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「色川大吉対談集 あの人ともういちど」日本経済評論社 2016年 ① [読書記録 一般]

「NHK紅白歌合戦なんかにも責任があるんですよ。ヤング文化にすり寄っちゃって国民
 的な歌の祭典ではなくなってしまった。基準が狂ってしまった。」  色川大吉



今回は色川大吉さんの対談集
「色川大吉対談集 あの人ともういちど」の1回目の紹介です。



出版社の案内には、

「1970年代後半から最近に至るまでの歴史家色川大吉の異色対談集。女優あり作家あり、
 原発の告発者あり。石牟礼道子、阿部謹也、先ごろ没した安丸良夫ら愛蔵すべき対談の
 数々。」

とあります。


大変楽しむことができた本です。



今回は、色川式大さんと高峰秀子さんとの対談の紹介です。

懐かしい御名前です。

色川大吉さんと色川式大さん、確かに御名前がよく似ていますね。





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☆「色川大吉対談集 あの人ともういちど」日本経済評論社 2016年 ①

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◇イロイロ対談色川武大
 
□色川大吉 1925~   

 新演劇研究所創立 北村透谷研究 自由民権研究



□色川武大 1929~1989 

 '69「麻雀放浪記」 

 '77「怪しい来客簿」泉鏡花賞  

  '78「離婚」直木賞 ペンネーム:阿佐田哲也



□吉野脱出 

 後醍醐天皇を擁して色川党という水軍が活躍

 北朝と戦った色川水軍もやがて関東へ落ち延びた

 全国色川会 
   全国に百世帯くらい


□武大
「どうも人間ってのは二、三代掛けて時間を掛けて貯金で作られているような気がしない
 でもないですね。生まれちゃって小学校、中学校当たりで直そうとしても、どうも原点
 の方で何代か掛けて子どもってつくられているようだ」
 


□音に聞こえし、悪党色川 

 色川神社(那智勝浦の色川地区)
  - 銅山 ひとつにごった川=色川

    色川属=悪党



□色川三郎兵衛(自由民権家)  

 茨城県土浦 第1回代議士



□東大寺文書に「悪党色川」色川水軍



□色川にいろいろあって
色川幸太郎(最高裁判事)

  色川三中-三郎兵衛-国士-武夫-武大
 


□姓は色川、名は…

 色川大吉 内田良平(級友) 杉浦直樹(一つ下) 小松方正 西村晃(一つ上)

劇団 → 肺を手術 → 学者に



□武大が大吉の門下生になる?
          『話の詩集』1984.9 対談は7月3日








◇歌はこころ、歌は人  高峰秀子

□高峰秀子 
 1924~2010 函館生 
 1929松竹 
 1950フリー 
 1955松山善三と結婚



□映画と流行歌
 


□戦中戦後

 「空の新兵」 



□失ってはならないもの

「二十四の瞳」「箱根の山」「リンゴ追分」「悲しい酒」


「NHK紅白歌合戦なんかにも責任があるんですよ。ヤング文化にすり寄っちゃって国民
 的な歌の祭典ではなくなってしまった。基準が狂ってしまった。」  色川大吉



「今はテレビだから、歌のまずさはファッションや振りでカバーするって感じ。そんなこ
 とが大手ふるってまかり通るから、大人の曲や歌詞をつくる人もいなくなってしまっ
 た。」
 


□歌はこころ、歌はひと 

 高峰がうまいなと思う人 
   森山良子 森進一 和田アキ子


 歌はこころであり人である

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