HiD2024 いよいよ明日から! キーワード 読書について64-「ぼくが読んだ面白い本ダメな本」立花隆 文藝春秋 2001年 /「今どきの教育を考えるヒント」清水義範 講談社 1999年 ③【再掲載 2016.7】 [読書記録 一般]
第11回ハイスクール国際ジオラマグランプリ2024 HiD2024
今年も明日22日から24日の日曜日までジオラマの甲子園が開催されます。
観覧は無料、直接投票ができます。
会場はザザシティ浜松 西館1階特設会場です。
ぜひ、足をお運びください。
今回は3月11日に続いて、
「キーワード 読書について」64回目、
「ぼくが読んだ面白い本ダメな本」の紹介です。
出版社の案内には、
「ふだん書評では扱われない面白本三百冊を紹介し、ダメな本は徹底的
に批判する。立花隆の知的好奇心、知的ノウハウを凝縮した一冊。
1995年11月~2001年2月の読書日記を中心に構成。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「一冊の本は『キーワードの拾い出し』+『論理の流れ』で、一枚の
チャートにすることができる」
・「統一市場の崩壊。価は無関係で、高くても買う人は買う」
・「どれだけ多くの本を読みどれだけ多くの小世界の住民となり、自分
をどれだけ多くの他世界存在者にしたかによりその人の小宇宙の豊
かさが決まる」
・「書物は万人の大学である。生涯書物という大学に通い続けなければ
何ごとも学べない」
もう一つ、再掲載になりますが、清水義範さんの
「今時の教育を考えるヒント」③を載せます。
☆キーワード 読書について64-「ぼくが読んだ面白い本ダメな本」立花隆 文藝春秋 2001年
◇序・宇宙 人類 書物
□書店
「一国の文化の最前線基地」
本の内容を3~5分間で伝えてみよ!
一冊の本は一枚のチャートにすることができる
「キーワードの拾い出し」+「論理の流れ」
パラグラフの文頭+文末(一行)
□全体の流れとキーワードをつかめ
粗雑なつかみ から 具体的把握へ
音楽的読み から 絵画的な読みへ
□インターネット
「生涯情報の海に浸り、一個の情報体として情報の新陳代謝を続け
ながら情報的に生きる時代」
= 情報新陳代謝
↓
情報社会サバイバル技術
= 素早い情報スクリーニング術
「絵画読み」の技術
① 頭から終わりまで
パラグラフ単位でとばし読み
② 二度目を読むかどうか
□価格の分岐点
大出版社
低価格でベストセラーの道
小出版社
少部数でコストが確実な回収
- 分岐点は初版1~2万部 1700~1800円ライン
↓
かけ算
定価と部数の関係
□出版文化を支えているのは誰か
渡辺美知子『日本の小出版』柘植書店
柘植書房・西村祐竑氏
統一市場の崩壊
= 定価は無関係、買う人は買う
2000部を基本に
「出版業」と「出版産業」
少部数の本
= 作る側と読者の共同作業
「どれだけ多くの本を読みどれだけ多くの小世界の住民となり、自
分をどれだけ多くの他世界存在者にしたかによりその人の小宇
宙の豊かさが決まる」
□良書の世界
編集者個々人の心意気で支えられている(大手出版社でも)
<金儲けの世界> と <歴史に残る本づくり> とがある
高価な本と安い本
「その情報を単独購入するために適当な情報提供者と家庭教師
を雇ったとしたら…」
□円本時代に匹敵する現代
円本
→ 出版資本主義の時代(バブリーな商売)
大正・昭和前期
円本以前の本づくりの手法に(マイクロメディア的商売)
- ポリシーの違い
価格・部数・思惑
リスキービジネスとノンリスキービジネス
2000~3000円がライン
□紙の本は電子メディアに勝る
オンデマンド出版
~ どんな本でも2000円くらいで作れる
モノとしての所有
□ビジュアルが本の理解を助ける
写真・図版・図表が伝達効率を高める
□書物は万人の大学
- 生涯書物という大学に通い続けなければ何ごとも学べない
◇立花隆読書から → 読みたい本
ピーター・ヘイニング
『図説世界霊界伝承事典』 柏書房
高山文彦
『霞ヶ関陰の権力者たち』 講談社
町田京鳳
『エロスの国熊野』 法蔵館
竹内実
『日本史を海から洗う』 南風社
永沢光雄
『AV女優』 ビレッジセンター
志村有弘
『超人役行者小角』 角川書店
吉田敦彦
『世界の始まりの物語』 大和書房
網野善彦
『日本中世に何が起きたか』 日本エディタースクール出版部
笹川良一
『巣鴨日記』 中央公論社
平塚柾
『日露戦争陸戦写真史』 新人物往来社
☆「今どきの教育を考えるヒント」清水義範 講談社 1999年 ③【再掲載 2016.7】
◇教育論の原点に立つ
「大人がちゃんと子供たちに関わらなきゃ教育なんてできっこない」
面倒でもちゃんと子供に関わらなきゃ教育なんてできっこない
教師は?
