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「私の教育観」学研教育ジャーナル編集部 2000年 ⑤ / 「震災から身を守る52の方法」レスキュー・ナウ アスコム 2011年【再掲載 2014.3】 [読書記録 教育]

今回は、12月23日に続いて、学研教育ジャーナル編集部による
「私の教育観」の紹介 5回目です。



出版社の案内には、

「秋山仁、金田一春彦、俵万智、山田洋次…。37人の著名人が自らの生い立ちや天職を
 得た動機などを語り、学校・家庭・社会の教育問題へ提言する。『教育ジャーナル』掲
 載の『ひと・模様』(途中改題)をまとめる。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「教育のすごさ - 北朝鮮を見よ」


・「ケンカ戦法のルール
  いじめを見たら必ずおまえが身を挺して助けろ。
  絶対傍観してはならない。」


・「一に国語二に国語三四はなくて五に算数,あとは十以下」
- ドーデの「最後の授業」を思い出します。


・「問われる校長の力量  - 教委に対して独立した判断をする権限」


・「親にできることは  … 関心を持っているというサインを送り続けること」
- たとえ表面上は無視されたとしても…





もう一つ、再掲載となりますが、
「震災から身を守る52の方法」を載せます。
「自粛、自粛」の今こそ、覚えておきたいことが書かれています。





<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆「私の教育観」学研教育ジャーナル編集部 2000年 ⑤

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◇多湖輝 1926スマトラ生 千葉大学名誉教授
  
 過保護列島ニッポンを憂う


 教育に必要な自立と自律
  → たくましく生きていける子どもを


 日本の親の「ウソと脅し」 
  教育のすごさ - 北朝鮮を見よ






◇服部幸應 1945東京生
  
 1561年から続く日本料理の家系


 今こそ学校に食育を
   食の大切さ - 清涼飲料水の砂糖平均26グラム


「お袋の味」は何処 
  アメリカの加工食品-味付けは自分  ←→  日本は濃い味付け






◇藤原正彦 1943新京生 お茶の水大学教授
  
 情緒を養う教育の低下が荒廃の最大原因


 藤原家のケンカ戦法 
  ① まずボスをねらえ

  ② 水車戦法 
      両腕を水車のように回して突進せよ
目をむいた形相で


 ケンカ戦法のルール
   いじめを見たら必ずおまえが身を挺して助けろ。
  
   絶対傍観してはならない。   

弱い者いじめを見たら直ちに飛びかかれ
  

 卑怯を憎む心 


 日本人固有の「かたち」
論理的説明のできないことが多い = かたちの積み重ね


「一に国語二に国語三四はなくて五に算数,あとは十以下」 = 小学校の真理

   国語 大正7年 週に14時間

昭和15年 週に12時間

現在 週に5時間 (小4)
  

 基礎学力が落ちていいのか 
国語が重要なわけ 
     ① 言語力を養う 
     ② 論理的思考を養う
③ 日本人としてのアイデンティティを養う
④ 伝統的な日本人の「かたち」を養う


 素晴らしい日本人の独創力
数学 「フェルマーの予想」360年ぶりの解決

解いたのはアンドリュー・ワイルズ(英国人)

  8年間ひたすらに屋根裏部屋にこもって
→ 「谷山・志村予想」を証明した(岩澤理論を使って)


 もののあわれを感じる日本人






◇森毅 1928東京生
  
 「御破算で願いましては…」がええのや


 少子化時代を先取り
  - 隅々まで目を掛けるのが本当によいのか


 過去より現在が大切
   テストの良さ = 一発の良さ(過去を引きずらない良さ)

     ↑↓

内申書,出席点
  

「みんな仲間」はいい集団か? 


