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「一冊の本が学級を変える」多賀一郎 黎明書房 2013年 ②(後半) /「80歳になっても人間の成長はこれからである」 平沢興(『現代の覚者たち』竹井出版 1988年 ⑥)【再掲載 2012.3】 [読書記録 教育]

今回は、7月24日に続いて、多賀一郎さんの
「一冊の本が学級を変える」2回目、後半の紹介です。


読書指導に役立つ本です。
読み聞かせの大きなヒントになると感じました。


出版社の案内には、


「本を読めば、本の持つすごい力でみんな素晴らしい子どもになります。本の力を活かす
 最高の方法『読み聞かせ』のノウハウや、子どもを本好きにするレシピ、子どもの心を
 育む読書体験を約束する本の選び方、本のリストなどを順序立てて紹介した初めての『本
 の教育』の本。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「シャワーのようにたくさんの本を紹介する」


・「自分の心に感じた本を」
- 常にアンテナを高くしたいですね。


・「アニマシオンの活用 」
- 「アニマシオン」と表記のある本が増えました。


・「『共読』の時間をつくろう」
- 「集団読書」を覚えていますか。
  そんなに厚くない簡単な装幀の同じ本を皆で読む活動。
  簡単な感想を発表したり書いたりしていました。
  最近、聞きません。十分な時間がなくなったからでしょうか。  





もう一つ、再掲載となりますが、『現代の覚者たち』より平沢興さんの
「80歳になっても人間の成長はこれからである」(『現代の覚者たち』⑥)を載せます。

 -「地方に深く根ざしている<地下水的真人>が日本を支えている」森信三

 -「所謂有名人よりも無名の人たちに日本の社会は支えられている」平沢興

地方に暮らす自分を励ましてくれる言葉です。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「一冊の本が学級を変える」多賀一郎 黎明書房 2013年 ②(後半)

