SSブログ

キーワード 読書について⑳-「子どもを本好きにするブックリスト」深澤五郎 明治図書 1991年(2) /「日本のアジールを訪ねて」筒井功 河出書房新社 2016年 前半【再掲載 2018.7】 [読書記録 教育]

今回は、3月21日に続いて、キーワード「読書について」の紹介20回目、
深澤五郎さんの「子どもを本好きにするブックリスト」2回目の紹介です。



出版社の案内には、


「前半は理論編として教室ですぐに使える・すぐに役立つブックリスト、ブッ
クリストの有効な使い方について述べ、後半は、学年別基本的推薦図書、授
業別ブックリストを掲載。」


とあります。


30年前の読書案内ですが、
今で時代でも通じるものがあるように感じます。



もう一つ、再掲載になりますが、
筒井功さんの「日本のアジールを訪ねて」前半を載せます。


昨日、ザザシティ浜松西館で行われていた、
第10回ハイスクールジオラマグランプリを見に行きました。
各地の高校が参加し、30点近くの応募がありました。
表彰式を見なかったのですが、
どのチームがグランプリに輝いたのか気になります。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg






<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

<第10回 ハイスクールジオラマグランプリの様子>
IMG_1670.jpegIMG_1668.jpeg



☆キーワード 読書について⑳-「子どもを本好きにするブックリスト」深澤五郎 明治図書 1991年(2)

2.jpg

◇国語の授業分析批評
  
□指導手引き
 愛の花たば 江口あけみ他  岩波書店(中~)

日曜日の朝         三保みずえ   理論社(中~) 

よだかの星         宮沢賢治    岩波書店(中~)

松谷みよ子全集6              講談社(中~)

片耳の大鹿         椋鳩十全集2  ポプラ社
 
友田多喜雄   

□一人称視点
ルドルフとイッパイアッテナ  斉藤洋    講談社(中~)

わたし            谷川俊太郎  福音館書店(低~)

 おしゃべりなたまごやき    寺村輝夫    福音館書店(低~)

いえでぼうや         灰谷健次郎   理論社(低~) 
 


□手引き 
 山が近い日          間所ひさ子   理論社(中~)

光多が生まれたとき      友田多喜雄   講談社(中~)

母よ誰が         渋谷清祝・吉田定一 金の星社(高)

つばめの教室       桑島玄二・櫻本富雄 理論社(高)

俳句をつくろう        藤井國彦  さ・え・ら(中~)

漫画で学習覚えておきたい俳句100 小林浩之介あかね書房

漫画で学習ゆかいな川柳    西山健太郎   あかね書房
 


□戦争の本  
 トビウオの坊やはびょうきです いぬいとみこ  金の星社(1)

えんぴつびな         長崎源之助   金の星社(1)

おこりじぞう         山田勇子    新日本出版社(2)

みことつばめのおはか    今西祐行    偕成社(2)

あおよかえってこい      早乙女勝元   童心社(3)

風が吹くとき         レイモンド・ブリッグス 篠崎書林(3)

ガラスのうさぎ        高木敏子    金の星社(4)

ひろしまのピカ        丸木俊     小峰書店(4)

はだしのゲン         中沢啓治    汐文社(5)

パパママバイバイ       早乙女勝元   草土文化(5)

望郷             和田登     くもん出版(5)

娘よここが長崎です      筒井芽乃    くもん出版(5)

ぼくもわたしも梅の花     日児文研協   草土文化(6)

 

□詩の授業に A詩集 B言葉遊び C詩の作り方解説
A てつがくのライオン      工藤直子    理論社(高)     

A のはらうたⅠ・Ⅱ・Ⅲ     工藤直子    童話屋(全)

A 山芋             さがわ・みちお 百合出版(高)

B ことばあそびうた       谷川俊太郎   福音館書店(全)

A わらべうた          谷川俊太郎   福音館書店(全)

A 詩のランドセル1~6年     吉田瑞穂    らくだ出版(全) 

 B ことわざ絵本         五味太郎    岩崎書店(高)

A 鈴の鳴る道          星野富弘    偕成社(高)

 A 動物のうた          室生犀星    大日本図書(中・高)    

 A ぼくは12歳         岡真史     筑摩書房(高) 

A ぼくらの詩集小さな目             あかね書房

A 海べの少年期         吉田瑞穂    理論社(高)

