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キーワード 読書について53-「今の自分を変える65冊の実学図書館」秋庭道博 講談社 1998年 (6) /「心の力」村上和雄・玄有宗久 致知出版社 2006年 ② 【再掲載 2012.10】 [読書記録 一般]

今回は、10月21日に続いて、
「キーワード 読書について」53回目、
秋庭道博さんの「今の自分を変える65冊の実学図書館」6回目の紹介です。



出版社の案内には、

「誰も教えてくれなかった人生に迷ったとき役に立つ本。本は脳の食べ物だか
 らできるだけ、本当にこれからの自分に『栄養になる』本を選びたい。ブッ
 クガイドは数々あるが、『新しい!』『柔らかい!』『普遍的!』『行動をお
 こす!』という視点で選べばこうなる!
 本当に役立つ本とは何か?それは、恥ずかしくてきけないことにはっきり答
 えてくれる本である。誰も教えてくれない実学実用の本の読み方を、人生の
 達人が教授。『人』よりも『コト』を深く読み、一気に脳に新しい情報を叩
 きこむことを要求されている時代には旧来の読書法が通用しない。しかし、
 では『生き方』そのものに迷ったらどうであろうか。人は可能性があるから
 こそ迷うのである。ハタと膝をうつ、清新な視点。頭の中が見事に整理され
 る快著!!」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「自分の力で歩くといい顔になる」
「要なのは持続すること」


・「闇があり陰が存在した土地と時代。生から死へと、老人の薄暮」


・「今からでも自分の欲しいものに忠実に」


・「境界を侵すのがタブー」




もう一つ、再掲載になりますが、村上和雄さん、玄侑宗久さんの、
「心の力」②を載せます。






☆キーワード 読書について53-「今の自分を変える65冊の実学図書館」秋庭道博 講談社 1998年 (6)

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◇人生は進行形がいい - 事実が分かる年齢
『生き生き九十歳の生活術』黒田初子・草思社
やりかけて死ぬ
 

◇「人生八十年時代」は死を意識した生-「わかりやすいこと」の重大な意味
『自分らしく生き自分らしく死ぬための哲学入門』大和書房

 
◇独学が中年からのキーワード - お仕着せの学問からの自立
『独学のすすめ』谷川健一・晶文社 
     民俗学の巨人の足跡
自分の力で歩くといい顔になる
自分の足で立ち自分で考え自分で行動するしかない
本居宣長『うひ山ぶみ』初めての山登り
いつ初めてもどこから登り初めてもよい
◎ 必要なのは持続すること
 

◇再び「裸の王様」が見えてくる - 世代の違い
『室内40年』山本夏彦・文藝春秋
若者に切り返す

 
◇「職人万歳」的世界の可能性 - 職人とは何だったのか
『職人万歳』文化放送ブレーン
気の済むように生きる

 
◇人生は虚実皮膜の内にあり -生から死への薄暮
『妖怪画談』水木しげる・岩波新書
闇があり陰が存在した土地と時代
生から死 
      ~ 老人の薄暮
『日本妖人伝』三谷茉沙夫・学習研究社
人の心の深い闇

 
◇現在は未来の過去 - 感動と詩と言葉
『日本の詩歌』伊藤信吉他編・中央公論社
中年以後 フィクション より ノンフィクション
記憶力    より 判断力
感性     より 理性優位
◎ 今からでも自分の欲しいものに忠実に

 
◇男神は男ではない,女神は女ではない - 神には駆け引きはない
  『古事記(上)(中)(下)』次田真幸訳注・講談社学術文庫
男女同権と習慣 
     神話の中に「男が光」

 
◇下着の管理は性器の管理 - スカートの下のイマジネーション
『スカートの下の劇場』上野千鶴子・河出文庫
性器支配の覇権

 
◇宿命のつがい - 若く見える女の徳
『男と女の進化論』竹内久美子・新潮文庫
口のうまい男の徳

 
◇詭弁は深淵 - 野暮は大人の敵
『詭弁論理学』野崎昭弘・中公新書
時と場合 
◎ 迫力と魅力の女の詭弁

 
◇セックスはなぜ後ろめたいのか - タブーの不可解さ
『タブーの謎を解く』山田昶・ちくま新書
境界を侵すのがタブー







☆「心の力」村上和雄・玄有宗久 致知出版社 2006年 ② 【再掲載 2012.10】

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◇せめぎ合う科学と倫理
  科学の暴挙 
経済と大義名分が科学の暴走を助長する
  
  遺伝子に優劣を付ける意味はない 

  環境と遺伝 
    大切なのは環境
      サンショウウオとモーツァルトの類似性
  
  「人の為」か偽りとならないように
 米国 ジーンリッチとジーンプア 
         「gene=遺伝子」

  心の力
    祈りによる遺伝子のスイッチオン・オフ


◇心はどこにあるか
  遺伝子と華厳経

  退化する人間 
    山川草木悉皆成仏
     - 感覚器を信じるな
  
 
  五感を信じるな
   - 感覚が心を殺してしまう 

  部分から全体へ 
    心 = 脳の働きだとは言い切れない 
         心はどこにあるのか?
    ベルグソン(仏)
      脳と心はハンガーと上着
      内臓を移植するとドナーの人柄が出る  
      「記憶する心臓」 

  心のありか 
    心は縁によってコロコロ移り変わるもの
    揺らぎと不動心
     - 心は揺らいでいるから強い
  ◎「自然に拷問をかけて,無理矢理自白させた。それが科学である。」
 

◇科学と宗教の接点を探す
 死後の世界
    死後の世界がある確立は50%

  魂と霊 
    科学と宗教はワンセットになっている
  接点にあるもの
     - 科学と宗教を結ぶサムシング・グレート

  補完し合う科学と宗教 
    宗教家の役割 
    科学者の役割
  
  芸術にもサムシング・グレートは存在する
    芹沢光治良
     「文学とはモノいわぬ神の心を言葉にすることだ」
        小説家は霊媒師だ   


◇生命の目的
 自然教
    サムシング・グレートを感じて生きる
    全人類,全生き物をつくった親のようなもの  
    科学者は信仰者
     = 法則性を信じている

  命の不思議
    生命を0から創り上げることはできない
 
  人間の使命
    人間にはすでにすべてが与えられている

◎「金を儲けてどうするの?」
◎「長生きしてどうするの?」
 
  頂上への道 
    東洋的なやわらかさが花開く時代
◎ 科学と宗教は車の両輪
  
  人間の使命
    人間には既にすべてが与えられている 
金を儲けて何するの? 
      長生きして何するの?
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