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「土のいろ集成 第9巻 84~92号」ひくまの出版 1985年 ③ /「思春期の心を開く」八ツ塚実 朱鷺書房 1990年 ③【再掲載 2017.11】 [読書記録 郷土]

今回は、7月17日に続いて、ひくまの出版の
「土のいろ集成 第9巻 84~92号」の紹介 3回目です。



浜松市文化遺産デジタルアーカイブには


「文化不毛の地浜松という言葉が、安易に使われることがある。そういう認識
 への反証を示すことは易しいが、その一つとして、全国に誇り得る郷土誌
 『土のいろ』の存在した事実を挙げることが出来る。このような長い歴史と
 輝かしい実績を持つ活動をこそ、真の郷土の文化と見なすべきであろう。」


 
とあります。


今回は目次のような紹介になってしまいました。
会員名簿の中に、わたしが小学生の時の恩師の名前があり驚きました。



もう一つ、再掲載になりますが、八ツ塚実さんの
「思春期の心を開く」③を載せます。
目指す教員のお一人だった八ツ塚さんの姿が見えるような本です。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「土のいろ集成 第9巻 84~92号」ひくまの出版 1985年 ③

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◇昭和31年5月復刊第4号 通刊87号
  寺野田楽と川名ひよんどり  小池茂
 

  内藤彦端のことども  田辺寛

 
  不尽の畑  川上秀治
 夏目甕麿(みかまろ) - 鈴門の巨○ 

 
  庚申講  小池誠二

 
  新橋虚空蔵菩薩の達磨市
    知恵神様 2歳児

 
  土のいろ会員名簿 
  高田岩男  東京教育大学学生
    内田六郎  浜松市三組町 医師
    山口幸洋 
 神村権次郎 浜松市立川和小学校教員
 伊藤堅三  浜松市立中部中学校教員
 飯田秀治  浜松市立西小学校教員
 牧田太計夫 教員
 鈴木要太郎 教員
 御手洗清
 平野和男  教員
 松島静雄  浜松市立与進小学校教員
 川合真市  浜松市立鴨江小学校教員
    小池誠二  浜松市浅田町 銀行員



◇昭和31年8月復刊第5号 通刊88号
  蜆塚貝塚調査  鈴木謹一

  浜松地方の米騒動について  
   金原佐門(東京教育大学院)
 
   感動詞に関する浜名郡新居方言  山口幸洋








☆「思春期の心を開く」八ツ塚実 朱鷺書房 1990年 ③【再掲載 2017.11】

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◇子どもの心を開く力
□「どう生きる科」「なぜ学ぶ科」
   佐高信 『親と教師への手紙』 現代教養文庫

   八ツ塚実
     「教育に奇手妙手はない。あくまで基本を押すことだ。」
  「生徒を教える対象としてではなく、一人の人間として扱う」


□手作り教科書を通して
◎「自主編成」の教科書

  中学生への要求 
    ① 毎日記録を書くこと
② 量や内容は一切問わない
③ 体験したこと、感じたこと、学んだことを
        自分たちの言葉で
 → 教材性の高いものを選び学級の共有財産にしていく


□問題行動の兆し
1年生の終わりから2年生にかけて「きざし」

   2年生の半ばから3年生にかけて 「本格化」

 ◎「声の大きさや激しさは説得力ではない。説得力を持たぬ者の空しい悲鳴
   に過ぎない。人間らしい言葉しか彼等の胸には届かない。」

 ◎ 事なき時手を抜くから事は起こる

 ◎ 事なき日々こそ手抜きのない営みを続ける

 「生活の記録」 
    ○ 毎日必ず担任の肉筆文字で語りかける
○ 口では言えないことも文字なら書けることが多い

   学級づくりの対話 
     ① 全員に向かって行う対話
  ② 個々に向かって行う対話


□人間の枠組みの中でつき合う
学級の枠組みができない子は人間の枠組みの中で



◇泥まみれの登山
□登れなかった大山 
   義足のマサキ 
   → 1年後に成功


□人間としての名誉をかけた登山
腹這いで登り始める 6合目から
なりふり構わぬ登山


□十時間ぶりの下山 
   「自分でやります」以外語らない
   「なりふりかまわぬ」
      「かっこ悪い」


□尊敬し合う人間同士 
   「人生の戦友」
    → 「尊敬し合う人間」同士のつき合いは時として徹底的に厳しい


□共に行動して共に燃える
◎ 自分は燃えもしないで相手にだけ燃えさせることはできない。
   ◎ 共に行動することでのみ、共に燃えることができる
   → 教育とは「感動の共有」である


□マサキは十年後に医者になった
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