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「メンタルヘルスに生きる教師の悩み相談室 子ども・保護者・同僚といい関係をつくる」諸富祥彦 音楽之友社 2012年 ③ /「発想名人」齋藤孝 文藝春秋 2003年 ③【再掲載 2014.5】 [読書記録 教育]

今回は、7月12日に続いて、諸富祥彦さんの
「チャートでわかる!メンタルヘルスにいきる 教師の悩み相談室 子ども・保
護者・同僚と「いい関係」をつくる死を見つめて生きる」の紹介 3回目です。



出版社の紹介には


「『教育音楽』誌の連載『音楽教師のお悩み相談室』に加筆・再構成したもの。
今や教師を取り巻く悩みは膨大で、休職・退職する新人教員・ベテラン教員
は後を絶たない。著者は教師の悩みは大きく4つ─①多忙感、②授業や学級
経営などにおける子どもへの対応の悩み、③保護者対応の悩み、④同僚や管
理職対応の悩み─に分かれると分析。本書ではこれらの悩みに対して、著者
のこれまでのカウンセリングの経験をもとに、目の前に悩みを抱える教師が
いると想定し、その教師にアドバイスする形で、①その悩みはどのようにし
て生まれたか、②それに対して具体的にどういう対処をしていけばいいか、
を具体的に書き記している。また、それぞれの悩みについてワンポイント・
アドバイスを示し、多忙な教師、文章を読む元気がない教師でもワンポイン
ト・アドバイスのチャート図を見るだけで、実践的な知恵が多く身につく構
成になっている。小学校・中学校教師、特に学級担任や教科担当の教師向け。」

 
とあります。




本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「一人一人が成長できるよい集団の特徴として、そのメンバーが共同体感
  覚(自分を捨てて集団が1つにまとまっている感覚)をもっていることを
アドラーはあげる。」


・「教師がポジティブな態度を少し続け、雰囲気盛り上げることが大切。『君
たちならできる』『君たちは一つだ』という肯定的なメッセージを語り続
けましょう。くじけやすい子どもたちの心を支えるのです。」


・「今の男の子は『軟体動物化』しているから、褒めるときはみんなの前で、
叱るときは個別に叱りたい。教師が、カウンセリング技術を学び、一人
一人の子どもをよく見て、その子にあった言葉掛けや指導のできる『教
師力』を身につけていくことが求められる。」


・「グリーフ(悲しみ)のワーク 話をよく聞き、徹底的に寄り添う。」




もう一つ、再掲載になりますが、齋藤孝さんの
「発想名人」③を載せます。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「メンタルヘルスに生きる教師の悩み相談室 子ども・保護者・同僚といい関係をつくる」諸富祥彦 音楽之友社 2012年 ③

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◇子どもといい関係をつくる(3)

8.合唱コンクールを成功させるためにはどうしたらいいの?
  運動会より盛り上がる最も重要な学校行事

  共同体感覚を身につける初めての経験
   アドラー
      「一人一人が成長できるよい集団」の特徴として、そのメンバー
       が「共同体感覚」をもっていることをあげる
  = 自分を捨てて集団が1つにまとまっている感覚
  
   グループワークトレーニングで協力するクラスづくり 
  ① 間違い探し
 ② ウォーリーを探せ
 ③ 共同絵画 テーマ:あたたかいまち  みんなで
 ④ 共同コラージュ
 ⑤ ジグソーパズル
→ 協力する雰囲気を作る
  
   教師の「心の呪文」が効く
  教師がポジティブな態度を少し続ける
×プレッシャー 
       ○盛り上げる
    ◎「君たちならできる」「君たちは一つだ」という肯定的なメッセー
     ジを語り続けましょう。くじけやすい子どもたちの心を支えるので
     す。
    
 

9.最近の子どもたちが見えにくくなっています   
 人と関われない子が激増
① リーダーシップがとれない子が増えてきている
② 自分から人間関係がもてない子が増えてきた
SSTを

   ほしがらない子どもたち
③ 我慢力がなくなってきた  
       欲求不満 耐性の低下
「すぐに投げ出す子」「すぐにキレる子」
④ 子どもたちのエネルギーそのものが低下
自分が何をしたいか分からない 
        = 親の過干渉が生きる力を奪っている
       教師にガンを飛ばせない
⑤「緊張に耐えられない子」が増えている
叱られる緊張感 目を合わせて向き合う緊張感に耐えられなく
      なっている  
       草食化と言うより「軟体化」
 
  今の男の子は「軟体動物化」している
「褒めるときはみんなの前で、叱るときは個別に!」

◎ カウンセリング技術を学び、一人一人の子どもをよく見て、その子
    にあった言葉掛けや指導のできる「教師力」を身につけていくことが
    求められる



10.転校してきた子どもがいじめられている
徹底的に子どもを守る

  グリーフ(悲しみ)のワーク
話をよく聞く
     ~ 徹底的に寄り添う

  怒りの感情は遮らない
オレゴン「ダギーセンター」
          親を失った子供へのトラウマケア専門施設
  ◎ 多くのモノを失なった子の気持ちに寄り添い、感情を表現できるよう
   に支えていこう 


11.テレビでショッキングな場面を見てから子どもの様子がおかしいのです
  眠れなければクリニックへ

  眠れるようになったら十分な休息を

  子どもの心に寄り添う方法
 ◎ 強いストレスにさらされています。親と教師とで、子どもの心を支
    え、「安心感」を与えましょう







☆「発想名人」齋藤孝 文藝春秋 2003年 ③【再掲載 2014.5】

[出版社の案内]
「徹子の部屋」出演、明大ゼミの出来事、学生の就職難まで、名物教授は日常を
こう学ぶ。発想の力が日本を救う!ユニークな思考が爆発する超教育エッセイ。
『週刊文春』連載を単行本化。
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◇足指ガチョーンの身体感覚
「足の指あてゲーム」 
      まちがえる人は足の指が広がらない
足の指にタオルを差し込んでこすると爽快感がある


◇「専門は身体論です」
哲学者 市川浩明


◇バルザックの灼熱コーヒー
バルザック
     コーヒー大好き


◇不在者を認知する力
不在の人を認知する力
    = 教師に必要な能力
→「不在者認知ゲーム」
      ① 教室中央でばらばらに歩き回る
② 目をつぶる
③ 教師が肩をたたいた3人が目を開けて外に出る
④ 残った者が不在者を確認する
⑤ 分かったものから座る
⑥ 空間の配色とセットで人を覚えているもの


◇病みつき体操
ラジオ体操
    - 高齢者にフィットした体操
◎「休むと死んだと思われてしまうから休めない」
始めた人が先生と呼ばれる
大本はアメリカのメトロポリタン生命保険
← 日本の簡易郵便局が取り入れ日本放送協会で放送した 


◇総ルビ百花繚乱
立川文庫 
     講談調  
     大人用総ルビ(漢語とヤマト言葉とのずれ)


◇「仲間」というコンセプト
仲間
    - チームの一員
かまいたち 
    - 飛び降りたときに 
    ~ 飛び降りる体験


◇人間関係の発想
プロフィール
    = 横顔
直角二等辺三角形を作って座る
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