「どの子も伸びるさかのぼり指導のアイデア」深沢英雄 小学館 2005年 ① /「ニュースの大疑問」池上彰 講談社 1998年 ③【再掲載 2015.10】 [読書記録 教育]
今回は、深沢英雄さんの、
「どの子も伸びるさかのぼり指導のアイデア」の紹介 1回目です。
20年前の本ですが、参考になることがたくさんあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「前頭前野を教育の中で鍛えていくための方策、1つ目は読書をする
こと、2つ目は手で字を書くこと、3つ目はやさしい計算問題を解
くこと」
・「読む力の3つの働き、1つ目は内言の力を伸ばすこと、2つ目は
音読できることで自分の能力に自信が出ること、3つ目は声を出す
ことで脳を活性化すること」
・「子どものつまずきを見つけるには、『教科書(未習の単元)を練習な
しで1ページ読ませる』とよい」
もう一つ、再掲載になりますが、池上彰さんの
「ニュースの大疑問」③を載せます。
☆「どの子も伸びるさかのぼり指導のアイデア」深沢英雄 小学館 2005年 ①
◇つまずきのある子への指導
□4つの主なやり方
① 平常の学習集団のなかでの授業を通した指導
② その子だけに特別に先生が一対一で指導したり励ましたりいる
個人的な指導
③ 少しずつつまずいている子を集め、特別な手だてを講じての学
習回復の指導
④ 家庭に呼び続け、教師とともに協力して、学力をつけさせるた
めの家庭学習の指導
◎ たし算20問テスト、引き算20問テスト
□東北大・河島隆太教授
前頭前野を教育の中で鍛えていくための方策
1 読書をすること
2 手で字を書くこと
3 やさしい計算問題を解くこと
□書き(ひらがなテスト)
「北風と太陽」
そばに行き話を聞く+スキンシップ
□読書・音読・計算(百ますのたし算・ひき算)・漢字視写
「キツネとブドウ」自分の力を力不足を他に原因を求める
◇さかのぼり指導 「読み」「書き」
さかのぼり指導とは?
読み書き計算の力の向上
1 子どもたちの現在の学力実態を明らかにすること
(診察)
2 どこでつまずいているかを分析すること (診断)
3 つまずいているところから再出発して指導すること
(治療)
→ 1学期に全体の底上げを
◇第一章 「読み」の指導 読みの実態把握・音読さかのぼり指導・読み書きさかのぼり指導
□「読み」の実態把握
読む力は学力獲得の実態把握
音読チェック
読む力 3つの働き
① 内言の力を伸ばす
② 音読できることで自分の能力に自信が出る
③ 声を出すことで脳を活性化する
□子どものつまずきを見つける
教科書を練習なしで1ページ読ませる(初めて習う漢字にふりがな)
「つまり読み」(すらすら読めない)
「漢字ストップ」
「小声読み」
ボソボソ暗い表情 声を出すことに嫌がり恥ずかしそうに
「間違い読み」 正確に読めない
「勝手読み」
◎ 音読できない原因
① 言葉や漢字の読みの理解ができていない
② 声を出す練習が不足している
③ 心と体が緊張している
→ 一人一人に対応
□読書チェック
言語能力が高い
① 語彙が多い
② 書き言葉を持っている
4月の一週間で読書チェック
= 学校,家庭
読書速度チェック
同じ本
- 読み終えたら挙手
→ 自分の本(自分で選んだ)
◎ スピードが分かる 傾向が分かる
☆「ニュースの大疑問」池上彰 講談社 1998年 ③【再掲載 2015.10】
◇テレビは視聴率次第一メディアだけの事情
□占拠率と視聴率との違い
視聴率を全部足しても100%にはならない
□調査対象が少なくてもなぜ正確なのか?
