キーワード「国語」④-「国語教室の活性化」 野口芳宏 明治図書 1986年(2) [読書記録 教育]
今回は、4月23日に続いて、読書ノートより
キーワード「国語」の紹介 4回目
野口芳宏さんの「国語教室の活性化」(2)です。
1986年出版、若い頃読んだ本です。
あれから30年あまり。
大きく変わったこともあれば変わらないこともあることを確認できます。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「こまめに客観的に見つめる」
- こまめに見て記録しておくことが大切になります。
・「黒板を子供にも開放する」
- 子供は黒板に書くことを喜びます。
・「(挙手を求めるときには)『わからない人?』の次に『わかる人?』
残りの子が全員あげているか確認(することが大切)」
- 「わかる人?」と最初に聞いてしまうと、皆、挙手してしまいがちですね。
・「子供の心の中に清々しい疑問を育てるのが本物の教育ではないか」
-「自問自答」できるようになることこそ教育のねらいだとよく聞きます。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆キーワード「国語」④-「国語教室の活性化」 野口芳宏 明治図書 1986年(2)
◇机間巡視
□こまめに客観的に見つめる
□ポイント
① 一人一人の発言を聞くつもりで巡視する
② 作業を見て授業プランの修正を図る
③ ノートを見ながら指名の計画を立てる
④ 個別指導のチャンスとする
⑤ メモを取りながら巡視する
◇板書
1 3つの機能
①きっかけ ②資料・材料 ③学習のまとめ
2 消されていく板書と育っていく板書
3 必要なときに必要なことを書く
4 「はりがみ」は感心しない
長所もある = 移動できる・次時に活用できる
5 黒板を子供にも開放する
机間巡視「これぞ」と思うものを板書させる
◇挙手
わからない人
→ 分かる人(残りの子が全員あげているか)
◇教師七訓
1 やっぱり教材研究の不足です
2 成果を一言で言えないようではいけない
3 技術は百発百中
4 指導案は10も20もつくれ
ただし授業になったら一切を忘れよ
5 自分の言葉を自分の耳で聞きながら話せるようになれば一人前です
6 子供の心の中に清々しい疑問を育てるのが本物の教育ではないか
7 経験は意図的に積み重ね,それに整理を加えなければ力にならない
◇活性化のポイント
・比喩表現の正しい追究
・イメージ化
・朗読の仕方のイメージ化
・大いに励ましたり褒めたりしながら進める
・ノート作業により必ず自力での反応を持たせること
・友達の答に対して□△×などの符号によって明白な評価,判定をさせること
・なるべく対立するような場面に追い込むこと
・自分の中に生じた変化を素直に認めるようにさせること
・適切な語句指導 的確な情報提供を
・小さな評価 - ノート作業
→ 教師の読みとり
キーワード「国語」の紹介 4回目
野口芳宏さんの「国語教室の活性化」(2)です。
1986年出版、若い頃読んだ本です。
あれから30年あまり。
大きく変わったこともあれば変わらないこともあることを確認できます。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「こまめに客観的に見つめる」
- こまめに見て記録しておくことが大切になります。
・「黒板を子供にも開放する」
- 子供は黒板に書くことを喜びます。
・「(挙手を求めるときには)『わからない人?』の次に『わかる人?』
残りの子が全員あげているか確認(することが大切)」
- 「わかる人?」と最初に聞いてしまうと、皆、挙手してしまいがちですね。
・「子供の心の中に清々しい疑問を育てるのが本物の教育ではないか」
-「自問自答」できるようになることこそ教育のねらいだとよく聞きます。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆キーワード「国語」④-「国語教室の活性化」 野口芳宏 明治図書 1986年(2)
◇机間巡視
□こまめに客観的に見つめる
□ポイント
① 一人一人の発言を聞くつもりで巡視する
② 作業を見て授業プランの修正を図る
③ ノートを見ながら指名の計画を立てる
④ 個別指導のチャンスとする
⑤ メモを取りながら巡視する
◇板書
1 3つの機能
①きっかけ ②資料・材料 ③学習のまとめ
2 消されていく板書と育っていく板書
3 必要なときに必要なことを書く
4 「はりがみ」は感心しない
長所もある = 移動できる・次時に活用できる
5 黒板を子供にも開放する
机間巡視「これぞ」と思うものを板書させる
◇挙手
わからない人
→ 分かる人(残りの子が全員あげているか)
◇教師七訓
1 やっぱり教材研究の不足です
2 成果を一言で言えないようではいけない
3 技術は百発百中
4 指導案は10も20もつくれ
ただし授業になったら一切を忘れよ
5 自分の言葉を自分の耳で聞きながら話せるようになれば一人前です
6 子供の心の中に清々しい疑問を育てるのが本物の教育ではないか
7 経験は意図的に積み重ね,それに整理を加えなければ力にならない
◇活性化のポイント
・比喩表現の正しい追究
・イメージ化
・朗読の仕方のイメージ化
・大いに励ましたり褒めたりしながら進める
・ノート作業により必ず自力での反応を持たせること
・友達の答に対して□△×などの符号によって明白な評価,判定をさせること
・なるべく対立するような場面に追い込むこと
・自分の中に生じた変化を素直に認めるようにさせること
・適切な語句指導 的確な情報提供を
・小さな評価 - ノート作業
→ 教師の読みとり
教育ノートから「教師」22-「先生の現象学」小浜逸郎 世織書房 1995年(3) [読書記録 教育]
今回は、4月20日に続いて、教育ノートからキーワード「教師」22回目、
小浜逸郎さんの「先生の現象学」の紹介3回目です。
出版社の案内には、
「公教育の先生はどんな属性を負い、それはどのような歴史的由来や社会的条件から規定
されたのか。『センセイ』という神話的機能を解体する本。教師のアイデンティティは
どこに求めたら良いのか。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「なぜ本来の仕事以外の校門遅刻チェックをやらなければならないか?
