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「土のいろ集成 第9巻 84~92号」ひくまの出版 1985年 ② /「学力づくりで子どもが変わる」久保斎 子どもの未来社 2002年 ①【再掲載 2014.11】 [読書記録 郷土]

今回は、7月14日に続いて、ひくまの出版の
「土のいろ集成 第9巻 84~92号」の紹介 2回目です。



浜松市文化遺産デジタルアーカイブには


「文化不毛の地浜松という言葉が、安易に使われることがある。そういう認識
 への反証を示すことは易しいが、その一つとして、全国に誇り得る郷土誌
 『土のいろ』の存在した事実を挙げることが出来る。このような長い歴史と
 輝かしい実績を持つ活動をこそ、真の郷土の文化と見なすべきであろう。」


 
とあります。




本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「『浜松郷土読本の思い出』渥美実
   昭和7年2月~昭和13年 姫路市のものが範
二橋三郎(追分小学校長)編集委員長 芦田恵之助の指導を受ける」
- 現在の『のびゆく浜松』(社会科副読本)の元の本です。
市内の小中学校教員(国語科、社会科)が作成しています。

・「蜆塚遺跡発掘」
- 市内の縄文遺跡の発掘の様子が詳しく書かれています。


・「五社神社 古くは熊野神社 天正7年に西郷村より五社勧請」
- 徳川秀忠の産土神とされています。



土のいろ会員名簿を見ると、教員が多いことが分かります。



もう一つ再掲載になりますが、
「学力づくりで子どもが変わる」①を載せます。
-「学力の低い子ほど高いレベルまで教えてあげなければ一般化できないし独
  り立ちできない。」
このごろの子どもを見て、強く感じます。




今日は5時から畑の草取り。
まだ1/3しか終わっていませんが、9時前に帰宅しました。
昼間にやるよりは暑くはないのですが、作業服が重くなりました。
予約投稿を忘れていたので、記事のアップが遅くなってしまいました。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「土のいろ集成 第9巻 84~92号」ひくまの出版 1985年 ②

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◇昭和30年11月復刊第2号 通刊85号 特集郷土芸能
   西浦田楽・小国神社舞楽   近藤用一
   
   西浦田楽能 
     田楽能 - 北条氏の保護
   
   小国神社舞楽
 
  「簔かぶり一揆」について  鈴木謹一
     磐田市下岡田 鮫島家
     自然災害
        - 鮫島万平  減税の願い      
= 中泉代官所の重租・圧政
     明治3年正月 静岡代表直訴 
  万平 
         明治7.4.28獄死 清水次郎長も
 
   続浜松城下町時代の民衆 
     魚・塩・糀先買権について  渥美静一
   
   肴町 
     塩町 糀(龍禅寺村) 

   成子町の愛宕神社とその道標  渥美実



◇昭和31年2月復刊第3号 通刊86号
   西遠地方における百姓一揆  高田岩男
 
   蜆塚遺跡発掘  鈴木謹一
     後藤守一(明治大学) 長田英(静岡県埋文専門委員)
 
  土屋主税 山本紀太 
  吉良家の隣屋敷-赤穂に助力  旗本・土屋主税
 森町村外7か村の地頭 34石
 
  「浜松郷土読本の思い出」渥美実
     昭和7年2月~昭和13年 姫路市のものが範
  二橋三郎(追分小学校長)編集委員長 
       芦田恵之助の指導を受ける
 
   片々草 三浦巌
     五社神社 
       文明2(1470)年以前より城内に 
古くは熊野神社 
       → 天正7年 西郷村五社勧請
 
   遠江における法然上人の足跡と伝説 高見弁淳
     桜ヶ池 お櫃納め 
       法然上人の師皇円阿闍梨の化身 大蛇
       1177年 法然上人が遠州に  
帰路、弟子西伝の故郷芳川を通る
→ 西伝を留め置く
西伝寺と法然塚
 