ニールセン,ビデオリサーチ(電通)
関東300世帯 関西・名古屋250世帯 その他200世帯
合計750世帯
□スポンサーのため
□視聴率が番組の作り方を変えた
コマーシャルの直前に一つの山場
リモコンのせい
□女性視聴者向けの番組ばかりに
□警察と検察はどう違う-検察庁の仕事
□警察の捜査をチェックする検察
検察
① 警察の捜査のチェック
② 裁判の維持
③ 独自捜査
□送検には「書類送検」と「身柄送検」の二種
□裁判に起訴する検察官
□独自の捜査もする検察官
□検察のエリート = 泣く子も黙る特捜部
東京,大阪,名古屋
告訴と告発
□留置所(警察)と拘置所(検察)
死刑囚はまだ刑が執行されていない
= 拘置所に入っている
死刑は拘置所で執行
◇アメリカの陪審制度
□プロの裁判官が判決を出す日本の裁判所
アメリカでは素人の陪審員が判決
□陪審員をどう選ぶか
被告が無罪を主張して全面的に争い被告が陪審裁判を選ぶ時に限り
陪審裁判になる
□検察官,弁護士の両方にある「拒否権」
陪審員の審査から
□裁判官は交通整理役
□無罪確定と検察官の立証責任
アメリカでは「有罪」か「有罪ではない」
= 無罪ということではない
□陪審制は「普通の人」の判断を尊重する制度
日本でも大正12(1923)陪審法
昭和の初め,選択可能だった
「どの子も伸びるさかのぼり指導のアイデア」の紹介 1回目です。
20年前の本ですが、参考になることがたくさんあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「前頭前野を教育の中で鍛えていくための方策、1つ目は読書をする
こと、2つ目は手で字を書くこと、3つ目はやさしい計算問題を解
くこと」
・「読む力の3つの働き、1つ目は内言の力を伸ばすこと、2つ目は
音読できることで自分の能力に自信が出ること、3つ目は声を出す
ことで脳を活性化すること」
・「子どものつまずきを見つけるには、『教科書(未習の単元)を練習な
しで1ページ読ませる』とよい」
もう一つ、再掲載になりますが、池上彰さんの
「ニュースの大疑問」③を載せます。
☆「どの子も伸びるさかのぼり指導のアイデア」深沢英雄 小学館 2005年 ①
◇つまずきのある子への指導
□4つの主なやり方
① 平常の学習集団のなかでの授業を通した指導
② その子だけに特別に先生が一対一で指導したり励ましたりいる
個人的な指導
③ 少しずつつまずいている子を集め、特別な手だてを講じての学
習回復の指導
④ 家庭に呼び続け、教師とともに協力して、学力をつけさせるた
めの家庭学習の指導
◎ たし算20問テスト、引き算20問テスト
□東北大・河島隆太教授
前頭前野を教育の中で鍛えていくための方策
1 読書をすること
2 手で字を書くこと
3 やさしい計算問題を解くこと
□書き(ひらがなテスト)
「北風と太陽」
そばに行き話を聞く+スキンシップ
□読書・音読・計算(百ますのたし算・ひき算)・漢字視写
「キツネとブドウ」自分の力を力不足を他に原因を求める
◇さかのぼり指導 「読み」「書き」
さかのぼり指導とは?
読み書き計算の力の向上
1 子どもたちの現在の学力実態を明らかにすること
(診察)
2 どこでつまずいているかを分析すること (診断)
3 つまずいているところから再出発して指導すること
(治療)
→ 1学期に全体の底上げを
◇第一章 「読み」の指導 読みの実態把握・音読さかのぼり指導・読み書きさかのぼり指導
□「読み」の実態把握
読む力は学力獲得の実態把握
音読チェック
読む力 3つの働き
① 内言の力を伸ばす
② 音読できることで自分の能力に自信が出る
③ 声を出すことで脳を活性化する
□子どものつまずきを見つける
教科書を練習なしで1ページ読ませる(初めて習う漢字にふりがな)
「つまり読み」(すらすら読めない)
「漢字ストップ」
「小声読み」
ボソボソ暗い表情 声を出すことに嫌がり恥ずかしそうに
「間違い読み」 正確に読めない
「勝手読み」
◎ 音読できない原因
① 言葉や漢字の読みの理解ができていない
② 声を出す練習が不足している
③ 心と体が緊張している
→ 一人一人に対応
□読書チェック
言語能力が高い
① 語彙が多い
② 書き言葉を持っている
4月の一週間で読書チェック
= 学校,家庭
読書速度チェック
同じ本
- 読み終えたら挙手
→ 自分の本(自分で選んだ)
◎ スピードが分かる 傾向が分かる
☆「ニュースの大疑問」池上彰 講談社 1998年 ③【再掲載 2015.10】
◇テレビは視聴率次第一メディアだけの事情
□占拠率と視聴率との違い
視聴率を全部足しても100%にはならない
□調査対象が少なくてもなぜ正確なのか?
ニールセン,ビデオリサーチ(電通)
関東300世帯 関西・名古屋250世帯 その他200世帯
合計750世帯
□スポンサーのため
□視聴率が番組の作り方を変えた
コマーシャルの直前に一つの山場
リモコンのせい
□女性視聴者向けの番組ばかりに
□警察と検察はどう違う-検察庁の仕事
□警察の捜査をチェックする検察
検察
① 警察の捜査のチェック
② 裁判の維持
③ 独自捜査
□送検には「書類送検」と「身柄送検」の二種
□裁判に起訴する検察官
□独自の捜査もする検察官
□検察のエリート = 泣く子も黙る特捜部
東京,大阪,名古屋
告訴と告発
□留置所(警察)と拘置所(検察)
死刑囚はまだ刑が執行されていない
= 拘置所に入っている
死刑は拘置所で執行
◇アメリカの陪審制度
□プロの裁判官が判決を出す日本の裁判所
アメリカでは素人の陪審員が判決
□陪審員をどう選ぶか
被告が無罪を主張して全面的に争い被告が陪審裁判を選ぶ時に限り
陪審裁判になる
□検察官,弁護士の両方にある「拒否権」
陪審員の審査から
□裁判官は交通整理役
□無罪確定と検察官の立証責任
アメリカでは「有罪」か「有罪ではない」
= 無罪ということではない
□陪審制は「普通の人」の判断を尊重する制度
日本でも大正12(1923)陪審法
昭和の初め,選択可能だった