「発達障害サポートマニュアル」榊原洋一 上原芳枝 PHP 2011年 ③ /「旅の民俗学」宮本常一 河出書房新社 2006年 ③(最終)【再掲載 2012.7】 [読書記録 教育]
今回は、6月13日に続いて、榊原洋一さん、上原芳枝さんの
「発達障害サポートマニュアル」3回目の紹介です。
出版社の紹介には
「意外なことですが、『しかる・ほめる・慣れさせる』という方法では、発達
障害の子どもの場合、効果は期待できないのです。では、親も子も先生も楽
になるような、気になる子の育て方とは。発達障害をかかえる子どもに対し
て、実際にどのように対処するのが最善なのか。具体的な例とともに、いま
すぐできる接し方を詳細に解説
内容例【幼稚園・保育園】朝、園に入るのを嫌がる/いちばん前に並びたが
る/人のものを取ってしまう/ものを壊す/お片付けができない/視線が宙
に浮く……【学校生活】文字が読めない/計算ができない/音楽の授業が苦
手/離籍や飛び出しをする/全体に向けての話を聞けない/体に触れられる
と怒る……【家庭生活】お出かけすると問題が起こる一方的に興味があるこ
とを話す/こだわりが強い/衣服への固執、無頓着/時間を守れない/宿題
ができない…… 幼稚園・保育園・小学校の教育関係者、医療従事者、家族
の方々必携の一冊。」
とあります。
本日紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「小学校より園の方が刺激が多い」
・「思考の柔軟性の欠如、感覚の混乱・情報処理の困難、多動性、友達の楽し
さ、プランニング・記憶の問題」
・「作戦会議」
もう一つ、再掲載になりますが、宮本常一さんの対談集
「旅の民俗学」③を載せます。
昨日の自治会草刈りは8時から9時30分まで行われました。
晴天に恵まれましたが、汗をかき朝からヨレヨレになりましたが、
共助の大切さを感じました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「発達障害サポートマニュアル」榊原洋一 上原芳枝 PHP 2011年 ③
◇幼稚園・保育園でのサポート実例(1)
小学校より園の方が刺激が多い
園の問題児が小学校でも問題児とは限らない
就学に向けての支援とは何か
ケース1 朝、園に入るのを嫌がる
事情① 思考の柔軟性の欠如
→ サポート① 事前に伝える
事情② 感覚の混乱・情報処理の困難
→ サポート② 段階を踏む
ケース2 園ではテンションが上がる
事情① 多動性
→ サポート①
静かな場所で調節してから場、人、もの
周囲がテンション調整
ケース3 朝の一連のお支度ができない
事情① 感覚の混乱・情報処理の困難
→ サポートのロッカーを遮られるところで
5歳~作戦
① 本人に特性を自己認知させる
「ざわざわしたところでしたくはできない」
② 具体的なハードル設定
「どさっと置いてあとからもいいかも」
③ 協力することを伝え…??
事情② 友達の楽しさ
→ サポート②刺激が入らないように
5歳~作戦
① 本人に特性を自己認知させる
「みんなが遊んでいるとやりたくなるよね」
② 具体的にどうするか子どもの状態にあったハードルを
設置する
③ 協力することを伝えモチベーションを上げる
「○○くんが支度を忘れてたら、○○くーんと合図
してあげるからやってみようか 」
事情③ プランニング・記憶の問題
→ サポート③文字、イラストではる手順表
作戦
①「こういうのがあると、○○ちゃんは順番を忘れなくて
いいんだよね」
②「でもお姉ちゃんになったから、少し小さいのでいいか
もね」
③「今度先生がもう少し小さいカードを作るからロッカー
の中にはっておこう」
ケース④ 着替えをしない
事情① 思考の柔軟性の欠如
→ サポート① 事前通告文字盤にくだものマーク
作戦会議
①「これまでやっていたことをすぐやめて着がえるのは大変
そうですね」
②「スタートがそろわなくても次の時間に間に合えばセーフ
だからね」
③「先生が何も言わなくても自分でそうやってできそうなら
やってみよう」
事情② 感覚の混乱・情報処理の困難
→ サポート② 全員がいなくなってから
事情③ 多動性
→ サポート③ 別の場所で
事情④ 感覚の混乱
→ サポート④ 安定して
事情⑤ プランニング
→ サポート⑤ ぬぐ → 着る
順番を絵や写真で
☆「旅の民俗学」宮本常一 河出書房新社 2006年 ③(最終)【再掲載 2012.7】
[出版社の案内]
旅する巨人・宮本常一の旅に関するきわめつけ対談集。
テーマは、日本人の起源、旅と伝説、道の文化史、海と日本人、漁村と港町、
観光資源など。メンバーは、丸谷才一ほか。
◇旅と伝説に魅せられて 松谷みよ子(1921~ 作家)
秋田の山村に行き続ける伝承
岩の上で稲植える姫君
◇松永伍一(1930~詩人)
史実と違う菅原道真像
祟り神として
~ 学問の神(江戸時代)
平家落人伝説の謎
「北里軍記」の御先祖捜し
◎ 伝説の中にどのくらい事実が潜んでいるか?
