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野口芳宏さんはこんなことを ⑧ /「愛国者は信用できるか」鈴木邦男 講談社現代新書 2006年 ①【再掲載 2016.7】 [読書記録 教育]

今回は11月 9日に続いて、わたしの要約ノートより 
「野口芳宏さんはこんなことを」の紹介8回目です。


野口さんの文章は、端的でわかりやすく大変参考になります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「遠足・旅行の持ち物小遣い等自由に → そんなことは自分で決める
『落としてもなくしても一切先生には届けないこと。一切の責任は自分にある。』」


・「教師の技術的な問題点 
 ①くどい ②かっとする ③徹底的な叱り方 → 教師は権威者としての役割を」
- その通りですね。教員は自分に問い直すことが必要ですね。わたしも。


・「叱り方のコツ  
 ①叱るときにはきちんと叱る ②叱るときにはストレートに ③叱るか場所を考える」
- 瞬時に判断して指導しなければならないことが多いのが辛いことです。
 「冷静に、冷静に」と自分に言い聞かせながら対応するのですが、反省も多々。


・「実務の能率はぐんと高め,生まれた時間を自らの質的向上に結びつける」

  
  
 


もう一つ、再掲載となりますが、鈴木邦男さんの
「愛国者は信用できるか」①を載せます。





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浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
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☆野口芳宏さんはこんなことを ⑧ 

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◇担任の理想実現

 学年主任
  「色とりどりの花を咲かせよう」



遠足・旅行の持ち物小遣い等自由に

◎ そんなことは自分で決める

   「落としてもなくしても一切先生には届けないこと。一切の責任は自分にある。」




◇叱り方(野口芳宏:教育実践家 北海道教育大)

□教師の技術的な問題点 

  ① くどい

  ② かっとする(体罰の100%はこれ)  

  ③ 徹底的な叱り方(どこかに一つ逃げ道を設けたい)


  ◎ 教師は権威者としての役割を
    


□叱り方のコツ  

  ① 叱るときにはきちんと叱る  

  ② 叱るときにはストレートに
嫌みはノー 
      内容は一つ(他ごとはノー)やった事のみ

  ③ どこで叱るか場所を考える
皆の前で叱った方がよいか,呼び出して叱った方がいいのか、やったことに
     よる
     = 冷静に考えることが必要



□叱り方
  
  ① 叱るなら気分を変えよう

  ② 短く叱ろう

  ③ 叱った後,良くなったら,それを褒めよう




◇学級経営の効率化
 
□授業を支える学級づくり(野口芳宏)

  ① 総合記録としての週案  
      1 骨格だけでよい 
      2 実践ノートとしてとらえる

  ② 学級通信は実践記録
  授業,読書感想文,自分の旅行記,エッセー,子どもの作文,時事問題

  ③ 所見(通知表の文章=ハマコウ註) 
      考え → とっさでも → 責任はある 
      文字は丁寧に

  ④ 年度末でも悠々と



  ◎ 実務の能率はぐんと高め,生まれた時間を自らの質的向上に結びつける




◇「国語教室の活性化」 野口芳宏
 
□確認型から変容型へ 

  ① 確認型から変容型へ

  ② 散歩型から旅行型へ
 


□指導計画 

  ① 原点的研究
      百科事典等で

  ② 理想技能の具体的把握 
      主題,性格心情,山場,魅力 → ノートに

  ③ 子供の抵抗と限界の把握

  ④ 指導方法の創造的開発
 


□伝記  

 ◎ 実在した人物の生き方や考え方に触れることにより,読む人の人生観をより高いレ
  ベルに引き上げていく。 

  → 自己実現
・年表
・私にとっての○○  感想文
 


□展開  

  1 変える・動かす 指導案

  2 切る・捨てる

  3 絞る・まとめる

  4 眺める・見つめる 
      ノート作業・期間巡視 - 板書を眺める
ゆとりを持つ

  5 あるがままを楽しむ
 


□活性化のポイント
・比喩表現の正しい追究

  ・イメージ化

  ・朗読の仕方のイメージ化

  ・大いに励ましたり褒めたりしながら進める

  ・ノート作業により必ず自力での反応を持たせること

  ・友達の答に対して○△×などの符号によって明白な評価,判定をさせること

  ・なるべく対立するような場面に追い込むこと

  ・自分の中に生じた変化を素直に認めるようにさせること

  ・適切な語句指導 的確な情報提供を

  ・小さな評価-ノート作業 → 教師の読みとり













☆「愛国者は信用できるか」鈴木邦男 講談社現代新書 2006年 ①【再掲載 2016.7】

<出版社の案内>
愛国者は偉いか? 愛国者は信用できるか!? 三島由紀夫が『愛国心は嫌いだ』といった意味
は何だったのか? そして意外にも女帝賛成論だったという事実! 新右翼の大物が書き下ろ
す全く新しい天皇制と国家論!
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◇愛国者は嫌いだと三島由紀夫は言った

  愛国心 - 官製のいやな言葉  
        自己愛と国家愛のみ


  我々はとにかく日本に恋している  
    西郷「敬天愛国」



◇誰のものか

  愛郷心と愛国心の戦争 
    西南戦争で天皇のカリスマ化を計った

  

 「下からの愛国心」と「上からの愛国心」
   玄洋社 … 頭山満 
          民権と愛国「皇室を裁いて民権運動をやる」

    インドのビバリ・ボースをかくまい孫文を助けた

    天皇制の輸出はせず

 
 「国際主義こそが進歩的」の時代


  文化大革命へのコンプレックス  → 愛国心の暴走をどう止めるか
  赤軍派 塩見孝也  日本赤軍・赤軍派・連合赤軍

    愛国心の争奪戦 
     - しかし、平和主義も民主主義も愛国心の暴走を止められない



◇愛国と憂国

  サミュエル・ジョンソンの有名な言葉
   清水幾多郎「愛国心」 

    サミュエル・ジョンソン
     「愛国心はならず者の最後の避難所である」


  自己愛があるから国家への愛がある 
    愛国心は曖昧・自己申告制


  三島は憂国の上に自決した  
    憂国と反日は紙一重


  「腹腹時計と狼」にこめられた憂い
   三島の「こだま」が<狼グループになって出てきた>


  「愛国心」のもつ危険性
   愛国は現状維持的で憂国は変革的


   西郷の憂国 1970三島自決 1977経団連事件


   愛国は一見平和的だが暴発すれば国民全体を巻き込む → <戦争へ> 



◇愛国者の条件

  憲法改正問題と国旗国歌の法制化
  小林節(慶大)
      国民に対し「この国を愛せ」というのはおこがましい

 
  戦う僧兵と化した 
  
    = 生長の家・谷口宗春 1930~ 早大中退・元大本教
   
    生長の家 ~ インテリ宗教・宗教のデパート



◇天皇制と愛国心
  
  国民の天皇への崇拝の上


  国旗と国歌斉唱
    團伊玖磨 「五つの君が代」


  参加者の絶対量を達成した

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