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「寅さんの列車旅」天夢人 山と渓谷社 2018年 /「三日でわかる古典文学」 大橋敦夫・西山秀人 ダイヤモンド社 2000年 ④ 【再掲載 2015.4】 [読書記録 一般]

今回は、天夢人さんの
「寅さんの列車旅」を紹介します。



出版社の案内には、

「今や廃止されてしまった地方のローカル線や蒸気機関車、夜汽車など昭和の
鉄道シーンが『男はつらいよ』には数多く残されています。そこで本書では
 テツ流の映画の楽しみ方を提案します。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
      
・「寅さんは福をもたらす『まれびと』。旅をしているときは真面目だが、家
では甘え羽目を外す。放浪のヤクザが異境から現れて福をもたらす『まれ
びと』=無縁の徒、清涼な孤独になっている」


・「寅さんの漂白の心得『かぜに聞いてみるのよ』。普通の暮らしに憧れる寅
さん」


・「一人一人は弱い人間が互いに助け合って生きてゆこうとする人たちが暮
らす社会寅さんのふれあい術」


・「昭和のにおい、- 丹前、襦袢、カーディガン」



もう一つ、再掲載になりますが、大橋敦夫さん、西山秀人さんの
「3日でわかる古典文学」④を載せます。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆「寅さんの列車旅」天夢人 山と渓谷社 2018年

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◇日本人が愛した寅さん 川本三郎
  古い昔の良さが残る町 
    新下町
 
  ノスタルジーを希求した映画
  一種の幻想
      - ファンタジーを楽しむ、昔を懐かしむ
  ノスタルジー  ←→ 失われた近過去(日本のみ)

  新しさと懐かしさが共存
  卓袱台(箱膳にある序列がない) 
      個人、庶民、ノスタルジー

  福をもたらす「まれびと」
    寅 
      テキヤ(香具師)  
      旅をしているときは真面目 ←→ 家では甘え羽目を外す
      情けにも厚い                
「渡世人」
      ◎ 放浪のヤクザが異境から現れて福をもたらす「まれびと」に
       なっている
        = 無縁の徒、清涼な孤独   

  渥美清
   「お遍路が 一列に行く 虹の中」
世捨て人の思い、無欲、括淡として放浪の旅


◇寅さんの人生論  岡村直樹(旅行作家)
  寅さんの恋愛指南
  惚れられても身を引く恋愛哲学

  寅さんの漂白の心得
  「かぜに聞いてみるのよ」
  普通の暮らしに憧れる寅さん
 
  寅さんの酒席の嗜み
  飲むほどに気が大きくなる
 「胃袋が驚くよ、それじゃ」
 
  寅さんの学問のススメ
  東大入試となったインテリ論
  「寅さんみたいになっちゃうよ」
     - 反私利私欲

  寅さんの青春論
  満男の「青春」を後押し
     - 「青年、行け!」

  寅さんの処世術
  エリートの生き方を変えるひと言
 寅さんの性格の秘密
◎ 一人一人は弱い人間が互いに助け合って生きてゆこうとする人
      達が暮らす社会寅さんのふれあい術
 
  昭和のキーワード
    ① たばこ 
    ② 風呂 
    ③ テレビ 
    ④ 電話 
    ⑤ 電気冷蔵庫と電気釜  


◇寅さんの足跡を辿るたび 南正時
  備中高梁と蒸気機関車

  寿覚寺・蓮台寺

  別所温泉

  伊予の小京都と寅さん

  寅さんのいる町
  柴又駅 帝釈天参道


◇寅さんから学ぶ昭和 南正時
  昭和の暮らし
  衣装と小物
  昭和のにおい  
     - 丹前、襦袢、カーディガン

  住処と旅館
  商人宿

  寅さんのキーワード
    ① SKD 
    ② 日本手ぬぐい 
    ③ 香具師 
    ④ トイレ 
    ⑤ まとい 


◇寅さんの乗った昭和の鉄道
  鉄道旅  
    切っても切れない列車旅


◇男はつらいよ 
  全48作品 81時間24分


◇寅さんデータファイル








☆「三日でわかる古典文学」 大橋敦夫・西山秀人 ダイヤモンド社 2000年 ④ 【再掲載 2015.4】

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◇古今和歌集
和歌は男と女が愛を伝えるラブレター
   日本の宮廷詩は和歌
     → パブリックな和歌集
 和歌は女を口説くためのラブレター
指示 醍醐天皇 延喜年間 905?908?~913?

  「四季の部」と「恋の部」が大きな柱

全20巻 
    万葉集と同じ

  仮名序・真名序の編集前記・後記  紀貫之

  平安時代から日本人は春と秋が好き
   カレンダーなしでは詩が詠めない
    梅から桜へ歌われる花も変化
    月・白菊・紅葉を謡った秋のベスト3
    夏はホトトギスと藤の花,冬は雪

  微妙な言葉遣いが相手のハートをしっかり掴む
  恋の始まりから終わりまでが見える
    「会者定離」の仏教思想

「道」になりアカデミズムになった和歌
歌道・歌学
「歌合い」ゲーム


◇新古今和歌6帖
平安貴族に重宝された和歌のハウツー本
  トレンド・メーカーたちに続け
   「万葉集」
      ~「後撰和歌集」各テーマに類別して六帖に収めた
    4500首 500テーマ 960年頃母体

  第一帖  春 夏 秋 冬 天

  第二帖  山 田 野 都 田舎 家 人 仏事 

  第三帖  水 海

  第四帖  恋 祝 別

  第五帖  雑思 服飾 色 錦綾

  第六帖  草 虫 木 鳥
 

◇伊勢物語
歌物語の祖 
    プレイボーイ一代記

  書き出しはすべて「昔おとこありけり」

  全125段
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