「理想の国語教科書」齋藤孝 文藝春秋 2002年 ② / 「霊の発見」五木寛之・鎌田東二 平凡社 2006年【再掲載 2011.7】 [読書記録 教育]
今回は、7月17日に続いて、斎藤孝さんの
「理想の国語教科書」2回目の紹介です。
斎藤孝さん、メディアに多く登場されていますが、
たくさんの本を出版されています。
出版社の案内には、
「31の世界の名文をテキストに『日本語力』『教養』『倫理観』を鍛える一冊。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「サリバンとケラー 人類史上最強の言葉のバッテリー」
・「幸田露伴 博学の識者」
・「日本の幼い涙のふるさと
心細さを抱えたものの中で不思議と力強さが湧く」
・「支えたテオ(ゴッホの弟) - 生活下手のゴッホを死ぬまで援助し続けた」
もう一つ、再掲載となりますが、五木裕之さん、鎌田東二さんによる
「霊の発見」を載せます。大部長くなってしまいました。
それだけ引き込まれたのでしょう。
興味深い対談本、おすすめです。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
上をクリックしてサイトをご覧ください。
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「理想の国語教科書」齋藤孝 文藝春秋 2002年 ②
<2学期>
◇「学者アラムハブドの見た着物」宮沢賢治(1896-1933)
□振り幅
「科学と宗教」の両極
「文学と農業改革」 池水火風の想像力の達人
|
◎ 柔らかさと宗教的な祈りの強さ
◇「モーツァルトの手紙」小林秀雄
「構想は宛も奔流のように」
あふれ出たものを隅々まで覚えている記憶力
「真似る盗む力」の天才
休息よりも作曲している方が疲れない
◇「なた」 幸田文
幸田露伴 博学の識者
◇「わたしの生涯」サリバン先生 ヘレン・ケラー 岩橋武夫訳
サリバンとケラー
人類史上最強の言葉のバッテリー
盲聾唖との闘い
「世界を知りたい」という欲望 = 読書は激しい欲望
◇「疣」 新美南吉(1913-1943)
日本の幼い涙のふるさと
心細さを抱えたものの中で不思議と力強さが湧く
◇「父が語る世界歴史」誕生日を祝う手紙 ネルー 大山聰訳
ネルー
→ 娘インディラへの獄中からの手紙
◇「清兵衛と瓢箪」 志賀直哉
不機嫌の時代 「磨き上げる」
◇「板極道」幼年時代 棟方志功(1903-1975)
ゴッホになろう
あこがれ → 凄み
◇「ゴッホの手紙」弟テオ宛 石谷伊之助訳
支えたテオ
- 生活下手のゴッホを死ぬまで援助し続けた
◇「幸福論」 ラッセル(1872-1970) 安藤貞雄訳
偉大なる常識人
数理哲学者 「実りある退屈」の大切さ
☆「霊の発見」五木寛之・鎌田東二 平凡社 2006年【再掲載 2011.7】
◇はじめに
背後霊の背後に隠れているもの
ブータン
墓を作らない習慣
死者は49日たてば必ず転生すると考えられている
◇霊は実在するか
鎌田東二
「神道ソングライター」宗教学者,神主,石笛
霊能者ブームのそこに流れているもの
神道的な日本人の霊性
霊は足の裏から入ってくる
風と魂と呼吸
足心呼吸 … 宇宙の天の気を口から入れて,足の裏から は地の気を吸い上げる
アオシマ
青島,淡島,大島…魂が宿る所,光が差す所
→ そこを通して 根の国 常世の国 ニライカナイ
動物は人間より霊位が高い
霊とは得体の知れない大きなエネルギー
無意識の底にあるエネルギー
無意識の底にある情報
日本は類を見ない宗教国家
霊的現象を認める
= コミュニケーションの幅が世界へ広がっていくこと
メッセージ力
コンビニ4万1千軒 寺7万4千軒,神社8万社(実は15万以上)
|
◎ 20~30万の神社やお寺