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◇子どもを本好きにするためのレシピ

1 ブックトーク  

 - テーマを決めて


 シャワーのようにたくさんの本を紹介する


 学年に応じたレベルで
   テーマをもって 

   実態に応じて


 自分の心に感じた本を
  
(1) 戦争から考えること

  ①「はだしのゲン」タイプ
         
    「ほたるの墓」野坂昭如 

    「黒いちょう」松谷みよ子

    「原爆詩集」峠三吉


  ②「禁じられた遊び」タイプ

    「すみれ島」今西祐行 

    「せかいいちうつくしいぼくの村」小林豊
         
    「ゲンのいた谷」長崎源之助

    「おかあさんの本」  



(2) 友達について考えてみよう
 
  「おれたちともだち!」シリーズ 内田麟太郎

  「クオレ」アミーチス  

  「スタートライン」 

  「飛ぶ教室」ケストナー
       
  「いのうえくんがやってきた」

  「十五少年漂流記」 

  「ないたあかおに」  



(3) 動物シリーズ  



(4) こびとの世界は夢を広げる



(5) 作家シリーズ
 




2 ただの紹介では読もうとまでは思わない

(1) おいしいとこどり



(2) スタートだけ読み



(3) 時間的…



(4) 一人一人に
 



3 アニマシオンの活用

 - 「ブックワールド」




4 マイ・フェイバリット・ブック 

 - 音楽を選ぶ楽しさ
 
 ・「こんなことしたいな」話す・聞く・書く

 ・「本の世界を広げよう(どの本読もうかな)」ポスターを書いて作品紹介


<指導計画>

 ① 先生の例を元にして紹介したい本を選んでそれにあったものを考える


 ② 紹介の文を原稿用紙1枚にまとめる


 ③ 曲をかけて読む練習をして発表する


 ④ 学期に1回ずつ本を選んで発表する
 



5 家庭での本のすすめ方

(1)「積ん読」のススメ



(2)「共読」の時間をつくろう






◇絵本の世界から子どもが分かる

1 だきしめてよお母さん   

  「ぎゅっ」

  「だきしめてほしくって」



2 夢をもちつづけるということ 

  「サンタクロースっているんでしょうか」



3 LDの子どもの考え方を知る 

  「ありがとうフォルカーせんせい」



4 子どもはいつもよく考えている

  「おこだでませんように」



5 土の温もりを感じる子ども

  「どろんここぶた」




◇本の体験という世界

1 本には子どもに必要なものが全部つまっている



2 本の選び方

(1) 夢・希望・友情などの真善美のあるものを



(2) 特に幼児や低学年では美しいものを与えたい



(3) 今時の子どもに合った本
・感動を押し売りしない

   ・主人公は優等生ではない

  ・今の現実をふまえた物語を
 


3 本の体験の具体例




◇多賀一郎

 私立甲南小学校に31年間 

 現在追手門学院小学校教師

 国語研究会「東風の会」所属
 
 教育研究集団 新視界クロスオーバー21主宰
 
 「本の会」 HP「多賀マークの教室日記」  












☆「80歳になっても人間の成長はこれからである」 平沢興(『現代の覚者たち』竹井出版 1988年 ⑥)【再掲載 2012.3】

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◇80歳になっても人間の成長はこれからである 平沢興 

□平沢興(こう) 

 明治33年新潟生 

 大正13年京都大学医学部卒 独・米留学

 昭和21年京大医学部教授 

 昭和31年医学部長

 昭和32年京大総長



□長寿の人の共通ファクター

 心の安らぎと心の喜び

 
 「一生懸命は素人。楽しんでやらなきゃ」



□仕事が道楽になれ

 「本当に偉い人は偉そうには言わない」足立文太郎

 
 ノーベル物理学賞・湯川、朝永、江崎 ← 森総之介の弟子



□教育とは火を点けること

 山下清 ← 式場隆三郎が点火


「教育とは広い意味で火を点けること。火を点けさえすれば後は本人が燃える。しかし、
 火を点けるということは、こちらが燃えなくてはできない。こちらが真に燃えてさえお
 ればいつの間にか火がつくようです」
  


□愚かさは力なり

 「生きることは燃ゆることなり」



 ◎ 生きることは情熱を持って燃えることだと思います。燃える心を忘れているような
  生き方は気の毒な生き物ではないでしょうか



□平凡さをいかに鍛えるか

平凡さをいかに鍛えるかによって偉大になるかどうか決まる



□ほめることは難しい

 教育の基本
 
  ① あくまでほめること


  ② できるまでやらせること


  ③ 自分もそれを実行すること





◇生きることは燃ゆることなり 森信三/平沢興

□今日一日の実行こそが人生

「郷里」と「両親」と「先生」が性格を創った

  お人好し、馬鹿正直、我慢強い



□師の一言が人生を支配する


 事を為すのは誠実である 

 誠実 = あくまでも我が道を貫くこと



□「分かる」と「分かったつもり」

 本を頼ってはいかぬ



□母親の影響は父親の二倍



□燃えることは天の意志 

 希望が在れば人は疲れない



□一流の人の条件
 
 「本当に一流の人は田舎のおっさんみたい。 - どこか足らぬところがある」



□情熱を育てるもの
  
 ① 遺伝 

  
 ② 逆境 

  
 ③ 師匠・先輩




◇あとがき  『致智』編集室 藤尾秀昭

 7名の方 
 
「マスコミに名の知れ渡った方ではない。むしろそういう華々しい舞台から努めて自らを
 隠そうとされてこられた方ばかり。一所に住まい、一所に根ざし、それぞれ異なった分
 野で自分の仕事を掘り下げ頂点を極めておられる。そして、それぞれの世界を極める過
 程で哲学とも言うべき一つの不易の真理に到達されている。経験に裏打ちされた一語一
 語は一様に深い味わいがあり、人生の示唆に富んで興味つきえないもの。」



 ◎森信三 

 「地方に深く根ざしている<地下水的真人>が日本を支えている」



 ◎平沢興 

  「所謂有名人よりも無名の人たちに日本の社会は支えられている」

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