学年はじめの三日間 ② / 「浜松の子どもの幸せと教職員」藤原文雄(国立教育政策研究所総括研究官)講演会 H23.8.12 於:浜北文化センター【再掲載 2011.8】 [読書記録 教育]
今回は、6月14日に続いて、わたしの教育ノートから、
「学年はじめの三日間」2回目の紹介です。
もうすぐ七月。あわただしい学年はじめですが、もう夏休みも迫っています。
新年度が始まってもう2か月半。
こんなことをやったなあという思い出はありませんか。
学級開きの三日間、一週間、特に力を込めて指導にあたります。
もう一つ、再掲載となりますが、藤原文雄さんの、
「浜松の子どもの幸せと教職員」講演会の要約を載せます。
9年前の夏に行われた講演会で予想した10年後の教育現場。
当たっていると思われますか?
◇子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆学年はじめの三日間 ②
◇学級のルール
生まれて消えるもの
↓
黒板のはしに書いておく
守れるようになったか話し合い,守れるようなったら消す
|
「ルールは子どもたちの中から生まれるもの。そして,それはみんなで気をつけあって
守るもの」
◇最初の三日間(中学年)
第一日目を感動の日に
・名簿なし呼名
・担任自己紹介
・教育理念の宣誓(所信表明)
・明日の予告(30秒スピーチ)
・ゲーム形式の下校指導(ジャンケン)
第二日目を組織作りの日
・朝の会帰りの会の司会
・座席と班
・学級目標
・当番と日直
ルールと文化を創り始める三日間
・係活動
・学級活動
◇最初の三日間
□一日目 出会い
① 簡単な挨拶 抱負を述べる
② 全員の名前を読み上げる
③ 教室・靴箱の確認と翌日の持ち物を伝える
□二日目 ルール確認(生活)
① 座席,ロッカー,靴箱の確定
② 学習用具-常備-小物セット
③ 係,当番,日直を決める
④ 生活上のルールについて質疑応答
□事前準備
A 授業用板磁石の名札
B 机上用厚紙で作った名札
三角形 利用
ア 授業参観,保護者会
イ 助勤用
ウ 展示の時
エ 討議の時
※常備 小物セット(セロテープ ホチキス はつみ 糊)
三点セット「折り紙」「自由帳」「読書用本一冊」
※ 細かな決めごとを模造紙に
□三日目 ルール確認(学習)
① 登校前に机上に一冊ずつ本を置いておく
∥
第一ルール「本を手元に置く」隙間時間にどんどん
② 漢字・計算前年度実態調査
ノートの使い方
定規 赤鉛筆の利用 チェック
☆「浜松の子どもの幸せと教職員」藤原文雄(国立教育政策研究所総括研究官)講演会 H23.8.12 於:浜北文化センター【再掲載 2011.8】
□今後十年間で1/3の教職員が入れ替わる(全国的に)
ピンチ
ベテランの持つ「実践知」 = 場数が重要
幸せとは何か
= 「自分が納得できること」
教師の幸せ = 子どもの幸せ
□他の先進国の教職員も日本と同様の年齢構成
ピンチだが、ピンチはチャンスでもある
「新しい学校像」をつくるチャンス
子どもに近い文化をもつ若手教職員
→ 例えば電子機器の活用(=学びのイノベーション)
□「新しい学校像」
3.11 大地震によって改めて学校の存在に焦点
「学校 = 地域のコミュニティの核」を再確認
∥
地域コミュニティの大切さ
幸せとは何か
「自分らしく 生きる 納得する」
↓
「誰かの役に立つこと」も幸せの一つ
社会を知ることの大切さ = 「働くことの厳しさ」+「役に立つ喜び」
□東井義雄さんの「村を育てる学力」(←→「村を捨てる学力」)
東井義雄さんの指摘
→ 度を過ぎる立身出世主義はよいのか?