親は?
大人は?
- ◎ 子供はちゃんと関わってやれば必ず反応するものだ
◇校長先生という職業
「権限少なくストレス多い,校長先生の必要性が分からない」
教師は本業以外の雑務をやらされすぎている
→ ◎ 校長とは県教委・文部科学省の伝達者?
◇教育,そして日本の危機
「日本人は二世代に渡り着実におかしくなった」
今の親
- その親に「不自由はさせない」と育てられてきた
何でも買ってあげる
= 経済本位で育てられてきた
◎ 欲望は無限である
※ 私たちが何かを見失っているのではないか?
◇教育の根本原理
「学校とは知的文化の継承と社会性の伝授がなされる場所である」
① 知的文化の継承 と
② 集団のルール
◇若者の問いに再び答える
「個人の利己的暴力が否定される社会だからこそ人殺しは許されない」
◇名先生の思いで
「先生に受けいられていると感じた時,子供は変わり,教育はうまく
いく」
◇褒める教育の勧め
「先生に褒められた喜びが子供の才能を伸ばし成長に結びつく」
◎ その子の持っている能力を褒める
= 子供を見つめなければ褒めることができない
× 途中経過(態度や努力)を褒めるのではなく
今年も明日22日から24日の日曜日までジオラマの甲子園が開催されます。
観覧は無料、直接投票ができます。
会場はザザシティ浜松 西館1階特設会場です。
ぜひ、足をお運びください。
今回は3月11日に続いて、
「キーワード 読書について」64回目、
「ぼくが読んだ面白い本ダメな本」の紹介です。
出版社の案内には、
「ふだん書評では扱われない面白本三百冊を紹介し、ダメな本は徹底的
に批判する。立花隆の知的好奇心、知的ノウハウを凝縮した一冊。
1995年11月~2001年2月の読書日記を中心に構成。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「一冊の本は『キーワードの拾い出し』+『論理の流れ』で、一枚の
チャートにすることができる」
・「統一市場の崩壊。価は無関係で、高くても買う人は買う」
・「どれだけ多くの本を読みどれだけ多くの小世界の住民となり、自分
をどれだけ多くの他世界存在者にしたかによりその人の小宇宙の豊
かさが決まる」
・「書物は万人の大学である。生涯書物という大学に通い続けなければ
何ごとも学べない」
もう一つ、再掲載になりますが、清水義範さんの
「今時の教育を考えるヒント」③を載せます。
☆キーワード 読書について64-「ぼくが読んだ面白い本ダメな本」立花隆 文藝春秋 2001年
◇序・宇宙 人類 書物
□書店
「一国の文化の最前線基地」
本の内容を3~5分間で伝えてみよ!
