「月刊少年育成」2003年1月号 /「昭和40年代ファン手帳」泉麻人 中公新書ラクレ 2014年 ②(後半)【再掲載 2016.1】 [読書記録 教育]
今回は、2011年に休刊となった「月刊少年育成」誌、
2003年1月号の要約を紹介します。
わたしは、「少年育成」誌を購読しており、よい雑誌だと思っていました。
しかし、現在の大阪少年補導協会のサイトには、
「少年育成」誌についての記述はありません。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「知識学習量に比べて体験学習量(遊び)が少ない。原っとガキ大将
からテレビゲームへと。熟練と要領は要るものの起こることは毎度
同知識学習量に比べて体験学習量(遊び)が少ない」
・「親は自分の人生を語らない。夢も語らない。そのくせ成績を上げ
てよい学校に入り、よい会社に入れようとする」
・「『登校拒否だと認めざるを得ぬような長い休みになってしまう前に、
教員が当人の心のこわばりをほぐして緩やかに自発的な健康さへと
本人を立て直らせてやらねばならない』 八ツ塚実」
・「不登校児に対して、分かってやれるかの気遣いが勝負。不登校児の
心の裏に隠れてしまっている自分の思い、自尊の思いをまずとにか
く分かろうとしてやることが先決の仕事」
もう一つ、再掲載になりますが、泉麻人さんの
「昭和40年代ファン手帳」②(後半)を載せます。
☆「月刊少年育成」2003年1月号

◇「予定依存症候群」と「無気力漂白族」 倉光弘巳・芦屋大学教育学部
□指示待ち族が進化した?
他人に予定を立ててもらう
そうしないと動けない
納得できないとキレる
□体験学習軽視の結果か
知識学習量に比べて体験学習量(遊び)が少ない
原っぱとガキ大将
→ テレビゲーム
熟練と要領は要るものの起こることは毎度同じ
□無気力症候群とどちらが難しいか
人間関係は人生に大きな影響を与える
→ 「幸福論」の復活
□生きる意味が分かれば動ける
ネイチャーゲームから始めよう
□天職とは何か
親は自分の人生を語らない。夢も語らない。そのくせ成績を上げ
てよい学校に入り、よい会社に入れようとする。
→ 目標がないまま
○「公務員になって皆のためになるような仕事をしなさい」
×「公務員は給料は少ないが安定しているぞ。リストラは少な
いぞ」
= 予定依存症
□よい子願望が症状をひどくする
目標が無く動機付けがないから予定依存症群予備軍に
◎ 現代はよい子に比べてワルの評価が低い。ヨゴレとワルは違
う。もう少し、ワルを伸ばすことを考えてみよう
◇スケジュール依存症候群 冨田英典・仏教大学
はじめに … 「明日空いてる?」
時計仕掛けの生活
◎ 自由時間とヒマの違い
自由な時間は自分で作るもの
「忙しい人ほどよく遊ぶ」
目的もなく時間を持てあましているのがヒマ
空白の一日
「何でもいいからとにかくスケジュール帳の空白を埋めよう」症候群
忙しい毎日
加藤秀俊「時間の相互搾取」
空の容器
E.ホール
「欧米人の時間は満たされていることを待っている空の容器である」
スケジュール帳を見られたとき
友達の数が自分の特性?
→ ひとりで何もしないでいることができない
◎ 浮遊するわたしをつなぎ止めるスケジュール帳
「わたしたちはスケジュール化する毎日へと青少年を駆り立ててい
る現代社会こそ問題にしなければならない」
◎ 現代社会は
「若さを急速に失いつつある社会」
◇ふえる一方の不登校をどうとらえるか(中)伊藤友宣 神戸診療親子研究室主宰
成り行き任せで本質を問わない
八ツ塚実
「登校拒否は始めの3日が勝負」
「はじめの3日が勝負」とは何か
八ツ塚実
「登校拒否だと認めざるを得ぬような長い休みになってしまう
前に、教員が当人の心のこわばりをほぐして緩やかに自発的
な健康さへと本人を立て直らせてやらねばならない」
= 教育の本質の問題
問題打開への向きへの気持ちの流れの共有こそ
「登校刺激を与えるな」はなおざり
◎ あきれはてる
= 登校刺激の刺激は、いやな刺激もある反面、プラスの刺
激もある。複雑な悶々とした軋轢を明快に解析して支えて
くれる刺激がそれこそ必要
◎ 当たり前の誰ものように学校へは行きたいのがやまやまな
のにどうしても行かなくしているなにかが重層的に自分の前
に立ちはだかっているのだ。それがなにかということも、そ
れを退治する方法もよく分からないと頭をかかえこんでやる
気をなくす
… 子どもの現実
四年間不登校を続ける一事例
当人の不本意さが親に読めない
分かってやれるかの気遣いが勝負
◎ 不登校児の心の裏に隠れてしまっている自分の思い、自
尊の思いをまずとにかく分かろうとしてやることが先決の
仕事
☆「昭和40年代ファン手帳」泉麻人 中公新書ラクレ 2014年 ②(後半)【再掲載 2016.1】

◇昭和45年
Fの時代とウサギ跳び
よど号事件とシューベルツ
万博の目玉男
ハレンチはヤメテケレ
永井豪「ハレンチ学園」
恐怖の光化学スモッグ
田子の浦のヘドロ
洋画の街
日比谷と渋谷