(「出自」主義 → 「成績」主義に良い面も…)
一方では、「日本の生命線は理数系」(国家的観点から重要)
商社が欲しいのは「とんがった人」石力
↓
今一度、「村を育てる学力」
→ 外に出る子にも村のよさが命の根っこになる
外に出ると根が問われる
= 子どもたちに≪共同体感覚≫を植え付けたい
今後、問題化するのは「資源不足」と「食糧不足」
「地域で生きる」ことの大切さを伝えたい
□パワーをもらうのは…「すごい人に会うこと」
四万十ドラマ㈱
・新聞バック ・四万十ヒノキ
自分らしく生きるオーラ
農工業
環境を大切にする
遠州夢倶楽部
・三方原ポテトチップス
農工業 環境を大切に(くるみ作業所の協力)
地域間の人とのネットワーク
人とつながる力
独り勝ちしない(関係者皆が少しずつ儲ける)
= 不幸を生まない
若干の割高感は納得してもらえる
↓
「社会的企業」ソーシャル・ビジネス
↓
「のびゆく浜松」に現代の偉人の紹介があってもよい
「現代の覚者たち」
□学校は人をつなぐ強みをもっている
学校の3つの役割
① 子どもが学ぶ場
自身の知力・役立つ→考える力
ネットワーク力
② 大人の学び場
教員自身が学ぶ
社会参加の場
③ 地域作りの核
防災拠点 絆づくり
老人の健康
独居老人へ学校給食の提供も
↓
まずは、中学校区で包まれ感・自己肯定感を!
↓
次に高校で … (今後の核は専門高校)
城北工業と浜商でビジネスモデル
∥
小規模産業をたくさんつくる
□地震が教えてくれたこと
地域主権
→ 地域住民が自分で決めて自分で責任
□町の活性化のために必要なもの
バカ者 + 若者 + よそ者
◎現役教師がそれぞれ考えると 幸福になれる…
「学年はじめの三日間」2回目の紹介です。
もうすぐ七月。あわただしい学年はじめですが、もう夏休みも迫っています。
新年度が始まってもう2か月半。
こんなことをやったなあという思い出はありませんか。
学級開きの三日間、一週間、特に力を込めて指導にあたります。
もう一つ、再掲載となりますが、藤原文雄さんの、
「浜松の子どもの幸せと教職員」講演会の要約を載せます。
9年前の夏に行われた講演会で予想した10年後の教育現場。
当たっていると思われますか?
◇子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆学年はじめの三日間 ②
◇学級のルール
生まれて消えるもの
↓
黒板のはしに書いておく
守れるようになったか話し合い,守れるようなったら消す
|
「ルールは子どもたちの中から生まれるもの。そして,それはみんなで気をつけあって
守るもの」
◇最初の三日間(中学年)
第一日目を感動の日に
・名簿なし呼名
・担任自己紹介
・教育理念の宣誓(所信表明)
・明日の予告(30秒スピーチ)
・ゲーム形式の下校指導(ジャンケン)
第二日目を組織作りの日
・朝の会帰りの会の司会
・座席と班
・学級目標
・当番と日直
ルールと文化を創り始める三日間
・係活動
・学級活動
◇最初の三日間
□一日目 出会い
① 簡単な挨拶 抱負を述べる
② 全員の名前を読み上げる
③ 教室・靴箱の確認と翌日の持ち物を伝える
□二日目 ルール確認(生活)
① 座席,ロッカー,靴箱の確定
② 学習用具-常備-小物セット
③ 係,当番,日直を決める
④ 生活上のルールについて質疑応答
□事前準備
A 授業用板磁石の名札
B 机上用厚紙で作った名札
三角形 利用
ア 授業参観,保護者会
イ 助勤用
ウ 展示の時
エ 討議の時
※常備 小物セット(セロテープ ホチキス はつみ 糊)
三点セット「折り紙」「自由帳」「読書用本一冊」
※ 細かな決めごとを模造紙に
□三日目 ルール確認(学習)
① 登校前に机上に一冊ずつ本を置いておく
∥
第一ルール「本を手元に置く」隙間時間にどんどん
② 漢字・計算前年度実態調査
ノートの使い方
定規 赤鉛筆の利用 チェック
☆「浜松の子どもの幸せと教職員」藤原文雄(国立教育政策研究所総括研究官)講演会 H23.8.12 於:浜北文化センター【再掲載 2011.8】
□今後十年間で1/3の教職員が入れ替わる(全国的に)
ピンチ
ベテランの持つ「実践知」 = 場数が重要
幸せとは何か
= 「自分が納得できること」
教師の幸せ = 子どもの幸せ
□他の先進国の教職員も日本と同様の年齢構成
ピンチだが、ピンチはチャンスでもある
「新しい学校像」をつくるチャンス
子どもに近い文化をもつ若手教職員
→ 例えば電子機器の活用(=学びのイノベーション)
□「新しい学校像」
3.11 大地震によって改めて学校の存在に焦点
「学校 = 地域のコミュニティの核」を再確認
∥
地域コミュニティの大切さ
幸せとは何か
「自分らしく 生きる 納得する」
↓
「誰かの役に立つこと」も幸せの一つ
社会を知ることの大切さ = 「働くことの厳しさ」+「役に立つ喜び」
□東井義雄さんの「村を育てる学力」(←→「村を捨てる学力」)
東井義雄さんの指摘
→ 度を過ぎる立身出世主義はよいのか?