一冊の本は一枚のチャートにすることができる
「キーワードの拾い出し」+「論理の流れ」
パラグラフの文頭+文末(一行)
□全体の流れとキーワードをつかめ
粗雑なつかみ から 具体的把握へ
音楽的読み から 絵画的な読みへ
□インターネット
「生涯情報の海に浸り、一個の情報体として情報の新陳代謝を続け
ながら情報的に生きる時代」
= 情報新陳代謝
↓
情報社会サバイバル技術
= 素早い情報スクリーニング術
「絵画読み」の技術
① 頭から終わりまで
パラグラフ単位でとばし読み
② 二度目を読むかどうか
□価格の分岐点
大出版社
低価格でベストセラーの道
小出版社
少部数でコストが確実な回収
- 分岐点は初版1~2万部 1700~1800円ライン
↓
かけ算
定価と部数の関係
□出版文化を支えているのは誰か
渡辺美知子『日本の小出版』柘植書店
柘植書房・西村祐竑氏
統一市場の崩壊
= 定価は無関係、買う人は買う
2000部を基本に
「出版業」と「出版産業」
少部数の本
= 作る側と読者の共同作業
「どれだけ多くの本を読みどれだけ多くの小世界の住民となり、自
分をどれだけ多くの他世界存在者にしたかによりその人の小宇
宙の豊かさが決まる」
□良書の世界
編集者個々人の心意気で支えられている(大手出版社でも)
<金儲けの世界> と <歴史に残る本づくり> とがある
高価な本と安い本
「その情報を単独購入するために適当な情報提供者と家庭教師
を雇ったとしたら…」
□円本時代に匹敵する現代
円本
→ 出版資本主義の時代(バブリーな商売)
大正・昭和前期
円本以前の本づくりの手法に(マイクロメディア的商売)
- ポリシーの違い
価格・部数・思惑
リスキービジネスとノンリスキービジネス
2000~3000円がライン
□紙の本は電子メディアに勝る
オンデマンド出版
~ どんな本でも2000円くらいで作れる
モノとしての所有
□ビジュアルが本の理解を助ける
写真・図版・図表が伝達効率を高める
□書物は万人の大学
- 生涯書物という大学に通い続けなければ何ごとも学べない
◇立花隆読書から → 読みたい本
ピーター・ヘイニング
『図説世界霊界伝承事典』 柏書房
高山文彦
『霞ヶ関陰の権力者たち』 講談社
町田京鳳
『エロスの国熊野』 法蔵館
竹内実
『日本史を海から洗う』 南風社
永沢光雄
『AV女優』 ビレッジセンター
志村有弘
『超人役行者小角』 角川書店
吉田敦彦
『世界の始まりの物語』 大和書房
網野善彦
『日本中世に何が起きたか』 日本エディタースクール出版部
笹川良一
『巣鴨日記』 中央公論社
平塚柾
『日露戦争陸戦写真史』 新人物往来社
☆「今どきの教育を考えるヒント」清水義範 講談社 1999年 ③【再掲載 2016.7】
◇教育論の原点に立つ
「大人がちゃんと子供たちに関わらなきゃ教育なんてできっこない」
面倒でもちゃんと子供に関わらなきゃ教育なんてできっこない
教師は?
親は?
大人は?
- ◎ 子供はちゃんと関わってやれば必ず反応するものだ
◇校長先生という職業
「権限少なくストレス多い,校長先生の必要性が分からない」
教師は本業以外の雑務をやらされすぎている
→ ◎ 校長とは県教委・文部科学省の伝達者?
◇教育,そして日本の危機
「日本人は二世代に渡り着実におかしくなった」
今の親
- その親に「不自由はさせない」と育てられてきた
何でも買ってあげる
= 経済本位で育てられてきた
◎ 欲望は無限である
※ 私たちが何かを見失っているのではないか?
◇教育の根本原理
「学校とは知的文化の継承と社会性の伝授がなされる場所である」
① 知的文化の継承 と
② 集団のルール
◇若者の問いに再び答える
「個人の利己的暴力が否定される社会だからこそ人殺しは許されない」
◇名先生の思いで
「先生に受けいられていると感じた時,子供は変わり,教育はうまく
いく」
◇褒める教育の勧め
「先生に褒められた喜びが子供の才能を伸ばし成長に結びつく」
◎ その子の持っている能力を褒める
= 子供を見つめなければ褒めることができない
× 途中経過(態度や努力)を褒めるのではなく