 A 草野心平詩集 世界の詩36  田村隆一    弥生書房(中・高) 

B はるなつあきふゆ       矢川澄子    理論社

A 一年一組せんせいあのね    鹿島一夫
 







☆「日本のアジールを訪ねて」筒井功 河出書房新社 2016年 前半【再掲載 2018.7】

[出版社の案内]
国家の統治が及ばなかった「聖域」アジール。近代以降の漂泊民、被差別民、
乞食たちが拠り所としたそれら洞窟などの実際の場所を、克明な取材に基づ
き描く民俗紀行ノンフィクション。

1.jpg

◇サンカとハンセン病者がいた谷間

1 栃木県・高原山の麓 
「仏沢」 
     小屋「ワラホウデン」
  山番をする代わりに居住を認められた
       - 山火事の抑止


2 箕とささらをつくって暮らす
ミ と サラサ  
      作る(男) 
      行商(女)注文取り


3 昭和6年の夏のにぎわい 
天幕(古い衣類をほぐして縫い合わせたもの)


4 茨城県那珂郡嶐郷村鷲子(とりのこ)
寝る場所「セブリ」


5「ゴウシュウさんが死にました」 
カッテボウ(カッタイ病 - ハンセン病)


6 いとこの誕生
 初めて学校教育  
       S22卒 → 高等科


7 被差別民の間の縁組み
 「ミナオシ」 
      - 箕を直す人  非定住の被差別民
    「カーボ」
      - 皮革系の被差別民



◇土窟から上る煙

1 福島県・浜通北部のテンバ
福島県原町市石神


2 二宮尊徳と柳田国男
    石神の「土窟」にテンバがいた


3「テンバはね、今も来ますよ」 
横穴墓


4 南相馬の箕作り職人
部内での結婚
     ~ 「あの人たちは自分とは筋が違う」


5「この縁談は断ってほしい」 
「ミーナオシ」
   「ミーツクリ」


6 横穴墓に「定住」した人々
いわき市「千五穴」


7 ニコライ・ネフスキーの手紙



◇大都市脇の乞食村

1 大阪・天王寺のミカン山
 ミカン山
      大正時代半ば過ぎまで日本最大規模の乞食達の集住地
大テント下に10~18人が寝起き
  「乞食は技巧ではない。ただ土下座である」


2「ともにゆく」人 清水精一
 清水精一「大地に生きる」


3 親分と娘
 もとのミカン山
     ~ いま大病院 
300人の乞食  
    親分「チャン」  身分的には「野非人」


4 清水師の結婚


5 乞食村を出て
 大正8年(1919)までミカン山で生活(足かけ3年)
  |
    乞食狩りから「労働する人間」になる決心
    ↓
   「拾い屋」
    昭和5(1930)年兵庫県武庫郡のとある山林
   確保 → 開拓 → 農地   
      1万坪「同朋園」


6 大阪にはほかにもいくつかあった
宮本常一「山に生きる人びと」でミカン山の乞食村に言及
ミカン山
    - 筵でここった小屋の大集落
    - サンカの部落
※あやまりもある


7 ミカン山の沿革
 大阪の非人 「垣外」-垣内

nice!(149)  コメント(4) 
共通テーマ:学校

「家庭楽習でわが子は変わる」杉渕鐵良 学研 2004年 ② / 山本夏彦さんはこんなことを⑦-「昭和恋々」山本夏彦・久世光彦 清流出版 1998年 ①【再掲載 2018.3】 [読書記録 教育]

第10回ハイスクール国際ジオラマグランプリ(HiD2023)本日まで
場所は浜松駅近くのザザシティ浜松西館1F 特設会場。
本日26日(日)が最終日(10:00~16:00)。
高校生の熱意あふれる作品ばかり。お時間があればぜひ!
わたしも本日見に行く予定です。

主催者の案内は次の通りです。

「子どもたちへの『ものづくり』伝承を目的に浜松ジオラマファクトリーを運
 営するNPO法人はままつ未来会議(理事長 内山淳平)が主催するコンテス
 ト。全国の高校生が部活動などを通じてチームで作り上げたジオラマ(情景
 模型)作品の展示と作品に関わる情熱をプレゼンで競い合いプロ審査員と会
 場来場者の投票でグランプリが決まる国内最大規模の大会。今大会は一次予
 選を通過した19校28チームが出場する。」

