「知的複眼思考法」苅谷剛彦 講談社+α文庫 2002年 ① /「民主主義はいかにして劣化するか」齋藤貴男 ベスト新書 2014年【再掲載 2016.1】 [読書記録 一般]
今回は苅谷剛彦さんの、
「知的複眼思考」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても『自分
の頭で考える』ことはできない。自分自身の視点からものごとを多角
的に捉えて考え抜く、それが知的複眼思考法だ。情報を正確に読みと
る力。ものごとの筋道を追う力。受け取った情報をもとに自分の論理
をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考える力を基礎にし
てこそ、自分の頭で考えていくことができる。ベストティーチャーの
奥義!!
全国3万人の大学生が選んだベストティーチャーの奥義!!
逆風の時代を生き抜くには、知識を超える「何か」が必要になる。
正解を見つける力より問題点を見出す力を。
真実が見える瞬間のスリルが人生を変える!!
常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても『自分
の頭で考える』ことはできない。自分自身の視点からものごとを多角
的に捉えて考え抜く-それが知的複眼思考法だ。情報を正確に読みと
る力。ものごとの筋道を追う力。受け取った情報をもとに自分の論理
をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考える力を基礎にし
てこそ、自分の頭で考えていくことができる。全国3万人の大学生が
選んだ日本のベストティーチャーによる思考法の真髄!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『ステレオタイプ(決まり切ったものの見方)」』は紋切り型で常識
にどっぷりつかったもの。ものごとの一面のみしかとらえられない
『単眼思考』である」
・「『当たり前のものの見方』をどうしたらとらえ直すことができるのか」
・「受験勉強は『正解信仰』ともいうことができる。裏返しが『勉強不
足症候群』。本当は知識をうまく使いこなせない」
・「知識をどのように使っていけば自分の頭で考えることにつなげてい
けるのか、それが次第に分かるようになっていった」
もう一つ、再掲載になりますが、齋藤貴男さんの
「民主主義はいかにして劣化するか」を載せます。
☆「知的複眼思考法」苅谷剛彦 講談社+α文庫 2002年 ①
<知的複眼思考法とは何か>
◇知的複眼思考への招待
□「自分の頭で考える」ということ
×「ステレオタイプ(決まり切ったものの見方)」紋切り型
= 常識にどっぷり
~ 「単眼思考」 ものごとの一面のみ
□複眼思考を身に付けよ
相対化する視点
→ 自分なりの考える力「知的複眼思考」
◇「常識」に縛られたものの見方
授業の中のトリック
「当たり前のものの見方」をどうしたらとらえ直すことができるのか
◎ 単眼思考と複眼思考
◇知ることと考えること
□「正解」という幻想
大学は考えるところで正解を探せばよいと言うところではない
受験勉強 =「正解信仰」
- 裏返しが「勉強不足症候群」
本当は知識をうまく使いこなせない
□アメリカの大学での苦悩
知識はとぶが、考える力は身に付く
知識をどのように使っていけば自分の頭で考えることにつな
げていけるのか、それが次第に分かるようになっていった
複眼思考への道
「自分の頭で考える」視点
☆「民主主義はいかにして劣化するか」齋藤貴男 ベスト新書 2014年【再掲載 2016.1】
◇民主主義の劣化
2014.2.12 衆議院予算委員会
「わたしが最高責任者だ」
- 事実上の独裁宣言
彼の暴走をむしろ国民自身が積極的に促している
だから民主主義の劣化だ
◇はじめに
「琉球新報」2013.11.4社説
憲法の三原則である平和主義、基本的人権の尊重、国民主権と
衝突する「悪法」は制定すべきではない。民主主義の劣化を危惧
する。
◎ 中央の政治に近い全国紙よりも、むしろ地方紙の方が権力に対
して鋭い批判的精神をもっている
◇憲法が死んだ日
集団的自衛権「行使容認」が意味するもの
今日のようにグローバリゼーションが進んだ時代に経済的な
影響まで言い出せばたいがいのことはできてしまう
米国の戦争に参戦するための前提に?