 いじめの構造とは? 
   ゲリラ国際化
   1クラス40人
「一日外国留学の日」一人だけ隣のクラスに
  

 問われる校長の力量
  - 教委に対して独立した判断をする権限






◇山田太一 1934浅草生 
  
 父親は子どもに関心を持ち続けること


 親にできることは
  … 関心を持っているというサインを送り続けること


 文芸作品を通じて子どもに教育を


 「泣いたらよしなよ」 - いじめ考


 竹久夢二 
  「けんか」 

   けんかはどこだい
               
   相手はだれだい
               
   泣いたらよしなよ 

   江戸っ子だい     






◇吉永みち子 1950埼玉県生
  
 教育の現場に「競争」の原理を
   女性の社会進出はまだ未成熟 - 少子化と非婚化 


 横並び主義の教育に疑問
  - 老人のような子ども 
  傷つきながら育つのが子ども


 教師はもっと自由に















☆「震災から身を守る52の方法」レスキュー・ナウ アスコム 2011年【再掲載 2014.3】

<出版社の案内>

 家族みんなで知っておきたい「もしものとき」の新常識。日本唯一の危機管理のプロフ
ェッショナル集団がすぐに役に立つノウハウを紹介。

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◇揺れと災害から、こうやって身を守ろう
  
 いまこそ「減災」の大切さを考える
2011.3.11 14:46 三陸沖震源 M9.0

   869年の貞観三陸地震 M8.3

  「減災」への取り組みを!



 浮かび上がった首都圏のリスク



 放射の絵からどうやって身を守るか



 大津波から身を守れ
   タイムラグ10~60分 早期避難を

太い柱で五階以上



 インターネットメディアの活用
  ネットは真実も嘘も拡散する 専門家の発信活用  



 まず順番 家の倒壊を防ぐことが最優先  



 防災対策は「目黒メソッド」で考えよ 
   まず自宅を安全な場所に



 倒壊危険家屋は本当に大丈夫か
建物の壊れ方…1981年が基準



 家屋倒壊による圧死を避けよ



 建て替えがベストだが…



 手軽にできるチェックポイント1~10



 プロの耐震診断や耐震工事にはいくらかかるか

 

 新出はいけない 木造で3~8万円



 住んでいる家の地盤は大丈夫か
    役所でOK



 「全国ゆれやすさマップ」で
   表層地盤のゆれやすさマップ



 長周期震動が高層ビル・マンションを襲う



 家具は倒れれば凶器に変わる
   重い物は下に 軽い物は上に



 火を消すのは揺れが収まってから
   ブレーカーを落とす



 身を守る 
  寝室:枕布団で身を守れ  
  
  台所:テーブルの下で脚を持つ

居間:クッションで頭を防御  

  会社:デスクの下に

路上:とにかく頭上に注意 

  エレベーター:相当の時間を覚悟

地下街パニック  

  海岸 → 高台へ





◇最低3日間は自力で生き抜こう

家を離れるとき

  → ブレーカーを落とす + ガスの元栓締め



 伝言ダイヤル 171  



 防災カード



 歩いてまで帰る必要があるのか?



 最低3日間分の備蓄を

  1日個人2~3リットルの水  
    ペットボトル・風呂水




□目黒公郎
2006年 アスコム 「大地震 死んではいけない」加筆修正

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「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ⑧(最終) / 「教育の死角」笠井喜世 那珂書房 1998年 ①【再掲載 2014.5】 [読書記録 教育]

今回は、12月21日に続いて、西本鶏介さんの
「もう一度読みたい子どものための文学」の紹介 8回目 最終です。





出版社の案内には、

「『母子の愛憎』『動物への愛』『子どものユートピア』『探偵小説のヒーロー』など、そ
 のテーマにふれた内外の作品を二点ずつとりあげ、比較対照的に解説。異なる時代や環
 境で描かれた作品の本質から、人間らしく生きることの意味を考える。」


とあります。





今回紹介したものは、少し古いものが多いのですが、お薦め本の定番です。






<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ⑧(最終)