中世以降は事実に近い
作られたヒーロー
佐倉宗五郎
秀吉を矮小化する民衆の知恵
◇高野聖と平家部落 杉本苑子(1925~作家)
平家部落は幻集団
◎ 全国に100~300の平家部落
落人伝説の由来は?
◎ 真宗地帯に平家部落はなし
戦死者を弔い歩く僧
祟りを平家に託す
「源氏部落」のない理由
山奥に田を開く習俗
◇道の文化史 中西睦(1929~交通学者)
上りと下りの交通体系
南部牛が描く広域流通
荘園経済で問屋が誕生
損得のない民衆の社会
草戸千軒遺跡
「日本くらい民衆の中で平等が発達した国はなかった」
◇新志摩風土記
鳥羽の日和山
日和見山
青峰山の海難絵馬
はしりがねの島
◇漁村と港町
海と山
「山あて」-山岳信仰
泊 - 遠浅 港
~ 古い時代の日本の船は平底
津 - 水深の深い港
- 沖にとめた船
末子相続・家船・女の地位
一本釣りと末子相続
漁業と商業
漁民の生活感覚と行動力
泉佐野
機屋に失敗すると打瀬あみの漁師に
商業と漁業の関係は紙一重
漁民と土地
漁民の移動
西日本から東日本へ
大阪湾から西へ
◎ 鎖国がなければもう少し自由奔放だった
◇海と日本人 山崎朋子(1932~)
鎖国以前
鎖国の後遺症
◎ 以前は気軽に南の島々に
◎ 海は危険だなんて尻込みしている日本人はいなかった
赤いコメと海の道
オリザ=サティバ=ジャポニカ
オリザ=サティバ=インディカ 赤くて長いコメ
海流の役割
◎ 島国根性とは何か
◇貴重な観光資源を保護する態度 荒垣秀雄(1902~1989)
憂うべき現状
新緑と紅葉の消失
花の名所・吉野の謎
地元の人の地元知らず
画一化
自然美を再創造せよ
◇宮本常一
1907年生 1981年没
天王寺師範学校卒業
小学校教諭
→ アチック・ミューゼアム
武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事、日本観光文化研究所
「発達障害サポートマニュアル」3回目の紹介です。
出版社の紹介には
「意外なことですが、『しかる・ほめる・慣れさせる』という方法では、発達
障害の子どもの場合、効果は期待できないのです。では、親も子も先生も楽
になるような、気になる子の育て方とは。発達障害をかかえる子どもに対し
て、実際にどのように対処するのが最善なのか。具体的な例とともに、いま
すぐできる接し方を詳細に解説
内容例【幼稚園・保育園】朝、園に入るのを嫌がる/いちばん前に並びたが
る/人のものを取ってしまう/ものを壊す/お片付けができない/視線が宙
に浮く……【学校生活】文字が読めない/計算ができない/音楽の授業が苦
手/離籍や飛び出しをする/全体に向けての話を聞けない/体に触れられる
と怒る……【家庭生活】お出かけすると問題が起こる一方的に興味があるこ
とを話す/こだわりが強い/衣服への固執、無頓着/時間を守れない/宿題
ができない…… 幼稚園・保育園・小学校の教育関係者、医療従事者、家族
の方々必携の一冊。」
とあります。
本日紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「小学校より園の方が刺激が多い」
・「思考の柔軟性の欠如、感覚の混乱・情報処理の困難、多動性、友達の楽し
さ、プランニング・記憶の問題」
・「作戦会議」
もう一つ、再掲載になりますが、宮本常一さんの対談集
「旅の民俗学」③を載せます。
昨日の自治会草刈りは8時から9時30分まで行われました。
晴天に恵まれましたが、汗をかき朝からヨレヨレになりましたが、
共助の大切さを感じました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「発達障害サポートマニュアル」榊原洋一 上原芳枝 PHP 2011年 ③
◇幼稚園・保育園でのサポート実例(1)
小学校より園の方が刺激が多い
園の問題児が小学校でも問題児とは限らない
就学に向けての支援とは何か
ケース1 朝、園に入るのを嫌がる
事情① 思考の柔軟性の欠如
→ サポート① 事前に伝える
事情② 感覚の混乱・情報処理の困難
→ サポート② 段階を踏む
ケース2 園ではテンションが上がる
事情① 多動性
→ サポート①
静かな場所で調節してから場、人、もの
周囲がテンション調整
ケース3 朝の一連のお支度ができない
事情① 感覚の混乱・情報処理の困難
→ サポートのロッカーを遮られるところで
5歳~作戦
① 本人に特性を自己認知させる
「ざわざわしたところでしたくはできない」
② 具体的なハードル設定
「どさっと置いてあとからもいいかも」
③ 協力することを伝え…??