(「出自」主義 → 「成績」主義に良い面も…)
一方では、「日本の生命線は理数系」(国家的観点から重要)
商社が欲しいのは「とんがった人」石力
↓
今一度、「村を育てる学力」
→ 外に出る子にも村のよさが命の根っこになる
外に出ると根が問われる
= 子どもたちに≪共同体感覚≫を植え付けたい
今後、問題化するのは「資源不足」と「食糧不足」
「地域で生きる」ことの大切さを伝えたい
□パワーをもらうのは…「すごい人に会うこと」
四万十ドラマ㈱
・新聞バック ・四万十ヒノキ
自分らしく生きるオーラ
農工業
環境を大切にする
遠州夢倶楽部
・三方原ポテトチップス
農工業 環境を大切に(くるみ作業所の協力)
地域間の人とのネットワーク
人とつながる力
独り勝ちしない(関係者皆が少しずつ儲ける)
= 不幸を生まない
若干の割高感は納得してもらえる
↓
「社会的企業」ソーシャル・ビジネス
↓
「のびゆく浜松」に現代の偉人の紹介があってもよい
「現代の覚者たち」
□学校は人をつなぐ強みをもっている
学校の3つの役割
① 子どもが学ぶ場
自身の知力・役立つ→考える力
ネットワーク力
② 大人の学び場
教員自身が学ぶ
社会参加の場
③ 地域作りの核
防災拠点 絆づくり
老人の健康
独居老人へ学校給食の提供も
↓
まずは、中学校区で包まれ感・自己肯定感を!
↓
次に高校で … (今後の核は専門高校)
城北工業と浜商でビジネスモデル
∥
小規模産業をたくさんつくる
□地震が教えてくれたこと
地域主権
→ 地域住民が自分で決めて自分で責任
□町の活性化のために必要なもの
バカ者 + 若者 + よそ者
◎現役教師がそれぞれ考えると 幸福になれる…
教育技術「体育」⑥ / 教育講演会「教育相談の心-カウンセリングの基礎」諸富祥彦(明治大学文学部教授) 平成19年6月26日 於:静岡県総合教育センター【再掲載 2012.4】 [読書記録 教育]
今回は、6月19日に続いて、わたしの教育ノートから
キーワード「教育技術-体育」の紹介 6回目です。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「新聞紙を使って楽しくできる運動を四つ」
- レクリエーションにも使えます。
・「帽子でファールの印」
- 簡単に判断できますね。
かなり以前指導していた部活動、ミニバスケットボールを思い出しました。
もう一つ、再掲載となりますが、諸富祥彦さんの教育講演会の要約を載せます。
昨日まで、10回に渡って紹介した「教師の本質」の著者、諸富祥彦さん。
現場の状況を社会に発信しています。
静岡県教育委員会主催の教育講演会に希望して参加したときの記録です。
教師として大切なこと3つ。今でも覚えています。
トローンとした雰囲気づくり、簡単なようでなかなか難しいことです。
「心の第2担任制」、何回か提案しましたが、悉く受け入れられませんでした。
経験することなく現役を終えてしまいそうですが、もう一がんばり!
