キーワード 読書について37-「インタビュー日本の出版社」 小林二郎 小学館 1998年 (2) /「動的平衡」福岡伸一 木楽舎 2009年 ⑤ 【再掲載 2012.9】 [読書記録 一般]
今回は、6月21日に続いて小林二郎さんの
「インタビュー日本の出版社」の紹介 2回目です。
出版社の紹介には
「ベストセラーやロングセラーはどう作られたのか?あらゆる分野の出版物版
元・取次の会長・社長を流通業界のベテランが直接インタビュー。独創的
刊行物で知られる出版社50余社の知られざる内幕を聞く。」
とあります。
本日紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「小峰書店と『赤い鳥文学賞』『新美南吉賞』『子供と本の出会いの会』」
・「サンマーク出版 訪問販売・情報・教育の三事業」
・「主婦の友社は大正5年から。グループの多角化」
もう一つ、再掲載になりますが、福岡伸一さんの
「動的平衡」⑤を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆キーワード 読書について37-「インタビュー日本の出版社」 小林二郎 小学館 1998年 (2)
◇研究社
明治40年~
小酒井貞一郎社長 平7~
英語出版
唐獅子マーク
◇幻冬社
平成5年~
見城徹社長 平8~
角川を退社して
◇講談社
明治42年~
服部敏幸社長 平5~
慕われる出版界のまとめ役
欧米の書店は雑誌を扱わない
編集のおごり
◇光文社
昭和20年~
小林武彦社長 平4~
少年雑誌
カッパブックス
◇小峰書店
昭和21年~
小峰紀雄社長 平6~
児童・学習
「赤い鳥文学賞」
「新美南吉賞」
「子供と本の出会いの会」
大人の側に責任
◇コロナ社
昭和2年~
牛来辰巳社長 平8~
理工系
専門書になじまぬ大量販売システム
少部数を数年かけて売る
検定教科書も
◇サンマーク出版
昭和46年~
木世川恵一社長 平9~
家庭教育・ビジネス書
訪問販売・情報・教育の三事業
はじめは「教育研究社」
◇主婦の友社
大正5年~
石川康彦社長 平5~
実用生活
グループ多角化
◇春陽堂書店
明治11年~
和田欣之介社長 平6~
文芸出版
文芸書
春陽文庫
◇裳華房 (しょうかぼう)
明治28年~ 創業享保年間から
吉野達治社長 平3~
科学専門書
科学専門
農業書 → 自然科学専門書
☆「動的平衡」福岡伸一 木楽舎 2009年 ⑤ 【再掲載 2012.9】
◇第5章 生命は時計仕掛けか? ES細胞の不思議 (2)
ストレプマイシン 結核菌退治
トーマス・マン「魔の山」
サナトリウムが舞台
イタチごっこの始まり
進化
… 病原菌が進化して抗生物質に滅ぼされまいとしている
耐性菌は細胞分裂して増殖するだけではなく近くにいる細菌とDNA
のやりとりを始める (耐性のDNAを分けてやる)
→ ◎多剤耐性菌がゾロゾロ
メチリシン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が代表
バンコマイシン耐性菌(VRE)
「ろか性病原体」の発見
19世紀 ロシア人ディミトリ・イワノフスキー
→ 細菌より小さい病原体
タバコモザイク病
0.5~5マイクロメートルをすり抜ける
小さすぎて見えないけれど「ろ過性病原体ウィルス」
自己複製能力がもつ「物質」
30~50ナノクロメートル
ウイルス
① 非細胞性 タンパク質と核酸からなる
② ウイルスはDNAかRNAどちらか一方の核酸
③ 他は2nで指数関数的に増殖 ウイルスは一段階
④ 単独では増殖できない 多細胞に寄生したときのみ増殖
「ウイルスは生物と無生物の間」 どちらとも言える
まったく個体差が
- しかし、自己複製能力
宿土の細胞内で増殖
種を超えるウィルス
