「先生どうやって死んだらいいですか」山折哲雄 伊藤 比呂美 文藝春秋 2014年 [読書記録 一般]
「成熟した人間は若い異性をそばに置いておくと人生の最後に生命の輝きがあらわれる」
今回は、山折哲雄さん、伊藤 比呂美さんの
「先生どうやって死んだらいいですか」を紹介します。
出版社の案内には、
「出産、子育て、閉経、両親の介護と死を経て、忍び寄るのは自らの老い。
生きることを真正面から見つめ、格闘してきた詩人・伊藤比呂美が、宗教学者に『老い
方』と『その心構え』を訊きにいく。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「3S政策 - スクリーン・スポーツ・セックス」
・「社会の主人公は老人だという思想 最古の神像-京都・松尾神社」
・「地鎮祭 至る所に神様がおいでになるから仁義をきる」
・「人間の快楽 … 性欲・食欲・排泄」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「先生どうやって死んだらいいですか」山折哲雄 伊藤 比呂美 文藝春秋 2014年
◇性を心得る
□アメリカ
マリリン・モンロー文化
3S政策
スクリーン・スポーツ・セックス
食欲と性欲の切っても切れない関係
「菜根譚」
欲望を満たしつつ快く死んでいきたい
性欲コントロール
「翁」の表情は日本の老人の理想
翁 … 尾崎一雄の表情
仏像はみんな美しい
社会の主人公は老人だという思想
最古の神像 京都・松尾神社
男神像・女神像
日本の神道
~ 無限に分割できる
地鎮祭
至る所に神様がおいでになるから仁義をきる
国家神道 ←→ 民間神道
それぞれの断食体験
聖人たちの性欲処理の方法 = 食欲コントロール断食
断食
3日目までは地獄の体験
5~6日目 飢餓感がすーっと引く
7~8日目 聴覚・視覚・嗅覚全てが鋭くなってくる
↓
最初の香茶 ひと匙 甘露の味
色気は無くならない
年取った男は湯たんぽがほしい
EHエリクソン
「成熟した人間は若い異性をそばに置いておくと人生の最後に生命の輝きがあらわれ
る」
「シュナミズム」
男は歳を取ると湯たんぽをほしがる
宇宙との新陳代謝
人間の快楽 … 性欲・食欲・排泄
釈迦の頭頂が盛り上がったわけ
ダライラマの獣姦図
◇「老」によりそう
木石のように生きる
乾いた仏教 しめった仏教
国を誤らせた五七調
全共闘 五五調→頭に入らない
短歌が苦しみを軽減する
◇「病」と向き合う
創造的な病
クリエイティブ・イルネス - 創造的な病
「気配の文化」と「告知の文化」
ブッダ・フェイス
「思いやり」の曖昧さ
お線香とお茶 - 坐禅
◇「死」の向こうに
「死ぬ瞬間」 キューブラー・ロス
骨をかむ
今もヤクザ社会に
一握り散骨の勧め
儀式抜きでは生きていけない
残されたものの側からの決めつけ
日本には自殺文化が埋め込まれている
生きることは死ぬことを引き受けること
今回は、山折哲雄さん、伊藤 比呂美さんの
「先生どうやって死んだらいいですか」を紹介します。
出版社の案内には、
「出産、子育て、閉経、両親の介護と死を経て、忍び寄るのは自らの老い。
生きることを真正面から見つめ、格闘してきた詩人・伊藤比呂美が、宗教学者に『老い
方』と『その心構え』を訊きにいく。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「3S政策 - スクリーン・スポーツ・セックス」
・「社会の主人公は老人だという思想 最古の神像-京都・松尾神社」
・「地鎮祭 至る所に神様がおいでになるから仁義をきる」