『センセイがそんなことまでやる必要があるのか』」
・「師範学校令 土台下に埋め立てる小石
- 国家のために犠牲になる決心 教育の僧侶」
-「教育の僧侶」?、確かにそのようにも…
・「聖職者規定をいかに現実的に無化させていくか
- 自己陶酔的な信仰にならない」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育ノートから「教師」22-「先生の現象学」小浜逸郎 世織書房 1995年(3)
◇古代型「センセイ」 小浜逸郎
□現実体制に対する否定者・反逆者
□絶対的観念に敬虔な帰依の感情
宗教的情熱
□徳の部分に価値
人間としてもっと大切なものがある
□金銭に対する軽蔑
報酬を考えない
□師弟関係の雰囲気
自ずから従う
◇古代型「センセイ」の現代への影響 小浜逸郎
□いいかげんなコピー「教師のサラリーマン化」
もともとサラリーマン
サラリーマンとしてのきちんとした責務を果たせばよい
|
サラリーマンを責任感と熱意の欠如しただらしない人種の代表みたいに言うのはサラ
リーマンに失礼
欠落点
① こういうのがエリート
② 昔の教師にもひどいのはたくさんいた
昔の子供 - 世界はこんなものだと思って騒ぎ立てる発想がなかった
↑
生活の都市化と中流化が個人主義を押し進めた
|
古代聖人を「センセイ」の模範としている
◇中世型「センセイ」の類型 小浜逸郎
□古代的規定性
~人格的理想像・倫理主体としての在り方
□中世・近世
教育は「爆発のように突然激しく勃発した」
存在規定
①民衆に対する上からの義務教育的な系列
センセイは体制側の人間
近代以前は家畜を管理する調教師の役割
|
学校に囲い込む
②下から自発的に求められた教師
自由人 俗世界の人間
日本の寺子屋も同様 書き中心(実用)読み中心(宗教)
中世 欧州では学校は施設 上下水道と同じ
市民の自由に任せる部分を増やす
③職業教育 生活教育
処世的道徳教育の場 技術伝承+行儀作法・人生観
↓
まともな大人 熱血型先生の郷愁の中に
◇中世型センセイの現代への影響 小浜逸郎
□古代「センセイ」
内面的規定 道徳性・人格性
□中・近世「センセイ」
権威の末端代行者(管理者)
実用教育本意「教育技術の法則化」
小浜逸郎さんの「先生の現象学」の紹介3回目です。
出版社の案内には、
「公教育の先生はどんな属性を負い、それはどのような歴史的由来や社会的条件から規定
されたのか。『センセイ』という神話的機能を解体する本。教師のアイデンティティは
どこに求めたら良いのか。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「なぜ本来の仕事以外の校門遅刻チェックをやらなければならないか?
『センセイがそんなことまでやる必要があるのか』」
・「師範学校令 土台下に埋め立てる小石
- 国家のために犠牲になる決心 教育の僧侶」
-「教育の僧侶」?、確かにそのようにも…
・「聖職者規定をいかに現実的に無化させていくか
- 自己陶酔的な信仰にならない」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育ノートから「教師」22-「先生の現象学」小浜逸郎 世織書房 1995年(3)
◇古代型「センセイ」 小浜逸郎
□現実体制に対する否定者・反逆者
□絶対的観念に敬虔な帰依の感情
宗教的情熱
□徳の部分に価値
人間としてもっと大切なものがある
□金銭に対する軽蔑
報酬を考えない
□師弟関係の雰囲気
自ずから従う
◇古代型「センセイ」の現代への影響 小浜逸郎
□いいかげんなコピー「教師のサラリーマン化」
もともとサラリーマン
サラリーマンとしてのきちんとした責務を果たせばよい
|
サラリーマンを責任感と熱意の欠如しただらしない人種の代表みたいに言うのはサラ
リーマンに失礼
欠落点
① こういうのがエリート
② 昔の教師にもひどいのはたくさんいた
昔の子供 - 世界はこんなものだと思って騒ぎ立てる発想がなかった
↑
生活の都市化と中流化が個人主義を押し進めた
|
古代聖人を「センセイ」の模範としている
◇中世型「センセイ」の類型 小浜逸郎
□古代的規定性
~人格的理想像・倫理主体としての在り方
□中世・近世
教育は「爆発のように突然激しく勃発した」
存在規定
①民衆に対する上からの義務教育的な系列
センセイは体制側の人間
近代以前は家畜を管理する調教師の役割
|
学校に囲い込む
②下から自発的に求められた教師
自由人 俗世界の人間
日本の寺子屋も同様 書き中心(実用)読み中心(宗教)
中世 欧州では学校は施設 上下水道と同じ
市民の自由に任せる部分を増やす
③職業教育 生活教育
処世的道徳教育の場 技術伝承+行儀作法・人生観
↓
まともな大人 熱血型先生の郷愁の中に
◇中世型センセイの現代への影響 小浜逸郎
□古代「センセイ」
内面的規定 道徳性・人格性
□中・近世「センセイ」
権威の末端代行者(管理者)
実用教育本意「教育技術の法則化」