1.jpg


今回は、3月22日に続いて、杉渕鐵良さんの
「家庭楽習でわが子は変わる」紹介の2回目です。


出版社の紹介には

「著者がはじめた『10マス計算』は、学力の高い子から低い子まで誰にでも
 取り組めます。量が少なく、短時間でできます。システムが確立している
 ので着実に上達し、それが本人にも実感できます。分析力がつくので、す
 べての教科の学習能力が飛躍的に向上します。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「算数の文章題は、問題文の音読から。読めない字にルビを振らせて3回続
けて音読させるところから」


・「悲惨にならない筆算のポイントは位取りと筆算を唱和すること」


・「苦手と得意を子どもに書かせて自分をとらえる」


・「説明と唱和で算数大好きノートづくり」



もう一つ、再掲載になりますが、
「山本夏彦さんはこんなことを」⑦を載せます。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「家庭楽習でわが子は変わる」杉渕鐵良 学研 2004年 ②

1.jpg

◇文章大好き算数
問題文の音読から
    → 3回続けて音読から 
※ 読めない字にルビを振らせる

  1つずつ確認
式も確認

復唱(教師に)

  ポイント
    ① 声を出して問題文を読む
② わからない字にルビを振る
③ 言葉の意味を調べる
④ 唱和 - 解き方を唱和する



◇子どもを算数好きにする鐵人マジック
  悲惨にならない筆算 
ポイントは位取り
唱和する(筆算)

  参加する算数(たし算・ひき算の文章題づくり) 

九九の学習 応用
穴あき九九 逆かけ算(わり算)
ツリーツリーで分解 九九の答え

  <苦手と得意> 子どもに書かせる
① 苦手なところ
② 得意なところ

  分数の教え方
ポイント
     ① 唱和(声を出しながらノート)
② 変えたところは色を変えて書く
③ 右側にポイントを書く

  説明力を付けよう 

算数好きになるノートの書き方
説明 + 唱和 = 算数好きノート








☆山本夏彦さんはこんなことを⑦-「昭和恋々」山本夏彦・久世光彦 清流出版 1998年 ①【再掲載 2018.3】

[出版社の案内]
原っぱや露地では、べーごまやめんこ、あやとりや、ままごとで遊ぶ子どもた
ちの声が響き、家には夕餉の支度で忙しい割烹着姿の母親がいた…。名だたる
名文家二人のエッセイと90余点の写真で、いま鮮やかに甦る、昭和あのころ。

1.jpg


◇昭和恋々
  秋瑾(しゅうきん) 中国女闘士

  <秋風秋雨 人を愁殺す>
   優しい風や柔らかな雨は必ずしも人の心を和ませない。むしろ気が付
   かない内に穏やかに人を殺してしまう。

 ◎ 恵まれすぎて安逸を貪るのに慣れいつか馬鹿になっていく不思議な平
   和への痛烈な一句。


◇下宿屋
  下級な宿屋
    - 戦前まで客膳を出した

  石川啄木    
    同郷の友・金田一京助の下宿に
客があると客膳をとり金田一に払わせた
   啄木
     - 嘘つき 27に死ぬまで嘘
 |
    金田一が結婚しても新居に来ては借金


◇髪床  
  戦前
   … 顔だけ当たる客があった 
  逆ぞり
   = 掘る
昭和に入り理髪店
 

◇駄菓子屋
戦前の面影 
   - 店番はおばあさんばかり 
  一葉の「たけくらべ」
 

◇蕎麦屋
蕎麦と寿司は屋台から出発
 客はしゃがんで食べた
神田連雀(現・淡路)町
   「藪」 やぶの総本家
飲食店に行列するのは以前は恥だった
    並ぶくらいなら他の店に行く
神田須田町 
   「まつや」
  

◇高島屋
東京にくまなく「高島屋十銭ストア」
昭和8年
    日本橋高島屋 冷暖房完備
商科大(一橋)一年生が夏休みだけ臨時店員に

男は買い物が嫌い
    2階以上に上がるくらいなら買わない
  → 1階に男物
米国OTIS製エレベーター 
    昭和8年のまま
便所 
    一坪あってゆったり


◇汁粉屋 「竹むら」
戦前汁粉屋 
    浅草「梅園」 
    銀座「若松」 
    銀座「十二ヶ月」
   神田須田町 「まつや」裏に「竹むら」
nice!(153)  コメント(4) 
共通テーマ:学校