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「セルフラーニング どの子にも学力がつく」平井雷太 新曜社 2005年 ③ [読書記録 教育]

「塾に来なくても大丈夫な子を育てることを目的(としている)」






今回は、10月20日に続いて、平井雷太さんの
「セルフラーニング どの子にも学力がつく」3回目の紹介です。



自分で自分を鍛える、自学自習の在り方が示されている。



出版社の案内には、

「著者はプリント教材によって、子どもがすすんで学び、学力がつくユニークな『セルフ
 ラーニング』(らくだ学習法)の教室を主宰しています。現在までに学んだ生徒数はお
 よそ3000人、全国で50近い教室ができています。そのノウハウを説いた小社『セルフ
 ラーニング』は初版から15年ロングセラーとなってきましたが、このたび待望の新版
 が完成しました。子どもの自発性や学力低下論争、教育改革への提言を盛り込み、装丁
 を一新。気鋭の社会学者宮台真司氏の強力な推薦をいただきました。著者による『らく
 だ学習法』(実業之日本社・筑紫哲也氏推薦)と合わせて、ぜひお願いいたします。」

とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「年齢制限を一切取り外し,学びたい人は年齢と無関係にだれでも受け入れる形」


・「年齢による月謝格差を取り外した」


・「『本人がこの塾で勉強したい』と言わない限り入塾を受け付けない」







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☆「セルフラーニング どの子にも学力がつく」平井雷太 新曜社 2005年 ③

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◇「すぺーすらくだ」の学習システム

1「自分から進んで学ぶ」ためのシステムへ

□「学ぶ意欲」がなぜなくなるか?


□「すぺーすらくだ」教材開発研究所 
         1984.1(もとは さえら塾 1979.2)
 ・ 年齢制限を一切取り外し,学びたい人は年齢と無関係にだれでも受け入れる形

   ・ 教室に週一回来ても2,3,4回来ても月謝は同じ3000円(当時)

   ・ 年齢による月謝格差を取り外した
          
   ・ 教室で30分いても何時間いても額は変わらない


□年齢制限・学年の枠を取り払う
・ 原則4歳以上 
     「そのひとがやりたいときにやり,やめたいと思ったらやめられるシステム」

   ・ 一つだけ条件
     「本人がこの塾で勉強したい」と言わない限り入塾を受け付けない

   ・ 大人もOK





2 来なくてもよい塾へ

□週に何回行っても月謝は同じ

 教室に何回来ても月謝は同じ5000円(当時 年齢格差なし)



原則としては週一回 
   ◎塾に来なくても大丈夫な子を育てることを目的
(とりあえず週一回 どうしても無理なら本人と相談して2~4回)





3 レッテルを貼られない空間へ
    
□塾でないスペースを

「この教室はこんな子どもたちが通う教室だ」というレッテルを貼られないようにする


  目的は一本 = 「自分から進んで学習する子どもを育てる」


 「学習」だけが目的

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教育ノートから「教師」64-「教師の仕事を愛する人に」佐藤博之 高文研 2000年 (1) [読書記録 教育]

今回は、10月22日に続いて、わたしの教育ノートから、
キーワード「教師」の紹介、64回目です。

佐藤博之さんの
「教師の仕事を愛する人に」1回目の紹介です。


出版社の案内には、


「子どもは変わった。でも本質は変わっていない。子どもの見方から学級づくり、授業、
 教師の生き方まで、涙と笑い、絶妙の語り口で伝える自信回復のための実践的教師論。」


とあります。



大部以前の本で、今では決して通じないところもありますが、
参考になるところも多い本です。




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☆教育ノートから「教師」64-「教師の仕事を愛する人に」佐藤博之 高文研 2000年 (1)
 
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◇今の子供をどう見るか

□良い方 

 ① 音楽的センス

② メカに強い

③ 知的に高い




□子供の本質は変わらない

① 愛情に心を開く 「まずうんとかわいがること」

ⅰ 帰校時毎日子供を一列に並べ

「抱っこ」

「振り回し」 → 毎日やると指示に従うようになる

「高い高い」


ⅱ「ムギュウ」の時間 抱擁タイム



② 子供は食べることが大好きだ

「餓鬼」 → 子供に食べさせる

ⅰ 奥さんに対する感謝の言葉

ⅱ 後かたづけは自分たちで



  お金はかかるが決して損はしない



 ③ 子供たちは遊びが命だ



 ④ だれもが「学びたい」と思っている

ツッパリ - 免許

   ↓

子供の肯定的側面や変わらない本質に働きかける




 





◇子供と心を通わせる実践の切り口

□子供を愛し一緒のものを食べる

① 愛情を注ぐ 
    「教室から職員室までのデート」

3つのデートコース 
        「最短」「普通」「最長」



  腕を組み,デートする(ポケットに飴)

 
 ② 食べる実践


③ 遊ぶ実践
     子供たちを裸足にして自分も裸足で校庭へ

危険物を拾ってから → おにごっこ




□一緒に遊ぶ実践

「ジャンケン」声かけ

「人生楽しいかい」




□子供たちの長所を最大限に生かす

授業に絶望している子への働きかけ

得意分野を




□子供に語りかける

「かわいそうな象」読み聞かせ

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