三島由紀夫と鼻血ブー
11月25日市ヶ谷
◇昭和46年
帰ってきた月光仮面
GSモップス
「戦争を知らない子供たち」
カチンカチンとボウリング
アメリカンクラッカー
大鵬・石坂・大久保清
マクドナルドの夏
夏に来た南佐織
沖雅也と仲雅美
ハウツーセックス
◇昭和47年
横井さんのワンピース
1月24日 グアム島で旧日本兵発見
虹と雪の浅間山荘
札幌オリンピック ジャネット・リン
浅間山荘事件
平田悦郎アナウンサー
午前9:40から10時間40分しゃべり続けた
2月28日突入
気分は吉田拓郎
ジーパンとフォークソング
さよなら栄ちゃん
6月17日退陣記者会見
「新聞社の諸君とは話さない…」
角栄・パンダ・アグネスチャン
6月18日新聞
大田中福三
→ 三角大福
→ 7月7日田中内閣
「日本列島改造論」
◇昭和48年
ローリング・ストーンズは来なかった
「同棲」と「童貞」の狭間
パルコと公園通りの時代
昭和44年丸物百貨店跡(池袋)に最初
6月14日渋谷パルコ
ツチノコのいた夏
ちょっとだけよ
石油ショックと六本木の夜
10月6日 エジプト シリア イスラエル
第四次中東戦争
トイレットペーパーや洗剤の買いだめによる物不足
ウィスパーカードのつぶやき
アイドルのソノシート
◇昭和49年
ユリ・ゲラーが時計を直した夏
GOROのグラビア
昭和49年6月13日創刊
山上たつひこショック
少年チャンピオン「がきデカ」
燃えよドラゴンズ
「傷だらけの天使」の風景
10月5日夜10時日テレ
脚本チーフ:市川森一
監督:深作欣二 神代辰巳 恩地日出夫
林義雄パックと荒井由美
◇衝撃の誌上同窓会 いまだからできるアノ話
慶應義塾高校時代 石破茂&泉麻人
高2以来!37年ぶりの対面
1学年900人
角刈りの卒業写真
父(泉さん)はそこの数学教師
キャンディーズに天地真理
アイドルに夢中だった
石破茂 アイドル一直線
バスに散った恋
「中央公論」2013年2月号
◇泉麻人
1956年東京生 慶応大学商学部卒
東京ニュース通信社
「TVガイド」「スタジオボイス」「ポパイ」
1984年退社
→ フリーのコラムニスト
2003年1月号の要約を紹介します。
わたしは、「少年育成」誌を購読しており、よい雑誌だと思っていました。
しかし、現在の大阪少年補導協会のサイトには、
「少年育成」誌についての記述はありません。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「知識学習量に比べて体験学習量(遊び)が少ない。原っとガキ大将
からテレビゲームへと。熟練と要領は要るものの起こることは毎度
同知識学習量に比べて体験学習量(遊び)が少ない」
・「親は自分の人生を語らない。夢も語らない。そのくせ成績を上げ
てよい学校に入り、よい会社に入れようとする」
・「『登校拒否だと認めざるを得ぬような長い休みになってしまう前に、
教員が当人の心のこわばりをほぐして緩やかに自発的な健康さへと
本人を立て直らせてやらねばならない』 八ツ塚実」
・「不登校児に対して、分かってやれるかの気遣いが勝負。不登校児の
心の裏に隠れてしまっている自分の思い、自尊の思いをまずとにか
く分かろうとしてやることが先決の仕事」
もう一つ、再掲載になりますが、泉麻人さんの
「昭和40年代ファン手帳」②(後半)を載せます。
☆「月刊少年育成」2003年1月号

◇「予定依存症候群」と「無気力漂白族」 倉光弘巳・芦屋大学教育学部
□指示待ち族が進化した?
他人に予定を立ててもらう
そうしないと動けない
納得できないとキレる
□体験学習軽視の結果か
知識学習量に比べて体験学習量(遊び)が少ない
原っぱとガキ大将
→ テレビゲーム
熟練と要領は要るものの起こることは毎度同じ
□無気力症候群とどちらが難しいか
人間関係は人生に大きな影響を与える
→ 「幸福論」の復活
□生きる意味が分かれば動ける
ネイチャーゲームから始めよう
□天職とは何か
親は自分の人生を語らない。夢も語らない。そのくせ成績を上げ
てよい学校に入り、よい会社に入れようとする。
→ 目標がないまま
○「公務員になって皆のためになるような仕事をしなさい」
×「公務員は給料は少ないが安定しているぞ。リストラは少な
いぞ」
= 予定依存症
□よい子願望が症状をひどくする
目標が無く動機付けがないから予定依存症群予備軍に
◎ 現代はよい子に比べてワルの評価が低い。ヨゴレとワルは違
う。もう少し、ワルを伸ばすことを考えてみよう
◇スケジュール依存症候群 冨田英典・仏教大学
はじめに … 「明日空いてる?」
時計仕掛けの生活
◎ 自由時間とヒマの違い
自由な時間は自分で作るもの
「忙しい人ほどよく遊ぶ」
目的もなく時間を持てあましているのがヒマ
空白の一日
「何でもいいからとにかくスケジュール帳の空白を埋めよう」症候群
忙しい毎日
加藤秀俊「時間の相互搾取」
空の容器
E.ホール
「欧米人の時間は満たされていることを待っている空の容器である」
スケジュール帳を見られたとき
友達の数が自分の特性?