インフォーマル帝国アメリカ
~ 経済格差の拡大・支配のためなら何でもあり
←→ コバンザメニッポン
これからは一部で「鉄砲玉」の役割?
「日米安保条約」は「瓶の蓋」か?
米国の意志に反する憲法改正など不可能
= 米国の占領下で作った憲法はそのままに、でも米国の戦
争にはいつでもはせ参じますよという体制
(米国にとっては有利な存在-安倍内閣)
単に安倍首相が大日本帝国を美化したからけしからんとは米国
支配層は考えていない。だからこそパールハーバーの張本人を祀
る靖国参拝ができる。
安倍首相の頭
「これから米国の戦争で日本が多大な貢献を与えれば憲法改正
も許してくれるはずだ」
~ 恐ろしい
「積極的平和主義」の危うさ
軍需複合体の影響力
公明党への不信感
独裁宣言
「わたしが最高権力者だ」
軍隊に浸食される「グローバルビジネス」
安倍首相のコピペ挨拶
コピペは本人の明確な意志
= 「お前らのことなんか何も気にしていないよ」
加害者としての戦争
マスコミは何を今更
わたしはケータイをもたない
- ネット ケータイ スマホは間違いなく監視に使われる
◇再稼働し始めた原発がもつ必然
原発を議論する前の大前提
スマートメーターという監視機器
その都度国民投票というやり方もある
原子力ムラと原子力マフィア
事故に対する償いが最優先
◇分断される労働
「経済的徴兵制」が先に来る
ホワイトカラーエグゼンプションの復活
高給取りの経営者が先ず見本を示せ
下々にローリターン・ハイリスク
自らはゼロリスク・ハイリターン
「選択と集中」というバカの一つ覚え
外国人労働者受け入れのコストを誰が負担するか
社会的コストの負担は誰が?
◇日本は戦争に負けなかった
日本にも現れた「勝ち組」
NHKも怖い
「あったことをなかったことにする」態度こそ安倍首相の神髄
◇選択肢がなくなる世界
戦争のできる国へ
「ビッグブラザー」から「ビッグ・マザーへ」
目指すは小国主義
「便利」と引き替えに失ったもの
選択肢が増えているようでそうではない
「知的複眼思考」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても『自分
の頭で考える』ことはできない。自分自身の視点からものごとを多角
的に捉えて考え抜く、それが知的複眼思考法だ。情報を正確に読みと
る力。ものごとの筋道を追う力。受け取った情報をもとに自分の論理
をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考える力を基礎にし
てこそ、自分の頭で考えていくことができる。ベストティーチャーの
奥義!!
全国3万人の大学生が選んだベストティーチャーの奥義!!
逆風の時代を生き抜くには、知識を超える「何か」が必要になる。
正解を見つける力より問題点を見出す力を。
真実が見える瞬間のスリルが人生を変える!!
常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても『自分
の頭で考える』ことはできない。自分自身の視点からものごとを多角
的に捉えて考え抜く-それが知的複眼思考法だ。情報を正確に読みと
る力。ものごとの筋道を追う力。受け取った情報をもとに自分の論理
をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考える力を基礎にし
てこそ、自分の頭で考えていくことができる。全国3万人の大学生が
選んだ日本のベストティーチャーによる思考法の真髄!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『ステレオタイプ(決まり切ったものの見方)」』は紋切り型で常識
にどっぷりつかったもの。ものごとの一面のみしかとらえられない
『単眼思考』である」
・「『当たり前のものの見方』をどうしたらとらえ直すことができるのか」
・「受験勉強は『正解信仰』ともいうことができる。裏返しが『勉強不
足症候群』。本当は知識をうまく使いこなせない」
・「知識をどのように使っていけば自分の頭で考えることにつなげてい