事情② 友達の楽しさ
→ サポート②刺激が入らないように
5歳~作戦
① 本人に特性を自己認知させる
「みんなが遊んでいるとやりたくなるよね」
② 具体的にどうするか子どもの状態にあったハードルを
設置する
③ 協力することを伝えモチベーションを上げる
「○○くんが支度を忘れてたら、○○くーんと合図
してあげるからやってみようか 」
事情③ プランニング・記憶の問題
→ サポート③文字、イラストではる手順表
作戦
①「こういうのがあると、○○ちゃんは順番を忘れなくて
いいんだよね」
②「でもお姉ちゃんになったから、少し小さいのでいいか
もね」
③「今度先生がもう少し小さいカードを作るからロッカー
の中にはっておこう」
ケース④ 着替えをしない
事情① 思考の柔軟性の欠如
→ サポート① 事前通告文字盤にくだものマーク
作戦会議
①「これまでやっていたことをすぐやめて着がえるのは大変
そうですね」
②「スタートがそろわなくても次の時間に間に合えばセーフ
だからね」
③「先生が何も言わなくても自分でそうやってできそうなら
やってみよう」
事情② 感覚の混乱・情報処理の困難
→ サポート② 全員がいなくなってから
事情③ 多動性
→ サポート③ 別の場所で
事情④ 感覚の混乱
→ サポート④ 安定して
事情⑤ プランニング
→ サポート⑤ ぬぐ → 着る
順番を絵や写真で
☆「旅の民俗学」宮本常一 河出書房新社 2006年 ③(最終)【再掲載 2012.7】
[出版社の案内]
旅する巨人・宮本常一の旅に関するきわめつけ対談集。
テーマは、日本人の起源、旅と伝説、道の文化史、海と日本人、漁村と港町、
観光資源など。メンバーは、丸谷才一ほか。
◇旅と伝説に魅せられて 松谷みよ子(1921~ 作家)
秋田の山村に行き続ける伝承
岩の上で稲植える姫君
◇松永伍一(1930~詩人)
史実と違う菅原道真像
祟り神として
~ 学問の神(江戸時代)
平家落人伝説の謎
「北里軍記」の御先祖捜し
◎ 伝説の中にどのくらい事実が潜んでいるか?
中世以降は事実に近い
作られたヒーロー
佐倉宗五郎
秀吉を矮小化する民衆の知恵
◇高野聖と平家部落 杉本苑子(1925~作家)
平家部落は幻集団
◎ 全国に100~300の平家部落
落人伝説の由来は?
◎ 真宗地帯に平家部落はなし
戦死者を弔い歩く僧
祟りを平家に託す
「源氏部落」のない理由
山奥に田を開く習俗
◇道の文化史 中西睦(1929~交通学者)
上りと下りの交通体系
南部牛が描く広域流通
荘園経済で問屋が誕生
損得のない民衆の社会
草戸千軒遺跡
「日本くらい民衆の中で平等が発達した国はなかった」
◇新志摩風土記
鳥羽の日和山
日和見山
青峰山の海難絵馬
はしりがねの島
◇漁村と港町
海と山
「山あて」-山岳信仰
泊 - 遠浅 港
~ 古い時代の日本の船は平底
津 - 水深の深い港
- 沖にとめた船
末子相続・家船・女の地位
一本釣りと末子相続
漁業と商業
漁民の生活感覚と行動力
泉佐野
機屋に失敗すると打瀬あみの漁師に
商業と漁業の関係は紙一重
漁民と土地
漁民の移動
西日本から東日本へ
大阪湾から西へ
◎ 鎖国がなければもう少し自由奔放だった
◇海と日本人 山崎朋子(1932~)
鎖国以前
鎖国の後遺症
◎ 以前は気軽に南の島々に
◎ 海は危険だなんて尻込みしている日本人はいなかった
赤いコメと海の道
オリザ=サティバ=ジャポニカ
オリザ=サティバ=インディカ 赤くて長いコメ
海流の役割
◎ 島国根性とは何か
◇貴重な観光資源を保護する態度 荒垣秀雄(1902~1989)
憂うべき現状
新緑と紅葉の消失
花の名所・吉野の謎
地元の人の地元知らず
画一化
自然美を再創造せよ
◇宮本常一
1907年生 1981年没
天王寺師範学校卒業
小学校教諭
→ アチック・ミューゼアム
武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事、日本観光文化研究所