   土のいろ会員名簿
  飯尾哲爾  浜松市高林町623 農業  
  吉沢純道  浜松市成子町法林寺 住職
     近藤用一  浜松市板屋町宝林堂書店主
     渥美実   浜松市立県居小学校教員  
  中道朔爾  浜松市立天竜中学校教員
  三浦巌   浜松市立中部中学校教員
  鈴木実   商業高等学校教員
  鈴木謹一  浜松市立図書館長
  渥美静一  浜松市役所市史編纂委員
     大林二郎  浜松市高林町 北浜村美松幼稚園主任 








☆「学力づくりで子どもが変わる」久保斎 子どもの未来社 2002年 ①【再掲載 2014.11】

[出版社の案内]
どんな教育方法にも、子どもをスポイルする危険性がある。心地よさのなかで
子どもたちに学習能力をつけていくためにどうしたらいいのか、教育観・子ど
も観を見直し、これからの授業づくりを探る。

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◇はじめに
□教師の腕の見せ所
   落ちこぼれ,自信をなくし,自暴自棄になっている子をどのような「快
  適な情動」 (心地よさ)のもとに鍛え学力を回復し,自信を持たせてやるか 
  

□今,学力の付け方が問われている
   学力と人格
     ① 学力の高さ   
② 学力の付け方 
     - 教材を通して教師と関わり友達と関わり
       ↓
   子どもたちは,関わりの中で,人類が営々として築き上げてきた人類の
  知識と知恵を身に付けるだけでなく,教師を通して大人を知り,社会に目
  を向け,友達との関わりの中で共感したり,違いを感じたりしながら,思
  考力や創造性を養っていく。



◇子ども観・教育観を鍛える
□人間の発達から教育をとらえ直す 
   大人と肩を並べる喜び 


□「分かる」と「できる」は一直線ではない 
   キーポイントは「できる」
  低学年で「できる」 
     → 高学年で「分かり直させる」  
   ◎ 習熟が大切


□「習熟」は十の力で百を生み出す
 「分かる」「できる」
 → 「より深く分かり,より速くでき,絶対間違わずその技を瞬時に応用でき
    る」
大切 
     ◎ 習熟を怠らないこと 
       → 習熟は十の力で百を生み出す宝の山
  習熟の課題を学力作り・授業作りの中核に据える事が大切

   ◎ 授業の中に習熟課題を散りばめ,自己肯定感を喚起させる一時を,
    子どもにとってオアシスのような場に設定してやることが大事


□低位な子ほど高度な学習を
学力的自立
    … 子どもたちが学力を獲得し,その学力を利用してどんどん自己教
     育を始め,学力を伸ばしていける状態を言う

   → ◎ 学力の低い子ほど高いレベルまで教えてあげなければ一般化で
      きないし独り立ちできない。
反対 習熟度別クラス編成
  

□小学校6年間でどんな力を付けるのか 
   6年間の積を目指す

<6年間で付けたい力> = 久保斎
 ① 一斉授業の中で自分を生かし,自分を鍛えることができる力
 
 ② 家庭学習の習慣が付いており,一日一時間程度のひとり学習ができる力
 
 ③ よどみなく音読ができ初めての文でも逐語的読解ができる力(読む)

 ④ ノートを工夫してつくる,学習したことを文章化できる力
レポートB4を1枚,漢字マスター,理社問題作り文章化

 ⑤ 小数・分数での四則計算ができ,わり算・かけ算の活用ができる力(計算)

 ⑥ 授業や自分の意見を友だちの意見と関連付けて発言でき,司会ができる力
接続詞多用,まとめる整理する,心地よく聞けるように話す(話す)
 
 ⑦ 自分の意見と同じ所,違う所を整理しながら聞くことができる力(聞く)
  発言に対して常に自分の意見を用意しながら聞くことができる
話している人が心地よく話せるように聞くことができる
 
 ⑧ 理科・社会の知識のネットワークを確実につくり上げる力

 ⑨ 自分に関心をもち,自分をゆたかに鍛えようとする力
芸術にも進んで…

 ⑩ 他者に興味をもち,憧れや共感,違いを感じ交流しようとする力
   理想の人間像

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