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「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ⑦ /「昭和54年の受験生」田辺一邑(講談師) 2013.1.29 中日新聞・紙つぶてより【再掲載 2013.2】 [読書記録 宗教]

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お時間のある方はぜひ!

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今回は、8月15日に続いて山折哲雄さん、ひろさちやさんの
「死を見つめて生きる」の紹介 7回目です。



出版社の紹介には


「よりよい人生をおくるためにいま「生・老・病・死」を見直す。現代を生き
る人たちの死生観のあり方、残された時間を大切に過ごす生き方への提言。」

 
とあります。




本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「100匹の内99匹を犠牲にして一匹を助けるのは宗教のレベルでの話であ
  り、逆に99匹を助けるのは倫理の世界の話」


・「あきらめは仏教の黄金律のように大事なことだと思うのですが、今はどこ
でも教えません。それが不安の原因になっている。」
- 今の小学校でのキャリア教育、「夢」を追うための道探しばかり。かなわ
 ないことが多いよ、かなわなかったらどうするかの指導がおろそかになっ
 ていないでしょうか。前向きばかりの指導でよいのかなあ。


・「日本は宗教が社会に対して何一つ異議申し立てをしてこなかった。だから
  こそエコノミックアニマルと呼ばれるようになってしまった。しかし、21
世紀には再び宗教が社会に対して異議申し立てをし、社会の上に君臨する
時代が来るかもしれないという予感もある。」


・「狩猟社会では対等の社会であり、食うか食われるか食物連鎖の中。遊牧・
  農耕社会では人間は食物連鎖の外」




もう一つ、再掲載になりますが、田辺一邑さんの
「昭和54年の受験生」を載せます。
中学生のころ、音楽部が終わってから、時々一邑さんと下校しました。
もう半世紀も前のことになってしまいました。
わたしは、昭和54年の受験生であるとともに、
「昭和55年の受験生」にもなってしまいました。
そのおかげで(?)妻と出会うことができたのですが。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ⑦

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◇支えを失って漂流する日本人の魂(1)

□癒しを求めるこころの卑しさ(3)
  
 すべての人間が迷える一匹の羊である - 山折哲雄
<山折> 
    「100匹の内99匹を犠牲にして一匹を助けるのは宗教のレベルでの
     話であり、逆に99匹を助けるのは倫理の世界の話」

アメリカ
       恐ろしい「サバイバル・ロッタリー」の理論

  人が「ともに生きる」ということの意味


 心理学関係の本は全部燃やしてしまいなさい - 山折哲雄
今の学生 
    - 一人になることへの恐怖心
◎ 人間関係が学生たちへの至上命題の一つ
           ↓
       心理学的言説が出回っている    
山折哲雄
     ◎「お宅にある心理学関係の本は全部燃やしてしまいなさい」


  垂直軸を失った現代の若者 - 山折哲雄
「人間どこかで諦めなきゃいけないんだよ。人間の力には限界があるんだ
    よ」
   と学生たちに
◎ あきらめは仏教の黄金律のように大事なことだと思うのですが、
     今はどこでも教えません

◎ それが不安の原因になっている
垂直軸という重石がないと人間関係をいくら横並びに精密にコ
      ントロールしたり、あるいはその青写真を見せられても精神は安
      定しない


  親の役目は自分の生き方を子どもに見せること - ひろさちや
◎ 友達のような親子は間違い

    親の役目
     = 自分の生き方を子どもに見せること
その生き方とは親の無様な姿までも含んだ生き方
↑↓
 しかし、親が子どもの前でみっともないところを見せない
     ◎「生老病死」を家庭からすべて追いやってしまったことが大問題   


  宗教は人間にとって人同じ存在である - ひろさちや
「あなたは水と火と空気の3つの中でどれがいちばん宗教的だと思いま
    すか?」
    → 正解にしているのは火
火は人間だけが持つ 
        = 火がなければ人間は生きられない

     火と同様に人間には宗教が必要であり、宗教をもって初めて人間に
    なることができる

    ◎動物 + 宗教 = 人間
日本人はエコノミックアニマルと呼ばれている
すなわち「火」=「宗教」をもっていない

◎ 宗教をなくし、経済によって金儲けだけを追求した日本人は動物
     と同じ

◎ 火をもつからこそ人間であり、人間にとって火は必要不可欠なも
     のだが、一方では火は怖いものでもある
やけどをしない宗教はない

    日本は宗教が社会に対して何一つ異議申し立てをしてこなかった
→ だからこそエコノミックアニマル

しかし、21世紀には再び宗教が社会に対して異議申し立てをし、
    社会の上に君臨する時代が来るかもしれないという予感もある。

   
  狩猟社会と遊牧・農耕社会の断絶 - 山折哲雄
狩猟社会    
      = 対等の社会 
         食うか食われるか食物連鎖の中

    遊牧・農耕社会
      = 人間は食物連鎖の外 
         人間中心
星野道夫さん(カメラマン)の生き方のすばらしさ

 自分のリスクをあえて負う狩猟社会的社会









☆「昭和54年の受験生」田辺一邑(講談師) 2013.1.29 中日新聞・紙つぶてより【再掲載 2013.2】

 センター試験も終わり、受験生の皆さんお疲れさまです。


 サクラサクまであと一息。
 

 何を隠そう、私は共通一次元年に大学受験しました。もう30年以上も前だ
なんて信じたくない! マークシート方式が導入されるというので鉛筆で塗る
練習なんてのもしたんですよ。


 英語・数学・国語に社会・理科それぞれ二科目選択の五教科七科目。


 文系の私は日本史と倫理社介生物と地学を選択しました。


 幸い問題が簡単な年で、(数学なんか描いてある図形が正確で、勘で答えたら
合ってた)なんとか平均点ぐらい取れました。


 当初は国公立だけが対象でしたので二次試験までの間に私立大学の受験です。
浜松という場所柄、関東・関西・中京と三方面、まず始めが今年の大河ドラマ
にも関係探い同志社大学。


 忘れもしないその受験番号は6464、ムシムシ。

「お、こりゃダメだ」直感した通りの結果となり、以後、南山、津田塾、東京
女子、日本女子、(女子大が多いのは父の意向です)見事私立は全滅となりまし
た。


 背水の陣で臨んだ横浜市立大学の二次試験。(付き添ってきた母はその間の
んきに鎌倉見物)。


 結果発表の日、新幹線から富士山がよく見えると落ちるというジンクスを聞
き、わざと見ないで行ったのを覚えています。


 掲示板に自分の番号を見つけた時は、手の舞い足の踏み所を忘るるばかりの
うれしさ。


 帰りの崎陽軒のシウマイ弁当は美味でした。
 

 えっ試験の内容? 全く覚えていません。(講談師=浜松市出身)
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