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◇心

◎「クリスマスキャロル」ディケンズ 講談社青い鳥文庫

   エゴイスト・スクルージ → あたたかくユーモラスに




◎「花の木村と盗人たち」新見南吉 ポプラ社




◎「赤いろうそくと人魚」小川未明 新潮文庫




◎「人魚姫」アンデルセン 福音館文庫




◎「きいろいバケツ」もりやまみやこ あかね書房




◎「ピーターのいす」E・ジャック・キーツ 偕成社




◎「かいじゅうたちのいるところ」モーリス・ヤングック 富山房

   自我に目覚めた幼児の反骨ぶり




◎「いやいやえん」中川李枝子 福音館書店




◎「黒猫」ポー 集英社文庫




◎「耳なし芳一」小泉八雲 ポプラポケット文庫




◎「車輪の下」ヘルマン・ヘッセ 集英社文庫




◎「路傍の石」山本有三 新潮文庫

   愛川吾一 
    たった一度しかない人生を・・・生まれてきた甲斐がない




◎「よごれディック」フィリバ・ピアス 岩波少年文庫

  「真夜中のパーティー」のトップ

   いかに粗末な暮らしであっても人の心をしっかり勇気づけてくれる天性のやさしさ




◎「からすたろう」やしまたろう 偕成社




◎「目をさませトラゴロウ」小沢正 理論社フォア文庫

   自分に忠実な生き方  子供の本質とは何か




◎「どろんこぶた」アーノルド・ローベル 文化出版局




◎「ジェインのもうふ」 アーサー・ミラー 偕成社




◎「うみをあげるよ」山下明生 偕成社




◎「フランクとぼく」ヨーナス・アラティオ あすなろ書房




◎「あのときすきになったよ」薫くみこ 共育 教育画装




◎「ぼくの羊をさがして」ヴァレリー・ハブス あすなろ書房




◎「ジロがなく」山下ケンジ 講談社

   カラスに育てられたジロ ジロの強さ




◎「けんかのきもち」柴田愛子 ポプラ社




◎「きみなんかだいきらいさ」ジャニス・メイ・アトリー 富山房




◎「くまのコールテンくん」ドン・フリーマン 偕成社




◎「鳥ひきおに」山下明生  偕成社                        

                                                                               











☆「教育の死角」笠井喜世 那珂書房 1998年 ①【再掲載 2014.5】

<出版社の案内>

授業が成り立たない。そんな教育困難校と呼ばれる高校の教員であった著者は、生徒との
「一期一会」に全身を傾けることで、改革を試みた。現代社会の親と子、教師と生徒との
関係を鋭く問い直す一冊。

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◇プロローグ
 
□教育は学校任せ


 
□公立高校 
   
 ① 進学校 

 ② 中堅校 

 ③ 教育困難校
    ランク付け
 

 
□表面的な学校批判






◇「首切り学校」の再生

□教育になじめない生徒たち  
   
 厳然たる高校間格差


 
□教師のふれ合い合宿  
   
 藤本博
   三動塾「心」「体」「頭」


 
□教師の「生徒体験」を語る


 
□本音を出し合う教師たち 
   
 自分を見つめ直す時間を持つ大切さ


 
□停学生参加の教師研修


 
□全紙大の画用紙に点描画 用具:大画用紙・12色水彩・割り箸・皿

 ① 輪郭

 ② 大胆

   ・単純できれいに色がでるもの

③ 欲しい色を皿に取り、割り箸の先につけ、判を押すように

④ 点を重ねて線にする ~線は描かない

⑤ 空白な9


 
□合宿 2年間のみ

 どのように素晴らしいと思うことでも、時が変わり人が変わると、それを継続すること
が困難になるという「学校」という現場の悪しき特徴

 
 
□画期的な学校謹慎  
   
 停学 = 生徒の有給休暇に
      MBC
      特別教室
   

 
□教師世界の実状






◇甦った教育困難校

□崩壊寸前の学校



□県立K高校
 
「私は生徒の前では、生徒の話し言葉に合わせた言葉を使うようにしている。気取った
 言葉遣いや難しい言葉遣いが、生徒たちの拒否反応を必ず拓く」


 
□「鬼の笠井と仏の笠井」 
    
 悪い生徒には厳しく指導し、指導に乗った後はとことん面倒を見る


 
□迷走する教師の情景 
   
 出席簿が汚れてきたら要注意

 
 
□学校現状3つのマイナス面

 ① 生徒の高校生としての資質が彼らが本来持っているものよりもさらに低い状態で学
  校生活の中で息づいている。

  
 ② 教師がそれぞれバラバラに仕事をしていて、集団としての力を出していたい。むし
  ろ、マイナス面が多くでている。

  
 ③ 管理職が自分の目標や意図を職員や生徒に伝え切れていない。

  「羮に懲りて膾を吹く」


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