集落の中でお寺は瓦屋根がちょっと高い
◇霊視について
コンピュータ的世界はひょっとすると人間の霊性を拡張する可能性がある
霊能者ブームはハレー彗星が引き起こす
1910年 明治43年 東大・福来友吉心理学助教授
透視者 御船千鶴子 長尾郁子
ペテン師扱いで追放される
ハリー・ポッターが霊的世界に連れて行く
ケルト人 ~ 賢者の石(神の知恵を持つことのできる石)
コナン・ドイル イギリス心霊協会会長・眼科医
父・アイルランド出身の妖精画家
スゥエデンボルグ 「天界と地獄」鈴木大拙が訳
マクム・フウヴァッキー 神智学 「霊智概説」
高橋五郎 「心霊万能論」
1910年 ハレー彗星大騒ぎ ~ 地球全体の危機感
↓
□大本経 明治25(1892)年 節分の夜
京都福知山の老女・出口なお
突然神懸かりになり 神のお告げ 筆の先
綾部の地に大本経
|
京都亀岡出身の王仁三郎(幼名・上田喜三郎)
|
◎出口王仁三郎 大予言・大正時代に 「霊界物語」
「次の戦争は真珠湾から始まり空の戦争になる。やがて広島に大爆弾が落ちて日本はつ
ぶれる」
大本にいたのは…
友清勧真(神道天野居)
岡田茂吉(世界救世主教)
谷口雅春(生長の家)
浅野和三郎(心霊科学研究会)
植芝盛平(合気道)
1985,86 サブカルチャーとしてあらわれた
オカルト系雑誌 「ムー」「トワイライトゾーン」「アズ」
↓
1995年 オウム真理教事件 大きな歯止め
コンピュータに霊魂は宿るか
IT化,インターネットの世界に入ってくる
= 霊的な感覚の世界に似る
2チャンネルの世界
パソコンは念写に近付く
丹波哲郎 - 霊界の話 トリックスターの言説として
~ 終末観
◇心霊との交信について
強力な地霊の作用 スピリチュアルなものへ
霊的世界への交信交流 友清観真
神は音と共にやってくる マレビトの訪れ「音連れ」
神道 ~ 意味以前の力
仏教は洗練されすぎてしまった
草木国土悉皆成仏 悉有仏性
鎮守の森 民俗信仰
霊の世界のM&A
バラモンを否定して仏教へ
|
バラモン教の自己変革 → ヒンドゥー教
多神教,スター的神様
哲学 → ハウツー信仰
神仏集合はヒンドゥー的要素
神神集合
~ 神と神が集まって一つの神になる
= 合併合体
ヒンドゥー教文化
霊の世界のM&A
隠し念仏に潜む霊力
「おもとづけ」と「おとりあげ」
隠し念仏 ~ 密教 いろいろな宗教文化
修験道も
宮澤賢治
隠し念仏 → 法華経 → 国柱会
根底にはアニミズム,シャーマニズム
|
◎大本教 霊的世直し
◎国柱会 世界霊化 - 田中智学
|
※ 宮澤賢治の中には,宗教のワクを超えた神性ともいうべき霊性が流れていた
<途中略>
◇五木寛之 1932年 福岡生
◇鎌田東二 1951年 徳島県生 國學院大學大学院卒
宗教哲学・民俗学・比較文明学
現在 京都造形芸術大学教授 文学博士
神道ソングライター
「理想の国語教科書」2回目の紹介です。
斎藤孝さん、メディアに多く登場されていますが、
たくさんの本を出版されています。
出版社の案内には、
「31の世界の名文をテキストに『日本語力』『教養』『倫理観』を鍛える一冊。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「サリバンとケラー 人類史上最強の言葉のバッテリー」
・「幸田露伴 博学の識者」
・「日本の幼い涙のふるさと
心細さを抱えたものの中で不思議と力強さが湧く」
・「支えたテオ(ゴッホの弟) - 生活下手のゴッホを死ぬまで援助し続けた」
もう一つ、再掲載となりますが、五木裕之さん、鎌田東二さんによる
「霊の発見」を載せます。大部長くなってしまいました。
それだけ引き込まれたのでしょう。
興味深い対談本、おすすめです。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