ウィルス対抗策
- ワクチン
無毒化したウィルス(の一部)を事前に体内に注射し、抗体を
用意させ、体内に侵入されてもすぐに反撃できるようにしてお
く
インフルエンザウィルス
生存戦略は大胆で巧妙-鍵をつくりかえる「鍵師」
- コートを着替える
インフルエンザウィルスは増殖するスピードがとても速いので、
増殖するたび少しずつ鍵やコートの形を変える。近くにそれを試
すための新しい宿土が頼多く存在することが好都合
- 近代畜産、都市文明はウィルスに好都合
細菌
→ 抗生物質
抗生物質はウィルスには効かない
細菌とウィルスとでは増殖の仕組みも感染の機構もまったく
違う
しかし、ウィルスに対する新しい薬
鍵穴ブロック 偽の鍵穴で罠
ウィルスが宿土の細胞から飛び出すのを邪魔(=タミフル)
謎の病原体
狂牛病(BSE)
もとは羊のスクレイピー病
→ 牛 ヒト
スポンジ脳症
英国研究官 DRウィルソン 1930年代~1950年代 スクレイピー病
スクレイピー病の病原体
30分煮沸、2か月間凍結しても死なない
様々な薬品に強い抵抗
宿主に免疫反応起こらない(=ワクチンをつくれない)
= 細菌でもウィルスでもない「プリオン」
未知の非定常的ウィルスと推測
「スローウィルス」と呼ばれた
英国放射線学者 ティクバー・アルバー
スクレイピー病のサイズ
最小ウィルスの1/1000程度と推測
核酸をもたない
→ 英国 数学者 グリフィス(ベッドフォード大学)
「伝達性スポンジ脳症を引き起こす原因はもともと宿主の体内におり、
通常はこれが進行しないように抑制されている。病原体はその抑制
を解いて発症させるように働くタンパク質ではないか?」
異常型プリオンタンパク質は足跡?
プリオン
スタンリー・プルシナー博士が命名 1982.1.19
= 細菌でもウィルスでもない病原体
プルシナー
伝達性スポンジ脳症の動物脳に特有のタンパク質を発見
先達の研究成果を集約し、それを「プリオン」と名付けた
正常型と異常型
プルシナーはノーベル医学賞生物学賞 1997
「インタビュー日本の出版社」の紹介 2回目です。
出版社の紹介には
「ベストセラーやロングセラーはどう作られたのか?あらゆる分野の出版物版
元・取次の会長・社長を流通業界のベテランが直接インタビュー。独創的
刊行物で知られる出版社50余社の知られざる内幕を聞く。」
とあります。
本日紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「小峰書店と『赤い鳥文学賞』『新美南吉賞』『子供と本の出会いの会』」
・「サンマーク出版 訪問販売・情報・教育の三事業」
・「主婦の友社は大正5年から。グループの多角化」
もう一つ、再掲載になりますが、福岡伸一さんの
「動的平衡」⑤を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆キーワード 読書について37-「インタビュー日本の出版社」 小林二郎 小学館 1998年 (2)
◇研究社
明治40年~
小酒井貞一郎社長 平7~
英語出版
唐獅子マーク
◇幻冬社
平成5年~
見城徹社長 平8~
角川を退社して
◇講談社
明治42年~
服部敏幸社長 平5~
慕われる出版界のまとめ役
欧米の書店は雑誌を扱わない
編集のおごり
◇光文社
昭和20年~
小林武彦社長 平4~
少年雑誌
カッパブックス
◇小峰書店
昭和21年~
小峰紀雄社長 平6~
児童・学習
「赤い鳥文学賞」
「新美南吉賞」
「子供と本の出会いの会」
大人の側に責任
◇コロナ社
昭和2年~
牛来辰巳社長 平8~
理工系
専門書になじまぬ大量販売システム
少部数を数年かけて売る
検定教科書も
◇サンマーク出版
昭和46年~
木世川恵一社長 平9~
家庭教育・ビジネス書
訪問販売・情報・教育の三事業
