SSブログ

「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴 ポプラ社 2016年 ② /「安岡章太郎15の対話」新潮社 1997年 ②【再掲載 2015.2】 [読書記録 教育]

今回は、11月29日に続いて、大場美鈴さんの
「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の
  毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」の紹介 2回目です。



出版社の紹介には


「子育ては『コツ』と『工夫』でラクになる! 発達障害&グレーゾーン
 の3兄妹を育てる著者が、子どもへの接し方の基本や、学校・園生活
 の工夫、学習サポートなどについて解説する。『声かけ変換表』等をダ
 ウンロードできる。」

 
とあります。


ここに記したのは、要約の文字だけなので、分かりづらい…。
実際に本を読むとよく分かるものと思われます。
育児のヒントになる本だと感じました。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「言っても言っても分からない場合は、『視覚支援』『見える化』で分
  かるようにする」


・「できない、取り組めない場合は、お手本を見せて一緒にやる。目の
前で繰り返しやってみせることでイメージを付けてあげることも有
  効」


・「支度が遅い場合には、『したくカード』をつくり見える化を図るこ
とで…」


・「できる限りリスクを減らすのに役立つ講談社の『こども安全図鑑』」




もう一つ、再掲載になりますが、
「安岡章太郎15の対話」②を載せます。




☆「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴 ポプラ社 2016年 ②


1.jpg

◇伝わる方法の基本編
16 言っても言っても分からない 
   → 「視覚支援」「見える化」で分かる


17 一日中小言を言っている気がする
   → 「紙に書く」で聞く耳がもてる
お説教は手紙にする
・ 「○○すれば□□できる」 
       肯定形
    ・ 合理的で納得のいく説明やメリット・デメリットを明確に
     する
    ・ 穏やかで優しく身近で分かりやすい言葉
    ・ イラストや図、ユーモアのある表現を取り入れる
    ・ 具体的な「行動」や「セリフ」で例を示す
    ・ 共感的な立場に立つ       


18 頑張っているのにできない 
   → 「ものの工夫」で苦手を補う


19 それでもできない、取り組めない
   → お手本を見せて一緒にやる
イメージを付けてあげる 
    ~ 目の前で繰り返しやってみせる
     「プロンプト」療育技法 


20 日常生活でつまずきが多い
   → 「ポイント手帳」で頑張れる
   ADHDに有効「トークン・エコノミー」


21 同じ失敗を繰り返す
   → フィードバックで経験値が高まる
     記憶の手がかりを与え、「気付かせる」「思い出させる」  


22 褒めているのに自信が付かない
   → 「できた日記」で自信が付く
   できた日記



◇家の中の工夫編
23 支度が遅い 
   → 朝の修羅場は「したくカード」で


24 体温調節が苦手 
   → 朝の「お天気チェック」で心の準備

 
25 好き嫌いが激しい 
   → 食事は楽しく、好きなものを


26 手づかみ 食べ歩き 
   → 手づかみ 食べ歩きは合理的


27 食事中にこぼす汚す 
   → 「OKカード」で対処を考える
   OKカード
        表に失敗例 - 裏に対処法


28 朝食 
   → 「個食」はOK 「孤食」はNO


29 夕食
   → 取り分けと分食で同じメニューに


30 おやつ
   → おやつは体験の宝庫
     造る・買う・教える・人と分ける


31 給食で食べられないものがある 
   → 感覚の過敏性を伝える


32 食物アレルギー
   → 食事療法・療育は頑張りすぎない 


33 トイレがうまくできない
   → 「トイレの仕方」を貼っておく


34 片付けられない 
   → 片付けられない子は発想力豊か


35 誰のものか分からない 
   → イメージカラーを決める


36 いつもぐちゃぐちゃ
   → ものの名前ラベルで


37 大事なものが見つからない 
   → 専用BOXでひとまとめに  透明


38 探すうちに違うことを始める 
   → よくなくす物には紐を付ける 


39 風呂嫌い
   → 楽しくできる風呂遊び6選
タオル風船 背中に文字 ほくろ探し 数数え等々


40 寝ない赤ちゃんとのサバイバル
   → なるべく一緒に休む


41 最低限の生活習慣が身に付かない
   → 「子どものお仕事リスト」を作る



◇おでかけの工夫
42 子連れの買い物が辛い
   → 買う気がないなら連れて行かない


43 何でもほしがる
   → 本当にほしいのは「お母さん」


44 外食が楽しめない 
   → ストレスにならない外食にする


45 病院で騒いでしまう 
   → 病院は医者選びのポイント


46 ○○でしなくなる
   → 子ども用ケータイで大丈夫


47 ホテルについてもすぐ帰りたがる
   → しおりを作って安心させる


48 人混みできょろきょろする 
   → 「父ちゃんの背中を見て歩くよ」具体的声掛け


49 とにかく危なっかしい 
   → できる限りリスクを減らす
  ◎「こども安全図鑑」講談社








☆「安岡章太郎15の対話」新潮社 1997年 ②【再掲載 2015.2】

1.jpg

◇井筒俊生
「思想の芸術」
    1914年~1993年 東京生 
    言語学・イスラム学第一人者 
  アラビア 
    文語(思想文学)と口語(生活)
- 日本 明治の言文一致
  イラン 
    インテリだけのヨーロッパ文明 対立
- 植民地政策  
  森有礼が国語を英語にしろと言ったのに馬場辰猪が英文で反対 
   → 根拠
      ◎しゃべる階級としゃべらない階級に二分されてしまう


◇池田満寿夫 1934~1997
アメリカ人のアイデンティティ
日本人のアイデンティティと皮膚感覚


◇ドナルド・キーン 1922年~
  コロンビア大学
    近松研究
  エンペラーの定義 
    植民地があるとエンペラー
    植民地がないとキング
昭和になってからの伝統 
    捕虜になってはいけない
  - 「もう俺は日本人じゃなくなった」
 アッツ島 二千人戦死 半分は自決
日本兵の日記に感動する
  目頭が熱くなる
   米水軍兵 手紙検閲 
      くだらない手紙ばかり 
       = 食べ物がまずい・待遇が悪い等
  「自分が鬼になった」
↑↓
「普段想像もできない親切な行為も」
    = 人間は極端から極端へ走る
 非常に優しくなるし,極端に憎んだ人を今度は極端に愛す
     ることもあり得る
悲惨の極は伝わらない
  東京五輪で大変革が始まった
   「独創と模倣」を超える順応性
  ◎ 物の均一が日本の特徴
     しかし,順序は違う 
          = みんなが均一である面とみんなが変わってい
           る面
     ◎ 日本人の順応性
島国の危機意識
  ミシマは唯一の世界的著名人
  日本語は崩れ去ったのか
コメ文化の底流にあるもの 
     コメは信仰の対象
nice!(125)  コメント(0) 
共通テーマ:学校