「人づくりの道標-: 草柳大蔵先生のメッセージ」 静岡県 2002年 ① /「現代教育直語」八ツ塚実 光雲社 ③ 1998年【再掲載 2012.12】 [読書記録 教育]
今回は、静岡県から出された、
「人づくりの道標-: 草柳大蔵先生のメッセージ」の紹介 1回目です。
草柳大蔵さんは、静岡県の「人づくり百年の計委員会」会長を務められていました。
そこでの提言等を県がまとめたものです。
静岡県のサイトで「静岡県の人づくり」と検索すると、
提言や草柳さんの「ちょっといい話」を見ることができます。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「本当の民主主義は(西田幾多郎)
『自由』には『責任』の概念が伴ってこそ
『平等』には『区別』の概念が伴ってこそ
『博愛』には『厳罰』の概念が伴ってこそ」
・「子供と家庭 - 美しいがキーワード
『美しく挨拶しよう 美しく歩こう 美しく話そう』」
・「学校と子供
『きれいな学校 気持ちのいい子供 頼もしい先生』」
・「社会と人間
『自分を磨く 自然と生きる 人と出会う』」
もう一つ、再掲載となりますが、八ツ塚実さんの
「現代教育直語」③を載せます。
尊敬する八ツ塚さんが亡くなられて20年以上経ちました。
ラジオ深夜便「こころの時代」のインタビューを偶然聞いて、目を開けられました。
若い教員にぜひ読んでほしい本です。
わたしの本棚には、なぜかこの本が2冊あります。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「人づくりの道標-: 草柳大蔵先生のメッセージ」 静岡県 2002年 ①
◇「人づくり百年の計委員会」提言
Ⅰ はじめに「意味ある人をつくるために」
□大衆社会の歪み
「善か悪か」 → 「損か得か」 権利意識はあるが義務意識はない
「正か邪か」 → 「楽か辛いか」 誰もがやりたい放題にやる社会
↑
「何が間違いの原因であったのか?」
◎本当の民主主義は(西田幾多郎)
「自由」には「責任」の概念が伴ってこそ
「平等」には「区別」の概念が伴ってこそ
「博愛」には「厳罰」の概念が伴ってこそ
□システムづくりを!
① みんなの子供
② みんなの人材
③ みんなの静岡県
◎起動する一点は「今できること」
家庭ではまず「挨拶」から始めたい
Ⅱ これからの人づくりに向けて
1.子供と家庭
「美しく挨拶しよう 美しく歩こう 美しく話そう」
美しいがキーワード
(1)美しく挨拶しよう
(2)美しく歩こう → テレビ漬けの生活から子供を引き離す
(3)美しく話そう
◎21世紀に向けての提案
① 子供の「体の不調」の原因を突き止める
② 自然の力を利用して子供の自然治癒力回復と向上を図る
③ 地域で父親が参加し、「子供の出番」があるイベントをつくり出す
2.学校と子供
「きれいな学校 気持ちのいい子供 頼もしい先生」
(1)きれいな学校
(2)気持ちのいい子供
(3)頼もしい先生 厳しさ優しさ夢ロマン
◎21世紀に向けての提案
① きれいな学校コンクール
② 子供たちへの「生き生き」体験機会
③ 個性ある子供を伸ばすための教育システム
④ 魅力ある専門高校
3.社会と人間
「自分を磨く 自然と生きる 人と出会う」
(1)自分を磨く
① セーフティ・ネットのための大学
② ヒューマン・ネットのための大学
(2)自然と生きる
(3)人と出会う
Ⅲ むすびの言葉
□意味ある人
①「何かができる人」
②「精神的に自立している人」
③「思いやりのある人」
☆「現代教育直語」八ツ塚実 光雲社 ③ 1998年【再掲載 2012.12】

11.子どもたちは「死の美学」を先取りしてしまった
「村葬」戦死者
どんな演出の死後の儀式を見るかで子どもの死生観が決まる
↑
昨今テレビがやってくれる
いじめ自殺報道 → 「自分もあんな扱いを受けてみたい」
∥
※ 「死の美学」の先取り
12.「人間科教材資料館」へようこそ
□人間科 = 「ひと」「もの」「こと」の三大教材群
「とき」「ところ」教材
↓
常に「いのちの尊厳」に至る
□教材効果
現物 - 実物
現地 - 実地
□アルバム仕立てに
写真,スライド,図,ビデオ,模型,標本
→ アルバム教材
14.教育の世界に「厳選素材主義」を持ち込んではならない
□「激辛教育」
- 一点集中の馬車馬教育 「激辛受験教育」
◎ 美味は甘味・酸味・苦味・辛味の全てのハーモニー
□学校をレストランに例えると
- 提供する料理は「授業」と「教室」
他のどんな仕事でも欠陥商品は必ず回収され廃棄される
↑
◎教育界は欠陥商品をはっきりと確認して廃棄しているだろうか?
