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「若い教師を励ます本5 勉強が苦手な子どもに悩むとき」松野孝雄 明治図書 2006年 ② /「死んだらどうなるの」玄有宗久 筑摩書房 2005年①【再掲載 2012.3】 [読書記録 教育]

今回は、7月14日に続いて、松野孝雄さんの
「若い教師を励ます本5 勉強が苦手な子どもに悩むとき」の紹介 2回目です。


出版社の案内には、


「子どもとの関係がうまくいかないと悩む教師が増えている。若い教師の場合は深刻だ。
 本著はその解決に向けた提案。巻頭は『大森流勉強が苦手な子への対策法』つづいてQ
 &Aで『国語こんな子がいるんだけど』『算数こんな子がいるんだけど』『この子を救
 う法』など解説。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「まず視写・聴写をさせてみる。文字数が少ない場合、トレーニング。」
「10分間で200文字の視写」
→ 視写・聴写は効果的な練習法だと思います。


・「授業で自分の考えを書く」「日記を継続して書かせる」


・「指書きのさせ方に問題がある」
→ いろいろな指書きの方法があるものですね。


・「『追い読み』は軽度発障の子にもできる優れた音読法」



練習の仕方が書かれているので、参考になります。




もう一つ、再掲載となりますが、玄侑宗久さんの
「死んだらどうなる」①を載せます。
還暦を過ぎ、「死」が少しずつ迫ってきているように感じます。
「死」「臨死」についての読書も増えています。
結局は、よく分からないことなのですが。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「若い教師を励ます本5 勉強が苦手な子どもに悩むとき」松野孝雄 明治図書 2006年 ②

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◇Q&A 国語 こんな子いるんだけど


1 作文を書く時、一文か二文で止まってしまう子がいる。

□原因① 作文を書くための基礎的な力が不足している

 → まず視写・聴写をさせてみる。文字数が少ない場合、トレーニング。
   
   教材『医学と教育との連携で生まれたグレーゾーン…』うつしまるくん  

「10分間で200文字の視写」

  

□原因② 作文を書く意欲が低下している

 → 1 大きな○を作文に 褒めて短いコメント

   2 書いてみたくなる題材を与える



□原因③ 文を書く経験が不足している

 → 1 いろいろな教科で書かせる 授業で自分の考えを書く

   2 日記を継続して書かせる


  
□原因④ 何を書いていいか分からない

 → 意図的に入力

   ・上手に書けている子の作文を読み、上手なところを説明する
        
   ・上手な作文を印刷してなぞらせる
 
   ・上手な作文を試写させる





2 漢字指導で指書きからやらせているつもりだがテストの点が悪い

□原因① 指書きのさせ方に問題がある

 → ・画数を唱えながら指書き

   ・伸ばす時は伸ばすように

   ・机の上で指をつけて

   ・手の大きさくらいに

   ・手本を見ずに

   ・声を出しているか

   ・どのような声の出し方か

   ・覚えるまでやっているか

  

□原因② 子どもが何らかの障害をもっているか 

 → コーディネーターに相談





3 2年生では「は」「へ」「を」の使い方が分からない子がたくさんいる
  
□原因① 1年生の時にきちんと指導されていない

 → くっつきの「は」「へ」「を」の全体指導を行う


  
□指導② 練習不足 

 → ミニプリントで繰り返し練習(『グレーゾーンで…』)
       
   間違いを直させる 





4 追い読みはできるが自分だけでは教科書の文字は読めない、指で追うことができない
   
□「追い読み」は軽度発障の子にもできる優れた音読法
     
 指さし  

 追い読み単位を長くする  

 子ども同士の追い読み
     
 「リレー読み」教師と子ども相互  

 1人1文ずつ  

 登場人物ごと
      




5 漢字が定着しない

 → 新出漢字の練習に2回 

 → テスト練習

 → テスト

 → テスト直し





6 テストを前にすると書けなくなる

 → なぞり書き・写し書き  

   問題数を減らす





7 音読はできるのに内容を読み取れない





8 平仮名を全部覚えられない

 → フィンガーペインティング

   ピース数の少ないパズル
    
   なぞり書き重視










☆「死んだらどうなるの」玄有宗久 筑摩書房 2005年①【再掲載 2012.3】

<出版社の案内>
「あの世」はどういうところか。「魂」は本当にあるのだろうか。宗教的な観点をはじめ、
科学的な見方も踏まえて、死とは何かをまっすぐに語りかけてくる一冊。
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◇はじめに

□お釈迦様の出家

「四門出遊」お城の東南西の門の外に

↓   老人,病人,死者の葬列

北門 沙門(出家者)の堂々たる姿





◇死とは何か

□死3つの証拠  

 ① 心拍停止 

 ② 呼吸停止

 ③ 瞳孔の拡大



□死はすべてを手放すこと

 脳の変化と人生のピーク





◇あの世という所

□様々なあの世  

 日本人のあの世観

 ~ 山中,海上,月



□お盆とお月様  

 かぐや姫からアポロへ  

 他界としての山



□荒霊 → 和霊 → 祖霊神

 海の彼方に送る



□日本的あの世 

「あの世」の入り口



□暗在系とお悟り 

 物理学想定 

 あの世 「暗在系」デヴィッド・ボーム


素粒子の霧のよう

  ~純粋エネルギー 


 悟り
  「自己の錯覚からほどけ,自他の区別のなくなった状態」
      
   ほどけた状態 = ほとけ 



□形からエネルギーへ 

 「空」

 =「実相」

 =「物事の本当の姿」

 = 暗在系の全体運動

 ◎ 世界は絶え間なく流動している



 ◎ 感知できるものが「色」


 ○「色即是空」般若心経

   ~「質量もエネルギーである」アインシュタイン
  
  ※ 我々には「よすが」としての「色」しか感じられないが,間違いないのはすべて
   はエネルギーだということ。


 ○21g = 死ぬ瞬間に減った体重そのもの(米病院)



  ※ 我々がこの体という形ある「よすが」を離れ,エネルギーという「実相」に戻る
   ことが死なのかもしれない



□本当の姿の不思議

光 

 ~ 波動である粒子である  

 - よく分からないが存在する



□瞑想と「あの世」「死んだらどうなる?」

 空が色で表現できるはずがない


 瞑想 
  「帰命」 きみょう = 南無の翻訳語

 ◎「暗在系」という「あの世」を感じ取ることが,もしかしたらお悟り?

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