上をクリックしてサイトをご覧ください。
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「理想の国語教科書」齋藤孝 文藝春秋 2002年 ②
<2学期>
◇「学者アラムハブドの見た着物」宮沢賢治(1896-1933)
□振り幅
「科学と宗教」の両極
「文学と農業改革」 池水火風の想像力の達人
|
◎ 柔らかさと宗教的な祈りの強さ
◇「モーツァルトの手紙」小林秀雄
「構想は宛も奔流のように」
あふれ出たものを隅々まで覚えている記憶力
「真似る盗む力」の天才
休息よりも作曲している方が疲れない
◇「なた」 幸田文
幸田露伴 博学の識者
◇「わたしの生涯」サリバン先生 ヘレン・ケラー 岩橋武夫訳
サリバンとケラー
人類史上最強の言葉のバッテリー
盲聾唖との闘い
「世界を知りたい」という欲望 = 読書は激しい欲望
◇「疣」 新美南吉(1913-1943)
日本の幼い涙のふるさと
心細さを抱えたものの中で不思議と力強さが湧く
◇「父が語る世界歴史」誕生日を祝う手紙 ネルー 大山聰訳
ネルー
→ 娘インディラへの獄中からの手紙
◇「清兵衛と瓢箪」 志賀直哉
不機嫌の時代 「磨き上げる」
◇「板極道」幼年時代 棟方志功(1903-1975)
ゴッホになろう
あこがれ → 凄み
◇「ゴッホの手紙」弟テオ宛 石谷伊之助訳
支えたテオ
- 生活下手のゴッホを死ぬまで援助し続けた
◇「幸福論」 ラッセル(1872-1970) 安藤貞雄訳
偉大なる常識人
数理哲学者 「実りある退屈」の大切さ
☆「霊の発見」五木寛之・鎌田東二 平凡社 2006年【再掲載 2011.7】
◇はじめに
背後霊の背後に隠れているもの
ブータン
墓を作らない習慣
死者は49日たてば必ず転生すると考えられている
◇霊は実在するか
鎌田東二
「神道ソングライター」宗教学者,神主,石笛
霊能者ブームのそこに流れているもの
神道的な日本人の霊性
霊は足の裏から入ってくる
風と魂と呼吸
足心呼吸 … 宇宙の天の気を口から入れて,足の裏から は地の気を吸い上げる
アオシマ
青島,淡島,大島…魂が宿る所,光が差す所
→ そこを通して 根の国 常世の国 ニライカナイ
動物は人間より霊位が高い
霊とは得体の知れない大きなエネルギー
無意識の底にあるエネルギー
無意識の底にある情報
日本は類を見ない宗教国家
霊的現象を認める
= コミュニケーションの幅が世界へ広がっていくこと
メッセージ力
コンビニ4万1千軒 寺7万4千軒,神社8万社(実は15万以上)
|
◎ 20~30万の神社やお寺
集落の中でお寺は瓦屋根がちょっと高い
◇霊視について
コンピュータ的世界はひょっとすると人間の霊性を拡張する可能性がある
霊能者ブームはハレー彗星が引き起こす
1910年 明治43年 東大・福来友吉心理学助教授
透視者 御船千鶴子 長尾郁子
ペテン師扱いで追放される
ハリー・ポッターが霊的世界に連れて行く
ケルト人 ~ 賢者の石(神の知恵を持つことのできる石)
コナン・ドイル イギリス心霊協会会長・眼科医
父・アイルランド出身の妖精画家
スゥエデンボルグ 「天界と地獄」鈴木大拙が訳
マクム・フウヴァッキー 神智学 「霊智概説」
高橋五郎 「心霊万能論」
1910年 ハレー彗星大騒ぎ ~ 地球全体の危機感
↓
□大本経 明治25(1892)年 節分の夜
京都福知山の老女・出口なお
突然神懸かりになり 神のお告げ 筆の先
綾部の地に大本経
|
京都亀岡出身の王仁三郎(幼名・上田喜三郎)
|
◎出口王仁三郎 大予言・大正時代に 「霊界物語」
「次の戦争は真珠湾から始まり空の戦争になる。やがて広島に大爆弾が落ちて日本はつ
ぶれる」
大本にいたのは…
