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教育ノートから「教師」 ⑥ [読書記録 教育]

今回は、2月 3日に続いて、要約した教育ノートから、
キーワード「教師」6回目の紹介です。


30年以上前からキーワード「教師」で、「要約ノート」にまとめてきたものの抜粋です。出典は不明です。


教育読本「教師の現在」河出書房新社には刺激を受けました。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「大切なもの ①先生の謙虚さ ②親たちの温かく見守る目 ③同僚に今少し親身な協
  力を」
- わたしが教職に就いた当時、保護者の方の温かく見守ってくださる様子を強く感じた
 ものでした。


・「教師の仕事のはかなさ = 呪われる(子供に 親に)」


・「海音寺潮五郎『教師は善人なり しかし何か女性的』」
- いろいろ言われることも多いのですが、納得してしまう言葉です。


・「密室趣味から自分を解放し明日の国家と社会のために力強く逞しく奉仕する灰色の衣
  服をまとった修道僧としての教師が求められる」
- これでいいのでしょうか… 前時代的だとわたしは思うのですが。




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☆教育ノートから「教師」 ⑥



◇教師の約束
 
・チャイムで授業を終わる


・必ず さん・くん で呼ぶ。
 = 呼び捨てにしない。


・口を挟まない







◇学級担任
  
 学級を心理的な場にするための演出家であり,子供の自己評価観を高め,未来への希望
を生み出す役割を担っている。







◇大切なもの
  
 先生の謙虚さ


 親たちの温かく見守る目


 同僚に今少し親身な協力を








2-P77から

◇教育読本「教師の現在」 河出書房新社より(1) 

□斉藤喜博
  
 教育 = 「創造」「質の高さ」を要求している


 無力ではかないもの  だが次々と生み出すことはできる


 教師の仕事のはかなさ = 呪われる(子供に 親に)  
→ うずきや復讐からのがれられない


「教育は無力であり,教師の仕事ははかない孤独な仕事である。しかし,教師がそういう
 はかなさを知り,無力さを知り,教師の孤独さを知ったとき,そこに新しい力が生まれ
 てくる。」



□唐木順三 百姓と教師
  
 百姓と教師こそ上等な職業

  = 百姓は母の仕事に似ている 教師は母の在り方に似ている



文化 - 何ものかを育てていく行為の連続


 海音寺潮五郎 
  「教師は善人なり しかし何か女性的」
自分の感情なり考えなりをはっきりと形に出せない弱い性格の人々、陰険な感じも



□木村尚三郎 教師の時代
  
教師の時代 - 80年代の成長産業
①開発途上国向け産業 

 ②資源エネルギー産業 

 ③コミニュケーション産業

④快適性向上産業
健康・レジャー・労働条件改善
        ∥
江戸時代 18世紀前 享保~明治維新までに類似

   寺子屋の時代
  

 森嶋通夫
  「イギリス 大学でよくなかった人が産業・官界へ 個人教育のせい」

   日本 安価で画一的な教育のせいで未練なく会社へ



 「教師になりたがるのは」
   密室性-自閉的精神

若い教師の 非社会性・非組織性・自閉性


 密室趣味から自分を解放し明日の国家と社会のために力強く逞しく奉仕する灰色の衣服
をまとった修道僧としての教師が求められる



□文部省 対 日教組 対 校長
  
 教育問題には誰もが参加しやすい


 教育は知識産業に 
   精神教育は棚上げ「何が学力か」

学んで得た何かをしでかす力
  

 専門職としての権威・識見を
「大丈夫だ」と言って安心される存在


 先生の社会的地位
   先生を専門職にしないのは一般人・保護者である



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