→ ひとりで何もしないでいることができない
◎ 浮遊するわたしをつなぎ止めるスケジュール帳
「わたしたちはスケジュール化する毎日へと青少年を駆り立ててい
る現代社会こそ問題にしなければならない」
◎ 現代社会は
「若さを急速に失いつつある社会」
◇ふえる一方の不登校をどうとらえるか(中)伊藤友宣 神戸診療親子研究室主宰
成り行き任せで本質を問わない
八ツ塚実
「登校拒否は始めの3日が勝負」
「はじめの3日が勝負」とは何か
八ツ塚実
「登校拒否だと認めざるを得ぬような長い休みになってしまう
前に、教員が当人の心のこわばりをほぐして緩やかに自発的
な健康さへと本人を立て直らせてやらねばならない」
= 教育の本質の問題
問題打開への向きへの気持ちの流れの共有こそ
「登校刺激を与えるな」はなおざり
◎ あきれはてる
= 登校刺激の刺激は、いやな刺激もある反面、プラスの刺
激もある。複雑な悶々とした軋轢を明快に解析して支えて
くれる刺激がそれこそ必要
◎ 当たり前の誰ものように学校へは行きたいのがやまやまな
のにどうしても行かなくしているなにかが重層的に自分の前
に立ちはだかっているのだ。それがなにかということも、そ
れを退治する方法もよく分からないと頭をかかえこんでやる
気をなくす
… 子どもの現実
四年間不登校を続ける一事例
当人の不本意さが親に読めない
分かってやれるかの気遣いが勝負
◎ 不登校児の心の裏に隠れてしまっている自分の思い、自
尊の思いをまずとにかく分かろうとしてやることが先決の
仕事
☆「昭和40年代ファン手帳」泉麻人 中公新書ラクレ 2014年 ②(後半)【再掲載 2016.1】
◇昭和45年
Fの時代とウサギ跳び
よど号事件とシューベルツ
万博の目玉男
ハレンチはヤメテケレ
永井豪「ハレンチ学園」
恐怖の光化学スモッグ
田子の浦のヘドロ
洋画の街
日比谷と渋谷
三島由紀夫と鼻血ブー
11月25日市ヶ谷
◇昭和46年
帰ってきた月光仮面
GSモップス
「戦争を知らない子供たち」
カチンカチンとボウリング
アメリカンクラッカー
大鵬・石坂・大久保清
マクドナルドの夏
夏に来た南佐織
沖雅也と仲雅美
ハウツーセックス
◇昭和47年
横井さんのワンピース
1月24日 グアム島で旧日本兵発見
虹と雪の浅間山荘
札幌オリンピック ジャネット・リン
浅間山荘事件
平田悦郎アナウンサー
午前9:40から10時間40分しゃべり続けた
2月28日突入
気分は吉田拓郎
ジーパンとフォークソング
さよなら栄ちゃん
6月17日退陣記者会見
「新聞社の諸君とは話さない…」
角栄・パンダ・アグネスチャン
6月18日新聞
大田中福三
→ 三角大福
→ 7月7日田中内閣
「日本列島改造論」
◇昭和48年
ローリング・ストーンズは来なかった
「同棲」と「童貞」の狭間
パルコと公園通りの時代
昭和44年丸物百貨店跡(池袋)に最初
6月14日渋谷パルコ
ツチノコのいた夏
ちょっとだけよ
石油ショックと六本木の夜
10月6日 エジプト シリア イスラエル
第四次中東戦争
トイレットペーパーや洗剤の買いだめによる物不足
ウィスパーカードのつぶやき
アイドルのソノシート
◇昭和49年
ユリ・ゲラーが時計を直した夏
GOROのグラビア
昭和49年6月13日創刊
山上たつひこショック
少年チャンピオン「がきデカ」
燃えよドラゴンズ
「傷だらけの天使」の風景
10月5日夜10時日テレ
脚本チーフ:市川森一
監督:深作欣二 神代辰巳 恩地日出夫
林義雄パックと荒井由美
◇衝撃の誌上同窓会 いまだからできるアノ話
慶應義塾高校時代 石破茂&泉麻人
高2以来!37年ぶりの対面
1学年900人
角刈りの卒業写真
父(泉さん)はそこの数学教師
キャンディーズに天地真理
アイドルに夢中だった
石破茂 アイドル一直線
バスに散った恋
「中央公論」2013年2月号
◇泉麻人
1956年東京生 慶応大学商学部卒
東京ニュース通信社
「TVガイド」「スタジオボイス」「ポパイ」
1984年退社
→ フリーのコラムニスト