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「すごい本Index」日経BP 2011年 ① /「子ども観の戦後史」野本三吉 現代書館 2003年 ①【再掲載 2019.2】 [読書記録 一般]

今回は、日経BPの
「すごい本Index」1回目を紹介します。



出版社の案内には、


「ビジネスから教養、マネーまで69テーマ、540冊を徹底紹介。 今日の仕事に役に立つ。10
 年後の人生に変化をもたらす―。 それぞれの現場で活躍するプロフェッショナルが、
 自らの経験から選んだ『すごい本』。 仕事に効くビジネススキルや知らないと恥ずか
 しい仕事の知識から、話題が広がる教養、不況を乗り切るためのマネー知識まで、69
 テーマを幅広く特集。 本選びに失敗したくないあなたのための、『本を選ぶための名
 著カタログ』です。 今、読むべき本が必ず見つかります。」


とあります。

-本選びに失敗したくないあなたのための、『本を選ぶための名著カタログ』です。

まさにその通りです。
10年前、これを読みたいと思った本の題名を太字にしていたこのファイル。
実際に読んだのは、そのうちのほんの少し。
10年経っても変化をそう感じないのは刺激不足のためでしょうか。

新旧とりそろえて紹介されています(今となっては『旧々』ですが)。


10年経った今、また日経BPさんで新版を出してくれないでしょうか。





もう一つ、再掲載となりますが、野本三吉さんの
「子ども観の戦後史」①を載せます。
米国教育使節の報告書に
「民主主義的教育は生徒の個人差を認識すること。個人の可能力の発達に力点を置くこと。
 及び社会的な集団に気持ちよく効果的に参加することを究極の目的とすること等によっ
 て特色付けられる」
とあったということですが、よい文章だと感じます。
それを生かすのも生かさないのも日本人によるのですね。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「すごい本Index」日経BP 2011年 ①

