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『キャンプ&野外生活ワンダーランド』 神谷明宏 柴田俊明 いかだ社 1998年 ④ /『駄菓子屋・読み物と子どもの近代』 加藤理 青弓社 2000年 ④ 【再掲載 2014.2】 [読書記録 教育]

今回は、8月16日に続いて、神谷明宏さん、柴田俊明さんの
「キャンプ&野外生活ワンダーランド」の紹介 4回目です。



出版社の紹介には


「一人でキャンプに行っても困らないよう、野外で生活するための基本的な装
 備、技術を絵解きで分かりやすく解説。後半は、キャンプリーダーのための
 組織キャンプの準備と運営のポイントを収録。」

 
とあります。



もう一つ、再掲載になりますが、加藤理さんの
「駄菓子屋・読み物と子どもの近代化」④を載せます。
駄菓子屋人気のキモが次のところにあることを教わりました。
- 子どもが自分たちで店を選別し,自分たちの店を獲得していった。
  子ども扱いせず,一人の客として遇してくれた。


今日は自治会の資源物回収と自主防災倉庫内整理があります。
暑い中でしょうが、がんばります。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆『キャンプ&野外生活ワンダーランド』 神谷明宏 柴田俊明 いかだ社 1998年 ④

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◇日程とプログラムづくり
 キャンプの目的を異体化したものがプログラムです。言いかえれば、キャン
プの目的を達成するための手段がフログラムとも言えます。キャンプのプログ
ラムというと、まず登山とかキャンプフアイヤーなど活動の種目が思い浮かび
がちですが、形式的にならないようにしましょう。

 a.キャンパーを主体に考える
  ☆キャンパーにとって興味関心が高く、新しい体験に満ちていること

  ☆キャンパーの年齢、性別、体力、経験に適した活動であること

  ☆キャンパーが準備から実施、後かたづけや評価まで参加し、意思決定で
   きる要素を含んでいること

  ☆キャンパーのグループ体験がより望ましい方向に発展する可能性がある
   こと

  ☆キャンパーの健康安全に配慮すること


 b.プログラムの組み立てに配慮する
  ☆親しみやすくやさしい活動から、難度の高い複雑な活動へ順序だてて配
   列しましょう。

  ☆少しずつグループの結兎がはかられるよう、流れを考えましょう。

  ☆ハードな活動の後には、休憩をたっぷりとりましょう。

  ☆ひとつひとつの活動がこま切れにならないよう、相互を関連させる工夫
   をしましょう。


 C.生活全体がプログラムだと考える
  ☆集合、整列、人員点呼などテキパキおこない、けじめのある雰囲気をつ
   くっていきましょう。

  ☆食事、睡眠、トイレタイム、着替え、休憩などは十分時間をとりましょ
   う。


 d.変更の用意をしておく
  ☆雨天、疲労、予約のバッティングなど、あらかじめ想定して代案を用意
   し、会場、資材等を確保しておくと安心です。

  ☆キャンプ初日は、班のメンバーにもサイトにも不慣れなので、経験者で
   さえも炊事に思わぬ時間がかかります。


 e.ゆとりをもたせる
  ☆活動の準備やふりかえりなどの時間、休憩、フリータイムを十分にとり
   ましょう。

  ☆体調やチームワークをよく観察して、コンディションの維持に配慮しま
   しょう。

  ☆あれこれとつめこまず、時間調整できる「あそび」を含んでおさましょ
   う。


 f.現地の環境を生かす
  ☆キャンプ場の環境(自然、施設、資材など)を活用しましょう。

  ☆そこでなければできない活動を考えましょう。たとえば地元の名産品を
   夕食の1品に加えたり、その土地独自の民芸・工芸品をつくってみるな
   どです。役場や観光案内所に問いあわせてみましょう。









☆加藤理 『駄菓子屋・読み物と子どもの近代』 青弓社 2000年 ④ 【再掲載 2014.2】

[出版社の案内]
近代に入って発見され、さまざまに意味づけられてきた「子ども」は、本当に
保護されるべき受動的な存在なのか? 駄菓子屋や黎明期の子どもの読み物な
どから、社会に積極的に参加していた子どもの姿を探り、21世紀の子ども観を
展望する。

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◇子どもの消費生活と駄菓子屋

□小波の生活と金銭 
  ひと月、現代の4万円位の小遣い(少年期) - 16歳

  
□子どもの小遣い  
「金銭を子どもに持たすことは下賤という考え方」
    旧村
      - 自給自足
    子ども
      - 小遣いをもらっていたこともらっていない子
  小遣いをもらっていた子は農村より都会,それも下町
  下賤なこととせず衛生にも神経質でない
  共働きの家庭
↑↓
◎ 小遣いをもらっていなかった子の多さ
  

□ハレの日の縁日,ケの日の駄菓子屋 
1872(明治5)年12月3日
    → 1873(明治6)年1月1日 太陽暦
農事暦
   → 学校暦,官製行事
身近なハレの日
   - 神社仏閣の縁日
縁日 
   蕗 -ハレの日 大人とともに楽しんだ空間


□樋口一葉の駄菓子屋
一葉の困窮と決意
    1893(明治26).8.6~翌4月末
店の商品と客層 
     荒物屋と小間物屋
      → 駄菓子屋
「番太郎の一文菓子」 
     番太郎
      … 町村に召し抱えられていた火の番・盗人の番小屋に住んで
      いた
  

□駄菓子屋 
 子どもが作り出した駄菓子屋
 「番太郎」
   「一文菓子屋」
   「一銭菓子屋」
     → 明治末~ 「駄菓子屋」
  駄菓子屋専門ではない 
    他の商品の傍ら
文房具屋,たばこ屋
「子ども用小菓子」
  子どもたちが勝手に駄菓子屋として認知した
  受容に応じて品ぞろえをしていった結果,子どもたちに駄菓子屋と認
   知されるようになった店
        ∥
   ◎ 子どもたちの意志や子どもたちの認識が駄菓子屋を誕生させた   
  駄菓子屋の先
  「買う店を銘々が決める」 
      - 子どもを客として扱う態度
  ◎ 子どもが自分たちで店を選別し,自分たちの店を獲得していった。
     子ども扱いせず,一人の客として遇してくれた
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