友清勧真(神道天野居)
岡田茂吉(世界救世主教)
谷口雅春(生長の家)
浅野和三郎(心霊科学研究会)
植芝盛平(合気道)
1985,86 サブカルチャーとしてあらわれた
オカルト系雑誌 「ムー」「トワイライトゾーン」「アズ」
↓
1995年 オウム真理教事件 大きな歯止め
コンピュータに霊魂は宿るか
IT化,インターネットの世界に入ってくる
= 霊的な感覚の世界に似る
2チャンネルの世界
パソコンは念写に近付く
丹波哲郎 - 霊界の話 トリックスターの言説として
~ 終末観
◇心霊との交信について
強力な地霊の作用 スピリチュアルなものへ
霊的世界への交信交流 友清観真
神は音と共にやってくる マレビトの訪れ「音連れ」
神道 ~ 意味以前の力
仏教は洗練されすぎてしまった
草木国土悉皆成仏 悉有仏性
鎮守の森 民俗信仰
霊の世界のM&A
バラモンを否定して仏教へ
|
バラモン教の自己変革 → ヒンドゥー教
多神教,スター的神様
哲学 → ハウツー信仰
神仏集合はヒンドゥー的要素
神神集合
~ 神と神が集まって一つの神になる
= 合併合体
ヒンドゥー教文化
霊の世界のM&A
隠し念仏に潜む霊力
「おもとづけ」と「おとりあげ」
隠し念仏 ~ 密教 いろいろな宗教文化
修験道も
宮澤賢治
隠し念仏 → 法華経 → 国柱会
根底にはアニミズム,シャーマニズム
|
◎大本教 霊的世直し
◎国柱会 世界霊化 - 田中智学
|
※ 宮澤賢治の中には,宗教のワクを超えた神性ともいうべき霊性が流れていた
<途中略>
◇五木寛之 1932年 福岡生
◇鎌田東二 1951年 徳島県生 國學院大學大学院卒
宗教哲学・民俗学・比較文明学
現在 京都造形芸術大学教授 文学博士
神道ソングライター
「子どもの発達が気になったらはじめに読む発達心理・発達相談の本」加藤弘通・岡田智 ナツメ社 2019年 ⑦(最終) / 「学校教育うらおもて事典」佐藤秀夫 小学館 2000年【再掲載 2012.11】 [読書記録 教育]
今回は、7月23日に続いて、加藤弘通さん、岡田智さんの、
「子どもの発達が気になったらはじめに読む発達心理・発達相談の本」の紹介7回目、最終です。
発達心理、発達相談について書かれた本です。
おすすめの本です。
出版社の案内には、
「『発達心理学』と『発達相談知』の知識に照らしながら、『子どもに起こっていること』
や『子どもの気持ち』を、いつもと少し違う視点から理解し、どうやって子どもに接し、
生活の場面で工夫していけばよいかを具体的に解説しています。」
とあります。
「索引」のような紹介になってしまいました。
もう一つ、再掲載となりますが、佐藤秀夫さんの
「学校教育うらおもて事典」を載せます。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「子どもの発達が気になったらはじめに読む発達心理・発達相談の本」加藤弘通・岡田智 ナツメ社 2019年 ⑦(最終)
◇キーワード解説
□ADHD 薬物療法と心理社会的療法
□ASD 「社会性」と「こだわり」
□DCD 発達性協調運動障害 コントロール
5~6% 学級に2~3人
□ICF 障害と健康に関する分類法
インペアメント(機能障害)
ディスアビリティ(能力障害)
ハンディキャップ(社会的不利)
「社会モデル」
□LD 学習障害
音声言語 書写言語 計算
□愛着(アタッチメント)
安全基地 感情は共同的 依存することで自立が進む
□いじめ
□いやいや期
①自分が育つ
②イメージが発達する
③大人がつくり出している
□愛着障害
抑制型はASDと脱抑制型はADHDと類似
□インフォームドコンセント
□援助要請
□学習性無力感
□家族支援
□強化P149
□合理的配慮P150
☆「学校教育うらおもて事典」佐藤秀夫 小学館 2000年【再掲載 2012.11】