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育技術「体育」⑥
◇ジャンケン
①ジャンボジャンケン
身体全体を使ってグーチョキパーを表現しよう
②ロンドン橋
ダイナミックなゲーム化
両手十秒
片手十秒
ジャンケン勝負
◇新聞紙パフォーマンス
□発問
新聞紙を使って楽しくできる運動を四つ言いなさい
1 尺取り虫
2 胸において走る 落ちないように
3 片手につけて走る 落ちないように
4 スケート等
◇バスケットボール
□バスケットボール
◎ポイント
① 基本的な動きは毎時間行う
② 動きのポイントは小出しにする
③ 動きのポイントは毎時間繰り返して行う
④ 動きのポイントは三択問題で
・30秒シュート
・オールコートドリブルシュート
・シュートのとき板のどこに
・ドリブルは手のどこで
・ボールをもったらまずどこを見る
・パスを上手するには
・ドリブルをして進行するにはどうしたらよいか
・リードの仕方
・敵を上手に抜く方法
・敵に抜かれたときに
□技能別グループ(上手・下手)
1 力の差がない
2 ボールにふれる機会を増やして攻撃をする頻度を高くする
□ゲームのさせ方
1 どのチームかすぐ分かる ゼッケン
2 試合時間は3~5分間の流し
3 1チーム2試合
4 係分担 審判二人 時計一人 得点・その他
苦情を言わないことを約束
5 インターバル 一分間 一分たったら始める
6 欠席者・見学者がいてもメンバー補充はしない
□ミニバス
チーム作りのアイデア
①30秒シュートで
②ジグザグドリブルの速さで
× 男女混合,身長
□グループ分け
1 教師によるもの
① 身長順
② 能力別
③ 出席順
④ 生活班
⑤ 地域別
2 子供によるもの キャプテンが代表で
① 均質
② 仲間はずれは×
③ 男女比同じ
□ゲーム
○壁パスバスケット
外に出たボールをパス(ボールを取ったら移動しない)
○逆転バスケット
フリースロー合戦(5・3・1点)
□リバウンド
ゴールに蓋をする
□ファール
ゲームシャツの場合
帽子で印
1ファール 白帽子(相手フリースロー1本)
2ファール 赤帽子(相手フリースロー2本)
3ファール 退場
☆教育講演会「教育相談の心-カウンセリングの基礎」諸富祥彦(明治大学文学部教授) 平成19年6月26日 於:静岡県総合教育センター【再掲載 2012.4】
◇教育相談の心
- スキルも大事だが心がまず大切
□大切なのは子どもたちのための心のスペース
先生がまとわりつける存在に,邪険にしない。
うじうじしている子,孤立している子が寄ってこられる
= 大事なのは寄ってきてもらえること
◇教師にとって大切なこと3つ
① トロンとした雰囲気を持つこと
◎ 脱力している,ボーッとしていること
・ 職員3~4人に一人くらいいてほしい
・ 皆がピリピリしていると雰囲気が悪い
・ ムーミン,トトロのような雰囲気
~ 少し太っているくらいがいい
◎ 教師の大敵は忙しさ
・ 10年前より書類は2倍以上
・ 教室に入る前に変身
→ トローンとした雰囲気を作る
・ 切り替えも大切 = ビシッとした雰囲気
◎ どの子に波長を合わせるか
= おとなしい,いじいじしている子に合わせる
② 持ち味を出す
◎リーダーシップ
~ 近頃の小学校,前面に学級目標を大きく掲示してある
・ 大きく書くことが大切
・ 生き生きとしたクラス
- 掲示物に黄色・オレンジ色多用
|
インテリアに留意 → 黄色を生かす
◎「おまえたちが必要だ」
・ ルールを守れないときはしっかり叱る
・ 厳しさの中にあたたかさがある教員
おまえのことが必要だ。協力して欲しい
◎いい校長
= 一人一人にリーダーシップを発揮してやる気を出させる
一人一人に「あなたが必要だ」と熱いメッセージを送る