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◇ビジネス スキル

◎思考

「プロ弁護士の思考術」      矢部正秋   PHP新書

「頭がよくなる図解思考の技術」  永田豊志   中経出版



◎自己啓発 水野俊哉

「日本でいちばん大切にしたい会社」坂本光司   あさ出版

「7つの習慣」          S.コヴィー キングベア出版

「運命の波にのる魔法のクセ」   はづき虹映  きこ出版 



◎コミュニケーション 本間正人

「コミュニケーション100の法則」伊藤守    デイスカヴァー・トゥエンティワン 

「コーチングバイブル」      ローラ・ウィットワース他 東洋経済新報社

「こころの情報学」 西垣通    ちくま新書

「新人賞の獲り方教えます」    久美沙織   徳間文庫



◎交渉・説得  大串亜由美

「赤めだか」  立川談春   扶桑社

「経営の哲学」          P.F.ドラッガー ダイヤモンド社

「デキる人は喋りが凄い」     日本語力向上会議 角川oneテーマ21



◎マナー 鉤(まがり)仲秀

「絆が生まれる瞬間」       高野登 かんき出版

「さすがと言わせる図解ビジネスマナー」 高橋書店

「カバンはハンカチの上に置きなさい」川田修   ダイヤモンド社



◎リーダーシップ 小倉広

「人を動かす」          D.カーネギー 創元社

「リーダーシップ・チャレンジ」         海と月社

「働く幸せ」           大山泰弘   WAVE出版



◎マーケティング

「戦略プロフェッショナル」    三枝匠    日経ビジネス文庫

「人生を成功させるための80対20革命」 リチャード・コッチ ダイヤモンド社

「仕事は楽しいかね?」 デイル・ドーテン きこ書房



◎経済 高木勝

「いまこそケインズとシュンペーターに学べ」 吉川洋    ダイヤモンド社



◎金融 塚田裕昭

「現代の金融入門」 池尾和人   ちくま新書



◎新興国 徳久日出一

「チャイナ・アズ・ナンバー1」  関志雄    東洋経済新報社

「立ち上がれ日本人」       M.モハマド 新潮新書



◎英語 黒田龍太郎

「辞書から始める英語学習」    関山健治 小学館

「Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル」 アルク

「英語の発音ルールブック」 手島忠    日本放送出版協会

「間違いだらけの言語論」            駿河台出版社



◎法律 元榮太一郎

「法令遵守が日本を滅ぼす」    郷原信郎   新潮新書

「得する法律Q&A60」 プレジデント社



◎農業

「農業の基本価値」        大内力    創森社

「国民のための百姓学」      宇根豊    家の光協会

「農業起業の仕組み」 神山安雄   日本実業出版社



◎雇用

「体験者が教えるリストラ対応マニュアル」 堀田寛之 すばる舎



◎その他

「自由に生きるとはどういうことか」橋本努    ちくま新書

「経済は損得で理解しろ」     飯田泰之   エンターブレイン



◎哲学・思想 

「それでも人生にイエスという」  V.E.フランクル 春秋社

「人間的あまりに人間的」     F.ニーチェ ちくま文芸文庫



◎写真

「全東洋街道」          藤原新也   集英社文庫

「たのしい写真」         ホンマタカシ 平凡社



◎地図

「地図を楽しもう」        山岡光治   岩波ジュニア新書

「知って楽しい地図の話」     田代博    新日本出版社

「地図で歩く古代から現代まで」  堀淳一    JTB

「地名の社会学」         今尾恵介   角川選書

「地図大達人」          清水靖夫   集英社 












☆「子ども観の戦後史」野本三吉 現代書館 2003年 ①【再掲載 2019.2】
 
<出版社の案内>
敗戦以来、日本人の「児童観」はどのように変化したか、子どもを把えた戦後の書籍を通
し、子どもを取りまく社会現象の変化の中での子どもを見る眼、子ども自身の生活の変遷
を追ってみた。社会構造の変化を通した人間関係の変遷の中での子どもの変容をみる。

[編集担当者より]
当たり前のことですが、人間は一人では生きられない。社会的関係性の中で生きている訳
ですが、その人間関係が「消費の関係」即ち、「金を払って所有する」という資本主義の
論理の中に貫徹されている現代、人間が生を全うするためには、新たな人間関係が生み出
されなければならない。その一つの試みが本書です。読みごたえがあります。(菊)
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◇現代思想史の課題と視点

□「戦後児童思想史」 

 1947 「児童福祉法」「教育基本法」「学校教育法」

     日本教職員組合

 1951 「児童憲章」

 1994 「子どもの権利条約」批准


□子どもにとって大切なもの 

 ◎「経験」「出会い」 - 大人が奪ってきた




◇「原爆」と「戦争孤児」

 長田新 「原爆の子-広島の少年少女の訴え」(岩波文庫)

 永井隆  「この子を残して」(サンパウロ出版)

 ◎ おそるべきは盆栽教育屋である

 


◇世代継承の原型

 どんな苦難にも耐えて生き抜いていく力

 映画「長崎の鐘」1950 

   「この子を残して」1983 

 
 永井隆氏長女「娘よ,ここが長崎です」(筒井芽乃 くもん出版 1985)

 


◇浮浪児の栄光

 児童文学者 佐野美津男「子ども学」(農山漁村文化協会 1980)


 3月10日東京大空襲が原体験
「青い象」「大酋長ジェロニモ」「浮浪児の栄光」


 ◎ 体験を原体験として育てていく必要がある

→ 以後の生活は研磨作業(体験が原石)


 ◎ 体験はあくまで原体験 

   ~ 育てる必要性




◇混血児の母

 高崎節子「混血児」(磯部書房 1952)


混血児の三大基地
   座間,横須賀,横浜


 1945.8.26 「特殊慰安婦施設協会」(RAA)

国の政策としての売春政策 = 生け贄の子羊


 養護施設 聖母愛児園
  エリザベスサンダーホーム 150名 沢田美喜

エリザベス・サンダース(女性) 170$の寄付


 ◎沢田美喜と聖母信仰 
   沢田美喜 岩崎久弥(三菱財閥本家)長女 

外交官沢田廉三と結婚 沢田美喜記念館
 



◇教育基本法の思想

□1947年3月31日公布「教育基本法」

 田中耕太郎 
  - 教育者は創造者であり被教育者は素材である

素材としての子供たちを育て上げることにより理想社会は実現する


 米国教育使節
1 軍国主義と超国家主義を除去する

2 民主社会の原理や概念を鼓吹し,そのような原理に基づいた教育制度を確立する

  3 近代の専門的に卓越した要求水準に従って,日本人の能力と要望の枠内で,学校
   制度の再建や拡張をする

  4 教育官吏および責任の地方分権化



 報告書
◎「民主主義的教育は生徒の個人差を認識すること。個人の可能力の発達に力点を置くこ
  と。及び社会的な集団に気持ちよく効果的に参加することを究極の目的とすること等
  によって特色付けられる」



□長田新 

「教育基本法」教育立国

 ◎ 自分で考え,自分で決定して自分で実行する

◎「自己選択」「自己決定」「自己責任」



教育基本法 - 未来への夢と希望と期待


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