こだわり
① 素材 できる子,できない子の分類 - 素材主義
② 技術 人間主義 -「何かできる子」
学校で働く者の合い言葉
「君は,君のまだ知らない自分に出会うために学校に来ているんだよ。わたしたちは、 それを助けるために待っているからね。」
15.ヤッつぁんの教育用語集
ドッと笑い(差別笑い)とアッと笑い(感動笑い)
心温と体温
指導 疑似指導行為(指導類似行為)
一人学び、仲間学び
自叱 他叱
青春酩酊 幼児少年
若者病 = サボル・スネル・グズル
まけない いけない
17.教育界の五大不思議(※一部省略します ハマコウ)
□不思議その1 自然集団と選抜集団
私学 - 選抜
~ 必ず卒業させなければならない
= 宣伝通りの成果を収めてこその私学
教育には二つの立場
① 条件を備えた子だけに手厚い教育を行う
② どんな条件の子にも全力を尽くして取り組む ← 教育的力量必要
|
◎ 公立軽視は教育論が間違っているから
□不思議その3 現場と非現場
・子どもと直接ふれあい,指導活動を行う現場
・その現場の尊い仕事をより充実させ仕事をしやすくする影の仕事
= 非現場
↑
◎ 二つに上下関係はないはず
◎ 非現場主義 = 官僚主義
□不思議その5 子ども問題・大人問題
◎子ども問題は鮮やかに大人問題
子どもは大人もやらないようなことは決してやらない
- 常に見よう見まねだから
「人づくりの道標-: 草柳大蔵先生のメッセージ」の紹介 1回目です。
草柳大蔵さんは、静岡県の「人づくり百年の計委員会」会長を務められていました。
そこでの提言等を県がまとめたものです。
静岡県のサイトで「静岡県の人づくり」と検索すると、
提言や草柳さんの「ちょっといい話」を見ることができます。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「本当の民主主義は(西田幾多郎)
『自由』には『責任』の概念が伴ってこそ
『平等』には『区別』の概念が伴ってこそ
『博愛』には『厳罰』の概念が伴ってこそ」
・「子供と家庭 - 美しいがキーワード
『美しく挨拶しよう 美しく歩こう 美しく話そう』」
・「学校と子供
『きれいな学校 気持ちのいい子供 頼もしい先生』」
・「社会と人間
『自分を磨く 自然と生きる 人と出会う』」
もう一つ、再掲載となりますが、八ツ塚実さんの
「現代教育直語」③を載せます。
尊敬する八ツ塚さんが亡くなられて20年以上経ちました。
ラジオ深夜便「こころの時代」のインタビューを偶然聞いて、目を開けられました。
若い教員にぜひ読んでほしい本です。
わたしの本棚には、なぜかこの本が2冊あります。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「人づくりの道標-: 草柳大蔵先生のメッセージ」 静岡県 2002年 ①
◇「人づくり百年の計委員会」提言
Ⅰ はじめに「意味ある人をつくるために」
□大衆社会の歪み
「善か悪か」 → 「損か得か」 権利意識はあるが義務意識はない
「正か邪か」 → 「楽か辛いか」 誰もがやりたい放題にやる社会
↑
「何が間違いの原因であったのか?」
◎本当の民主主義は(西田幾多郎)
「自由」には「責任」の概念が伴ってこそ
「平等」には「区別」の概念が伴ってこそ
「博愛」には「厳罰」の概念が伴ってこそ
□システムづくりを!