◎持ち味 - 教員に必要な二面
①リーダーシップ と ②カウンセリングマインド
そのバランスで4型に分類
A型○○ B型○× C型×○ D型××
◎どの型の教員にも守って欲しいこと
「発言中は最後までしっかり聞く」こと
口を挟ませない
↓
一度崩れるとなし崩し的になってしまう
◎持ち味を生かすとは
・ いい点を伸ばすこと
持ち味はかえられない
まじめはまじめでいい
◎B型
B型を生かしたカウンセリングマインドを身に付けて欲しい
◎C型 ルール作りを身に付けてほしい
最近,転任した人に問題を持つクラスを持ってもらうことが多い
③チームワークを大切にする
◎ ABCDタイプ,いろいろな型の人がいるからいい
↓
「心の第二担任制」
◎ 教育相談週間が有効
年に一回でも
評判がいい
・ 全教員の氏名をあげ,3人に○をつけさせる
・ 子どもが選んだ先生と教育相談(悩みがなくてもいい,雑談OK)
担任には言いたくないこともある
一番の人気は校長先生
99%はうまくいく
連係プレー
※ 「不思善悪」
ー 善悪を考えないことが大切
= 気持ちを分かってやる
(辛い思いを分かってやる)
「待つ姿勢」 - 待つ心も大切
◇その他の話題から
・ A県では毎年,○○県一荒れた学校の生徒指導主事との対談
全員5時に帰宅したらよくなった = 教師の疲弊
・ B市の毎年研究発表の小学校
帰宅は毎日午前二時
キーワード「教育技術-体育」の紹介 6回目です。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「新聞紙を使って楽しくできる運動を四つ」
- レクリエーションにも使えます。
・「帽子でファールの印」
- 簡単に判断できますね。
かなり以前指導していた部活動、ミニバスケットボールを思い出しました。
もう一つ、再掲載となりますが、諸富祥彦さんの教育講演会の要約を載せます。
昨日まで、10回に渡って紹介した「教師の本質」の著者、諸富祥彦さん。
現場の状況を社会に発信しています。
静岡県教育委員会主催の教育講演会に希望して参加したときの記録です。
教師として大切なこと3つ。今でも覚えています。
トローンとした雰囲気づくり、簡単なようでなかなか難しいことです。
「心の第2担任制」、何回か提案しましたが、悉く受け入れられませんでした。
経験することなく現役を終えてしまいそうですが、もう一がんばり!
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育技術「体育」⑥
◇ジャンケン
①ジャンボジャンケン
身体全体を使ってグーチョキパーを表現しよう
②ロンドン橋
ダイナミックなゲーム化
両手十秒
片手十秒
ジャンケン勝負
◇新聞紙パフォーマンス
□発問
新聞紙を使って楽しくできる運動を四つ言いなさい
1 尺取り虫
2 胸において走る 落ちないように
3 片手につけて走る 落ちないように
4 スケート等
◇バスケットボール
□バスケットボール
◎ポイント
① 基本的な動きは毎時間行う
② 動きのポイントは小出しにする
③ 動きのポイントは毎時間繰り返して行う
④ 動きのポイントは三択問題で
・30秒シュート
・オールコートドリブルシュート
・シュートのとき板のどこに
・ドリブルは手のどこで
・ボールをもったらまずどこを見る
・パスを上手するには
・ドリブルをして進行するにはどうしたらよいか
・リードの仕方
・敵を上手に抜く方法
・敵に抜かれたときに
□技能別グループ(上手・下手)
1 力の差がない
2 ボールにふれる機会を増やして攻撃をする頻度を高くする
□ゲームのさせ方
1 どのチームかすぐ分かる ゼッケン
2 試合時間は3~5分間の流し
3 1チーム2試合
4 係分担 審判二人 時計一人 得点・その他
苦情を言わないことを約束