・「人間の快楽 … 性欲・食欲・排泄」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「先生どうやって死んだらいいですか」山折哲雄 伊藤 比呂美 文藝春秋 2014年
◇性を心得る
□アメリカ
マリリン・モンロー文化
3S政策
スクリーン・スポーツ・セックス
食欲と性欲の切っても切れない関係
「菜根譚」
欲望を満たしつつ快く死んでいきたい
性欲コントロール
「翁」の表情は日本の老人の理想
翁 … 尾崎一雄の表情
仏像はみんな美しい
社会の主人公は老人だという思想
最古の神像 京都・松尾神社
男神像・女神像
日本の神道
~ 無限に分割できる
地鎮祭
至る所に神様がおいでになるから仁義をきる
国家神道 ←→ 民間神道
それぞれの断食体験
聖人たちの性欲処理の方法 = 食欲コントロール断食
断食
3日目までは地獄の体験
5~6日目 飢餓感がすーっと引く
7~8日目 聴覚・視覚・嗅覚全てが鋭くなってくる
↓
最初の香茶 ひと匙 甘露の味
色気は無くならない
年取った男は湯たんぽがほしい
EHエリクソン
「成熟した人間は若い異性をそばに置いておくと人生の最後に生命の輝きがあらわれ
る」
「シュナミズム」
男は歳を取ると湯たんぽをほしがる
宇宙との新陳代謝
人間の快楽 … 性欲・食欲・排泄
釈迦の頭頂が盛り上がったわけ
ダライラマの獣姦図
◇「老」によりそう
木石のように生きる
乾いた仏教 しめった仏教
国を誤らせた五七調
全共闘 五五調→頭に入らない
短歌が苦しみを軽減する
◇「病」と向き合う
創造的な病
クリエイティブ・イルネス - 創造的な病
「気配の文化」と「告知の文化」
ブッダ・フェイス
「思いやり」の曖昧さ
お線香とお茶 - 坐禅
◇「死」の向こうに
「死ぬ瞬間」 キューブラー・ロス
骨をかむ
今もヤクザ社会に
一握り散骨の勧め
儀式抜きでは生きていけない
残されたものの側からの決めつけ
日本には自殺文化が埋め込まれている
生きることは死ぬことを引き受けること
「斉藤喜博さんはこんなことを」⑨-「斎藤喜博教師の実践小辞典」笠原肇 一茎書房 1996年 (3) [読書記録 教育]
今回は、11月13日に続いて、
「斎藤喜博さんはこんなことを」9回目の紹介です。
笠原肇さんによる「斎藤喜博教師の実践小辞典」の要約から3回目です。
出版社の案内には、
「斎藤喜博の教育実践法を復活させ、子どもたちの可能性を開くような授業をし、現代の
子どもたちをいじめや不登校から救いたい。そのために役立つ教師へのエールや教えを
100項目収録した本。」
とあります。
斎藤喜博さん、かつて教育界で大変知られた方でした。
「いかにも戦後」の感じがしますが、惹かれる言葉をたくさん教えてくれます。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「教壇に立ったら赤裸な自分をさらけ出すこと」
・「気になる子から学べ」
・「『授業』という専門」
- 教科ではなく。
・「非行は本人の責任ではない」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「斉藤喜博さんはこんなことを」⑨-「斎藤喜博教師の実践小辞典」笠原肇 一茎書房 1996年 (3)
◇気がかりな子ども
□教師が特に気に掛かること
子供が教師である自分を少しも信頼しないどころか、軽蔑さえしていると明らかに分か
る言動をする子供
→ × 一番いけないのは教師風を吹かせて体裁を繕おうとすること
◎ 教壇に立ったら赤裸な自分をさらけ出すこと
□「気になる子から学べ」
気になる子がいたら徹底的に闘え!
