り替えるお年寄りも」


・「アメリカでも有名になる」



もう一つ、再掲載になりますが、堀田力さん、玄秀盛さんの
「エリート×アウトロー世直し対談」③を載せます。




☆「毎日小学生新聞にみる子どもの世相史」NTTメディアスコープ 1996年 ①

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◇はじめに
1936(昭和11)年12月22日「大毎小学生新聞」創刊
  編集方針
   「子どもたちの友達であり先生でもある子どものための新聞」
| 親新聞「大阪毎日新聞」
◎ 60年間の変化


◇誕生秘話
1936(昭和11)年12月22日 創刊
  「文章報告」
1937(昭和22)年元日 
    有代部数 274052部 1か月25銭(親「大毎」の1/4)

◎ 分かりやすいと切り替えるお年寄りも
発案者 販売畑出身の鹿倉吉次  
        のち毎日専務 東京放送(TBS)社長
発刊のきっかけ
満州邦字新聞「満州日日新聞」がタブロイド判子ども向け新聞
タブロイド判(本紙半裁)
        - 子どもの肩幅の大きさ
1935 → 「満日小学生新聞」となる
考学武彦

1936年夏 時事信奉者から入社の誘い
1936. 9.21 日本初「日本小学生新聞」発刊 
1936.12.25 「時事新報」が「東京日日新聞」に吸収合併

1937. 1. 5~「東日小学生新聞」 
初代編集長・原一六 デスク・考学武彦
◎ アメリカでも有名になる


◇漫画で育った子どもたち
◎秋玲二の「勉強まんが」
デビュー作は毎日小学生新聞の4コママンガ
  手塚治虫デビュー作「マッちゃんの日記帳」1946.1.4~3.31
    「AチャンBチャン探検記」「グッちゃんパイコさん」「ぐっちゃん」
    1946.7~ 1948.4.30~12.17 1956.3.1~6.12
藤子不二雄デビュー 
     「天使の玉ちゃん」1952
松本零士のデビュー 
      県立小倉南高校2年生で「ミツ太郎都に行く」「虫の世界」
  「アリとミツバチ」「みつばち君」「テントウ虫坊や」
九州にマンガの強者あり
松本零士ら
ほのぼのゴン
    園山俊二 1958「がんばれゴンベ」







☆「エリート×アウトロー世直し対談」堀田力・玄秀盛 集英社新書 2012年 ③ 【再掲載 2014.6】

[出版社の案内]
経済格差が拡大し貧困層の固定化が進むニッポン。政治も行政も地域社会も持
て余す、過酷な貧困の現場で、命と人間の尊厳を守る活動に取り組むふたりが
初めて『再生への道』を語り合う。かたや東京地検特捜部検事としてロッキー
ド事件を担当、退職後も霞ヶ関から世直しを進めてきた、『さわやか福祉財団』
理事長堀田力氏。かたやみずからも凄絶な半生を生き、新宿歌舞伎町『駆け込
み寺』などの活動を通じて約2万人の相談者の問題を解決してきた玄秀盛氏。
パチンコ売春、DV、引きこもり、被災地で多発する自殺…などさまざまな現場
に向き合いながら、この残酷な社会を生きるために個人ボランティアが、自治
体が、国家が、取り組むべき課題を徹底的に語り合う。

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◇この世に役に立たない人はいない
  若者と中高年のボランティア観
  今の20代の偏差値は違う
  突っ張った若者も根は純粋
  時間預託
   - タイムダラー
  助け合いがスムーズにできる工夫
    「だんだん」で助け合い
  誰だって「何か」できる
  「自尊心」はなぜ大事か
  お金では得られないもの
    ◎「人間は群れないと死んでしまう」


◇みんなが社会的強者に
  セーフティネットは自立
   自分の気持ち
       - 人との絆が支えてくれる
  日本人に根付いていない自立の考え方
  ◎ 圧倒的に親の過干渉が多い
  ダメという勇気
   ×「ここは4人掛けだよ!」
   ↓
  ○「兄さんごめんね、気分悪いからちょっと座っていい?」
 ◎頭を下げた言い方をするから相手も聞いてくれる
             ↓
    ◎プライドを傷つけない言い方
  ボランティアを始めると笑顔が違ってくる
  「駆け込み寺」
      全国3000か所 
  2002 「新宿駆け込み寺」
  現・公立社団法人 日本駆け込み寺
  5000のネットワークでも足りない
  能力を発揮できる社会
  ◎ 駆け込み寺が1日も早くなくなることが一番の願い
  社会からはじき飛ばされる人が増えている
  ◎◎◎「してあげる」は要注意 → プライド
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