5 インターバル 一分間 一分たったら始める
6 欠席者・見学者がいてもメンバー補充はしない
□ミニバス
チーム作りのアイデア
①30秒シュートで
②ジグザグドリブルの速さで
× 男女混合,身長
□グループ分け
1 教師によるもの
① 身長順
② 能力別
③ 出席順
④ 生活班
⑤ 地域別
2 子供によるもの キャプテンが代表で
① 均質
② 仲間はずれは×
③ 男女比同じ
□ゲーム
○壁パスバスケット
外に出たボールをパス(ボールを取ったら移動しない)
○逆転バスケット
フリースロー合戦(5・3・1点)
□リバウンド
ゴールに蓋をする
□ファール
ゲームシャツの場合
帽子で印
1ファール 白帽子(相手フリースロー1本)
2ファール 赤帽子(相手フリースロー2本)
3ファール 退場
☆教育講演会「教育相談の心-カウンセリングの基礎」諸富祥彦(明治大学文学部教授) 平成19年6月26日 於:静岡県総合教育センター【再掲載 2012.4】
◇教育相談の心
- スキルも大事だが心がまず大切
□大切なのは子どもたちのための心のスペース
先生がまとわりつける存在に,邪険にしない。
うじうじしている子,孤立している子が寄ってこられる
= 大事なのは寄ってきてもらえること
◇教師にとって大切なこと3つ
① トロンとした雰囲気を持つこと
◎ 脱力している,ボーッとしていること
・ 職員3~4人に一人くらいいてほしい
・ 皆がピリピリしていると雰囲気が悪い
・ ムーミン,トトロのような雰囲気
~ 少し太っているくらいがいい
◎ 教師の大敵は忙しさ
・ 10年前より書類は2倍以上
・ 教室に入る前に変身
→ トローンとした雰囲気を作る
・ 切り替えも大切 = ビシッとした雰囲気
◎ どの子に波長を合わせるか
= おとなしい,いじいじしている子に合わせる
② 持ち味を出す
◎リーダーシップ
~ 近頃の小学校,前面に学級目標を大きく掲示してある
・ 大きく書くことが大切
・ 生き生きとしたクラス
- 掲示物に黄色・オレンジ色多用
|
インテリアに留意 → 黄色を生かす
◎「おまえたちが必要だ」
・ ルールを守れないときはしっかり叱る
・ 厳しさの中にあたたかさがある教員
おまえのことが必要だ。協力して欲しい
◎いい校長
= 一人一人にリーダーシップを発揮してやる気を出させる
一人一人に「あなたが必要だ」と熱いメッセージを送る
◎持ち味 - 教員に必要な二面
①リーダーシップ と ②カウンセリングマインド
そのバランスで4型に分類
A型○○ B型○× C型×○ D型××
◎どの型の教員にも守って欲しいこと
「発言中は最後までしっかり聞く」こと
口を挟ませない
↓
一度崩れるとなし崩し的になってしまう
◎持ち味を生かすとは
・ いい点を伸ばすこと
持ち味はかえられない
まじめはまじめでいい
◎B型
B型を生かしたカウンセリングマインドを身に付けて欲しい
◎C型 ルール作りを身に付けてほしい
最近,転任した人に問題を持つクラスを持ってもらうことが多い
③チームワークを大切にする
◎ ABCDタイプ,いろいろな型の人がいるからいい
↓
「心の第二担任制」
◎ 教育相談週間が有効
年に一回でも
評判がいい
・ 全教員の氏名をあげ,3人に○をつけさせる
・ 子どもが選んだ先生と教育相談(悩みがなくてもいい,雑談OK)
担任には言いたくないこともある
一番の人気は校長先生
99%はうまくいく
連係プレー
※ 「不思善悪」
ー 善悪を考えないことが大切
= 気持ちを分かってやる
(辛い思いを分かってやる)
「待つ姿勢」 - 待つ心も大切
◇その他の話題から
・ A県では毎年,○○県一荒れた学校の生徒指導主事との対談
全員5時に帰宅したらよくなった = 教師の疲弊
・ B市の毎年研究発表の小学校
帰宅は毎日午前二時