逃げてはいけない
◎「誰彼も寂しさ故に手をつなぎ何とか生きて行かむわれの友よ」
(「職場」1954)
◇専門科としての教師
□教師に必要なこと = 教師としての専門的な技術を持つこと
具体的に事実を動かすことができる技術
→ 確実な技術によって子供の事実を動かし,子供に悦びや自信を与え、子供の持っ
ている可能性を引き出し,子供の能力を作り出してやらなければならない
□「授業」という専門
作品の背景を調べたり,子供の反応を予測したり,それに対する自らの解釈や意見を
幾通りも用意したりする技術
∥
「私の専門は授業です」
◎「法規などを無視して事実を尊重せよ23年苦しみし実践に得たる結論」
(「職場」1953)
◇遅刻
「学校集団の中の教師 - 遅刻事件から」
◎「奴隷が奴隷を打つ愚かさのわからぬは只個人攻撃を思ゐるなり」
(「職場」1954)
◇非行
□ひどい悪いことをする人間は全体の割合から言えば昔も今も変わらない
|
□もともと悪いのではなく多くは社会なり家庭なりに原因がある
※ 非行は本人の責任ではない
□非行件数は多い
一人の事件が5回非行 → 非行5件
きちんと授業をしその中で成就感を持つようになった生徒は決して非行青少年にはならな
い
|
また,かつて非行を重ねた人間でも授業で変わり得る
□全体を見て個を見ない教育はだめだ
「学校園にできし隠元の幾つかを古き封筒に入れて持ち帰る」
「斎藤喜博さんはこんなことを」9回目の紹介です。
笠原肇さんによる「斎藤喜博教師の実践小辞典」の要約から3回目です。
出版社の案内には、
「斎藤喜博の教育実践法を復活させ、子どもたちの可能性を開くような授業をし、現代の
子どもたちをいじめや不登校から救いたい。そのために役立つ教師へのエールや教えを
100項目収録した本。」
とあります。
斎藤喜博さん、かつて教育界で大変知られた方でした。
「いかにも戦後」の感じがしますが、惹かれる言葉をたくさん教えてくれます。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「教壇に立ったら赤裸な自分をさらけ出すこと」
・「気になる子から学べ」
・「『授業』という専門」
- 教科ではなく。
・「非行は本人の責任ではない」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「斉藤喜博さんはこんなことを」⑨-「斎藤喜博教師の実践小辞典」笠原肇 一茎書房 1996年 (3)
◇気がかりな子ども
□教師が特に気に掛かること
子供が教師である自分を少しも信頼しないどころか、軽蔑さえしていると明らかに分か
る言動をする子供
→ × 一番いけないのは教師風を吹かせて体裁を繕おうとすること
◎ 教壇に立ったら赤裸な自分をさらけ出すこと
□「気になる子から学べ」
気になる子がいたら徹底的に闘え!
逃げてはいけない
◎「誰彼も寂しさ故に手をつなぎ何とか生きて行かむわれの友よ」
(「職場」1954)
◇専門科としての教師
□教師に必要なこと = 教師としての専門的な技術を持つこと
具体的に事実を動かすことができる技術
→ 確実な技術によって子供の事実を動かし,子供に悦びや自信を与え、子供の持っ
ている可能性を引き出し,子供の能力を作り出してやらなければならない
□「授業」という専門
作品の背景を調べたり,子供の反応を予測したり,それに対する自らの解釈や意見を
幾通りも用意したりする技術
∥
「私の専門は授業です」
◎「法規などを無視して事実を尊重せよ23年苦しみし実践に得たる結論」
(「職場」1953)
◇遅刻
「学校集団の中の教師 - 遅刻事件から」
◎「奴隷が奴隷を打つ愚かさのわからぬは只個人攻撃を思ゐるなり」
(「職場」1954)
◇非行
□ひどい悪いことをする人間は全体の割合から言えば昔も今も変わらない
|
□もともと悪いのではなく多くは社会なり家庭なりに原因がある
※ 非行は本人の責任ではない
□非行件数は多い
一人の事件が5回非行 → 非行5件
きちんと授業をしその中で成就感を持つようになった生徒は決して非行青少年にはならな
い
|
また,かつて非行を重ねた人間でも授業で変わり得る
□全体を見て個を見ない教育はだめだ
「学校園にできし隠元の幾つかを古き封筒に入れて持ち帰る」