◇一条校
□正規の学校
= 学校教育法・第一条規定
□文部省所轄
小学校・中学校・高等学校・大学・聾学校・盲学校・養護学校・高等専門学校・
中高一貫校(中等教育学校) (出版当時=ハマコウ註)
□「正規の学校」観
専修学校と各種学校は含まれない
各種学校への道を選ぶ
自由学園(羽仁もと子)文化学院(西村伊作)明治学院
◇中学校
□三等区分
大中小 ~ 明治日本の開発
□中学入学
他の社会的特権性は認められなかった
◇大学校
□大学校 = 文部省以外の官公庁所管の学校の名称
□「大学」の登場
1886年 森有礼の「諸学校令」
□文部省の縄張りから外れたもの
警察大学校,防衛大学校,防衛医科大学校,海上保安大学校
~ 無視できない
◇予備校
□進学の予備
自校の専門教育課程への予備課程に他ならなかった
□受験の予備
公正な選抜 → 入学時の選抜試験の厳密化に収斂
|
ヨーロッパのような「二つの国民」の形成回避
↓
◎ 受験予備 激烈化
□予備校の成立
私立大学によるものが多かった
◇父母会(保護者会)
□父兄,保護者そして父母
「父兄」の系譜
1872年「学制布告書」最初で最後
「父母後見人等」から「学級児童保護者」へ
1879「教育令」 父母及後見人等
1890「第二次小学校令」 学齢児童ヲ保護スベキ者
1891「文部省令」 保護の内容
・就学させる義務主体
・授業料納入
※ 父母 → 父母及戸主 → 後見人 → 後見人及戸主
1900「第三次小学校令」 学齢児童保護者
□「父兄会」と「母姉会」
・父兄の存在?
親と学校との関係=特殊日本的事情
親の協力のありよう
・制度管理・教育内容 = 「オカミの学校」
・維持・運営面 = 「地域の学校」
教員給与 1940年まで地域負担
∥
親の金銭的・労働的な協力が不可欠
↑
家族財産に権限を持つ「父兄」集団の協力
戸主会・父兄会が深く関わった
①ハード担当 「父兄会」年一回
②ソフト担当 「母姉会」しばしば
父兄会の母姉会化
□1920年~
名目上は「母姉会」の解消,「父兄会」への吸収だったが,実体的には「父兄会」の解
体,母姉会への単一化という矛盾に満ちた過程であった。
∥
母姉のみの父兄会は戦前から
※ 西日本では「育友会」と呼ばれる
◇選抜
□選抜
= 過程よりも結果が唯一の判定基準
厳しい世界
□選抜の基本は「公正さ」
学校教育が殆ど唯一の社会階層上昇の制度階梯に仕向けられた近現代日本社会において
は,学校制度への入学選抜による「公正さ」が、一貫して強く求められてきた
|
□「地獄」から「戦争」への展開
西欧のような「資格認定」主義でなく,「定員採用主義」の原則
↓
入学試験が特に「厳しさ」と「非情さ」を帯びた
予備校,受験雑誌,参考書
∥
受験地獄(20世紀初頭から)
↓
戦争 世俗化
□受験最大の問題
= 「過程」を抜きにした「結果」重視
→ 詰め込み
<途中まで>
「子どもの発達が気になったらはじめに読む発達心理・発達相談の本」の紹介7回目、最終です。
発達心理、発達相談について書かれた本です。
おすすめの本です。
出版社の案内には、
「『発達心理学』と『発達相談知』の知識に照らしながら、『子どもに起こっていること』
や『子どもの気持ち』を、いつもと少し違う視点から理解し、どうやって子どもに接し、
生活の場面で工夫していけばよいかを具体的に解説しています。」
とあります。
「索引」のような紹介になってしまいました。
もう一つ、再掲載となりますが、佐藤秀夫さんの
「学校教育うらおもて事典」を載せます。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「子どもの発達が気になったらはじめに読む発達心理・発達相談の本」加藤弘通・岡田智 ナツメ社 2019年 ⑦(最終)