① みんなの子供
② みんなの人材
③ みんなの静岡県
◎起動する一点は「今できること」
家庭ではまず「挨拶」から始めたい
Ⅱ これからの人づくりに向けて
1.子供と家庭
「美しく挨拶しよう 美しく歩こう 美しく話そう」
美しいがキーワード
(1)美しく挨拶しよう
(2)美しく歩こう → テレビ漬けの生活から子供を引き離す
(3)美しく話そう
◎21世紀に向けての提案
① 子供の「体の不調」の原因を突き止める
② 自然の力を利用して子供の自然治癒力回復と向上を図る
③ 地域で父親が参加し、「子供の出番」があるイベントをつくり出す
2.学校と子供
「きれいな学校 気持ちのいい子供 頼もしい先生」
(1)きれいな学校
(2)気持ちのいい子供
(3)頼もしい先生 厳しさ優しさ夢ロマン
◎21世紀に向けての提案
① きれいな学校コンクール
② 子供たちへの「生き生き」体験機会
③ 個性ある子供を伸ばすための教育システム
④ 魅力ある専門高校
3.社会と人間
「自分を磨く 自然と生きる 人と出会う」
(1)自分を磨く
① セーフティ・ネットのための大学
② ヒューマン・ネットのための大学
(2)自然と生きる
(3)人と出会う
Ⅲ むすびの言葉
□意味ある人
①「何かができる人」
②「精神的に自立している人」
③「思いやりのある人」
☆「現代教育直語」八ツ塚実 光雲社 ③ 1998年【再掲載 2012.12】

11.子どもたちは「死の美学」を先取りしてしまった
「村葬」戦死者
どんな演出の死後の儀式を見るかで子どもの死生観が決まる
↑
昨今テレビがやってくれる
いじめ自殺報道 → 「自分もあんな扱いを受けてみたい」
∥
※ 「死の美学」の先取り
12.「人間科教材資料館」へようこそ
□人間科 = 「ひと」「もの」「こと」の三大教材群
「とき」「ところ」教材
↓
常に「いのちの尊厳」に至る
□教材効果
現物 - 実物
現地 - 実地
□アルバム仕立てに
写真,スライド,図,ビデオ,模型,標本
→ アルバム教材
14.教育の世界に「厳選素材主義」を持ち込んではならない
□「激辛教育」
- 一点集中の馬車馬教育 「激辛受験教育」
◎ 美味は甘味・酸味・苦味・辛味の全てのハーモニー
□学校をレストランに例えると
- 提供する料理は「授業」と「教室」
他のどんな仕事でも欠陥商品は必ず回収され廃棄される
↑
◎教育界は欠陥商品をはっきりと確認して廃棄しているだろうか?
こだわり
① 素材 できる子,できない子の分類 - 素材主義
② 技術 人間主義 -「何かできる子」
学校で働く者の合い言葉
「君は,君のまだ知らない自分に出会うために学校に来ているんだよ。わたしたちは、 それを助けるために待っているからね。」
15.ヤッつぁんの教育用語集
ドッと笑い(差別笑い)とアッと笑い(感動笑い)
心温と体温
指導 疑似指導行為(指導類似行為)
一人学び、仲間学び
自叱 他叱
青春酩酊 幼児少年
若者病 = サボル・スネル・グズル
まけない いけない
17.教育界の五大不思議(※一部省略します ハマコウ)
□不思議その1 自然集団と選抜集団
私学 - 選抜
~ 必ず卒業させなければならない
= 宣伝通りの成果を収めてこその私学
教育には二つの立場
① 条件を備えた子だけに手厚い教育を行う
② どんな条件の子にも全力を尽くして取り組む ← 教育的力量必要
|
◎ 公立軽視は教育論が間違っているから
□不思議その3 現場と非現場
・子どもと直接ふれあい,指導活動を行う現場
・その現場の尊い仕事をより充実させ仕事をしやすくする影の仕事
= 非現場
↑
◎ 二つに上下関係はないはず
◎ 非現場主義 = 官僚主義
□不思議その5 子ども問題・大人問題
◎子ども問題は鮮やかに大人問題
子どもは大人もやらないようなことは決してやらない
- 常に見よう見まねだから