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キーワード 読書について34-「昔話の森」野村純一 大修館書店 1998年 (3) /「小学校 授業の知恵 教科話題事典」栗岩英雄・石川秀也・北俊夫 ぎょうせい 1999年 ①【再掲載 2018.12】 [読書記録 一般]

今回は、6月7日に続いて、キーワード「読書について」の紹介34回目、
野村純一さんの「昔話の森」3回目の紹介です。



出版社の案内には、


「桃太郎の原型である山中の異童子、天竺・震旦・本朝にわたる伝承である鼠
 の嫁入り、本来は幸せを招く行事だった百物語。"はなし"はどのようにして
 生まれ、どう語り継がれてきたのか。昔話の起源を探る。」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「昔話は常民の文芸である。伝えるのは村落共同体の『無償の行為』」


・「昔話はテキストが見えないからこそ厳しい自己抑制力と自律性が必要」


・「昔話は、語り手と聴き手が両者の共有するテキストを相互に確認し,保証
し合う『群れの文芸』である」


・「ヒャクモノガタリは弔われぬ霊への供養の為の催しであり、幸福をもたら
す意外な結末となることがある。『百物語』は幸福を招くのだろうか」



もう一つ、再掲載になりますが、
栗岩英雄さん、石川秀也さん、北俊夫さんによる
「小学校 授業の知恵 教科話題事典」①を載せます。
読んでいると、わたしはどうしてか楽しい気分になってしまいます。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

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 山田卓司さんのすばらしい作品を 
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☆キーワード 読書について34-「昔話の森」野村純一 大修館書店 1998年 (3)

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◇鼠の嫁入り 
「沙石集」とインドの「パンチャタントラ」
能登節
      ~ 道場の説談・説教
          野上猛雄師著名(広島)
  佐々木カネ女史(1915~津具村)

   大きな伝承圏
     村松武雄が指摘(大正4年)「循環形式」

   北方の類話
     アイヌ

   さまざまな「鼠の嫁入り」
     特性 = 循環形式

   「パンチャタントラ」から中国の民間故事へ

   語り手と聞き手が確認し合う文芸
◎昔話は常民の文芸である 
       - 伝えるのは村落共同体の「無償の行為」
楽しみの一つ
素朴な信仰
      → 見えないテキスト 厳しい自己抑制力・自律性

   昔話を語る
      語り手と聴き手が両者の共有するテキストを相互に確認し,保証
     し合う
      = 群れの文芸

佐渡の「島うさぎ」の素性
「田螺と狐」
  話が改変される時
 

◇老犬「ズルダンじいさん」グリムの行方
   グリム童話「狐と馬」の受容
語り手の特性 
- 牛と狐の仲 
          福井雪江女史 広島県随一
話を聞きたくてよく手伝った

   説教と寺の役割
 

◇あべこべ話と大法螺話
ノミとシラミの物語の正体
  「早物語」を起源として
 

◇百物語の位置
息を吹きかける幽霊 
     寄合話 
     ふうと息を吹く → 雪女

   鴎外の「百物語」おとぎ

   弔われぬ霊への供養の為の催し
     ヒャクモノガタリ

   幸福をもたらす意外な結末
「百物語」は幸福を招く

   予祝儀礼としての「百物語」
 


◇野村純一
1935年 東京生
岩倉高校 → 國學院大學 → 國學院大学教授

   文学博士(口承文芸専攻)
著書「昔話伝承の研究」(1984 同朋社出版)
「日本の世間話」 (1995 東京書籍)









☆「小学校 授業の知恵 教科話題事典」栗岩英雄・石川秀也・北俊夫 ぎょうせい 1999年 ①【再掲載 2018.12

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<国語>-1
 
◇「倶楽部」

□外来語など漢字で書き表したあて字いろいろ
あて字 
    ① 読みと漢字の両方を生かすもの 
       寿司・歌舞伎・登録 
② 読みだけ 
       驢馬・基督・珈琲・合羽・瓦斯
③ 意味だけ 
       麦酒・燐寸・莫大小(メリヤス)・酒精(アルコール)

□国名 
  亜細亜
  印度
  伊太利亜
  加奈陀
  独逸
  比律賓
  濠太剌利
  白耳義
  西班牙


◇数と生活語

□関心を高める 
  「いちじく にんじん さんしょうに しいたけ ごんぼに むかご 
   ななくさ やまいも くねんぼ とおがらし」
  「一人きな 二人きな 見ていきな 寄っていきな いつ来ても 
   むずかし 七薬師 ここのよで 十よ」
  「かわいくば 二つ叱って 三つ褒め 五つ数えて 良(四)き 
   人(一)とせよ」

□月古名
睦月  睦つる月 
        むつる = 親しみ,なつく
如月  「気 更に来る」 
        衣更着
弥生  全ての草木がいやが上にも生い立つ「いやおい」

  卯月  卯は十二支の四番目 
        「うつぎ」は生け垣の木に多い 
         茎が中空で空木 卯木
   白い「卯の花」
皐月 「早苗月」「早月」
水無月 田仕事がひとまず終わり雨の少ない酷暑の頃
文月  不明 
        初秋 涼風 
        灯火の下机に向かう月か?
葉月  中秋 
        木の葉散る「葉落月」
        雁の初渡来 → 「初来月」
長月  夜が長くなる「夜長月」から
神無月 八百万神が出雲に集まり留守になる 
        出雲は「神在月」
霜月  霜の降りる頃 
       「霜降月」の略
師走  年の終わり 
        物事を「し果つる月」

 (別称も)
 1月 早緑月  
  2月 雪消月  
  3月 桜月  
  4月 花残月
  5月 田草月  
  6月 常夏月  
  7月 七夕月 
  8月 紅染月
9月 寝覚月 
  10月 初霜月 
  11月 雪待月 
  12月 春待月 


◇天気俚諺
「夕日が曇れば明日は雨」     
  「夕焼けなれば明日は晴れ」
  「月に暈がかかれば雨の前兆」   
  「夕焼けは晴れ 朝焼けは雨」
「朝曇りは晴れ 夕曇りは雨」
「西の風は日暮れまで」
  「星が瞬くと日中風が強くなる」
  「鐘の音がはっきり聞こえれば雨になる」
 →  「こんにちは」 
       こんにちは,良いお天気ですね
「こんばんは」
       こんばんは,もうおやすみですか

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