けるのか、それが次第に分かるようになっていった」
もう一つ、再掲載になりますが、齋藤貴男さんの
「民主主義はいかにして劣化するか」を載せます。
☆「知的複眼思考法」苅谷剛彦 講談社+α文庫 2002年 ①
<知的複眼思考法とは何か>
◇知的複眼思考への招待
□「自分の頭で考える」ということ
×「ステレオタイプ(決まり切ったものの見方)」紋切り型
= 常識にどっぷり
~ 「単眼思考」 ものごとの一面のみ
□複眼思考を身に付けよ
相対化する視点
→ 自分なりの考える力「知的複眼思考」
◇「常識」に縛られたものの見方
授業の中のトリック
「当たり前のものの見方」をどうしたらとらえ直すことができるのか
◎ 単眼思考と複眼思考
◇知ることと考えること
□「正解」という幻想
大学は考えるところで正解を探せばよいと言うところではない
受験勉強 =「正解信仰」
- 裏返しが「勉強不足症候群」
本当は知識をうまく使いこなせない
□アメリカの大学での苦悩
知識はとぶが、考える力は身に付く
知識をどのように使っていけば自分の頭で考えることにつな
げていけるのか、それが次第に分かるようになっていった
複眼思考への道
「自分の頭で考える」視点
☆「民主主義はいかにして劣化するか」齋藤貴男 ベスト新書 2014年【再掲載 2016.1】
◇民主主義の劣化
2014.2.12 衆議院予算委員会
「わたしが最高責任者だ」
- 事実上の独裁宣言
彼の暴走をむしろ国民自身が積極的に促している
だから民主主義の劣化だ
◇はじめに
「琉球新報」2013.11.4社説
憲法の三原則である平和主義、基本的人権の尊重、国民主権と
衝突する「悪法」は制定すべきではない。民主主義の劣化を危惧
する。
◎ 中央の政治に近い全国紙よりも、むしろ地方紙の方が権力に対
して鋭い批判的精神をもっている
◇憲法が死んだ日
集団的自衛権「行使容認」が意味するもの
今日のようにグローバリゼーションが進んだ時代に経済的な
影響まで言い出せばたいがいのことはできてしまう
米国の戦争に参戦するための前提に?
インフォーマル帝国アメリカ
~ 経済格差の拡大・支配のためなら何でもあり
←→ コバンザメニッポン
これからは一部で「鉄砲玉」の役割?
「日米安保条約」は「瓶の蓋」か?
米国の意志に反する憲法改正など不可能
= 米国の占領下で作った憲法はそのままに、でも米国の戦
争にはいつでもはせ参じますよという体制
(米国にとっては有利な存在-安倍内閣)
単に安倍首相が大日本帝国を美化したからけしからんとは米国
支配層は考えていない。だからこそパールハーバーの張本人を祀
る靖国参拝ができる。
安倍首相の頭
「これから米国の戦争で日本が多大な貢献を与えれば憲法改正
も許してくれるはずだ」
~ 恐ろしい
「積極的平和主義」の危うさ
軍需複合体の影響力
公明党への不信感
独裁宣言
「わたしが最高権力者だ」
軍隊に浸食される「グローバルビジネス」
安倍首相のコピペ挨拶
コピペは本人の明確な意志
= 「お前らのことなんか何も気にしていないよ」
加害者としての戦争
マスコミは何を今更
わたしはケータイをもたない
- ネット ケータイ スマホは間違いなく監視に使われる
◇再稼働し始めた原発がもつ必然
原発を議論する前の大前提
スマートメーターという監視機器
その都度国民投票というやり方もある
原子力ムラと原子力マフィア
事故に対する償いが最優先
◇分断される労働
「経済的徴兵制」が先に来る
ホワイトカラーエグゼンプションの復活
高給取りの経営者が先ず見本を示せ
下々にローリターン・ハイリスク
自らはゼロリスク・ハイリターン
「選択と集中」というバカの一つ覚え
外国人労働者受け入れのコストを誰が負担するか
社会的コストの負担は誰が?
◇日本は戦争に負けなかった
日本にも現れた「勝ち組」
NHKも怖い
「あったことをなかったことにする」態度こそ安倍首相の神髄
◇選択肢がなくなる世界
戦争のできる国へ
「ビッグブラザー」から「ビッグ・マザーへ」
目指すは小国主義
「便利」と引き替えに失ったもの
選択肢が増えているようでそうではない