はじめは「教育研究社」
◇主婦の友社
大正5年~
石川康彦社長 平5~
実用生活
グループ多角化
◇春陽堂書店
明治11年~
和田欣之介社長 平6~
文芸出版
文芸書
春陽文庫
◇裳華房 (しょうかぼう)
明治28年~ 創業享保年間から
吉野達治社長 平3~
科学専門書
科学専門
農業書 → 自然科学専門書
☆「動的平衡」福岡伸一 木楽舎 2009年 ⑤ 【再掲載 2012.9】
◇第5章 生命は時計仕掛けか? ES細胞の不思議 (2)
ストレプマイシン 結核菌退治
トーマス・マン「魔の山」
サナトリウムが舞台
イタチごっこの始まり
進化
… 病原菌が進化して抗生物質に滅ぼされまいとしている
耐性菌は細胞分裂して増殖するだけではなく近くにいる細菌とDNA
のやりとりを始める (耐性のDNAを分けてやる)
→ ◎多剤耐性菌がゾロゾロ
メチリシン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が代表
バンコマイシン耐性菌(VRE)
「ろか性病原体」の発見
19世紀 ロシア人ディミトリ・イワノフスキー
→ 細菌より小さい病原体
タバコモザイク病
0.5~5マイクロメートルをすり抜ける
小さすぎて見えないけれど「ろ過性病原体ウィルス」
自己複製能力がもつ「物質」
30~50ナノクロメートル
ウイルス
① 非細胞性 タンパク質と核酸からなる
② ウイルスはDNAかRNAどちらか一方の核酸
③ 他は2nで指数関数的に増殖 ウイルスは一段階
④ 単独では増殖できない 多細胞に寄生したときのみ増殖
「ウイルスは生物と無生物の間」 どちらとも言える
まったく個体差が
- しかし、自己複製能力
宿土の細胞内で増殖
種を超えるウィルス
ウィルス対抗策
- ワクチン
無毒化したウィルス(の一部)を事前に体内に注射し、抗体を
用意させ、体内に侵入されてもすぐに反撃できるようにしてお
く
インフルエンザウィルス
生存戦略は大胆で巧妙-鍵をつくりかえる「鍵師」
- コートを着替える
インフルエンザウィルスは増殖するスピードがとても速いので、
増殖するたび少しずつ鍵やコートの形を変える。近くにそれを試
すための新しい宿土が頼多く存在することが好都合
- 近代畜産、都市文明はウィルスに好都合
細菌
→ 抗生物質
抗生物質はウィルスには効かない
細菌とウィルスとでは増殖の仕組みも感染の機構もまったく
違う
しかし、ウィルスに対する新しい薬
鍵穴ブロック 偽の鍵穴で罠
ウィルスが宿土の細胞から飛び出すのを邪魔(=タミフル)
謎の病原体
狂牛病(BSE)
もとは羊のスクレイピー病
→ 牛 ヒト
スポンジ脳症
英国研究官 DRウィルソン 1930年代~1950年代 スクレイピー病
スクレイピー病の病原体
30分煮沸、2か月間凍結しても死なない
様々な薬品に強い抵抗
宿主に免疫反応起こらない(=ワクチンをつくれない)
= 細菌でもウィルスでもない「プリオン」
未知の非定常的ウィルスと推測
「スローウィルス」と呼ばれた
英国放射線学者 ティクバー・アルバー
スクレイピー病のサイズ
最小ウィルスの1/1000程度と推測
核酸をもたない
→ 英国 数学者 グリフィス(ベッドフォード大学)
「伝達性スポンジ脳症を引き起こす原因はもともと宿主の体内におり、
通常はこれが進行しないように抑制されている。病原体はその抑制
を解いて発症させるように働くタンパク質ではないか?」
異常型プリオンタンパク質は足跡?
プリオン
スタンリー・プルシナー博士が命名 1982.1.19
= 細菌でもウィルスでもない病原体
プルシナー
伝達性スポンジ脳症の動物脳に特有のタンパク質を発見
先達の研究成果を集約し、それを「プリオン」と名付けた
正常型と異常型
プルシナーはノーベル医学賞生物学賞 1997