◇キーワード解説
□ADHD 薬物療法と心理社会的療法
□ASD 「社会性」と「こだわり」
□DCD 発達性協調運動障害 コントロール
5~6% 学級に2~3人
□ICF 障害と健康に関する分類法
インペアメント(機能障害)
ディスアビリティ(能力障害)
ハンディキャップ(社会的不利)
「社会モデル」
□LD 学習障害
音声言語 書写言語 計算
□愛着(アタッチメント)
安全基地 感情は共同的 依存することで自立が進む
□いじめ
□いやいや期
①自分が育つ
②イメージが発達する
③大人がつくり出している
□愛着障害
抑制型はASDと脱抑制型はADHDと類似
□インフォームドコンセント
□援助要請
□学習性無力感
□家族支援
□強化P149
□合理的配慮P150
☆「学校教育うらおもて事典」佐藤秀夫 小学館 2000年【再掲載 2012.11】
◇一条校
□正規の学校
= 学校教育法・第一条規定
□文部省所轄
小学校・中学校・高等学校・大学・聾学校・盲学校・養護学校・高等専門学校・
中高一貫校(中等教育学校) (出版当時=ハマコウ註)
□「正規の学校」観
専修学校と各種学校は含まれない
各種学校への道を選ぶ
自由学園(羽仁もと子)文化学院(西村伊作)明治学院
◇中学校
□三等区分
大中小 ~ 明治日本の開発
□中学入学
他の社会的特権性は認められなかった
◇大学校
□大学校 = 文部省以外の官公庁所管の学校の名称
□「大学」の登場
1886年 森有礼の「諸学校令」
□文部省の縄張りから外れたもの
警察大学校,防衛大学校,防衛医科大学校,海上保安大学校
~ 無視できない
◇予備校
□進学の予備
自校の専門教育課程への予備課程に他ならなかった
□受験の予備
公正な選抜 → 入学時の選抜試験の厳密化に収斂
|
ヨーロッパのような「二つの国民」の形成回避
↓
◎ 受験予備 激烈化
□予備校の成立
私立大学によるものが多かった
◇父母会(保護者会)
□父兄,保護者そして父母
「父兄」の系譜
1872年「学制布告書」最初で最後
「父母後見人等」から「学級児童保護者」へ
1879「教育令」 父母及後見人等
1890「第二次小学校令」 学齢児童ヲ保護スベキ者
1891「文部省令」 保護の内容
・就学させる義務主体
・授業料納入
※ 父母 → 父母及戸主 → 後見人 → 後見人及戸主
1900「第三次小学校令」 学齢児童保護者
□「父兄会」と「母姉会」
・父兄の存在?
親と学校との関係=特殊日本的事情
親の協力のありよう
・制度管理・教育内容 = 「オカミの学校」
・維持・運営面 = 「地域の学校」
教員給与 1940年まで地域負担
∥
親の金銭的・労働的な協力が不可欠
↑
家族財産に権限を持つ「父兄」集団の協力
戸主会・父兄会が深く関わった
①ハード担当 「父兄会」年一回
②ソフト担当 「母姉会」しばしば
父兄会の母姉会化
□1920年~
名目上は「母姉会」の解消,「父兄会」への吸収だったが,実体的には「父兄会」の解
体,母姉会への単一化という矛盾に満ちた過程であった。
∥
母姉のみの父兄会は戦前から
※ 西日本では「育友会」と呼ばれる
◇選抜
□選抜
= 過程よりも結果が唯一の判定基準
厳しい世界
□選抜の基本は「公正さ」
学校教育が殆ど唯一の社会階層上昇の制度階梯に仕向けられた近現代日本社会において
は,学校制度への入学選抜による「公正さ」が、一貫して強く求められてきた
|
□「地獄」から「戦争」への展開
西欧のような「資格認定」主義でなく,「定員採用主義」の原則
↓
入学試験が特に「厳しさ」と「非情さ」を帯びた
予備校,受験雑誌,参考書
∥
受験地獄(20世紀初頭から)
↓
戦争 世俗化
□受験最大の問題
= 「過程」を抜きにした「結果」重視
→ 詰め込み
<途中まで>